頭文字D プリティーステージ   作:サラダ味

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少し短めです。
もうちょっとくらい書こうと思いましたがキリがよかったので。
うーん気まぐれ。


第三話 日課

ふぅン。デジタル君が気絶しているのはいつもの事としても、会話の内容が些か気になった。

電話がまだ繋がっていたので会話の内容を聞こうとしたがデジタル君と同じような声をあげながらそれから何も聞こえなくなってしまった。

まあいいさ。デジタル君が起きたら聞いてみるとしよう。

それにしても、デジタル君はあの珍妙な企画に相当お熱だねぇ。

…クク、気が向いたら見てみるのもありかな?

 

 

 

 

 

「ふぅうわああぁ~~」

 

顎が外れそうなくらいのあくびをしながら軽くストレッチをする。

時刻は午前2時30分、眠くて当然なんだよね。

私は寝起きが相当弱いので毎日やっててもどうにも慣れない。

 

「おう、起きたか。」

 

「うん、おはよう。」

 

二階から降りるとお父さんは豆腐の配達の準備を進めていた。

 

「珍しいね、いつもはもう少し遅いのに。」

 

「勝手に目が覚めただけだ、それよりもほら。」

 

おとうさんがそういうと、紙コップのついた帽子を渡してきた。

 

「こぼすんじゃねえぞ。」

 

「耳タコだよ、お父さん。」

 

そういいながら、渡された帽子を受け取り被る。

 

「じゃ、行ってきます。」

 

「おう」

 

こうして私は配達物を受け取りに新聞販売社へと走っていく。

 

 

 

 

 

トレノが走っていくのを見送ると俺は煙草を手に取るとそれに火をつける。

 

「トレセン学園か…。」

 

ふと口から言葉が漏れた。イカンイカン、最近やたらと感傷に浸る時間が長くなった気がする。

思えばトレノに新聞配達をやらせるようになってからというもの、ふとした時に昔の記憶があふれ出てくる。

忘れていたと思っていた情熱も蘇っている気がする。

 

「あいつら…今どうしてるかな。」

 

少し笑いながら俺はそういった。

 

「さて、俺もそろそろ行くか。」

 

そうして俺は、豆腐を車に詰め込み配達に向かう。

 

 

 

 

 

「ふぅ」

 

少し汗をかきながら販売社に到着する。

 

「お疲れ様です。」

 

「お、お疲れ様トレノちゃん!はいこれ、今日もよろしくね!」

 

そういいながら、差し出された新聞の束を受け取る。

 

「気をつけてな!」

 

「はい、それじゃあ行ってきます。」

 

さて、さっさと終わらせてお布団ちゃんに抱かれるとしよう。

かと言って早く終わらせたいからと新聞をぶん投げて配達なんてこと出来ないので思い切り走れるのは帰りだけだけど。

 

「フ…フ…。」

 

ジョギング気味に走りながら新聞をポストに入れていく。

コップの水も零れた様子もない。お父さんから急に渡された時は何の意味があるんだと思った。

今でも分からないけど。

 

「これで終わり…と…。」

 

これでようやく帰れる。

後は販売店に帰って配達終了を伝えて終わりだ。

 

「おじさーん。配達終わりました。」

 

「お疲れ様!帰り道も気を付けてな!」

 

「はい、それじゃお疲れさまでした。」

 

よし帰ろう。そう思い私は飛ばして走った。

 

「フ…!」

 

カーブに差し掛かる。しかし私はスピードを落とさずに曲がる。

毎日走っているのでどれくらいなら曲がれるかは体にしみこんでいる。

こんなもの身に着けても何の意味の無いけど。

 

「シュ…!ハ…!」

 

もう家は目の前だ。…よし。水も零れてない。昔はバシャバシャ零してお父さんに怒られたっけ。

…思い出すだけで少々腹が立ってきた。

 

「おう、帰ったか。」

 

「ただいま。はいこれ。」

 

「今日も零してないな。」

 

「まあね。じゃあ私寝るからね。」

 

そう言いながら2階に上っていく。

自分の部屋に行きそのまま布団に倒れこむ。

私は夢の世界へ誘われた。




第三話ご覧いただきありがとうございます。
とりあえずキリがいい感じにに書いているんですが長かったり短かったするのも読みにくいかもしれないので、長さはなるべく揃えるようにします。
誤字脱字等ご指摘いただけると嬉しいです。
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