頭文字D プリティーステージ   作:サラダ味

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初めに行っておきます。
レース展開くそしょぼいです。お許しください。
僕の文才ではこれが限界かと。改善できるようにはしますのでご愛好のほどを。


第九話 レース開幕

ホンマにナニモンなんや、アイツ。直線で離したと思ってもコーナー抜けたらいつの間にか後ろに張り付かれとった。

今までのレースでもコーナーで詰められることはあっても、あそこまで露骨に詰められたことはあらへん。

こんなこと初めてや。…何なんや、この敗北感は。この模擬レース、見させてもらうで。

 

 

 

 

 

「遅れてすいません!トレノスプリンターです!」

 

「遅刻寸前よ、貴方。今まで何してたの。」

 

そうだよね。遅刻寸前だったんだもん。普通理由聞くよね。誤魔化すのもあれなので素直に事実を言う。

ここが広くて迷いやすいのが悪い。

 

「そのぉ、道に迷っちゃって…。」

 

そう言うとスーツを着た女性が思い出したような表情で言った。

 

「そういえば貴方、一般の参加者だったわね。どうして私のチームに応募したのかしら。」

 

「私はただ、友達にレースに出てみてほしいって言われて、お勧めされたのがここのチームだったので…。」

 

そういった瞬間に周りからの目線が私に向いたのを感じた。さっきからアウェイ感凄かったけど一気に強まった。

 

「どういうつもりなのかな。」「記念参加とかじゃない?」「真面目にやってほしいよね。」

 

聞こえないように言ってるかも知れないけど全部聞こえてるからね。それにしても、さっき来た時よりも観客増えてない?

これってそんなに人気のある企画だったりする?

 

「最強チームのトレーニングに参加するんだからさぁ。」

 

え?最強チーム?少し聞いてみよう。

 

「あの、このチームって結構有名なんですか?」

 

他のウマ娘たちは一斉にため息をついた。もしかして呆れられてる?

すると一人のウマ娘が眉間にしわを寄せながら説明してくれた。

 

「あのねえ、あんたは何も知らないようだから特別に教えてあげるけど、リギルはこの学園でも最強ともいわれてるチームなの!」

 

「そ…そんなにすごいチームなんですね…。」

 

ハメられた。ナナがデジタルさんの口封じしてたのはこれが理由か。確かに有名だったら他のチームに変えてるだろうし。

なるほど。私を扱うのがお上手で。予定を変更しよう。勝って帰りの電車代も奢らせる。悪く思わないでね。

 

「はいみんな静かに!チームリギルトレーナーの東条よ。感謝祭だからと言って生半可なメニューは出さないから。」

 

それから一時間、東条さんが指示したメニューを淡々とこなしていった。トレーニングがどの程度大変なのかは分からないけどこれはキツイ。

トレセン学園の生徒はこんなことを毎日やっていると思うと私だったら耐えられない。でも今日一日だけだし頑張ることにしよう。

 

 

 

 

 

トレーニングを開始して30分が経過した。そろそろ休憩の時間ね。

 

「そろそろ休憩にするわよー!集まってちょうだい!」

 

「「「ハーイ!」」」

 

休憩の号令をかけるとうちのチームのメンバー、マルゼンスキーとグラスワンダーが水を配る。それを受け取ると皆それぞれ飲み始める。

 

「めぼしい子はいたかい?おハナさん。」

 

「アンタまで見に来るとはね。てっきり榛名だけだと思ってたわ。」

 

「いや、アイツならあそこにいるぜ。」

 

沖野が指さした場所を見てみると確かにいた。横にあるのは…カメラ?記録でも取るつもりかしら?

 

「それで?良さそうな子はいたのかい?」

 

「いえ、特にはいないわね。特にあのトレノスプリンターって子。一般の参加者なんだけど、どれほどなのか少しは期待したんだけど拍子抜けだったわ。」

 

「へー、なんか面白そうだしレースまで見てくか。」

 

「勝手にしたら?」

 

それにしてもあの子、かなり変わった走り方するわね。走り始めはストライド走法で走ってるけどスピードが乗ってきたあたりでピッチ走法に変わる。

走法が変わること自体はよくあることだ。坂路に入ってからピッチ走法に変えるウマ娘も多い。だけどあの子の場合、坂路でもない平坦なコースで何度も走法が入れ替わる。

あんな足り方今まで見たことがない。だけど今のところ特別な才能とかは感じられない。…っと、そろそろね。

 

「休憩終わるわよ!次のメニューは坂路ダッシュよ!」

 

こうして残りの30分も終わり、模擬レースの準備に入る。その前にトレノに確認しておかなくちゃいけないわね。

 

「トレノスプリンター、ちょっと来てもらえるかしら。」

 

「あっはーい。」

 

「貴方は一般参加よね?レースのルールは分かってるかしら。」

 

「すいません。私何も知らないんです。」

 

「何も?でもレースくらい見たことあるんじゃないのかしら。」

 

「私レース見たこと無くて。」

 

初めてのタイプね、ここにくる子は少なくともレースに興味がある子ばっかりなのに。

そうなるとレースの基本から教えるとしよう。

 

「トレノスプリンター、あそこに長い檻のようなものがあるでしょ。あれをゲートと言って貴方達ウマ娘はそこに入ってゲートが開いたらゴールに向かって走るの。」

 

「そうなんですね。ゴールってどこなんですか?」

 

「レースによっていろいろ変わるけど今回は2000メートルね。目印としてヒシアマゾンを立たせてあるから分かりやすいと思うけど。」

 

「なんでアタシが…。」

 

「分かりました。」

 

「他には他のウマ娘の妨害になる事…接触とかは禁止ね。」

 

まあこれくらい説明しておけば問題無いはずね。

 

「説明はこれくらいね、そろそろ始まるから位置に着きなさい。」

 

「はい。」

 

もうじき模擬レースが始まる。さて、どんな結果になるのかしらね。

 

 

 

 

 

「えーっと、これが開いたら走り出すんだよね。」

 

さっき東条さんにレースのルールを教えてもらったのであとは勝ってナナに電車代を奢らせるだけかな。…一時間前に比べて人増えてない?

さっき案内してくれた人まだいるし、カメラまで構えている人もいる。目立つのは好きじゃないんだけどなあ。

 

「アンタは最下位にならなければいいんじゃない?」

 

隣のゲートに入ってるウマ娘に半笑い気味にそう言われた。そういわれるとなあ、どうしてか勝ちたくなるんだよなぁ。

ともかく、早くゲート開かないかな、なんだか落ち着かなガコンっ!…えっヤバい出遅れた!

 

「トレちゃぁーーーん!頑張ってーーー!」

 

ナナの声が聞こえる、応援ありがとうね。その顔を少し歪める事になるかもしれないけど。

にしても出遅れたからかなり後ろになっちゃったな。少しペース上げるかな。

 

「フ…フ…。」

 

「む~り~!」

 

一人…二人抜かせたね。でも後十人くらいいるなあ。

コースの先を見るとすぐそこにカーブがあった配達の時の道より断然緩やかだしまだペース上げられそうかな。

 

「うそ…なんで…あんな奴が…!」「む~り~!」

 

…なんというかさっきより気が楽だな。かなり急いでいたこともあったし何よりこのレースに出てるウマ娘たちがさっき案内してくれたウマ娘並みだと思ってたらそうでもなかったし。

それにしても結構抜かせたかな。さて後二人、それにしても、なんでこんなに内側が空いてるんだろう。まあ空いてるならそこから抜こうかな。

 

 

 

何で!?こいつはさっきまで一番後ろにいたはず!それなのに今は私の後ろにいる!リギルも知らないような奴に!

何が何でも抜かせない!イン側のラインを潰してアタマを取って勝

 

「ハ…!」

 

「噓でしょ…!こんな狭いところから…!」

 

何で!?イン側なんて精々20~30センチ程度しか開けてないのに!?どうやって!?

 

「お先に失礼。」

 

抜き去っていくアイツの後ろ姿を見ていることしかできなかった。なぜなら、そこからは影すら踏ませてもらえないくらいの大差で負けたのだから。

ただ一つ分かったことがある。あのウマ娘には、並のウマ娘では対抗できないこと。それこそG1に勝つくらいのウマ娘でないと勝てないであろうことを。

 

 

 

一番を走っているウマ娘をカーブの終わりあたりで抜いてそのまま配達終わりの帰り道のように飛ばして走った。

気が付くと二位とかなり差をつけてゴールしていた。こうして私は模擬レースに勝った。

あっさりとしてるけどまあ勝つには勝ったし。さあナナ、震えて待っててね。

 

 




明けましておめでとうございます。
と言っても始めたばかりなので新年の挨拶もないですかね?
はい、ようやくトレノを走らせることが出来ました。出来ましたけどこんなクオリティで大丈夫かなとは思います。書いてる本人が薄っぺらいなと思ってしまったので。
まあ模擬レースなんでね。いいでしょうと現実逃避。
また次回!
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