ミシリス社長の兄ですが、何故か戦場スタッフです 作:シロクロ団子
「あははっ!怯えろ、竦め!自身の性能を活かせぬまま死んでいけ!!旧時代支配者~」
「「「ギャアアアアッ!!」」」
「あー、もう!一方的過ぎるでしょ!」
そう言って、その場で私は頭を抱えてしまう
開始して間もなく、ドレイクとラプラスがベビーが潜伏しているであろうエリアに向かって突撃。私は武器の特性上、二人のバックアップに回るため狙撃できるポイントに到達した瞬間
「ハァーイ、ジョージィ」
向こう側にいるはずのベビーが床と柱に大量のC4を設置していた。更にまるで缶コーヒーをやさしく投げて渡すような感覚で、C4を私に投げていた
それを私は自然と受け取ってしまい、慌てて投げ返そうとした瞬間にはもう姿がなく、周囲のC4の作動ランプが安全な緑から赤に変わっていた
「ど、どうして私達、ニケが負けるのだ」
爆発が聞こえた時、私とドレイクはすぐにマクスウェルの元に駆けつけた。瓦礫に埋もれているであろう仲間を助けようと武器を手放し、急いで撤去しようとしたら
「やあ、ラプラス」
瓦礫の上で刀を持った指揮官が笑顔でこちらを見ていた。ドレイクはすぐさま指揮官に向けて発砲した。マクスウェルには悪いと思ったが、救出作業を断念し、私は手放した武器を手に取ろうとしたが
「シュート!」
散弾を避けていた指揮官が落ちていた武器を蹴り、私の腹部に命中させた。その衝撃で地面から足が離れた状態の私を掴み、180°回転させてから
「これが自称ヒーローラプラスの盾、破れるものなら破ってみせろ!」
「よし!や「ソォーイ」なに!?ぶふっ!!」
ドレイクの話を最後まで聞かずに、指揮官はドレイク目掛けて私を思いっきり投げた。そして私の頭がドレイクの腹部に当たった瞬間に私は気を失った
「二回戦も最新兵器を使ったが敗北っと・・・。お前ら、やる気あんのか?」
「ある!」
「いやー、ベビーが強すぎてもう・・・ねぇ?」
「お前が強すぎるのが悪い」
などと供述している三人の肌は爆風で煤けている。元気なのはラプラスとドレイクで、マクスウェルは半分諦めている。まあ、ミシリス初の戦闘部隊としての出来は、エリシオンの代表格といい勝負になると思うほど良い。双方、俺から見れば中の下だけど
「とりあえず頼りになるのはわかった。明日から地上で戦闘を行う。指揮官の命令はできる限り従うように、以上解散」
「ちょ、ちょっと待ってくれ、バードボーイ!」
「あ?なんだよ」
「君のその強さはなんだ?一体何をしたらそんなに強くなれる」
「そんなの決まってるだろ。場数だよ、場数。この際言っておくが、俺は命散らしてまでラプチャーを殲滅するのを好ましく思わない。自滅覚悟で特攻するのは馬鹿がやることだ。覚えておけ」
そう言ってその場を後にした
「ふー・・・、やっぱり後輩共を育てるのは面倒・・・」
あのあと退社時間になるまで色々な書類を作り、へとへとになりながら自宅に帰宅。そのまま、ベッドの上に倒れた
倒れたまま、左手で机の上に表示された番号を慣れた手つきでタッチし、金庫を解錠した。金庫の中から一つの写真を取り出す。それを少し見てから、再び金庫の中に戻した
古き良き時代とはいえないが、あの頃はすくなくともやりがいがあったし、仲間も恋人もいた。だが、過去には戻れない。だから命ある限り、今できる最善を尽くさなければ、あの六人に顔向けできない
「明日、何事もなければいいな・・・」
今はただ、明日の無事を願おう
ヒュオオオオッ・・・
「・・・俺だけ遭難ですか、そうですか」