対魔忍異聞録   作:明野明星

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Chapter.2

 先ほど、特務機関"G"のサイボーグ兵士2名に対し襲撃を仕掛けた地点から西に十数キロ離れた地点。

 サンフランシスコの西海岸近くには小高い丘がある。その丘陵地には段々に集合住宅が並び、周辺には大学や動物園などさながら学園都市といった様相であり、居住人口もその地域だけで5万を超えるほどだ。

 そんな人口密集地だが、すでに深夜ということもあり、ほとんどの窓に明かりは無い。

 

 サンフランシスコ州立大学そばの学生用アパート、最上階の一室にはまだ灯りが点っていた。

 俺はここから、釣り上げたG部隊の様子を伺い、煙突塔の最上部に備えた対物狙撃銃をリモート操作していた。戦前の映画を見たのだが、そこからパク…もとい着想を得た遠隔狙撃システムである。

「ただいまー。」

 若い女の声だ。気やすい声とともに、俺たちが安全な隠れ家として滞在していた部屋の窓がひとりでに開いた。

 ゴゥ、と春一番にも似た爽やかな風が部屋の中を一撫でする。カーテンを揺らし、ついでにテーブルの上の読みかけの本のページもパラパラとめくっていった。夜風なのに不思議と水分が無い、軽い風だった。

 窓からは気を失ったままのエマが逆Uの字に空中に浮いたまま、ふよふよと移動し、ベッドに横たえられた。正確にはエマをファイヤーマンズキャリーした人間がベッドに彼女を下ろしただけであるが、姿は見えないままである。

 ちなみに窓は、「きっとそこから入ってくるであろう」と思って鍵を閉めずにおいたのだが、案の定であった。入室者の行動はそれだけ見れば完全に不審者である。

「おかえり。おつかれさま。」俺は用意しておいたポットから彼女にコーヒーを淹れ、渡す。

「ホント、やれやれよ。」彼女は姿を消したまま、愛用のコーヒーカップを受け取った。ミルクと少し砂糖を入れたよ、と伝えるのも忘れない。

「あ~、生き返る~!やっぱりもうこの時期は冷えるわ。」

 ちびちびとコーヒーを飲みながら、もう冬ねぇと、彼女は言う。そうだなと返しながら、窓を閉めた。コップだけがふわふわと空中で傾けられる。彼女は猫舌だから冷たいミルクで少しだけぬるくしたコーヒーだ。

「ところでいつまで姿消してるんだ?」と俺が問えば、「あ、忘れてたわ!」と答えがあった。

 さきほど彼女が帰宅時の風とは異なる、ふわっとした風が周囲を取り巻き、ベッドサイドに立つ彼女の姿が顕わになった。

 彼女の場合は機械的なカメラと投影装置を組み合わせた光学迷彩ではなく、自身の体を取り巻く大気の屈折率を変化させることで光の進行方向を曲げている。これにより彼女を迂回した光をはじめとする電磁波は、それを受け取った者に彼女の存在を認知させない。もちろん彼女の対魔忍スーツにもクローキング装置は備わっているので、機械的な光学迷彩も可能だが、彼女は風遁を好むことが多いという話だ。

 まず目を引くのはその均整の取れた肢体を包む桜色の対魔スーツである。腰の左右や肩などには申し訳程度の装甲板があるが、背中はばっくりと開いており、腕部はメッシュ素材など全体としては不安になるほど防御性の低そうな薄手のスーツだ。これで防刃防弾耐寒耐熱性能まで備えているのだから、素材は謎物質としか考えられない代物である。

 ぴっちりと肌に張り付く素材は、その豊満な乳房や安産型の臀部、へそのような小さなくぼみの形までしっかりと浮かび上がらせていて、遠慮なく言えば大変セクシーで目に毒である。

 膝まであるその長い茶色の髪は艶やかで縮れや枝毛なぞ一切ない。最近の隠密任務中はヘアゴムでポニーテールにまとめることもあり、今もそうしていた。自分としては、そんな彼女が任務明けにその髪をほどき下ろす瞬間を見るのがミッション完了の合図ですらある。

「あーつかれたっ!」彼女は後頭部に手をやり、両手でポニーテールをほどく。そうすると、その巨乳を見せつけるようになるため、大変セクシーで目に毒である。

 ふわりと扇形に広がる髪は手入れが大変そうだが、彼女からそんな言葉を聞いたことは一度もないなと思った。

 いわゆる姫カットの下にはアクアマリンの瞳が猫のように悪戯気に笑っている。

「あなた、姿を消していたのにどうして私だってわかったのよ。ちょっと不用心過ぎない?」

 まぁ、彼女の言うこともわからんでもないが。

「匂いだな。」

 我ながら変態じみた回答である。彼女はそんな俺の回答にその目をさらに丸くし、次いで小さく笑った。

「嘘おっしゃい。私の風遁は、匂いなんていう大きな粒子を通しはしないわ。匂いっていうのは粒子なんだから、犬どころか微粒子測定器でも検知不可能よ。」

 戯言を理論という名のバットでホームランされた気分である。まぁ、確かに物理的な匂いではないので彼女の言うことは正しい。彼女の操作する風に含まれる対魔粒子の気配からそう認識しているだけなのだ。

「ま、そんな感じのものだ。感覚的なものだから説明は難しいが君だと分かっていた。だから俺が不用心というわけではないんだ、アスカ。」

 彼女の名は甲河<こうかわ>アスカ。

 ハイティーンの少女といった外見だが、この若さで"鋼鉄の死神"という異名を轟かし、闇の世界では大層恐れられている元対魔忍である。その異名が示す通り、実力としては対魔忍の総本山・日本は五車学園と比較しても上澄み中の上澄み。そんじょそこらの対魔忍や魔族では相手にならず、生きた伝説・井河アサギと並ぶとまで言われている。

 言わずもがな、対魔忍の中で上澄みということは人類種の中で上澄みということを意味することはこの業界の常識である。

「時々、不思議なことを言うわね、あなたって。あ、それとハイこれ。帰りに拾ってきておいたわよ。」

 彼女はそのスーツに包まれた左手を口元に、右手を腰に当ててこちらをしばし見やっていたが、思い出したように小さな機械をいくつか渡してきた。

 エマにつけさせていたピアスより少し大きな金属塊である。ダイスを二回りほど大きくしたものだが、見た目に反して重量感はあるものだ。

「お、ありがとう。中継器残しとくと足跡辿られかねないからな。証拠隠滅に協力感謝だ。」

 俺は受け取った機械-中継器を握り潰しつつ、アスカに感謝を伝えた。

 あのピアスに搭載されていた無線出力では遠距離通信はできないため、間に中継器を挟んで距離を稼ぐしかなかった。ところが、中継器を辿れば発信源<ここ>を特定できてしまうので、彼女らを近くで観察していたアスカに帰りがけの中継器回収を頼んでいたのである。

「まぁねー。ヘスティアだっけ、あの赤と白のサイボーグ。もう片方の脳筋と違って、あっちは結構頭が回るわね。」

 アスカはぽすんとエマの寝ているベッドのふちに腰かけてコーヒーを飲みながら感想を述べた。柔らかなベッドはそれでもエマを動かすことはなかった。アスカの体重が軽いのかもしれない。

「あの訛りもあってひょうきんな印象だけど、あっという間にこっちの場所を推定してきたし、ザ・軍人って感じだったわ。」

「俺も同じ意見だ。…かといってメイジャーが与し易いかと言われるとそうでもない。圧倒的なフィジカルはそれだけで強い。出力だけなら君よりも上だろ?」

 アスカはかつてエドウィン・ブラックという吸血種の首魁と戦った際に、四肢に深手を負ってしまった。それにより彼女の両腕は義手<アンドロイド・アーム>両脚は義足<アンドロイド・レッグ>に置き換えられている。つまり、アスカはあの二人のサイボーグソルジャーに近い存在と言えた。

 アスカは空になったコーヒーカップをテーブルに置き、頷いた。

「確かに。メイジャーはゴリゴリの白兵特化っぽい。

 駆動系の人工筋肉密度を通常よりも高くして、さらに超電導化もしくは光ファイバーによる神経伝達でしょうね。その筋肉を支えるための骨格も全金属置換にしてると思う。でないと、あの反応速度と高出力が説明できないもの。何なのよ、あの自分を中心としたバットによる制圧空間。バリアかっての。風遁で気配消してたけど、思わず笑っちゃったわ。

 確実なのは知覚加速も搭載してるわよね。いわゆる"加速装置"っていうやつ。対物ライフルの弾丸をそのまま打ち返すとか、視覚強化だけじゃ無理だもの。米連の人間のくせに日本の古典SFまで履修済みとか、アイツの義体を組んだ技術者はロマンが分かってる。敵ながら楽しく話ができそうね。

 あ、そういえば、レックスエレクトロニクスから6月に発表されてた新型のアクチュエータ、あれを関節に使ってるのかな? 理論上15%ほど高速化できるって謳い文句だったし。特注義体<ワンオフ>だから汎用性犠牲にしてるのアリアリよね。」早い早い早い。好きなことに早口になるの、オタクっぽいぞ。

 彼女の話に出てきた『レックスエレクトロニクス』はカリフォルニアにある精密機械メーカーである。調査の結果、非公開の筆頭株主は特務機関"G"のペーパーカンパニーであることから、CIAの研究開発部門であると判明していたはずだ。

 アスカが言うのは、CIA内のR&Dによる技術更新がメイジャーの義体にて発生しているのではないか、ということである。

「俺には君ほど義肢に対する知識が無いからあまり細かいところは言えないが、概ねその通りじゃないかなと思う。過去の映像と比較してもメイジャーの動作速度、2割増しだった。」ついていけない話題はさらっと流すに限る。

「正直、昔の映画にインスピレーションを得られたからリモートで一当てしてみたんだが…」

 俺は頭の中で何度目かになる戦闘シミュレーションを行う。

 条件は俺とヘスティアの一対一。もしくはメイジャーとの一対一。変数として二人の最新の反応速度などを代入する。

 どちらも結果は変わらず。

「してみたけど?」アスカは俺の語尾を拾って小首をかしげた。

「風遁ありのアスカならともかく、俺は無理だな。まっとうに正面戦闘したら、どっちにも勝てそうにない。できて数分の時間稼ぎ。いやぁ、米連の科学技術の高さに恐れ入る。」はっはっはと。俺は笑うがアスカはあまり面白くなさそうである。アスカも同様の結論に至っているようではあった。

「あなたの忍法も悪くは無いけど、どちらかというと出力よりも汎用性重視だものね。確かにあの炎熱系もしくは物理特化は対応しにくいかも…。むぅ。」適切に俺の実力と特性を理解してくれていてありがたい限りである。

 彼女は癖になっているのか、体の前で右腕で左手を支えて顎に手を遣るポーズをしがちだ。

 その双丘がぐんにゃりと形を変えるのが、対魔忍スーツ越しでもはっきりとわかる。控えめに言って、大変セクシーで目に毒である。

「そうそう。まぁ、あの連中とまっとうにやりあうなら、アスカ、Tempestは知ってるだろう?」

 ベッドからテーブルの椅子に移動した彼女にゆったりとしたローブを後ろから掛けてやりつつ、問うた。ローブは彼女の恰好が俺の視覚を刺激するからである。アスカは背もたれに体重を預け天井を仰いだ。彼女の後ろから見下ろす俺と目が合う。にっこりとしたアスカの笑み。

「ローブありがとう。Tempestって、FoA(フリーダムオブアフリカ)社製の多脚戦車よね?確か南アフリカの軍需企業の。」

 アスカの言う通りである。

 Tempestは南アフリカ諸国の合弁軍事企業FoA社が内戦や対魔族戦用に開発した大型機動兵器である。武装は主に12.7mm重機関銃4門と、副兵装に7.62mm機関銃多数。スモークディスチャージャーや電磁投射砲装備型など派生モデルも多く存在し、各種オプションも充実の品ぞろえ。

 多脚構造は速度こそ履帯式や装輪式に劣りこそすれ、圧倒的な不整地走破能力を誇る。搭載武装と重心バランスにもよるが、2mの段差を超えることも可能だそうだ。これにより市街戦から森林、山岳地まで戦場を選ばない。砂漠地帯の出だけあって関節部の防塵や防水シーリングも可能であり、5m水深もしくは10分以内の水中行動まで対応可能。

 最安プランなら最低限でも数を揃えられるし、資金をかければ性能はどんどん上がる拡張性も魅力と。

 戦車は通常4~6名程度の人員を要するが、Tempestは僅か2名から操作可能となり、人的資源の負担も軽い。戦車乗りからの機種転換も容易らしく、現役のパイロットには元戦車兵が多いそうだ。米連などはAI化を推し進めているのでどちらかというと無人機部隊の中核として編成することが多いようだ。

 また、ベーシックモデルが用いる12.7mmや7.62mmなど、言ってみれば第二次大戦のころから存在する枯れた技術の塊であり、この時代ならどこでも入手できるものである。だからこそ、貧しい国家群でも数をそろえることで主力を張ることができるわけだ。

 『とりあえず困ったらTempest』といわれる程にメジャーになっており、人類勢力の船舶、戦車、航空機に次ぐ第四の機動兵器だ。

「その通りだ。あれ、あまりに優秀すぎて米連が輸入して類似品作ったんだが、その米連モデルがこないだのMech Showで発表されたんだ。」

「え、マジ!?私も見たかったなぁ!」

 アスカはキラキラと目を輝かせている。彼女はガチのテクオタ、ミリオタであり、特に巨大なものを好んでいた。喜ぶだろうこともわかっていて俺も話を振っているのだが。

「アスカはあの時日本に行っていたし仕方あるまい。後で動画見ればいい、録画してあるから。新型はTempest 2.0って名前なんだが、あまりに安直すぎるってんで、Twisterって愛称になったらしい。そのTwister、米連のまともな部品搭載したから、驚くべきことに魔族の運動能力にも追従できるのがセールスポイントらしいんだ。」

 アスカはム…、と眉を寄せた。

「魔族に対応できるって言ってるけどそれ、完全にアンチ対魔忍じゃないの?」

 俺は肩をすくめた。概ね同意である。魔族を倒せるということは、匹敵する存在、つまりは仮想敵に対魔忍も含まれるであろう、という話である。一石二鳥や一石三鳥を求める合理主義のこの国らしいといえばらしい。

「そういった側面もあるだろう。魔族を打倒した後は人間勢力で一番になろうって目論見もあるんじゃないか。米連よ再び偉大な国家に、ってね。」

「ほんと、この国って大英帝国の血を引くだけはあるわよね。個々人はとてもいい人たちなんだけど。」

「国家として歴史が浅いから、歴史の積み重ねによる対魔の血統なんて無いしなぁ。その可能性があったネイティブアメリカンを自分たちで迫害した過去もあるし。それをどうにか持てる技術でカバーしようとするのは無理ない思考だ。学生と同じで、苦手科目の勉強を頑張って成績を上げるみたいな、な」

「なりふり構わないところが気に入らないわ。明け透けなのよ。だから特務機関"G"なんていう変な組織が大きな顔してるのに。」

 愚痴るアスカは珍しいが彼女なりにこの国を気に入っているからこその発言だろう。理想と現実のギャップといったところだと思うが、米連としては、国家的になりふり構ってられないんだろうな、と思う。

「盛大に脱線したが、そのTwisterを5機ほど投入して足止め、かつ巡航ミサイル飽和攻撃ができれば封殺できるな、俺でも。」

「ふふ、それは指揮者があなたである必要はないわね。」アスカは笑っている。発射スイッチとコントローラーを操作するだけの簡単なお仕事だしな。よくわかる。しかしながら、俺が考える勝ち筋で一番正攻法なのがこれだというのは紛れもない事実なのである。

「そうだな。俺や並の戦力を当てても、連中には足止めにもならんしコストが無駄だ。」正直、通常戦力や俺程度の対魔忍を向かわせてもコストの無駄遣いにしかならんのは明らかである。それくらいあの機械化兵士は戦力として強大なのだ。

「こら、なんでもかんでもコスト換算しないの。そういうところ、よくないわよ。」

 珍しく本気で怒るアスカの声音。何気なく天井のシーリングファンを見ながら喋っていたが、その声に思考をを引き戻された。見下ろすと「私怒ってます」みたいな表情のアスカとご対面である。

 これは俺のやらかしである。考えていたことをそのまま口に出してしまったらしい。ついでに言えば本音でそう思っていることまでバレている。

「…悪かった。すまない。」頭を下げた。

「ん、許す。」俺の謝意が伝わったのか、アスカは手を伸ばして俺の頭を撫でた。「あなたの中ではエマを見捨てる選択肢だっただろうけど、私の独断で勝手に連れ帰っちゃったし、これでおあいこね。」

 ふふふ、と笑うアスカ。たまに俺の頭を撫でるのはなんだろうな。小柄だから撫でやすい位置にあるとでもいうのだろうか。俺の方が年上のはずなのだが。

「バレてたのか。アスカには敵わないな。わかった、彼女については目が覚めたら、治療してマダム経由で対応してもらうよ。さ、冷えただろうしお風呂でも浴びてくるといい。エマの治療や片づけはやっておく。」

「ありがと♪お先に頂いてくるわね!」

 足取りも軽く隣部屋の浴室に向かうアスカ。ふと振り返った彼女は悪戯気に笑った。一拍遅れて髪がふんわりと舞う。

「あなたも一緒に入って…イイコト、しない?」

 やや前かがみになり乳房を強調。しなをつくり、腰から両手をすりあげ、仕上げに双丘を持ち上げるような仕草。自分が魅力的であることを自覚している女って最強だよな、と頭の片隅で思う。

 何がエロいって、対魔忍スーツ着てるのに体のラインが顕わなのがもうやばい。語彙力が死滅するが、大変セクシーで目に毒である。

「嫁入り前の娘が何を言ってる?」まぁそんなからかいには乗ってやらないのだが。

 俺は芝居がかって見えるほどに大げさに脱力した。第一、事に及ぼうものならマダムに殺されるのは分かり切っている。

「おーい、エマ。寝たふりはもういいぞ。起きてることは分かってるから。」

「!?!?!?」

 俺がわざとらしくベッドを振り返りながらそう言うと、アスカは脱兎のごとく隣室へ駆け込んでいった。大人をからかった罰だ。

 

 一瞬だけ見えたアスカの顔は真っ赤だった。




本話最後の方に登場するアスカの誘惑(?)セリフはアクション対魔忍でアスカをロビーキャラに設定するとフルボイスで聞けますぞ(さすがにそのままじゃないけど)。
布教です。

楽しんでいただけたら嬉しみ。
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