今回新登場のメンバーが多いのでそのうち登場人物設定を作ります!
感想お待ちしております!!
さて、まほが対暗部用暗部部隊長に電話した数日後。
警察側の都合がついて脳無の受け渡しがなされた。
「さて、お願いする」
「わかった。だが変なことはしていないだろうね?」
「無論だ」
まほは脳無の受け取りに来た塚内警部が脳無に変なことはしていないか?と聞いてきたがまほは特になにもしていないと返答した。
(…まぁ調査はしたがな)
そうして脳無を引き渡したまほだったがオールマイトの戦闘により発生した損害の補填で頭を悩ませることになった。
黒森峰ではヴィランとの戦闘では確保したヴィランに損害を補填させるまでタダ働きをさせることで補填させることにし、『シンジュク』が抗争を起こした時等は各所が協力して補填するが、今回はヒーローとヴィランの戦闘であるので補填責任が何処にあるのかでもめにもめているのだ。
もっともオールマイトに請求するのが一番筋が通っているのだが、本土に帰ったオールマイトに請求するとなるとこれまた面倒な手続きやらが必要でおまけに政府はオールマイトの味方だし本土の世論は黒森峰を悪側として騒ぎ立てることが用意に想像できるので現状出来ないというのが実情なので現段階での補填はどこの予算から出すのかについての問題が発生しているのだ。
「全く、今度来たら絶対に請求させてもらうぞ?」
そうして再び数日が経過したある日。
雄英高校の林間合宿が襲撃され、生徒一人とプロヒーロー一人が行方不明(ほぼ連れ去られたのは確実)というニュースが飛び込んできた。
『速報!雄英高校生徒一名とプロヒーロー一名が、ヴィラン連合に誘拐される!!』
という内容であった。
黒森峰女学院では数週間前に新設したばかりの情報部と『シンジュク』子飼いの凄腕情報屋からある程度の情報をつかんでいたので緊急会議を開いて対応策に乗り出した。
「さて、今回の事案の根本的な原因はなんだと思う?」
「まず第一に雄英高校と警備のプロヒーローの危機感の低さだと思います」
まほの質問に一番最初に答えたのは自警隊総司令官のアイリスディーナ・ベルンハルトの副官を務めているグレーテル・イェッケルンである。
彼女はアイリスディーナ・ベルンハルト同様にドイツ出身だが育ちもドイツなのが相違点であり、アイリスディーナとは親友の間柄である。そんな彼女の正体は黒森峰女学院の存在を知ったドイツ政府が派遣した調査員である。万が一ナチズムの復興を掲げていた場合はまほの暗殺を指示されていたがそんなことは無理だと調査ですぐに判明したことと基本的に平穏に過ごしたいという学園艦上層部の意向を知った彼女からの報告でドイツ政府も対応を軟化させむしろ『日本政府よりも友好的に接して取り込むか、交流を深めたほうが利益になるのでは?』と考え彼女にまほとの連絡員の任を命じてまほに正体を明かして自警隊総司令官の副官に任じられたのちにドイツ政府との連絡員として動いている。ちなみになぜ彼女がそんな大役を担わされて派遣されたのかというと父親が政府高官であったのと母親が何とか残っていたドイツ特殊部隊出身者で訓練を趣味がてらに幼少期から受けていたことが理由だという。
「そもそも雄英生を狙った最初の時点で危険度は高いのは予想できますし体育祭はまぁいいとしても林間合宿は中止にできたはずですし、出来ないとしてももう少し人員を割くことはできたはずです。機密保持のためと言いながらプロヒーロー四人と教師二人だけで四十人近い二クラスを護衛できるとは思えません。この倍あってようやく最低限であると考えます」
「私もグレーテルと同意見です。そもそも襲撃が予想されたのであれば中止にするのが妥当ですし、屈しないという姿勢を示すのであれば場所が露呈するのを覚悟してでも大人数で警護するべきであったと思います」
アイリスディーナも同じ意見であった。
「分かった。さて、うちの場合はどう対応するべきかわかるか?」
「はい、無論です」
そう言ってグレーテルは学園艦の地図を広げた。
「ワープ系等の個性への対応策は実質ないも同然なので各地区の警備体制の増強が優先です。これまでは軽装甲の車両と歩兵部隊で警備を担当してましたが強力な個性持ち者も前線に立たせて歩兵部隊の兵力を多少なりとも増やしていかないとなりませんなので…」
「そこでうちの出番ってわけね?」
そう言ったのは『シンジュク』の頭領の藤丸立花だ。
藤丸立花
日本出身の無個性者。元々は任侠の家出身だったが親や仲間をオールマイト主体のヒーローたちに全員が逮捕されてしまって孤児院に預けられたがいじめを受けて脱走。何度も裏社会でだまされて人間不信になりかけた時に本土の中学に通っていた頃のまほとみほに拾われて学園艦に移住。親の経歴から学校への入学をすべて断られてしまっていたので最終学歴が中学までだが人徳面や策略家としての才能は学園艦随一ともいえまほも時々相談するために呼ぶほど重用されている。
マフィア『シンジュク』を創設してからは裏社会に戻り、黒森峰女学院学園艦の治安を裏から守っている。マフィアを創設したのはまほからの指示もあったがかつて実家にいた任侠者たちの受け皿を欲していたので渡りに船でもあったのだ。
「ああ。何度もすまないな」
「いいよいいよ~♪こっちもアルトリアとジャンヌのケンカで毎度迷惑かけてるし、それにそろそろガス抜きしないと暴発しそうだったんだよね~」
そうして個性保持者の確保は完了したが‥‥
「え、えっと次の問題は機甲兵力と近接航空支援問題だけど‥‥」
「みほ、すまないが近接航空支援はしばらくヘリ部隊で我慢してくれ、訓練場以外でスツーカを使うと被害がすさまじい」
「だよね…」
実は一回スツーカ隊隊長のハンナ・ルーデルからの熱心な要請で出撃許可を出したのだがヴィランの体どころか周囲の建物を半壊させてしまったのだ。
幸い建設中の施設だったので死者はでなかったが施設科と工兵隊から苦情が出たのでスツーカ隊は一か月の謹慎を言い渡されていた。
「機甲兵力に関しては技術部の‥‥」
「ウルスラ・ハルトマンです。現在ドイツの旧戦車製造企業やイタリアのオートメラーラ社の技術者たちと共同して新型独自重戦車の開発を進めています」
実は旧ナチス政権下で使用していた戦車を主に艦内の独自生産工場で生産していた黒森峰女学院だったがドイツの企業群やイタリアの旧兵器生産企業からの要望で自分たちも関われる新型戦車の開発をお願いされて研究を開始していたのだが戦車開発のノウハウは超常黎明期以降完全に失われており、結局菱形戦車をもとに再度研究と鍛錬を行わざるを得ないというありさまであった。
「まぁ新型はそのうちできるがしばらくは装甲車と中戦車部隊を増員するしかあるまい。それに人員も限られているからな」
「ですね」
そうして黒森峰女学院ではヴィランへの備えを確実に準備していったが数日後に来た本土の政府からの要請(と言う名の恫喝)に再び頭を抱えることになった。
次回 政府のむちゃぶり
ガルパン×ヒロアカモノを三つ投稿していますが一旦一つの小説にまとめて、ルートごとにした方がいいでしょうか?
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しろ!
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どちらでも
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せんでいい!