ヒロアカ×黒森峰女学院   作:島田愛里寿

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転生

ここは熊本県のとある大きな日本式家屋の和室

 

ここでは今新たな命が誕生していた。

 

おぎゃあ!おぎゃあ!

 

「奥様!御無事ですか!?今救急車を呼びました!」

 

「ッ…!手遅れよ菊代。もう生まれたわ」

 

「そんな!」

 

(‥‥どこだここは?)

 

この時に生まれた赤ん坊こそが西住まほであり転生者でもあった。

 

なぜ病院ではなく自宅で出産したのか疑問に思うだろう。実はこの世界の西住しほは親戚一同の中では唯一の無個性者であり、『お前なんぞに病院の入院費を払うなんてもったいない』という胸糞悪い理由で自宅出産を強いられたのだ。

 

直後に気づいた家政婦の菊代が急いで救急車を呼んだのだが時すでに遅し、数日前から産気づいていた西住しほはまほを出産してしまったのだ。

 

数日後

 

(ふむ数日過ごしてようやくわかったな。どうも私はガールズ&パンツァーの西住まほに転生したらしい…)

 

病院のベットでしほとともに寝ているまほはようやく自分の状況を理解した。

 

(あの転生担当の女役人さんは結構申し訳なさそうにしていたからある程度の状況は覚悟していたが…さて、確か私がもらった特典は…)

 

このまほの前世はガルパンファンである男子大学生で神々の失態でおきた大事故に巻き込まれてしまい特典付きでヒロアカ世界に転生することとなったのだ。

 

さて、まほがもらった特典を確認したところ…

 

(なんだこれは?脳内に文章のようなものが浮かんできたぞ?)

 

<西住まほ様へ>

 

この度はまことに申し訳ございません。転生の際に担当していた神の怠慢で環境の悪い家庭に転生してしまいました。そのため転生特典を豪華にさせていただきます。なにとぞ新たな人生をお楽しみください。

 

〔特典〕

・西住まほとしての才能と知力・能力・姿

 

・ガールズ&パンツァーの黒森峰女学院学園艦の艦娘としての個性(なおアルペジオ方式とする)

 

・黒森峰女学院(第三帝国)に関係する兵器と黒森峰女学院戦車道メンバーの召喚能力。

 

・艦娘として学園艦を運用する際に認めた一部の者を艤装扱いにでき、学園艦とまほ本人の死亡が確認されるまでは年を取らなくなる。

 

・西住まほの原作においての歳までは年を取るが17歳になったら学園艦を出して船が無事な間は年を取らなくなる。

 

(‥‥大盤振る舞いもいいところだな?)

 

そして特典を確認した後に再び眠気が誘ってきたので眠ることにした。

 

五年後

 

「そういうわけだ!貴様と菊代には出て行ってもらう!」

 

「そんな!」

 

(はぁ…まあこうなるとは予想していたが…)

 

まほが生まれた翌年に妹のみほも誕生してなんとか二人とも幼稚園は卒園できたがまほが個性の発覚を恐れて隠したことが災いしてしほ・まほ・みほ、そしてしほのそばについていた菊代までもが家を追い出されることになってしまったのだ。

 

「車は貸してやる!さっさと出ていけ!」

 

「個性がないだけでなんでお母さんとお姉ちゃんを差別するの!?」

 

「みほ…」

 

「馬鹿者!このご時世個性がないと家名に傷がつくのだ!小娘がでかい口をきくな!」

 

そうみほが反論したが、親戚一同の暴力的な暴言で黙ってしまった。

 

そうして荷物をまとめさせられた一同は車で港まで連れて行かれ、あとは勝手にしろと親戚派のドライバーに降ろされて放置された。

 

「ごめんなさいね?私に個性がないばっかりに」

 

「…いえ、私にも責任がありますお母様」

 

「まほ?」

 

「実は個性があるのは自覚していたのですが大事になりそうなので黙っていまして…」

 

ここでまほはすべてを明かした。

 

「そう。…でもあなたの判断は正解よ」

 

「お母さま?」

 

「あいつらはあなたに個性があると判断したらすぐに私たちを追い出してあなただけを次期当主にしようとしたでしょうから」

 

「そうですね。あいつらならやりかねません」

 

「お母さま…」「お母さん」

 

まほとみほはしほと菊代の怒りに震える姿を見て少々怖がっていた。

 

 

「さて、貴方の大事になるという個性を見せてもらえるかしら?」

 

「はい。ちょうど海がありますから出しやすいでしょうが港で出すと津波が発生しかねません」

 

「あら、そんなに?」

 

「はい」

 

そう。なにせ学園艦は最小のもので全長5kmに達するのだ。黒森峰女学院の学園艦は最小なんてものではない。

 

そこで港の漁師に伝手があった菊代が交渉して双方他言無用ということで沖合に船を出してもらった。

 

そして洋上にて

 

 

「では出します」

 

そう言ってまほは力を込めて学園艦を召喚した。

 

ズズゥゥン!!

 

「これは‥‥!!」

 

「おっきい…」

 

「大事になると言った意味が分かりますね‥‥!」

 

すると学園艦の方から小型船が近づいてきて乗っていた銀髪の高校生ほどの年齢の女性が言った。

 

「どうも。西住まほ隊長はどこでしょうか?」

 

「あ、ここに‥‥ってお姉ちゃん!?」

 

なんと初めて使ったせいで力をこめすぎたせいで気絶してしまったのだ。

 

「あらら…あ、私はこの学園艦の憲兵隊隊長兼戦車隊副隊長を務めております逸見エリカです」

 

こうして黒森峰女学院の歴史が始まった。

 

ガルパン×ヒロアカモノを三つ投稿していますが一旦一つの小説にまとめて、ルートごとにした方がいいでしょうか?

  • しろ!
  • どちらでも
  • せんでいい!
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