ヒロアカ×黒森峰女学院   作:島田愛里寿

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お待たせしました!


学園祭

さて、なんやかんやで学園祭当日を迎えた黒森峰女学院。

 

「押さないでください!」

 

「誘導に従って!!」

 

「ままー!どこー!!」ワーン!!!

 

「迷子発生!至急放送を!」

 

学院の正門はてんやわんや状態であった。

 

 

なにせ学園艦初の学園祭なのだ、会場には大勢の学園艦の住民が押し寄せてきた。

 

そのため学園祭実行委員会や風紀委員では誘導・治安維持に手が回らず憲兵隊や祭りに参加する予定だった自警隊からも人員が駆り出される事態になったが、それでも足りずこの有様と言うわけだ。

 

 

とはいえなんとか校庭の学園祭開催式典に誘導が終了し式典が開始されることになった。

 

 

 

そんな式典会場の裏方ではまほとある女子生徒が話し合っていた。

 

「ええ!?私が言うんですか!?」

 

「何を言っている、当たり前だろう?お前が言い出しっぺ何だからな。祭りの開会宣言を言うのはお前で決まりだ」

 

 

「そ、そんな…」ズーンlll

 

まほが話している相手は先日まほに学園祭開催を直談判してきた海野吹雪であった。

 

彼女は言い出しっぺと言うことで実行委員会の委員長を務めていたが『流石に開催宣言はまほ生徒会長がやるんだろうなぁ~』と楽観視しており何も準備していなかったのだ。

 

とはいえまほとしては実行委員会の委員長を務めなおかつ言い出しっぺの吹雪や開催宣言を行うのが一番理にかなっていると考えていて生徒会ではそのように予定を組んでいたのだ。

 

この双方の伝達ミスでその事実を互いが把握していなかったという黒森峰女学院では珍しい報連相ミスが判明したのはこの数分前。

 

そのせいで開催宣言のセリフが一切用意されていないという事態に直面していたのだ。

 

 

とはいえ観客や生徒たちをこれ以上熱い中待たせるわけにもいかないのでまほは吹雪にこう言った。

 

「まぁ‥‥やっつけ本番ではあるがなんとかなるさ。私だって生徒会主導での学院大会議での開始宣言をその場で考えて言っているからな?何とかなるさ」

 

「そんな~!」

 

(ちなみに現在学園艦は赤道直下を航行中なので相当熱いのだ!)

 

 

そうして開始宣言の為に吹雪は壇上に上がった。

 

 

「頑張れー!吹雪ちゃーん!」

 

「頑張るっぽーい!」

 

親友の二人から応援の言葉が来るが吹雪としては余計に緊張するし恥ずかしいのでやめてほしかった。

 

 

『これより第一回黒森峰女学院学園祭を開会いたします。実行委員会委員長の海野吹雪さんより開始の挨拶です』

 

「え、えー!宣誓!我々黒森峰女学院生徒一同と黒森峰女学院男子校生徒諸君は安全を第一に考え!これまでの不安や苦しみを忘れられるような!楽しい学園祭を実行することをここに誓います!そしてこれより、第一回黒森峰女学院学園祭をかいsズドガァァァァァァン!!!!!!っひゃああああああ!?」

 

 

開会宣言を行っていた矢先に突然とんでもない爆風と砲声が鳴り響いた。

 

これによって大半の生徒が風圧で倒れて観客も茫然としてしまった。

 

 

吹雪がその風のきた方向を見ると…

 

「お前はなにを考えている!砲を許可なく撃つとはどういうことだ!いや百歩譲って祝砲として砲を撃つのはいい!だが何故『レオパルド クルップK5 28㎝列車砲』を実弾で発射した!!普通の軍隊なら軍法会議ものだぞ!?」

 

 

「え~。でも空砲じゃあ迫力にかけるじゃ~ん」

 

 

「迫力なんかの問題じゃあない!大体…」

 

 

どうやら剣術教師の長瀬伊勢が開会式典に祝砲があった方がいいと考えて独断で列車砲で実弾射撃をしたようだ。

 

 

彼女自身も砲弾を市街地や学園艦内部に落すつもりはなくちゃんと海に着弾させたようだが事前連絡なしでやったので大騒ぎになってしまって義妹の野村日向にみっちり説教されている。*1

 

 

(なお後々しほに義姉妹共々呼び出されみっちり叱られて一か月の減俸を言い渡された)

 

 

「え、え~と。か、開催を宣言します!」

 

パ、チ。パチパチパチパチ!

 

 

流石に茫然としたものが多かったが何とか拍手喝采を送り学園祭が開始された。

 

 

機甲科では多数の戦車を校庭に配置して機甲科の宣伝やパレードを実行して住民や生徒たちの人気を集めた。

 

各サークルや部活、委員会では出店を出してカフェや小物売り屋、的屋(射的)などを開いてそこそこの収益を上げた。

 

鉄道部は日ごろから影が薄いのでここぞとばかりに装甲列車や列車砲を展示して注目を集めた。(特に列車砲は伊勢が独断で発射したので特に注目されていた)

 

飛行科からも戦闘機数機がデモ飛行を行って子供たちの人気の的になった。

 

これによって翌年からの各科・委員会・サークルへの入学希望者が増大し、黒森峰女学院はますます統一されていった。

 

 

なぉこの祭りに陛下に名代の大任を任せられてつい先日到着した煌武院悠陽が妹の冥夜とともにお忍びで参加しておりそれに気が付いた皇居警察の部隊が慌てて会場に突入するという珍事も発生して大騒ぎになったのだがまほから

 

『このくらい騒がしいのなら皆楽しめてるさ』

 

という発言で鎮静化した。

 

さらにこれに乗じて潜り込んだヴィランが活動することも懸念されたがお銀派が『さすがに学園祭には参加したい!!』と団結して掃討作戦を『シンジュク』や『イスカリオテ』『ヘルシング』『ラストバタリオン』に協力させて実行していたのでまったく騒動は起きなかった。*2

*1
二人ともモデルは艦これの伊勢・日向です

*2
協力させたというよりは間に入って緩衝材のごとく互いをなだめたというのが本当のところでお銀はヴィラン相手よりもこっちの方が疲れたという




次回 欧州の反応

次回は学園艦が本土から完全離脱した頃の時系列に少し戻ります!

その後にジェントルとラブラバが学園祭を実況しますよ!

マブラヴの戦術機を出す小説を何個か書いていたのですがそのうちの二つを消去・リメイクする予定です。どれが面白そうでしょうか?

  • 戦術機×コードギアス
  • 戦術機×スパロボV
  • マブラヴオルタ×自衛隊(続き)
  • ハンナ・ルーデルのお話(続き)
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