とまぁ。結構なもめごとがありつつも何とか政府との協定を結んだ黒森峰女学院だったが、やはりと言うべきか当然というべきか‥‥
駐在することになったヒーローへの風当たりが政府・公安委員会・ヒーローらの想定を上回るものだった。
駐在所は現実世界の離島の駐在所のようなこじんまりとしたものであり(あまりに良い物件を用意すると学園艦艦内からの反発が必至だったのとちょうどいい物件がなかったのだ)、さらに周囲から白い目で見られることもある上に監視下におかれヴィランらしき事件も憲兵隊がさっさと処理するのでメンタルが一年持てばいい方と言う状態で、公安子飼いのヒーローでも一年持たないことが多くほぼいないのと同じになっていた。
その上本土では報道管制で公にされなかったものの学園艦の住民にはその経緯が事細かく伝えられていたので余計に本土に帰りたがらない者が増える結果となった。
そんなこんなな事態になったものの、無個性者やヴィラン扱いされたりヴィジランテ活動をやっている者の入学や職の斡旋もやることに入学者や移住希望者が増えており甲板上に十万人以上収容できるとは言え憲兵隊で手が回らなくなりかねないと考えたまほはヒーローに頼らずに自分たちで治安維持するために憲兵隊の補佐的な立ち位置に風紀委員と自警隊を創設。
生徒は風紀委員に住民は自警隊に入隊してもらって治安維持に当たるとした。
そうしてある程度の治安維持できるようになった頃、
新入生の入学式が行われることになった。
みほside
(ううう‥‥!今年から女学院に入学かぁ‥‥緊張するなぁ)
ここは黒森峰女学院の体育館。ここには新入生たちが入学式に参加すべくここに集まっていた。
そこにはまほの妹のみほがいた。
本人も女学院に入学するつもりだったが身元を政府に取られて人質にされてはたまらないので強行突入事件の後からエリカが指揮する憲兵隊の選抜メンバーが大抵警護してくるので生活しづらくむしろ警護が最低限になると思いむしろその面で安堵していた。
『これより入学式を行います。まず学園長の西住しほさんからの挨拶です』
(あ、お母さん!)
『皆さんこんにちは。学園長の西住しほです』
母のしほが出てきたことに少し喜んだ顔をしたが公の場なのでみほは顔を引き締めた。
『この学園に入学してきた皆さんには様々な過去があるでしょう。いじめを受けた過去もあるでしょう、個性によって痛い目にあったこともあるでしょう』
彼女の発言に大半の入学生の顔が暗くなった。いじめや個性の被害が受けた子が多いのでこうなるのは当然だが‥‥
『しかし、この学校でその心配はあまりしなくて構いません。悩みがあれば相談室や生徒会室、憲兵隊室に相談してください。そうすれば対処してくれます、今までの過去は捨てろとは言いません。しかしこの学校で青春とある程度規律ある生活を送ってよい人生をつかめることを願います』
そう言って彼女は下がった。
『次に生徒会長兼機甲科隊長からのお言葉です』
(今度はお姉ちゃんか~。お姉ちゃんって結構寡黙だからなぁ‥‥)
みほ曰くしほも転生者のまほも寡黙で言葉数が少ないので結構勘違いされやすくまほはそれに加えて表情が硬いので家族以外ではエリカや赤星、小島くらいしか表情を読み取れず中学では『いつも怒っているけどどうした?』と真面目に聞かれてかなりへこんだとか‥‥。
『生徒会長兼機甲科隊長の西住まほだ。この学院に入学してきた諸君に私は特に心配はしていない、様々な仕打ちを受けながらも前に進もうと思ってきた者が多いだろう。諸君らはこの社会で冷遇されてきただろうがここで存分に実力を発揮してくれ。それと生徒会では質問箱を各クラスに配置している。木でできた賽銭箱のような形のものだ。所属の科とクラスだけ書き質問や疑問、要望をぜひ書いてくれ。なおカギは生徒会預かりだから内容は公開しないので安心してくれ。以上だ』
(う~ん。やっぱりかたいなぁ…お姉ちゃん。それにきつい物言いすぎるよ‥‥)
そんなことがあったが入学式は順調にすすんで終わった。
そしてみほは生徒会の会長補佐兼機甲科参謀に就任して機甲科に所属することになった。
そうして時系列はプロローグへと戻る。
次回 学園艦の生活
ガルパン×ヒロアカモノを三つ投稿していますが一旦一つの小説にまとめて、ルートごとにした方がいいでしょうか?
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しろ!
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どちらでも
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せんでいい!