不良聖女の巡礼   作:Awaa

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祈祷(前)

 

 リューデン公爵領北部に位置する聖地イヴランド・サークルは、腰ほどの高さの石柱(せきちゅう)が直径50(ヤード)(45m)の円を作る、比較的大きな環状石籬(ストーンサークル)である。

 

 朔風(さくふう)下弦(かげん)、首都ニューカッスルから出立(しゅったつ)した領軍は、午後5時に聖地に到着。その後、聖職者や(ちまた)巫女(みこ)からなる各部隊が陸続(りくぞく)し、ジャック・ターナーの指揮の(もと)其々(それぞれ)が配置についた。それは上から見れば、(およ)そ魔法陣のような並びとなった。

 

 風速34海里(ノット)、強風。風に煽られ、ダーフ家の旗持(はたもち)蹌踉(よろ)めく。数刻前から降り始めた乾雪(かんゆき)吹雪(ふぶき)に変わり始め、聖地には各家の旗が(ひるがえ)していた。

 

「け、結局、風の聖女への文は、(なし)(つぶて)に相成りましょうか?」

 

 踏ん張りながら問う旗持を、マン男爵が支えて答えた。

 

「梨の礫と言うより、どうも文が届かなかった(よし)

 

「で、では、空聖の聖地には誰が布陣するのでしょう」

 

「そこには予定通りホルスト伯爵領軍が(ひか)える。聖女はいないが、それでも引き受けてくれた」

 

 なお、ホルスト伯爵領より届いた書簡によれば、空聖は既に領を出立したとの事。しかし、諸事情あって何処に向かったかは言えないとも記してあった。マン男爵が思うに、正教会が緘口令(かんこうれい)を敷いているのだろう。救世の聖女が魔物に敗れた事などが白日の下に晒されれば、民草の狼狽(ろうばい)必定(ひつじょう)

 

「とは言えども、聖女のおらぬ聖地に不死鳥が降り立てば、被害は甚大であろう。そこにだけは降りてくれるなよ、と祈るしかあるまい……」

 

「──祈ると本当に彼奴(きゃつ)がそこに降り立つぞ」

 

 背後から声がして、2人は振り返った。

 

「これは閣下」

 

 そこに立つのは領主ヒューバートであった。羚羊(れいよう)の変わり兜を被り、威風堂々たる重鎧(じゅうがい)を着込んでいる。左手に持つのは『聖致命女(せいちめいじょ)エステルの大楯(おおたて)』で、ダーフ家に代々伝わる聖具であった。この盾に攻撃を阻まれた敵は、神の加護を失うとされている。

 

「神は意地が悪い。『やめてくれ』と祈れば祈るほどに()の方へと導くものだ。例えばパンを落とせば、必ず牛酪(バター)を塗った面が床に落ちる」

 

「はっ」

 

「人生を豊かに過ごすコツは、神に選択を(ゆだ)ねぬ事だ」

 

 そう軽口を言った時、ざわりと声がした。輝聖リトル・キャロルが聖地に入場したのである。

 

 キャロルは初潮(しょちょう)前の巫女に囲まれて、悠々(ゆうゆう)と円の中央に向かった。そして大量の没薬(もつやく)を入れた大皿の前に立つと、辺りに聖水を撒いて十字を切り、この場を清めた。

 

 旗持が呟く。

 

「……これが、輝聖にだけに(よろ)うことの許された聖鎧(せいがい)でありますか」

 

 キャロルは実に見事な重鎧(じゅうがい)(まと)っていた。妙なことに、それは吹雪く中であっても、まるで陽の光を跳ね返すように真珠色に輝いていた。鎧は精巧(せいこう)。どうやら細かい部品(パーツ)が重なり合うことで1つの鎧を形作っているように見える。(オートマタ)かと思うほどで、例えば天文時計を彷彿(ほうふつ)とさせた。

 

 鎧の上から雨除けの外套(マント)を羽織っている。色は鉄黒(てつぐろ)。羽毛のようにふわふわしていて、見る角度によっては筋のように光る場所もあるから、キャロルはこの鎧── 昍晶鎧(けんしょうがい)と名づけたが──を初めて見た時に『これではほろほろ鳥だ』と冷笑したと言われている。

 

 そして右手に持つのは股鋤(ピッチフォーク)の聖具『いと聖なるジョン=ウォーターハウス刑場教会の大農具』。刃、蛋白石(オパール)遊色(ゆうしょく)極光(オーロラ)の如く揺蕩(たゆた)い、兵達はこの世の物とは思えない神秘の光に畏怖(いふ)した。

 

 マン男爵も冷や汗を垂らしながら言う。

 

「神に選ばれた聖女の真のお姿……。凄まじい王気(おうき)、手足が震えまする。この瞬間を目に焼け付けねばと思えど、槍の色が奇妙奇天烈(きみょうきてれつ)で、見つめていると目頭が痛く、ぐわんぐわんと酔っ払うような……」

 

 ヒューバートが言う。

 

「安心しろ。画家に輝聖の姿を描かせているから、後で茶でも飲みながらゆっくり見ると良い」

 

 言ってちらりと画家の方を見遣(みや)る。

 

「……尤も、この威容(いよう)の前では手が震えて上手く描けぬだろうがな」

 

 こんもりと防寒具を着込んだ彼女は、青い顔で画布(カンバス)とキャロルを交互に見るばかりで、筆を走らせることが出来ずにいる。

 

□□

 

 同時刻、マール伯爵領南部に位置する聖タロスの灯台。その屋上、中央の聖火台を囲うようにして、兵と聖職者たちが立ち並んでいる。殆どが微動(びどう)だにせずに頭や肩に雪が積もるままにしているが、ジョッシュだけは聖書片手に熱心に祈りを捧げていた。

 

「おお、神よ。我ら罪人(つみびと)のために、今も、死を迎える時もお祈りください。おお、神よ。我ら罪人のために──」

 

 只管(ひたすら)に繰り返し唱える。そのジョッシュの頭には魔を(はら)(ひいらぎ)の枝がわさわさ(くく)られていて、しかも今日まで断食(だんじき)を行い、(ほほ)までこけて、()に角愛するメリッサの為に必死であった。

 

 その陸聖は灯台の(ふち)に立ち、豪雪(ごうせつ)(けぶ)る海を見つめていた。

 

「しかしよう降りますなぁ……」

 

 隣、側役のアル・デ・ナヴァラがぼやく。

 

「国中、何処も彼処(かしこ)も猛吹雪だと聞く。滅多なことでは雪の降らぬマール伯爵領もこの有様だ。奇怪とは思わぬか、爺」

 

「これもまた天変地異なのでしょうかな。この老耄(おいぼれ)は何やら胸騒ぎが致しまする」

 

「変事も(たけなわ)ということやも知れん。しかし冷えるなあ……。砂漠育ちには中々(こた)える」

 

 言って身を震わせるメリッサに、背後からライナスが寄った。

 

「陸聖猊下(げいか)。全て整いまして御座います」

 

大儀(たいぎ)。それはそうとライナス・レッドグレイヴ。これを見よ」

 

 メリッサは腰に下げた縞瑪瑙(しまめのう)の短剣を見せる。

 

「私のエリカが贈ってくれたのだ。どうだ羨ましかろう。このように私は輝聖の従者からも(した)われているのだ。さて、ライナス。お前もそろそろ私の第四聖女隊に加わらぬか。重用(ちょうよう)するぞ。金も出す」

 

 ライナスは無愛想に返す。

 

「お言葉ですが、思うにこの短剣は、猊下(げいか)が贈り届けた水薬(ポーション)に対する返礼品ではありませんか。それと私が貴女(あなた)に従っているのは主人(あるじ)の命によるものです。お心得違いの無きよう、お頼み申し上げます」

 

「つれないのう。その言い草はまるでエリカが私を慕ってくれていないようではないか」

 

「そうでしょうに。いい加減諦めろ」

 

 ライナスは呆れて肩を落とし、言葉遣いすらも忘れてしまった。誰が見ても避けられていると分かる。

 

「なんの、まだまだこれから。この変事が終わったら、死者の王討伐を(しゅく)して饗宴(きょうえん)(もよお)すぞ、爺」

 

「ほう。エリカは来ましょうか」

 

「輝聖も呼べば来る」

 

「良いのですかな?」

 

「別に奪いたいわけではない。3人(むつ)まじくすれば良い」

 

「して、本心は?」

 

「奪いたいとも。額石(がくせき)()る事(なが)ら、如何(いかん)せん輝聖のものが欲しくなる性分(しょうぶん)らしい」

 

 ライナスはまた呆れて言う。

 

「まるで(わっぱ)だ」

 

「輝聖の前では聖女は()が出るもの。これが()りの(まま)(わらわ)なのだろうな」

 

「甘えているだけだろう、輝聖に」

 

「憎まれ口は良いから宴には来いよ、ライナス。お前の大好きな旨煮(スカウス)を用意してやる」

 

 ギクリとライナスは顔を引き()らせた。旨煮(スカウス)は牛肉と玉葱(ぎゅうにく)で煮込む料理で、母の味。いつの間に好物を悟られてしまったのだろう。ああ、いつだか使用人(メイド)のフローレンスに、それを食べる時は顔が明るいと笑われたことがあったのだっけ。

 

「お、腹が鳴ったなライナス。重畳(ちょうじょう)、重畳」

 

 赤面のライナスを他所(よそ)に、メリッサは腕を(さす)りながら兵達の中央、炎の前に置かれた床几(スツール)に腰を下ろした。そして侍女(じじょ)から手渡された発条時計(クロノメーター)をじっと見る。

 

「それで結局、輝聖は聖鎧(せいがい)(まと)ったのかなぁ、爺」

 

「左様に思います。『春の(スプリング・)目覚め(アウェイキング)』は輝聖の初陣(ういじん)。であれば聖鎧(せいがい)(まと)い、聖なる武器を手に、ここぞとばかりに輝聖の威光(いこう)を放つべきでありましょう」

 

「しかし聖鎧(せいがい)(ひじり)の気が強すぎる。この私でも(よろ)えば体が気怠(けだる)くなり、頭も割れそうな程に痛んでむかむかとする。(しばら)く忘れていた()()()()を思い出した」

 

 まだ不完全ながらも、第四聖女隊にも陸聖の聖鎧(せいがい)が届けられていた。しかし実戦で使用するには部品(パーツ)が幾つか足りない。

 

「などなど言ってる間に時間か……」

 

 メリッサは発条時計(クロノメーター)(ふた)を閉じ、側で控えていた侍女に返した。そして首をぱきりぽきり鳴らす。

 

「聖タロスの炎に没薬(もつやく)を投げ入れ、砲兵にはいつでも捕鯨銛(ほげいもり)を放てるよう下知(げち)せよ。聖歌隊はのびのび歌え。坊主は聖書を開いて祈祷(きとう)を始めよ。あとジョッシュの近くにライナスをつけてやれ。多分そろそろ空腹で倒れる」

 

「現れてくれましょうかな、不死鳥の奴腹(やつばら)は」

 

 メリッサは侍女から錻力(ブリキ)の注射器を渡された。これには昇汞(しょうこう)、つまりは塩化水銀が入っていて、皮下注射すれば身体強化の術が発動する。

 

迂闊(うかつ)にもこの灯台に降りて来るならば、妾が肉弾で仕留めよう。(ある)いは輝聖の環状石籬(ストーンサークル)に降りてくれれば(うれ)うことも無いが、まあ、ホルスト伯爵領に降りなければそれで良い」

 

 背後、20人の侍女たちが剣を持って立つ。これらは『天下廿剣(てんかじゅうけん)』と呼ばれる武器群で、陸聖の錬金術によって作られた魔剣(まけん)であった。其々(それぞれ)四大元素(エレメンタル)を宿し、これらが用意された時はメリッサが真剣であることの証左(しょうさ)であると、学園では噂されていた。

 

□□

 

 王国北部、フロスト=サザーランド公爵領内ルナール山系は猛烈(もうれつ)地吹雪(ブリザード)に見舞われていた。

 

 城壁のみの蕭索(しょうさく)とした聖地『ラッセル城趾(じょうし)』、夏至(げし)の祭りを思わせる巨大な篝火(かがりび)が配され、それを中心に第一聖女隊の兵と聖職者が並び立っていた。みなぴたりとも動かず、ロザリオを握って神妙に祈りを捧げている。

 

 一方で隻腕(せきわん)のスタッブスは、篝火(かがりび)の炎を雪風(ふうせつ)が消してしまわないよう、油を撒いたり、(もみ)の枝を追加したりで1人悪戦苦闘。炎の熱で暑くなって、汗も()()()であった。

 

 スタッブスがやれやれと額の汗を拭い落とした時、厚着をした老紳士が彼に寄った。第一聖女隊を纏め率いる将、ジャン・セルピコである。

 

「もう良い頃合いであるから、没薬(もつやく)を焚いて良い」

 

吹雪(ふぶき)過ぎている。ずっとこうしてないと火が消えるぞ。消えたら俺たちゃ全員雪達磨(スノーマン)だ」

 

「それは困る。ならば齷齪(あくせく)(もみ)を入れ続けよ」

 

 苦労人のスタッブスはため息をついて言う。『片端者(かたわもの)()き使うことに良心は痛まないのか』。

 

「しかし、あの()()()は良くぞ輝聖の頼みを引き受けるつもりになったもんだな。どういう心変わりだ?」

 

「ん? 知らぬが。まだ会うてない」

 

「なにっ?」

 

「現地集合に御座(ござ)る。先に支度を整えておけと言われ申した」

 

 スタッブスは呆れて言う。

 

「おいおいおい……。来るのか、本当に……」

 

「──何? 私の陰口?」

 

 背後から声が聞こえて振り返ると、ニスモが腕組みをして、じろりと2人を()め付けていた。左脇に海亀の甲羅を抱えている。

 

「き、来やがった……」

 

「良い度胸してるわね。褒めてあげるわ」

 

 外気温は氷点下10度にもなるが、焔聖は7つの(ヴェール)で出来た祭服のみを身に纏っていて、祈り続けていた兵や聖職者たちも『寒くないのか』とニスモに注目した。

 

「それで? ホルスト伯爵領は本当に領軍だけで不死鳥を呼ぶの?」

 

 これにはセルピコが答える。

 

「大白亜派懇意(こんい)の冒険者や、善意の禁軍浪人(ろうにん)(つど)って助太刀(すけだち)しているようですが、まあそれでも力不足は否めませんなぁ」

 

 ニスモは辺りに聖水を撒き、場を整え始めた。

 

「やめておけばよかったじゃない。空聖以外の聖女と()()で十分よ」

 

 クリストフ5世はレギン伯爵領西部の聖地『ウィンダム卿の大屋敷(カントリーハウス)』に布陣(ふじん)している。

 

「そうは言えども、本人達がやる気であれば仕方ありますまい。ホルスト卿などは身分問わず腕に覚えのある益荒男(ますらお)(こぞ)って動員した(よし)

 

「本人達がやる気だからってそうさせたわけ? 甘いわね、()()は。先が思いやられるわ」

 

 セルピコとスタッブスは互いに顔を見合わせた。今の発言はつまり、輝聖を輝聖として認めていると言う事だろうか。

 

「……何?」

 

 ニスモが手を止めてジロリと見遣(みや)る。

 

「輝聖をお認めになりますか」

 

 セルピコが言うので、スタッブスは焦った。ええい、やめろやめろ、突っつくな。(へそ)を曲げて帰られたらどうする!

 

「文句あるの?」

 

 ほら見ろ、不機嫌そうな(つら)になった。いや、それは元からか。

 

「そういうわけではござらぬ。同じ釜の飯を食う仲間であれば、何を考えているかを知っておくことに越したことはあるまい」

 

 ニスモは言いづらそうに口を(とが)らせ、目を()らした。

 

 鶺鴒一揆(せきれいいっき)が終わって(しば)しの(のち)、よく晴れた秋の日、海聖から文を受け取った。それにはクララ・ドーソンが回復したことが書いてあって、心の底から安堵(あんど)した。マリアベル・デミは約束通りクララを救った。そして、聖女が確かに救いを齎すと証明してみせたのだった。

 

 であれば、この焔聖にも救いの力はあるはず。諦めずに自身の心と向き合うことが出来れば、いつかは不幸を振り撒く存在から脱却出来るかもしれない。そうした思いでニスモは、この聖地に足を運んだ。有り(てい)に言えば、海聖に続きたかった。

 

「……まあ、何と言うか、ただ、その、つまりは、人を救おうと思っただけよ。本当にそれだけ」

 

 言ってニスモは頬を赤らめた。それを見てスタッブスは目を(しばたた)かせ、セルピコは『ほお!』と(わざ)とらしく感心してみせる。

 

「随分と聖女らしいお答えですな!」

 

(うるさ)いな。いいから『春の(スプリング・)目覚め(アウェイキング)』について説明して」

 

「承知(つかまつ)りました」

 

(つぶさ)に」

 

 ニスモは不機嫌そうに床几(スツール)に座って、抱えていた亀の甲羅を床の上に置いた。そしてここに来るまでに採取した桜の枝を燃して、それを甲羅に開けた穴に押し当てる。亀卜(きぼく)である。手薄なホルスト伯爵領に不死鳥が降りるか降りぬか、占う事とする。

 

「各地に布陣する聖女隊は其々(それぞれ)不死鳥を呼びますが、不死鳥が降りたてば各隊は閃光弾を上げる手筈(てはず)になっております」

 

 セルピコは閃光弾の入った大筒(おおづつ)を指差す。

 

「空で閃光が走るのを見て、各地で待機する大白亜派の神官が同色の閃光弾を発射。次いでそれを見て、また各地で待機する神官が同色の閃光弾を発射、発射、発射……。中継に中継を重ね、やがて各地にいる聖女隊にも『何処に不死鳥が降り立ったか』が伝わる仕組みになっている(よし)

 

「王都派の領は中継されないわけ?」

 

「そこには冒険者を雇って待機させている由」

 

 閃光弾を中継する者が余程の愚図(ぐず)ではない限りは、各地の聖女隊に信号が届く計算である。

 

「この場所からだと、西にあるデュカス教会から上がる閃光弾を待てば宜しい。吹雪のせいで視界が悪いが、陸聖が錬金術で作った強烈な閃光弾を使用するから、まあ、光も届きましょう」

 

 嘘か(まこと)か、1000(マイル)先まで光が届くのだとか。

 

「じゃあ不死鳥が降り立った時は、一瞬でも夜が昼になるわけね」

 

「そうお心得あれ」

 

 ついにピキリと音がして甲羅に亀裂が走る。占いの結果が出た。甲羅を裏返して亀裂を読むに──。

 

「──吉兆(きっちょう)。ちゃんと聖女のいる場所には降りて来るか」

 

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