戦艦三笠、海賊世界であろうとも勝利を手にする!   作:島田愛里寿

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鎮守府設置…泊地?

神々の不手際によって三笠に転生してから数日後。

 

三笠は鎮守府候補地である島に到着した。

 

 

したのだが‥‥

 

 

「どう見てもトラック諸島ですよね?これ?」

 

到着した三笠はその島…いや諸島に見覚えがあった。

 

かつて第二次世界大戦時に日本海軍の真珠湾とも言われた一大軍事拠点、トラック諸島にそっくりだったからである。

 

「はぁ…まぁ拠点がないと艦の整備や補給もできませんしね」

 

そう言って三笠は船体を鎮守府らしき施設がある島の港に接舷させて上陸した。

 

『三笠様!お待ちしておりました!!』

 

「うん?」

 

上陸して鎮守府らしき施設に入ったところで大勢の妖精たちが待っていた。

 

「あなた方は?」

 

『はい!私たちは建造ドック担当妖精です!』

 

『私は整備班副長妖精です!で、こちらが班長のおやっさんです!』

 

『よろしくな?』

 

「はい!よろしくお願いいたします」

 

と、建造や整備の妖精さんたちが自己紹介をしてきた。

 

【一人明らかに女性なのにおやっさんと言われている妖精がいてしかも三笠以上の貫禄を誇っていたが…】

 

そうして執務室に入った三笠は早速鎮守府とその島の資料を読んでみたが‥‥

 

「やっぱりトラック諸島そっくりですね…ん?おお!あの28㎝榴弾砲もあるんですか!これは実物を見ておきたいですね…」

 

と半分趣味に走ろうとしていた時

 

『三笠様~!建造しましょう!建造!』

 

「建造ですか?そうですね…確かに私しか洋上機動戦力はいませんしこの世界の海賊とかは頭がおかしいくらいに頑丈でしつこいです。28㎝榴弾砲で船を沈めても『悪魔の実』の力で変に反撃されてはたまりませんし…」

 

・28㎝榴弾砲

1884年(明治17年)に大阪工廠がドイツで原型が開発されイタリアが改良して運用していたイタリア式28㎝榴弾砲を参考にして開発し、1892年(明治25年)に沿岸砲台用の砲として正式採用された大型臼砲である。

 

日露戦争においては対ロシア艦隊用に各地の沿岸要塞に備えられていたこの砲が二〇三高地の戦いを含む旅順攻囲戦にて火砲の不足により最終的に18門も取り外されて現地に分解して運送されて組み立てられて攻防戦に参加。

 

そののちに旅順港内に立てこもっていたロシア第一太平洋艦隊を撃滅した。

 

「ま、なにはともあれ戦力増強は必須事項ですからね。建造しましょうか」

 

『やったー!』

 

どうも妖精さんたちは三笠が来るまで暇暇で仕方がなかった様子。

 

そして造船ドックへ…

 

「さて、建造レシピはお任せいたしますね?」

 

『はい!お前ら!回せ~~!』

 

カンカンカンカン!!

 

『ところで高速建造剤(ボイラー)使います?』

 

「ああ。できたらお願いします」

 

『アイサー!!』

 

そして三笠の一声で妖精さんたちは高速建造剤を使用して建造速度を速めた。

 

「‥‥ところでどんなレシピで回したんですか?」

 

『はい!装甲巡洋艦二隻です!』

 

「装甲巡洋艦ですか‥‥はい!?装甲巡!?」

 

その報告に三笠は驚いた。装甲巡洋艦。この艦種は装甲は戦艦に近いが火力等は巡洋艦のままの艦なのだ。三笠としては二等でもいいので普通の巡洋艦が欲しかったので少々困った事態になった。

 

「いやいや!今の現状理解してますか!?資源の量も限られている現状を!!そんな現状で装甲巡洋艦を二隻も!!」

 

『大丈夫ですよ~。資源は一通りの鉱脈や油田が諸島内にありますから~』

 

「いやなんですかそれ!知りませんでしたよ!?」

 

私の心配は!?と三笠がドック妖精を問い詰めていた時…

 

ビー!ビー!ビー!

 

<建造完了しました!!>

 

警報音とともに建造終了の案内が鳴った。

 

「…はぁできてしまったのは仕方ありません。報連相の不手際は後で問い詰めますのでとりあえず」

 

『はい!シャッターオープン!』

 

そう言ってシャッターを妖精さんたちが開けたそこにいたのは割烹着とメイド服を着た二人の姉妹と思わせる艦娘二人であった。

 

「あなたたちは?」

 

「大日本海軍一等巡洋艦春日」

 

「同じ大日本海軍海軍一等巡洋艦日進」

 

『『着任しました!!』』

 




整備班班長の妖精さんのモデルはパトレイバーの榊班長で、春日・日進のモデルは月姫の遠野家の姉妹のメイドさんです!
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