戦艦三笠、海賊世界であろうとも勝利を手にする!   作:島田愛里寿

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大変お待たせ致しました!!

海戦を入れようと頑張ったのですが次回に延ばさざるを得ませんでした…すみません。


坂の上の雲ネタたくさんです!!


トラック諸島沖海戦前夜

謎の女性による天竜人殺害。

 

 

これに世界政府や海軍は大混乱に陥った。

 

なにせ天竜人が殺されるなどと前代未聞。

 

 

おまけにまんまと逃げられたのだ。

 

 

海軍や政府の面子は丸つぶれである。

 

 

そのため現在、マリンフォードにある海軍本部のとある一室に大勢の軍人が集まっていた。

 

海軍中将達と、三大将。そして、今回彼等を呼んだセンゴク元帥が会議をしていた。

 

 

「‥‥以上が調査結果です」

 

「なんてこった‥‥」

 

報告書の束を持った海兵の話を聞き、センゴク元帥は苦虫を噛み潰した様な顔をした。他の中将・大将達も同様である。

 

今回の件での被害は大きい。松島が放ったカネー式32㎝砲は榴弾を使用していた上に遅延信管という起爆が遅くなる信管を使用していた関係で砲弾で飛ばされた天竜人がマリンフォードの商店街近くで起爆したせいで街に少なくない被害が出ていたのだ。

 

「しっかし、まさかこんな女の子がこんな事するなんてなぁ」

 

「おまけにまんまと逃げられちゃったしねぇ」

 

「なにをいっちょるんじゃ!海軍の面子は丸つぶれなんじゃぞ!!」

 

三大将もこの件には大きく注目しており、赤犬に至っては自身の失態かのごとく怒り狂っていた。

 

 

まぁそりゃそうである。

 

なんせ島から脱出され、追撃した海軍船は春日に追いつけず、急行してきた吉野旗下の快速巡洋艦戦隊にハチの巣にされて轟沈してしまったのだから。

 

 

とはいえ帆船が石炭で蒸気を発生させて稼働する日露戦争時代の軍艦に速度でかなうわけないし火砲は世界政府海軍の船は後装式のは近代の砲と同じだがボーリングの玉のような砲弾を発射するタイプが基本で戦艦三笠などが使用している我々が思い描く三角形のとんがった帽子をかぶった炸薬の詰まった炸裂弾と言うのは限りなく少ないのだ。

 

 

ここで、再び世界政府海軍と戦艦三笠率いる日清・日露戦争時代の艦隊‥‥ここからはトラック艦隊と呼ぶがその戦力差を説明しよう。

 

 

世界政府海軍

 

海軍船(帆船)

 

火砲…球体の鉄の塊を発射して帆船*1を破壊するのが目的か海獣撃退等が目的。装甲貫徹力は無きに等しい。

 

速力…風に関する悪魔の実の能力保有者がいれば話は変わってくるだろうが基本的に4ノットから7ノットなので自転車と同じくらいの速度である。なんども言うが悪魔の実の能力者がいれば話は変わるが…

 

 

防御力…大将や中将等の悪魔の実の能力者が敵弾を打ち落とすかなどしているのでわからないが基本帆船なので木材で建造されている。

 

すなわち防御力皆無。むしろ現代の榴弾(装甲を貫くのではなく表面で起爆して周囲に損害を与える砲弾)でも簡単に破壊されるだろう。

 

 

トラック艦隊

 

戦艦三笠

 

火砲…主砲40口径二連装30cm砲×2・副砲40口径15cm砲×14

 

速力…18ノット(時速33km)

 

防御力…他の敷島型戦艦はハーヴェイ装甲だが三笠はクルップ装甲なのでさらに強靭な防御力を持っている。

 

 

戦艦敷島

 

火砲・速力は三笠と大差なし

 

防御力は上記の通りクルップ装甲より質が多少劣るハーヴェイ装甲であるが帆船相手には十分すぎる。

 

 

装甲艦定遠

 

火砲…305mm連装砲 2基4門・150mm砲 2門・57mm速射砲 2門・47mm速射砲 2門・37mm砲 8門

 

速力…14.5ノット

 

防御力…東洋一の堅物と言われた過去から十分

 

 

 

戦艦???ー?・???ー??*2

火砲…Pattern 1895 30.5cm(40口径)連装砲2基・Pattern 1892 15.2cm(45口径)連装速射砲6基・Pattern 1892 7.5cm(50口径)単装速射砲20基・オチキス 4.7cm(43.5口径)単装速射砲20基・マキシム 7.62mm機銃4基

 

速力…16.2~17.64ノット

 

防御力…1900年代当時としてはそれなりなので無問題。

 

 

 

…代表的な戦艦相手でも雲泥の差であるのだ。

 

 

そもそも速度の差で負けているし、同行戦に持ち込んでも側面に多数装備されている副砲群にハチの巣にされるだろう。

 

 

そのため世界政府海軍の得意な大将・中将・少将等の接舷切り込みがひっじょ~~~に難しいのだ。

 

 

とはいえ世界政府海軍としては世界政府からの討伐要請を無視するわけにはいかない。

 

 

おまけにこの鋼鉄船部隊は近隣諸国の奴隷船などを狩りまくっていて各国からも討伐指示が出ている。

 

「ぶわはっはっは!!困ったものだのう!!」

 

 

「黙っとれガープ!!幸いこやつらの拠点と思しき諸島群は分かっておる。そこである命令が下された」

 

 

 

「「「「!!!」」」」

 

このセンゴクの言葉に三大将やガープ、各中将・少将・左官らは息をのんだ。

 

 

「我が海軍総動員でのバスターコールである!!!」

 

 

数日後…

 

 

世界経済新聞にある見出しが掲載された。

 

 

「海軍総出撃!!天竜人を殺害した者たちが駆る鋼鉄艦隊を撃滅すべく出動!!」

 

 

 

 

 

この見出しを世界政府はビッグモルガンズにわざわざ依頼して掲載させたのだ。一種のプロパガンダである。

 

 

 

とはいえこれは世界中に出まわるので当然三笠以下トラック諸島艦隊にも知られるわけで‥‥。

 

 

 

「すべての哨戒任務中の艦艇並びに仮装巡洋艦部隊に命令!!『数日以内に敵艦隊来襲確実!発見した場合は直ちに打電し一旦離脱し、可能ならば観測し続けるべし!』」

 

 

「「「「「了解!!!」」」」」「「「「「收到!!!!」」」」」」「「「「「заметано!!!」」」」」

 

 

 

そして二日後の夜

 

 

 

 

トラック諸島沖  仮装巡洋艦信濃丸

 

 

 

『艦長。あれ見てください』

 

「え?んん~??」

 

副長妖精に呼ばれて夜勤中だった信濃丸は双眼鏡で指示された方向を見た。

 

「へ?あれは‥‥」

 

『はい。帆船です、しかも青色の目立つ色具合から…』

 

 

「世界政府海軍の船だね」

 

 

『艦長先ほどから無線に変な呼び出し音が来てますが…』

 

 

『恐らくこちらを味方と見間違えているのではないでしょうか??』

 

 

「そうですね朝になるまで距離を維持!!」

 

 

『『『『了解!!』』』』

 

 

 

翌朝…

 

 

「白けてきたわね…おまけに霧も深い…まぁとにかく敵船を確認します!臨検隊用意!!」

 

 

『はっ!!!臨検隊用意!!第四カッター降ろし方!』

 

 

『んん‥‥???ひっ左艦首!!!世界政府海軍の大艦隊視認!!!

 

『「ッ!!!??」』

 

 

そこには百船近い帆船艦隊がいた。

 

 

「副長。なんだか日本海海戦を思い出しますねぇ?」

 

『まったくです。おまけに気象状況・波の状況・作戦前に設定された座標暗号地点も一緒と来てます』

 

 

 

「なら我々には八百万の神々の加護があるのかもしれません。そして英霊の皆様の…よし敵座標並びに敵情を打電せよ!!」

 

 

『了解!!!』

 

 

 

≪発・仮装巡洋艦信濃丸、宛・連合艦隊総旗艦 戦艦三笠 敵ノ艦隊ミユ。地点203 本日天気多少の霧あれども戦闘には支障なしと予想す。繰り返す敵の艦隊、203地点にて捕捉。本日天気晴朗なれども波高し!!!≫

 

 

 

こうしてのちの世に世界政府海軍の悪夢ともいわれることになるトラック諸島沖海戦が始まろうとしていた。

*1
木の船体

*2
ネタバレ防止のため




次回 海戦


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