ウルトラマンエクシブ  ~光を結ぶ女神たち~   作:Xナイト

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今回は3期9話の内容になります

今回に出てくる怪獣もオリジナル怪獣になります

それではどうぞ!


第51話 ザルツブルガー・ノッケルン ー前編

かのん「うぅ……ついに……」

 

学園祭でのライブが終わって、ラブライブ地区大会に向けての練習を始めようとしていた。

そこでかのんはある光景に感動していた。

 

かのん「ついについに……11人になりました!」

 

11人になったLiellaの始めて練習だった。かのんに応えるようにきな子も声を上げる。

 

きな子「感動っす~~!」

マルガレーテ「……」

冬毬「マルガレーテ、緊張しているのですか?」

マルガレーテ「はぁ?どうして私が緊張しなきゃいけないのよ?ただ……」

冬毬「ん?」

マルガレーテ「Liella!はずつと敵だと思っていたからなんだか……」

 

今までの事があったから、いまいち気持ちがついていけてないのだ。

それを聞いた冬毬はマルガレーテの背中を押す。

 

マルガレーテ「ちょっと!?……ん?」

 

マルガレーテは前を向くとLiella!のみんなが歓迎する。

 

千砂都「2人ともようこそ……ようこそ、Liellaへ!」

四季「これからは仲間」

メイ「一緒に頑張ろうぜ!」

冬毬「お願いします!」

マルガレーテ「よ……よろしく」

 

一通り挨拶を終えた後、千砂都が号令をかける。

 

千砂都「よーし!じゃあ、まずはストレッチから始めて行くよ!」

Liella!「はーい!」

 

そして意気揚々と練習を始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

《OP:(ひかり)の戦士  その()はエクシブ》

 

 

 

 

 

『ザルツブルガー・ノッケルン』

 

 

 

 

 

 

 

その日、舞斗はスマホの画面でとあるネットニュースを見ていた。

 

舞斗「『魚の値段が高騰……魚が不足が続いている』か……」

ヴァイス「やはりそのニュースが目に入りますか?」

舞斗「神崎か……じゃあ、やっぱり……」

ヴァイス「はい。どうやらどこの港でも魚が釣れてないそうです。釣れても小型の魚のみのようです」

舞斗「また、唐突だな……」

ヴァイス「これはまだ噂の段階なのですが……怪獣の仕業なのではないかと」

舞斗「海の怪獣……そいつが魚を餌にしたって?」

ヴァイス「あくまで噂ですが……」

舞斗「……」

 

ヴァイスの言葉に舞斗は考えていた。今では海の底にいた怪獣が餌を求めて上がって来たということも考えられるからだ。

同じ頃……EGFでも同じ話題が出ていた。

 

耀司「アズズ……このペースで行けば地上に上がって来る可能性は?」

アズズ「ほぼ100%だな。海で餌がなくなったら確実に餌を求めて来るだろうな」

美緒「しかし、水中戦となると……ダイナスティ・ドラグーンの行動に制限がかかる」

峻貴「なら地上に出てきたところを……」

兼続「どこに潜んでいるかわからない状況だ。待ち伏せしても予想外の所に出たらこちらがアウトだ」

耀司「とにかく俺たちは海上での捜索を優先だ。海自も協力してくれてる。ダイナスティ・ドラグーンはいつでも戦闘出来るようにグレート・アークに搭載だ」

アズズ「グレート・アーク内でメンテナンス出来るように改造しておいたぜ」

 

そして今後の方針が決まったところでEGFは出撃した。

場所は結ヶ丘に戻り、2年生と1年生は先に帰り、3年生だけで話し合っていたのだが、話題はもちろん。

 

すみれ「3人の時のマルガレーテってどんな感じだったの?」

 

マルガレーテの話題だった。やはりマルガレーテだけがどこか距離が離れている様子だったのだ。

 

かのん「最初はいつもの感じだったけど、最近はいっぱい喋ってくれるようになったよ。お兄ちゃんとの距離が近づいた感じだよ」

千砂都「ふ~~ん。お兄ちゃんはなんて?」

かのん「昔よりは距離がある感じかなって」

可可「留学の時は懐いていたのデスか?」

かのん「うん。よく下宿していた店に通っていたみたいだし、好みもほとんどわかるって」

恋「それでも今はあの状態ですか……打ち解ける為にどうすればいいでしょうか?」

可可「みんなでワイワイ、カラオケ行ってみたり?」

すみれ「お茶するのも悪くないかもね」

かのん「練習以外だと身構えそうだな~~」

 

なかなかいい案が出なかったが、千砂都がとある提案をする。

 

千砂都「じゃあ班分けしてみるとか?」

恋「確かに部員が多い学校はA班・B班に分けいるところもあるみたいですね」

かのん「せっかく同じグループにいるのに……」

 

かのんからしてみれば、紆余曲折を得てようやく同じグループになれたのに、班を分けることに難色を示す。

 

千砂都「その代わり、全員で集まる練習を必ず1日のどこかに入れる。それだとどう?」

恋「私はいいと思いますよ。班ごとに各自の課題と向き合って、全体練習の時にその課題を克服した行く」

すみれ「メリハリも生まれそう」

可可「それなら、マルマルも納得してくれそうデス!」

かのん「確かにそれなら……」

 

みんなの意見を聞いてかのんは納得し、その方向で話が進んだ。

かのんが帰宅すると……

 

マルガレーテ「ちょっと、牛乳湧いてるわよ!」

ありあ「え?!」

マルガレーテ「早く混ぜて、それから鍋に戻す!」

ありあ「はいはい。ちょっと待って……!」

マルガレーテ「遅い遅い!すみっこが焦げないように気を付けて!」

舞斗「ありあ、もう少し全体に馴染むようにだ」

 

どうやらマルガレーテがありあに料理を教えている様子で、舞斗がその補助についていた。

 

かのん「わぁ~~いい匂い!」

楓夏「お帰り、かのん」

かのん「お菓子の作り方教えてもらってるの?」

ありあ「オーストリアってお菓子の本場でしょ」

舞斗「これに関しては俺もマルガレーテに比べてあんまりだからな」

 

そしてマルガレーテが皿に生地を入れる。

 

マルガレーテ「はい、こんな感じかしら」

舞斗「本場とは少し違うがいい感じにできたんじゃないか?」

マルガレーテ「全く見てられないわ」

ありあ「始めて作るんだから、優しくしてよ~~」

マルガレーテ「そういうの嫌いなの」

 

そこでかのんは先程3年生で話したことをマルガレーテに伝えたのだったが……

 

マルガレーテ「わざわざそんなこと……しなくていいわ」

 

しかし、マルガレーテはそれを断った。

 

マルガレーテ「前も言ったけど、練習だって私は1人で全然平気。ライブが近づいたらその時にみんなに合わせることだって出来るし……」

かのん「そうかもしれないけど……」

 

そこまで言ってマルガレーテは部屋を出ようとするが……

 

かのん「みんながマルガレーテちゃんと早く仲良くなりたいって思ってるんだよ?こうやって気に掛けて……」

舞斗「それが嫌なんだろ?」

 

そこに舞斗が声を掛ける。

 

かのん「お兄ちゃん……」

マルガレーテ「舞斗の言う通りよ。特に話す事もないのに無理に話しかけてきたり……」

舞斗「馴れ合いたいと思ってないのは分かってるよ。でもなマルガレーテライブ直前にみんなに合わせるって、それだといざって時に失敗することだってあるんだぞ」

マルガレーテ「大丈夫よ。このメニューは1人でもちゃんとこなすわ。私の事はこれ以上構わなくて結構……お休み」

 

そう言って去って言った。それを見ていたかのんは……

 

かのん「不器用さんが多すぎだよ……」

舞斗「お前が言うか?」

かのん「あはは……」

 

そして翌日、マルガレーテの事を2年生と1年生に相談したのだった。

 

四季「でも私、マルガレーテちゃんの気持ち少し分かるかもしれない」

かのん「みんなの事が嫌いだとか、スクールアイドルをやりたくないってことではないと思うんだ。お兄ちゃん曰く、昔から言いたいことはハッキリ言う子だったから、気をつかわれることが嫌だったんだって」

きな子「クラスではどんな様子なんっすか?」

冬毬「特にいつものと変わりません」

 

そう言って視線をマルガレーテがいる教室に向ける。

マルガレーテは教室で読書をしていた。誰とも喋る事もなく、それを見て……

 

きな子「確かに同じっす」

 

マルガレーテらしいといえばらしいのだが。

 

冬毬「実際、一緒に練習しなくてもマルガレーテのポテンシャルがあれば、ライブに問題が生じる可能性は低いです。このままで大会に挑んでも問題ありません」

 

しばらく一緒にいた冬毬からすればマルガレーテの信頼は厚いのだが……

 

きな子「せっかく同じLiellaの一員になれたのに……」

冬毬「同じになったからこそ……互いが活動しやすい形にするのも大切なことかもしれません」

 

客観的に見た冬毬からの意見は確かに分からなくはない。……しかし、それでも気持ちがついていかない。

 

きな子「でもいやっす!きな子達は同じ仲間、チームなんっす!」

 

そう言ってきな子が扉を開けてマルガレーテに突撃する。

 

マルガレーテ「?」

きな子「マルガレーテちゃん。きな子と一緒に遊ぶっす!」

マルガレーテ「どうして?」

きな子「仲良くなるためっす!」

マルガレーテ「だから、そういうのは……っ!」

 

きな子は何故か縄跳びを差し出す。

 

きな子「どっちが二重跳び、ずっと跳び続けられるか勝負っす!」

マルガレーテ「もうちょっといい遊びないの?」

きな子「ハヤブサの方が好きっすか?」

マルガレーテ「そういう事じゃなくて……まぁいいわ。何でも付き合ってあげる」

 

そう言ってきな子がトランプで大富豪を始めるが、マルガレーテが真っ先に一抜けをする。

ならばメイがスマホの対戦するが、それも圧勝。夏美が雰囲気を変えてお茶会をするが、マルガレーテがコーヒーを作りみんなに振舞うとみんな大好評。

マルガレーテは何においてもポテンシャルは高かったようだ。しかし、コーヒーに関しては……

 

マルガレーテ「これでも舞斗には劣るわ」

冬毬「確かに舞斗さんの淹れたものはどれも好みです」

かのん「そこはお兄ちゃんのこだわりかな……相手の好みに合わせてブレンドするからLiellaの好みはみんな把握してるかな」

冬毬「凄いですね。お店を開かないのは勿体ないです」

四季「確か店の経営がめんどくさいって言ってた」

きな子「勿体ないっす。お店が開いたら毎日通いたいっす」

メイ「まぁ、ウルトラマンもあるしな」

 

一方の舞斗は……

 

舞斗「はっくしょん!」

 

何故か釣り堀にいた。

 

釣り人「大丈夫かい?兄ちゃん」

舞斗「あぁ、すいません。魚逃げたかな?」

釣り人「いや、ここも釣れんよ。魚はどこに行ったんだか……」

舞斗(何か分かると思って来たが……思ったより深海深くいるのかな……)

 

どうやら舞斗は海近くで怪獣の気配を感じれるか来たのだが、思ったよりも深海深くいるようで上手く捉えられないでいた。

しばらく海岸を歩ていると、ある人物を見つける。

 

舞斗「駒込?」

アズズ「あ?舞斗じゃねぇか、なんでここにいるんだ?大学は?」

舞斗「今日は必修科目がないから、少し歩きに来たんだが……お前がいるってことは怪獣案件か?」

アズズ「鋭いな……その調査も兼ねてるんだが、うちが気になるのはここに伝わる文献があるからだ」

舞斗「文献?」

 

そう言ってアズズは舞斗にある絵を見せる。どうやら古い絵のようだが、そこに描かれているのは海から巨大な生物が出て、港町を襲っている描写だった。

 

舞斗「これは……怪獣の絵か?」

アズズ「書かれているのが江戸時代のようだ」

舞斗「それまた随分昔だな」

アズズ「この怪獣、海の魔物……ラギアのようだ」

舞斗「ラギア?」

アズズ「文献によればこの時も魚の不漁が続いて、ついには陸上に上がって港町の食べ物も根こそぎ食い尽くしたようだ」

舞斗「今の状況と似てるな」

アズズ「もしかしたら……そいつが来る前触れかもな」

舞斗「……」

 

夕方になり、舞斗はバイクでかのんの家に向かっていた。玄関先に着くとかのんが店の中を覗いていた。

 

舞斗「どうした?かのん」

かのん「お兄ちゃん見て」

 

そう言われて舞斗も見るとありあがマルガレーテに教えてもらい再びお菓子を作っている状況だった。

どうやら今度は上手くいっているようだ。

 

マルガレーテ「悪くないわ」

ありあ「えへへ。マルガレーテちゃんのおかげで、お店のメニュー増えるかもしれないね」

マルガレーテ「お店で出すなら、こんなレベルじゃ、話にならないわ」

ありあ「ふふっ、今に見ててよ」

 

それを見ていた舞斗とかのんは……

 

舞斗「いい雰囲気だな」

かのん「そうだ」

舞斗「?」

 

そう言ってかのんは電話を掛ける。

 

かのん「あ、ちいちゃん?あのね……」

 

そしてかのんが出したアイデアとは……




いかがでしょうか?

次回は深海怪獣との戦闘になります。

それではまた次回!
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