ウルトラマンエクシブ  ~光を結ぶ女神たち~   作:Xナイト

104 / 118
今回は怪獣との戦闘になります

それではどうぞ!


第51話 ザルツブルガー・ノッケルン ー後編

翌日を迎えて、とある海岸付近では慌ただしく戦車が動いていた。

その近くにはダイナスティ・ドラグーンも待機していた。コクピット内では耀司と聡が戦闘準備をしていた。

 

耀司「美緒、状況は?」

美緒『現在、海自で現在追跡中です。目標は予定通りの進行方向を進んでいます』

耀司「よし、聡そろそろ来るぞ」

聡「了解……焼き魚にしてやるぜ」

 

ダイナスティ・ドラグーンの視線の先には無数の魚が置かれていた。どうやら餌で怪獣をおびき寄せるようだ。

地上では美緒と兼続と宮古が双眼鏡で怪獣を探していた。後方には戦車隊が待機していて、戦闘準備を整えていた。

 

宮古「でも、そのラギアだっけ?こんなあからさまな状態でも来るって事はそんなにお腹空いてるのかな」

兼続「ここら辺の魚を思いっきり食い尽くしたからな、地上まで被害が出る前に叩かないとな」

美緒「深海深くに眠っていた怪獣が目覚めた。何か良くない事の前触れじゃなければいいが……」

宮古「不吉なこと言わないでくださいよ~~」

 

同じ頃、舞斗も近くの海岸で成り行きを見守っていた。

 

舞斗「何事もなければいいのだが……」

 

すると、少し離れた場所で爆発音と共に水柱が立ち上がった。

それを見て美緒が海上自衛隊に通信する。

 

美緒「どうした!?」

海自『怪獣からの攻撃です!?目標は水中でも電気攻撃を行うようです』

美緒「電気攻撃だと!?」

 

すると海上に電気が走り始める。そして海面が浮き上がり始めて、海中から出現したのは青い鱗と甲殻と長い首を持ちはワニ等の大型爬虫類のような顔と背中には水晶状の突起物が生えている怪獣海魔獣ラギアが姿を現す。背中から放電が溢れ出ていた。

 

空中を飛んでいたストライクイーグルからその様子を見ていた。クラウディアと峻貴ある結論が出る。

 

峻貴「もしかして……怒ってる?」

クラウディア「もしかしなくてもな……」

 

どうやら食事を邪魔されて怒っているようだった。

 

 

ラギア「グラァァァァァ!!」

 

 

辺りに放電しながら咆哮を上げる。それを合図に戦車隊から攻撃が放たれて、空中からストライクイーグルとダイナスティ・ドラグーンも攻撃を開始する。

 

 

ラギア「グラァァァァァ!!」

 

 

ラギアは素早く水中に潜り回避すると、もうスピードで急接近して、ダイナスティ・ドラグーンにタックルする。

 

聡「な!?こいついきなり!?」

耀司「ここまで身軽なのか!?」

 

そしてそのままラギアはダイナスティ・ドラグーンに接近戦をする。ダイナスティ・ドラグーンも反撃をするが、ラギアのトリッキーな動きに苦戦を強いている。

それを見た舞斗は懐からエクシブランサーネオとエクシブキーを取り出す。

左手でエクシブキーの真ん中のレリーフを押し、キーを展開してエクシブランサーネオのグリップ下部に、マガジンのように装填

 

『チェンジ・ウルトラマンエクシブ・ストライクタイプV2』

 

キーが認識され、エクシブランサーネオから音声が鳴り響く。

バレルの上側を掴んで展開し、ガンモードから変身用の形態、ランサーモードへと変形させる。

バレル内部から現れた、クリスタルが赤と青に点滅する中、持った右手を前に突き出し、円を描くように腕を時計回りに回す。

 

舞斗「輝き(かがやき)掴め(つかめ)(ひかり)(あらし)

 

そしてエクシブランサーネオを天に掲げる。

 

舞斗「エクシブ!招来(しょうらい)!!

 

天に掲げた、エクシブランサーネオのグリップのトリガーを引いた瞬間、舞斗の周囲に赤と青の光輝き、そのまま舞斗を包み込む。

 

 

エクシブSTV2「ジュアッ!!」

 

 

出現したエクシブSTV2は空中で態勢を変えてラギアにキックをする。

 

 

ラギア「グラァァァァァ!!」

 

エクシブSTV2「ジュアッ!!」

 

 

素早く態勢を立て直したラギアはそのままエクシブSTV2に向かっていく。エクシブSTV2はラギアの長い首を掴むが、強靭な首で直ぐに振り払われる。

ならばとエクシブSTV2は胴体にキックを浴びせて、距離を離すがラギアは口から雷撃を纏った光弾を放つ。

 

 

エクシブSTV2「ッ!ジュアッ!」

 

 

エクシブSTV2はバク転や側転をして回避するが、一瞬の隙を突かれてラギアの首で胴体を締め上げられる。

 

 

エクシブSTV2「ジュッ!?」

 

ラギア「グラァァァァァ!!」

 

エクシブSTV2「ジュアッ!?」

 

 

ラギアが身体を放電して、エクシブSTV2の身体に流し込まれてダメージを与える。その時、同時にカラータイマーの点滅も開始する。

EGFが援護しようとするが、エクシブSTV2とラギアが近すぎて攻撃出来ずにいた。

 

 

舞斗『くっ!だったらパワーで振りほどく!!』

 

 

舞斗は懐から赤色のエクシブキーを取り出し、真ん中のレリーフを押し、キーを展開する。ストライクタイプキーを抜くと赤色のエクシブキーをエクシブランサーネオの銃底に装填した。

 

『チェンジ・ウルトラマンエクシブ・ライザータイプV2』

 

クリスタルが赤に点滅する中、持った右手を前に突き出し、円を描くように腕を時計回りに回す。

 

舞斗「紅蓮(ぐれん)纏え(まとえ)超越(ちょうえつ)闘士(とうし)!!

 

そしてエクシブランサーネオを天に掲げる。

 

舞斗「剛力!火炎武装!!

 

天に掲げた、エクシブランサーネオのグリップのトリガーを引いた瞬間、舞斗の周囲に紅蓮に燃える炎に包まれる。同時にエクシブも炎を纏い、炎を吹き飛ぶと色合いが赤と銀に変化した新たなエクシブRT(ライザータイプ)V2へと姿が変わる。

 

 

エクシブRTV2「デュア!!」

 

ラギア「グラァァァァァ!?」

 

 

突然の炎とパワーを受けたラギアはたまらず首の拘束を解くが、エクシブRTV2はそのまま首を胴締めして、そのままジャイアントスイングをする。

数回振り回した後、ラギアを投げ飛ばす。

 

 

ラギア「グラァァァァァ!?」

 

 

投げ飛ばされたラギアそのまま転がり立ち上がれずにいた。それを見たエクシブRTV2は、両腕を胸の前で交差させ、左右の腕をゆっくり体の外へ向けて円を描くようにし、左手を前に出し、右手にエネルギーを集中させる。

その時、ラギアが立ち上がったのだが、既にエクシブRTV2は必殺技を放つ態勢に入っていた。

 

 

エクシブRTV2『ブレイジング・スマッシャー!!

 

 

その右手からは、炎をまとった72万度の爆熱光線は真っ直ぐラギアに直撃する。

直撃を受けたラギアはそのまま前方に倒れ、爆散する。

構えを解いたエクシブRTV2は顔を上に向け、両腕を上に向けてジャンプする。

 

 

エクシブRTV2「デュア!!」

 

 

そしてそのまま空高く飛んでいったのだった。

その頃、地区予選に向けた班分け練習を開始いたLiella。

そんな中、マルガレーテはメンバーそれぞれを注視し、タブレットにメモを取っていた。今回マルガレーテは用の曲のフォーメーションと歌い分けを担当する事になったのだが……

外からのハッキリとした意見にみんなが啞然としていた。そしてその日は少し、不穏な空気を流れながら練習は終わった。その日夜……

 

ありあ「おー!これはいいかも!」

舞斗「あぁいい出来だ」

 

マルガレーテに教わったお菓子がいい出来で完成に喜んでいるありあ、そこに風呂上がりのかのんがやって来る。

 

かのん「出来たの?」

ありあ「マルガレーテちゃんのおかげで大成功。ザルツブルガー・ノッケルン」

かのん「……ノッケルン?」

舞斗「スフレのイメージに近い感じかな」

かのん「おぉ!食べたい!」

 

興味津々なかのんだが、ありあが待ったをかける。

 

ありあ「教えてくれたマルガレーテちゃんが先」

舞斗「でも今日は帰って来てからずっと部屋にいるんだが、なんかあったのか?」

 

その頃、マルガレーテは畳んでいる布団に背中を預けていた。

その時、部屋をノックする音が聞こえる。

 

マルガレーテ「どうぞ」

舞斗「よっ」

 

入って来たのは舞斗だった。

 

舞斗「かのんから聞いたよ。今日のこと……」

マルガレーテ「……やっぱり私が決めない方がいいと思う」

舞斗「確かに客観的に見たのが全て正しいとは限らない。そう思うって事は、3人でやってる時に何か分かったか?」

マルガレーテ「技術が大切だって思っていたけど、それだけじゃなくてスクールアイドルにとってみんなの心が一つになる事がなによりも大切」

 

確かにソロの時は技術だけを求めるものだが、スクールアイドルにとって歌っている人だけではなく、周りに人達の心も通わせなければならない。昔のマルガレーテにはそれが欠けていたのだ。

 

舞斗「そこまで気づけたのなら、日本に残った意味があったな」

マルガレーテ「舞斗は分かってたの?私に欠けていたの」

舞斗「ウィーンに戻るために必死になっていたからな。でも音楽に必要なことはかのんが教えてくれるそう思って、かのんと一緒にさせたかったんだ。そこに冬毬が加わったのは驚きだがな」

マルガレーテ「やっぱり私は……」

舞斗「でもな、マルガレーテ。お前が思っている以上にLiella!のみんなはそんなやわじゃないぞ?」

マルガレーテ「どういうこと?」

かのん「マルガレーテちゃん!お客さんだよ~~!」

舞斗「ほら来た」

マルガレーテ「?」

 

かのんに呼ばれて店に行くとそこにはきな子と夏美がいた。2人ともマルガレーテにフォーメーションで端っこにいるべきだと指摘された2人だ。その2人の目は覚悟を持った目だった。

 

マルガレーテ「練習?」

きな子「きな子が年上だとか、一切気にせず」

夏美「思いっきり指導して欲しいのですの」

マルガレーテ「今日はもう夜よ」

きな子「関係ないっす!」

マルガレーテ「きな子先輩……」

きな子「地区大会で力になれないこと、想像するだけで悔しくて悔しくて眠れないっす。みんなと平等に、みんなと同じ気持ちで、何より自分に負けない姿でステージに立ちたいっす!」

夏美「だから私達は食らいついて行きたい!」

 

そんな2人の思いを聞いてたじろぐマルガレーテ。折れるどころか立ち向かう姿勢に圧倒されていたのだ。

 

舞斗「だから言っただろう?Liella!はそんなやわじゃって」

かのん「ふふ。夜は少し冷えるよ。はい」

 

そう言ってかのんはマルガレーテの練習着を渡す。

 

マルガレーテ「かのんは?」

かのん「私は……行かない?」

マルガレーテ「え?」

舞斗「忘れたのか?」

きな子「かのん先輩はLiella!に居れるのは今年が最後」

マルガレーテ「っ!」

 

そこまで言われてようやくマルガレーテは2人が、ここまで言っくる理由が分かった。2人とも今年最後の3年生の為に、何としても優勝したいのだ。中途半端なことでは3年生に申し訳ない。そんな気持ちでいっぱいなのだ。そこまで言ってきな子と夏美はマルガレーテを連れて練習に行く。

 

舞斗「なぁ。かのん」

かのん「ん?」

舞斗「俺は自分が選択したことが間違ってなかったと本当に思うよ」

かのん「これからも辛く厳しい戦いがあっても?」

舞斗「あの子たちやみんなの笑顔と未来が守れるなら、戦い続いていける」

かのん「なら私も頑張らないとね」

舞斗「地区大会楽しみにしてる」

かのん「うん」

 

そして迎えた地区予選大会。衣装を着た11人が舞台袖にいた。

みんなに千砂都が言葉を掛ける。

 

千砂都「今年もついにラブライブが始まる。私達3年生にとっては最後の大会」

メイ「最後……」

 

そう言われて表情を硬くする1・2年生。

 

千砂都「今まで大会を連覇できたグループは1組もない」

かのん「私達が始めてになろう。目指すのは、今年も優勝!

 

かのんの言葉にみんな異論はない。そのためにここまで練習を重ねてきたのだから。

 

かのん「マルガレーテちゃん」

マルガレーテ「え?」

かのん「本番前に一言貰ってもいい?」

 

そしてみんな一斉にマルガレーテを見る。マルガレーテは自分の思いを伝える。

 

マルガレーテ「千砂都先輩は3年生、最後の年と言ったけれど、私達下級生にとっても最初で最後のラブライブになる。理由はたった一つ……11人で優勝を目指せる瞬間はもう二度とないからです

 

マルガレーテの言葉にかのんは噛みしめるように微笑む。

 

マルガレーテ「この11人で歌える唯一の大会、その中でみんな、常に努力を怠らず全員が手を取り合って、前を向いてる。その姿勢の大切さをきな子先輩と夏美先輩から私は学びました。……ありがとうございました

 

そしてマルガレーテは隣にいる冬毬の手を掴む。

 

マルガレーテ「私は自分と冬毬が入ったことで、Liella!がより一層凄くなったと感じて欲しい……より繋がった強い気持ちをみんなに届けたい!最高の瞬間を今ここに!

 

マルガレーテの言葉の後にかのんが繋げる。

 

かのん「さぁ!11人で新しい扉を開いて行くよ!!

 

かのんの言葉にみんなが応え、ステージに上がっていく。

 

 

 

 

 

《♪:Let's be ONE》

 

 

 

 

 

 

ライブを終えたLiella!のステージを見ていた舞斗と朔耶は拍手を送った。

 

朔耶「文化祭でも思いましたが、ユーさんがみんなさんとの思い出を大切にしてる理由が分かりまます。皆さんの輝きが私も大好きです」

舞斗「だから俺もエクシブを続ける事に後悔はない。これからも守り続けるさ……ウルトラマンとして」

 

そう言って舞斗はステージの上にいるかのん達を見て決意を新たにするのだった。

 

 

 

 

 

《ED:DAISUKI FULL POWER CV:嵐千砂都

 

 

 

 

 

舞斗

[無事に地区大会を突破したLiellaはこの勢いで東京大会の向けて準備を進めていた。

 

かのんは今後を考え、2年生と1年生に前に出てほしいということできな子が作詞する事になった。

 

同じ頃、恋は生徒会長の後継者選びに頭を悩ませるのだったが、そこで恋は手伝ったきな子を推薦

 

しかし、きな子は作詞の事もあり思い悩むのだった。

 

そこにきな子の北海道時代の友人が遊びに来るのだったが、現在のきな子の活躍に嫉妬し……

 

ついには感情を爆発させて、とんでもないことが起きてしまう。

 

次回……『桜小路きな子』……光の絆が嵐を呼ぶぜ!




いかがでしょうか?

次回は3期10話の内容になります。

次回の怪獣はウルトラマンの劇場版に出て、つい最近復活した怪獣になります!

それではまた次回!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。