今回で今作の最後の回となります!
それではどうぞ!
デス・ヴァジュラムとの戦いを乗り越え、街は着々と復興し、人類は再びの平和なひと時を迎えていた。
それから数日……大学の敷地を歩いている舞斗は自分の目の前に桜の花びらが落ちたのが見えた。
舞斗「春だな……そういえば今日だっけか。かのん達の卒業式」
その頃、結ヶ丘では校門に『卒業証書授与式』と書かれた立て看板が立て掛けていた。校内では卒業生達が最後の思い出を残そうと思い思いに過ごしていた。
そんな中……
きな子「うぅぅ……」
夏美「今から泣いてどうするんですの~」
四季「ぅっ」
メイ「うぅぅ……うぅぅっ」
2年もかのん達と過ごした2期生組は涙で顔を濡らしていた。
きな子「先輩達……いなくなっちゃうっす~~」
メイ「分かってたことだろう」
四季「メイ、泣きすぎ……」
メイ「うるせぇ~~~」
そんな事を言ってるときな子は……
きな子「やっぱり、留年してくださいって、頼みに言ってくるっす!むん」
夏美「次期生徒会長が、そんなお願いしていいんですの~」
などと、とんでもない事を言い始め、夏美達の制止も聞かず歩いて行く。
校門前ではマルガレーテが壁に背中を預けて、誰かを待っている様子だった。そこに……
マルガレーテ「ん」
冬毬「おや?来るとは思いませんでした。1年生は卒業式、自由参加ですよね?」
マルガレーテ「暇だったしね。それより、冬毬こそ参加しないかと思ってたわ」
冬毬「一つ大きなタスクがありました」
そして卒業生達は廊下で並んでいた。その中には千砂都と可可の姿があった。
千砂都「みんなもう来てるの?」
可可「恋恋は式の直前まで裏で忙しそうデス。かのんは……」
千砂都「ん?」
千砂都が可可の見てる方を見ると……
きな子「ひぅ……消えちゃいやです~~」
かのん「消えないよ」
かのんにひっついていたのだった。
千砂都「きな子ちゃん……送辞言うんでしょ?大丈夫かな?」
可可「きなきななら、その時は、びしっと気持ち切り替えるデスよ」
その間を搔い潜るようにやって来た人物がいた。全員注目する中、やってきた人物は……
すみれ「……いよいよ、卒業式ねっ」
髪がやたらと気合いが入ってるすみれだった。
千砂都「すみれちゃん……?」
可可「もりもりデス……」
すみれ「うふ……卒業式だもん。このくらい当然でしょ」
そして、いよいよ……
アナウンス「これより卒業生が入場します。……卒業生、入場!」
ピアノの音と拍手と共に先ずは音楽科の生徒が入場。その中には当然、恋の姿があった。
音楽科の生徒が入場を終えると今度は普通科が入場し、千砂都、可可、すみれ、かのんも堂々とした顔持ちで入場した。その姿を見たかのんの母は涙を流していた。
式は恙なく続き、卒業証書は卒業生代表の恋が受け取る為にステージに上がり、理事長と向き合う。
理事長「卒業証書第1号葉月恋、貴方は本校が定めた……いや」
恋「?」
理事長「貴方の母、葉月花が定めた課程を修了したことを証します」
恋「……っ」
その言葉を聞いて恋は泣きそうになるのをこらえる。
理事長「おめでとう」
理事長は最後にそう言って卒業証書を恋に渡す。その後……
アナウンス「嵐千砂都」
千砂都「はい!」
アナウンス「平安名すみれ」
すみれ「はい!」
アナウンス「渋谷かのん」
かのん「はい!」
アナウンス「唐可可」
可可「はい!」
それぞれ名前が呼ばれ、その様子をご両親が見ていた。
そして送辞となり、生徒会長のきな子が読み上げる。
きな子「送辞。在校生代表桜小路きな子」
先ほどめそめそとしていたのが噓のように堂々としていた。
きな子「私はスクールアイドル部で2年間過ごしました。そんな先輩達が初めて挑戦したラブライブ、東京大会準優勝で全国大会にはいけず悔しそうにしてる姿をいつも見てきました。しかし、その悔しさを乗り越えていく姿には、とても胸を熱くさせられました。そんな先輩方の気持ちを背負って、私達はこれからも頑張ります。最高の時間を本当にありがとうございました!」
そんなきな子の送辞に今度は恋が答辞で応える。
恋「答辞。本日は私達の為にこのような素晴らしい卒業式を挙行してくださりありがとうございます」
理事長の手には恋の母親の写真が額縁に入っていた。自分の娘の晴姿を見せているのだ。
恋「私達はこの学校の1期生として入学してきました」
思い出せれるのは自分達が1年生だった頃、先輩もいなく自分達が歩んでいかなければならない状況に不安と希望を胸に入学してきたが、最初は音楽科と普通科での格差で危うくなりかけた文化祭もかのん達が繋いだ思いが現在の結ヶ丘を作っていった。周り道もしたし、間違った道を進みそうになっても支え合い、励まし合って作っていった。そんな思いを恋は答辞に載せて伝えていく。それを真っ直ぐ聞いている在校生達、その中には2年生のきな子とメイ、四季、夏美、1年生のマルガレーテと冬毬。そして、恋は最後に自分の思いを在校生に届ける。
恋「これからも繋げて行ってください!ここにいる全員の一歩一歩が、結ヶ丘を作って行きます!そして、それが羽ばたく私達の力となって行くのですから!」
そんな恋の答辞を終えた後、会場では拍手が贈られた。そして卒業式は無事に終わり……
夏美「ん……いきますの!」
夏美がスマホをセットし、記念撮影の準備を完了する。そこに並んでいる3年達、ちなみにすみれの髪はいつものに戻っている。
千砂都「じゃあ…あれ、やってみようか!」
かのん「いいね!」
すみれ「じゃあ行くわよ!」
可可「っ!せ~~の!」
「ラブライブ!」
その掛け声と共にスマホのシャッターがきり、最高の写真が納められました。そして時間は過ぎ去り校門に向かっているLiella!をある人物が待っていた。
かのん「お兄ちゃん!」
舞斗「よっ!」
待っていたのは舞斗だった。
マルガレーテ「舞斗、大学午前中まででしょう?どこ行ってたのよ」
舞斗「カルフォルニア。そこに出てきた怪獣を倒してた」
すみれ「結局、ウルトラマンとして戦ってるわけね」
マルガレーテの質問を舞斗は懐からエクシブランサーネオを取り出して、見せる。
すみれの言うとおり、舞斗は今もウルトラマンとして戦っている。それはサスカルとの対話の時
サスカル「ならば聞かせてもらおう。お前さんの答えとやらを……」
舞斗「俺は……これからもウルトラマンとして戦っていきます。地球にはまだ、脅威があるEGFでもまだ完全には対処は難しい、俺は人類が自分達の力で守れるまでこの地球を守っていきます」
サスカル「なら人類で対処が出来た時は?」
舞斗「宇宙に行って、ウルトラマンとして生きていきます。ゼロのように宇宙に助けを求める声があるなら、助けに行きます。その声がなくなるまで!」
サスカル「果たしなく険しい道だぞ?」
舞斗「それにどんな時でも、仲間がいる限り、ウルトラマンは負けない。宇宙でもゼロのようなウルトラマン達が平和の為に戦っているなら……いずれ、平和の道に繋がると信じて……」
サスカル「……サスカッチ!」
合格の言葉を聞いて、安心する舞斗。そんな舞斗に更に言葉を繋げる。
サスカル「お前が進む道は果てしなく険しい道だ。だが、私は見届けよう。そして君と同じ道に進もうとするウルトラマン達も見届けよう。さらばだ!若きウルトラマン……ウルトラマンエクシブ!」
そう言ってサスカルは煙のように消えていった。
きな子「本当に良かったんすっか?」
可可「そうデスよ!いずれ地球を去るんデスよね?」
可可の言葉に舞斗は答える。
舞斗「3年間もあんな戦いをして来て、今更、普通の暮らしができるとは思えなかったからな」
かのん「それでは朔耶さんとの婚約も解消するなんて」
舞斗「しょうがないだろ……しばらくしたら地球を去ると思ってるんだから」
舞斗はこれまでの戦いとこれからのことを乙葉達にも話した。最初は驚かれ、反対もされたが根気よく説得して何とか納得してもらった。
舞斗「千砂都、四季ちゃん、マルガレーテ。そう言うとことだから……」
千砂都「分かってるよ。私達は別に付き合って貰おうとは思ってないから」
四季「私達は自分達の気持ちを伝えたかっただけ」
マルガレーテ「だから別に気にしなくていいわ」
3人は舞斗に自分達の気持ちを伝えたのだ。しかし、3人はこれからウルトラマンエクシブとして生きる舞斗と付き合うつもりはなく、ただ自分達の気持ちを伝えるだけだった。
舞斗「それじゃああとは、かのん達だな」
舞斗がそう言うとかのん達は校門前に横並びに並ぶ。その瞬間、きな子達は涙を流し始めた。
マルガレーテ「泣かないでよ……みんなカッコ悪いんだから」
メイ「うるせぇな。お前だって泣いてるじゃねぇか」
マルガレーテ「泣いてない」
そんな会話をしてる中、冬毬は意を決してかのんに声を掛ける。
冬毬「かのん先輩!」
かのん「?」
冬毬はかのんの前に立つと……
冬毬「リボン……リボンください!」
かのん「っ……冬毬ちゃんが?」
冬毬「ずっと憧れてました。スクールアイドルを始めた時から……」
マルガレーテ「朝言ってたタスクって……それ?」
冬毬「はい……」
すみれ「以外……」
舞斗「どうすんだ?かのん」
かのん「決まってるよ……はい」
かのんは何の躊躇いもなく自分のリボンに手を外して、冬毬の右腕に結ぶ。
かのん「これからもよろしくね。Liella!こと」
冬毬「っ……アグリーです!」
かのん「マルガレーテちゃんもよろしくね」
マルガレーテ「言われなくたって」
そして、今まで黙ってたきな子が声を出す。
きな子「でも……行っちゃったら終わりなんっすよね……いなくなっちゃっうんすよね……あの部室や教室に行っても……先輩達には……もう……会えない」
2年間、傍にいて近くで一緒にいた。かのん達がいなくなるのはきな子は辛かった。そんなきな子にかのんが言葉を掛ける。
かのん「大丈夫、いなくならないよ。私達はずっと一緒……顔は見えなくても、声が聞けなくても、一緒に過ごした時間は、その思い出は無くならない……だから!」
そう言って校門に正面を向ける。それに合わせて千砂都、可可、すみれ、恋も横並びに並ぶ。
かのん「これまでも…これからも、大人になっても…ずっと、ずっと……!」
「よろしくデス!!」
かのんの言葉と共に3年生は一気に校門を飛び越えるようにジャンプする。
かのん「あなたの歌を響かせて……!」
きな子「全力で響かせるっす!」
可可「自分の大好きを大切にするのデス……!」
四季「大好きを心の中に!」
すみれ「諦めなければ、何も終わらないから……!」
マルガレーテ「諦めるわけないでしょう!」
千砂都「足を止めちゃダメだよ……!」
メイ「最後まで走り続けてみせる!」
恋「夢を見ることを、忘れないで……!」
夏美・冬毬「絶対に忘れません!ですの!」
後輩に伝えたい言葉を伝え、遂にかのん達は校門を飛び越える。そして振り返り後輩達を向き合う。
かのん「元気でね」
きな子達はかのん達の言葉を嚙みしめて、これから進んでいくのだ。
かのん「ねぇ、みんな……この後、聴いてもらいたい曲があるの」
そして辺りは夜になり、場所はとあるビルの屋上だった。
そこに来たきな子達が見たのは1つのステージだった。そこに衣装を着たかのん達が立った。
かのん「これが……私達3年生のスクールアイドルとして歌う最後の歌」
3年生達は手を繋ぐ。
かのん「私達のそして……みんなに送る」
3年生「はじまりの……歌」
《♪:始まりは君の空》
後輩達はしっかりと見つめる。これが自分達がずっと追いかけ続けたかのん達の姿……その最後ステージをしっかりと見つめた。
その後ろで舞斗がLiella!の姿を見つめる。これからいつまでも、地球の為に戦えるかはわからない。宇宙に行った後も、戦う日々で休まる日々が来ないかもしれない。それでも信じ、戦い続ける。真の平和が訪れるその日まで……ウルトラマンエクシブは戦い続ける
《ED:始まりは君の空 ~11 Ver.~ CV
いかがでしょうか?
今作はこれで完結になります。年内で終えることが出来て良かったです。
読者の皆様、長い間読んでくださりありがとうございました!
私が現在連載している『新世紀勇者戦記 ~ブレイブ・リコリス~』もよろしくお願いします!
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それではまたいずれお会いしましょう!