ウルトラマンエクシブ  ~光を結ぶ女神たち~   作:Xナイト

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昨日はルミナスウィッチーズのライブを見に行き、最高の思い出ができました!

今日はお台場ダイバーシティの後、ウルトラヒーローズEXPO 2023 サマーフェスティバルに赴く予定です!

そして今回は原作7話後編です

それではどうぞ!


第10話 決戦!生徒会長選 ー後編

かのんと恋は中庭に場所を変えていた。

 

かのん「葉月さん前に言ってたよね。スクールアイドルじゃなきゃ応援するって……」

 

それを聞いて、恋はかのんから顔を背けるが、かのんは続ける。

 

かのん「私たちのことが嫌いとか意地悪したいってことじゃないんでしょ?理由が知りたいんだ。それが分かれば私たちも何か方法がないか考えられるから」

恋「……」

 

恋は尚も無言を貫く。

 

かのん「葉月さんは受け入れられないのかもしれないけどスクールアイドルはやっぱり悪いものじゃないって思うから……」

恋「別に何もありません……」

 

かのんの言葉を遮るように恋がようやく口を開けた。

 

恋「ただ学校のためにはスクールアイドルはない方がいい。それが私の考えです」

 

そう言って去っていった。その背中を見たかのんは……

 

かのん「〝学校のためには"ってどういう意味?」

 

 

 

 

 

同じ頃……EGFの格納庫では

 

アズズ「これが地上の装備だ」

聡「おお!すげぇ―!」

 

格納庫の机にEGFの地上戦での装備が置かれていた。そう言ってアズズはリボルバー拳銃の形状の物を手に取る。

 

アズズ「これが45口径多目的レーザー銃……Eライザーだ。このシリンダーを交換して冷凍弾やスタン弾、閃光弾などの多彩な用途に対応できる」

クラウディア「人を捕まえるのにも便利だな……」

 

そしてEライザーを置くと、続いてアズズはアサルトライフルの形状の物を手に取る。しかし銃口はレールガンの様な形状だった。

 

アズズ「んでこれが、超電磁アサルトライフル……アサルトライザーだ。Eライザーに比べて威力や射程が増大して、対怪獣用の装備だ」

兼続「これで地上でも怪獣の対処が出来るな」

宮古「ねぇ、アズ~」

アズズ「なんだ」

宮古「あのワゴン車みたいなの何?」

 

宮古が指を指したのは、見た目ハイエースの様なものだった。

 

アズズ「あぁ……そいつはEGFの移動車両だ」

峻貴「移動車両?これが?」

美緒「一応……防弾繊維はされているな」

アズズ「しかも、内部には色々最新鋭の通信機器や観測機器が搭載されているんだ」

宮古「でも……だったらもう少し外装も何とかしたら?」

耀司「何なんだろうな……この低予算感……」

クラウディア「これって……他の装備を整える為に予算がなくなったのでは?」

一郎「そう言うこと言うなよ……」

 

そう言って一郎がやって来る。

 

耀司「司令官。何か情報でも?」

一郎「あぁ…実はとある港湾の施設で奴らの目撃情報があった」

美緒「本当ですか?」

一郎「これを見てくれ……監視カメラの映像だ」

 

そう言ってタブレットを見せると映像では、変装してる弦と豚太がコンビニ袋を手に使われていない倉庫に入って行くのが見れた。

 

峻貴「この倉庫か」

一郎「既に警察や陸自がその倉庫に向かってる。みんなも対応をして欲しい」

聡「よし!今度こそとっつかまえてやるぜ!」

クラウディア「隊長!」

耀司「よし……美緒、兼続、聡、宮古が倉庫に迎え、クラウディアと峻貴は念の為ストライクイーグルで待機だ」

美緒・クラウディア・峻貴・聡。兼続・宮古「了解!」

 

そして各員準備を始めた。

 

 

 

 

 

その頃、件の倉庫では……

 

狼我「ふっ……買い手がまだこねぇか……」

 

狼我が何か透明なカプセルの様な物を右手で弄びながら呟いた。

 

豚太「そんな売れへんかの~」

弦「テロリストとかには有効だと思いましたが……」

狼我「まぁ……自分の体を特別変異させるなんて、信じる奴はいねぇよな」

 

そう言って、先程買ったのかカップ麺をすするのだった。

その時、猿太郎が慌てた様子できていた。

 

猿太郎「おい!なんかやばい奴がきたぞ!」

狼我「あ?なんだいきなり……」

猿太郎「それが……」

 

そう言いかけた瞬間、突如として猿太郎が首を絞められたようにもがき苦しむ。

 

豚太「なんや!?なんや!?」

弦「これは一体……」

狼我「……」

?「余計な騒ぎは慎め……」

狼我「っ!誰だ!」

 

そして奥から出てきたのは、右手を前に向けて上げた状態のドルバが現れた。

 

弦「貴方は何者ですか?」

ドルバ「我が名は……ドルバ……アンティカ王国の偉大なる王だ」

狼我「あ?それって昔滅んだ国だろ?」

豚太「そんな奴がなんのようや!」

 

ドルバは右手を下ろすと、それと同時に猿太郎も解放されたのか息を整え始める。

 

猿太郎「はぁっ、はぁっ、てめぇ……!」

ドルバ「無駄に…うるさい…猿人を黙らせただけだ…」

猿太郎「誰が猿人だ!」

ドルバ「我からすれば…貴様らは…低脳な猿だ」

狼我「てめぇだって、見た目はそうだろうが……」

ドルバ「これが…本来の姿だと…思うか?」

 

そう言ってドルバの体が変わり始める。その姿を見た瞬間、狼我達は驚愕した。

だがドルバすぐに元の姿に戻った。

 

狼我「てめぇ…その姿」

ドルバ「あれが…我の本来の姿だ…」

狼我「それでその王様がなんのようだ?」

ドルバ「貴様に…ある提案を…しに来た」

弦「提案ですか?」

ドルバ「その前に…ここから…離れた方がいいぞ…」

猿太郎「なんで?」

ドルバ「外に無粋な奴がいる…」

狼我「チッ…勘付かれたか!ずらかるぞ!」

 

狼我がそう言うと、弦と豚太と猿太郎が逃げる準備を始める。

 

狼我「てめぇとの取引は今度だ」

ドルバ「構わん…我から出向く」

狼我「はっ…だったら連絡先教えろ」

ドルバ「必要は無い……貴様らの気配は覚えた…」

 

そう言ってドルバはその場から消えた。

 

狼我「薄気味悪い、野郎だぜ……」

 

そして、狼我達も逃げ出すのだった。

その外では、美緒達が警察や自衛隊の数部隊を率いていた。

 

美緒「突入……!」

 

美緒の合図と共に一斉に倉庫の中に流れ込む。

 

聡「動くな!……なっ!?」

 

しかし全員が見た景色は微かに人の気配が残った、物気の空の倉庫だった。

 

宮古「いない!?」

兼続「逃げられたか……」

美緒「各員!直ちに周辺の捜索を行え!まだ遠くに行ってないはずだ!」

 

美緒の号令と共に一斉に動き出した。その後は捜索は続いていたが、一向に狼我達を発見出来なかった。

 

 

 

 

 

そして夜が更けた、翌日……

結ヶ丘では体育館では全校集会が行われていた。

 

かのん「……」

 

かのんは先程から昨日の恋の話をずっと考えていた。

 

司会者「では、ここで初代生徒会長葉月恋さんからの挨拶です」

 

壇上に恋が登壇し、初代生徒会長としての挨拶をしていた。

 

恋「改めまして、この学校の初代生徒会長に任命された、葉月恋です。この名誉ある仕事につく事が出来、光栄であると同時に、身の引き締まる思いです」

 

そこで一度句切り、葉月さんは懐から原稿紙を取り出し読み上げる。

 

恋「私は、この結ヶ丘を、地域に根ざし、途切れる事なく続いていく学校にするために、誠心誠意、努力する所存です。その為に……」

 

すると恋は、何故か唇を真一文字に引き結んだ。

その恋の様子に静かに、されど確かにざわめく生徒達。

 

かのん「ん?」

可可「どうしたのでショウ?」

 

恋はしばらく原稿用紙と睨めっこし、やがて決心を着けたのか、決意が籠った表情で一石を投じた。

 

恋「その為に…………最初の学園祭は、音楽科をメインに行う事と決定しました」

可可・千砂都「え……?」

すみれ「……」

 

その一石は波紋どころか、荒波を立たせた。それは途端に非難の喧騒へと変わっていく。

 

かのん「葉月さん……」

 

ざわざわと騒ぐ全校生徒の中で、かのんはただ一人心配そうな視線を恋に向け、その恋は揺るがぬ覚悟を表に出していた。

集会が終わって、それぞれのクラスに戻った普通科の生徒達は……。

 

やえ「完全な公約違反だよね!」

ななみ「そうだよ。皆学園祭楽しみにして、クラスの出し物とか考えてたのに」

ここの「隣のクラスが、抗議の署名集めるって!」

やえ「おおっ!協力する協力する!」

 

案の定、普通科では恋への不満が爆発していた。

それを遠巻きに眺めていたかのん達だが1人だけ、チャンスと言わんばかりある提案をする。

 

すみれ「くーーくっくっくっくっ、抗議より手っとり早い方法があるわ。……リコールよっ!」

 

それはいつの間にタスキを肩にかけていたすみれだった。

 

ななみ「リコール?」

すみれ「そう!成立すれば公約違反で現生徒会長は解任。そしてやり直しの選挙の末に、この私が……」

可可「かのんが生徒会長二!」

すみれ「ギャラ?」

 

すみれが言い切る前に可可が割り込みかのんの名を上げる。

 

かのん「私っ!?」

 

突然の事にかのんが驚きの表情をするが、その瞬間に普通科の生徒達がわんさか集まり、一斉のかのんを支持し始める。

 

かのん「いや!ないないない!そんな話全然ない!ほら、私なんて全然目立たないしぃ……」

すみれ「アンタそれ、嫌われるタイプよ」

かのん「へっ…?」

 

かのんが真っ先に否定するが、すみれの一言が突き刺さり豆鉄砲をくらった顔をした。

 

かのん「いや、違う違う違う違う!そう言うんじゃなくてええぇぇぇぇっ!!

 

場所を変えてスクールアイドル部の部室。着席して腕枕に顔を隠す千砂都が言う。

 

千砂都「でも、本当にそのくらいしないとダメかもしれない」

可可「デスデス。公約を破るくらいですから、放っておいたらスクールアイドルも禁止って言ってくるに違いないデス」

 

千砂都の言葉に可可も同意する。しかし、かのんだけは難色を示す。

 

かのん「う~ん……確かにそんな気もするけどぉ…。それにしても何か理由がある気がするんだよねぇ……」

千砂都「でも、昨日聞いても教えてくれなかったんでしょ?」

かのん「それはぁぁ……」

 

千砂都のその問に肩を竦め、眉をひそめながら瞑目するかのんだった。

 

ユー「それで出した答えがこれ……と」

 

現在は放課後。かのん達と途中で合流したユーが校門の壁に隠れて、帰宅する恋の後ろ姿を見つめていた。

つまり、尾行である。

 

かのん「仕方ないんです……音楽科の子達も、葉月さんの事は殆ど分からないって言ってましたし」

可可「やるなら徹底的にデス!」

すみれ「あんたが一番目立つわよ」

 

頭に草を付け、両手にも草を持つ、草原に隠れるスタイルの可可をすみれが急いで校門の陰に引きずり込む。

 

千砂都「ところで……舞君は?」

ユー「今日は用事があるみたいよ」

千砂都「そっか―」

 

そして恋の後ろ姿が見えるギリギリの距離になった所で、かのん達は校門の陰から移動。無言で彼女の後を、見える距離、付かず離れずの距離を保って着けていく。

そうして尾行を続けていると、突然恋が立ち止まり後ろを向いた。数分して恋は振り返る事をやめて、再び歩き出した。

 

先程恋が見てた後ろでは石製のオブジェクトの陰に座って隠れるかのんと、柱の陰に背筋伸ばして少しキツそうに隠れる千砂都が言う。

 

かのん「危なぁあっ……」

千砂都「流石葉月さんッ……音楽科でもいつもきちんとしてて、周りに注意を払ってるから……ッ!」

 

茂みに隠れていた可可が言う。

 

可可「気配を察知する能力という事デスカぁ……」

ユー「となると…すみれちゃん」

 

ユーの隣に隠れるすみれちゃんの肩を叩いた。

 

すみれ「えっ?」

 

そして現在のすみれは……

 

すみれ「ギャラ?……不本意なんですが……?」

 

かのん達の眼前で、すみれがそう言った。ただし、その格好はサングラス含めて大分奇抜の格好だった。

 

子供A「うんちだーー!!」

子供B「うんちーー!」

 

子供は恥ずかしげも無く、すみれの頭部のピンク色の帽子について指摘した。

 

すみれ「うるさい!」

 

すみれちゃんはこれ以上注目されたくないのか、急いでこの場を走り出し、恋に接近する。だがその瞬間、恋が再び振り返った。

 

恋「ん?」

すみれ「はうわあっ!?」

 

サングラス越しに目が合い、背筋を伸ばして硬直するすみれ。

そのまましばらく見つめ合う両者だったが、先に葉月さんが視線を切った事で、時間の停滞は終わった。

 

すみれ「ぶはぁ~っ!」

 

恋が充分に離れてから息を吐き出したすみれに近付きかのんと千砂都が褒める。

 

かのん「さっすがすみれちゃん!」

千砂都「全然気付かれてなかったね!」

すみれ「褒めないで。傷付くから。それとユーさん覚えておいてくださぃぃ……」

ユー「ごめん、ごめん……舞斗の作るスイーツ無料でサービスするから」

すみれ「もう……!」

 

すみれはユーを恨めしいげに見つめるがユーのその提案に仕方無しに続ける。

そして尾行は続き、やがて辿り着いた場所は、1つの豪邸だった。そこに恋は入って行った。

恋が家の中へと入ったタイミングで、かのんが閉じられた門に駆け寄る。

 

かのん「ここに入って行ったけど……」

ユー「間違いないわね……」

 

ユーが表札を見れば、確かに『HAZUKI』と彫ってあった。

 

千砂都「ここが……」

可可「葉月サンの家エエっ!?」

すみれ「お金持ちだろうとは思ってたけど、想像の銀河上ね」

可可「とりあえず呼び出しましょう」

 

可可がそう言ってインターホンを押し、その後にかのんがその手を掴んだ。

 

かのん「待って!」

 

続けて千砂都が言う。

 

千砂都「もう少し探りを入れてからの方が……」

可可「尾行までしてここに来たのは葉月さんの事を知りたいからではないのデスカ?」

 

可可の言葉を聞いて、かのんと千砂都が黙ってると……

 

?『どちら様ですか?』

 

インターホンの向こうから聞こえた声に、かのんは、

 

かのん「うわっ!? あっ、いや……えっとぉぉ……」

 

驚きすぎて思考真っ白、口ごもってしまった。

それを見たユーは前に出た。

 

ユー「突然すみません。私達、結ヶ丘の生徒で、葉月恋さんとお話しに来たのですが……」

 

包み隠さず正直に話したが、相手からの応答は無し。代わりに、ビー!という電子音の後に、門が開いた。

 

サヤ「どうぞ」

かのん「ありがとうございます」

ユー「どうも」

 

サヤ言われたこの屋敷に仕えるメイドさんから紅茶を出されたかのんとユーは、彼女に感謝の言葉を告げる。

 

サヤ「今お嬢様を呼んで参りますので。ごゆっくりお寛ぎ下さい」

かのん「はい」

 

そしてサヤが部屋から出ると、かのんは涙目で千砂都とユーに助けを求めた。

 

かのん「どうしよう!約束も何もしてないのに~!?」

千砂都「尾行してきたからね」

かのん「うわ~!葉月さんに何て言えば分かってくれるかなぁ!?」

ユー「いい顔はしないわね……あっおいしい」

 

かのんがそんな風に慌ててると、すみれが言ってきた。

 

すみれ「いきなり怒るんじゃないの?”話す事はありません。帰りなさいったら帰りなさい”……的な」

ユー「まぁ…それが妥当ね……」

かのん「そうなるよね……」

 

そんな中、可可は呑気に部屋を見渡していた。

 

可可「それにしても立派なお家デスねぇ……。見て下さい!大きなぬいぐるみデスぅ!」

 

そう言って可可は、キラキラした表情で指差す先、そこには確かに大きな白犬が鎮座していた。

 

すみれ「ぬいぐるみ?剥製じゃないの?」

 

可可はその白犬に抱きつき、頬擦りしながら言う。

 

可可「こんな大きな犬居る訳ないじゃないデスカぁ。わぁ~、暖か~い」

すみれ「暖かい……?」

 

怪訝なすみれは恐る恐る白犬に近づき、その体毛に手を置いて確信すると、可可と同じく白犬に抱きついた。

 

すみれ「あっ本当だぁ~。それにトクン、トクンって」

可可「何言ってるのデスカ。また適当な事ばっかり言ってぇぇ」

ユー「それ本物よ」

可可・すみれ「へ?」

「ワン!」

可可・すみれ「えっ?」

 

ユーの言葉と鳴き声一つ。それだけで夢見心地だった2人は現実に引き戻され、ゆっくりと視線を上にして犬の顔を窺う。そこには、舌を垂らしてハッハッと呼吸する、2人がぬいぐるみだの剥製だのと言っていた白犬の姿があった。

 

可可・すみれ「ッ~~~~!?」

 

そこからは、あっという間だった。可可とすみれの二人は顔を引きつらせ、

 

可可・すみれ「ほッ……!?ほぉっ……ッ!?」

かのん・可可・千砂都・すみれ「本物だぁぁああああああッ!!??」

 

扉を開け放って4人一斉に部屋から飛び出し、その後を走って追い回す、本物だった白犬をソファーに座りながら眺めていたユーは。

 

ユー「あらあら…大変…」

 

それだけ言って、再び紅茶を口にするのだった。

4人はその後も白犬と追いかけっこを続けていたが、かのんの機転で何とか撒いたのだ。

そして改めて家を見渡せば……

 

千砂都「こんな大きい家なのに誰もいないなんて」

かのん「ちょっと変だよね……」

 

人の気配が何もないのだ。

かのんが階段を降りると、ある部屋のテーブル上にアルバムがあるのに気づく。

 

かのん「?」

 

かのんがアルバムをめくっていくと、それは結ヶ丘の普通科の制服を着た生徒達を見慣れた風景だった。

 

かのん「これ……」

 

そして4人は壁にかけらていた集合写真を見る。

 

千砂都「卒業写真かな?」

可可「結ヶ丘っぽいデスけど……」

すみれ「それにしては随分古くない?」

 

そして眺めていると……

 

サヤ「いけません!」

かのん「ん?」

 

声が聞こえた方の扉を少し開けると、恋と先程のメイドのサヤがいた。恋は何か封筒の様な物を渡そうとしていたのだが、サヤはそれを拒否していた。話を聞く限り、給料の様な物だった。

 

サヤ「しかしそれではお嬢様は本当に一人きりに……」

恋「平気ですよ。わたくしにはチビがいますから」

 

先程の白犬が近くに来ると恋は白犬をチビと呼んだ。

それを眺めていたすみれは……

 

すみれ「チビ?あれが?」

可可「しっ……」

 

恋はチビを撫でながらサヤとの思い出話をした。

 

恋「あなたがここに来たのはまだチビが生まれたばかりの頃でしたよね。あの頃はお父様がいてお母様も元気で皆仲が良くて家の中はいつもにぎやかで……」

サヤ「お嬢様……」

恋「悲観しているのではありませんよ。わたくしにはまだお母様が残してくれた結ヶ丘がありますから」

 

その時、チビがかのんの存在に気づいたのか……

 

チビ「ワン!」

恋「チビ?」

 

するとチビはかのん達に飛び込んだ。結果、可可と千砂都は回避できたが、かのんとすみれはチビに押し倒された。

 

かのん・可可・千砂都・すみれ「うわああああああああッ!!!」

恋「誰ッ?……え?」

 

警戒心増し増しで出てきた恋は、一瞬で虚を突かれた表情になった。恋が見た光景はチビに頬を舐められて、くすぐったさによがるかのんの姿だった。

 

かのん「アハハッハハッハハハッ!! そこ!そこはダメだよ~ッ!」

恋「あなた達……」

かのん「いっ!?ぐっ、こら!くすぐったいって!アハハハッ!!」

サヤ「チビ、Come」

 

サヤさんの命令で彼女に駆け寄るチビ。

 

サヤ「Sit。Stay」

チビ「ワン」

 

そのまま難なくお座りし、待機するチビ。状況が整うと、恋は険しい声音で問いかけた。

 

恋「聞いていたのですか?」

 

それにかのんがすぐさま起立し、回答を兼ねた質問返しを行う。

 

かのん「1人って、どういう事? お金がないって……」

恋「そのままの意味です。この家に残っているのは私1人。お金もありません。このままでは学校を運営していく事も」

かのん「え?」

恋「母が残した学校を続ける為には……私が頑張るしかないのです」

かのん「……葉月さん」

 

その突如……地響きが聞こえた。

 

かのん「ッ!?何!?」

恋「これは!?」

 

すると、ユーが駆け降りてきた。

 

ユー「みんな!外に出て!」

 

ユーの掛け声で、一斉に外に出たかのん達が見た光景は……

ウルトラマンエクシブと対峙する巨大なヒヒの様な怪獣だった。

 

 

 

 

 

《ED:未来は風のように CV葉月恋

 

 

 

 

 

舞斗

[エクシブと戦う謎のヒヒの怪獣は一体?

 

そして恋が語る結ヶ丘の真実とは……恋の思いに応える為に、かのん達は奔走する

 

そしてついに……!かのん達と恋の思いが結ばれる瞬間

 

しかし、それを潰そうと悪意が迫ろうとしていた。絶対かのん達の邪魔はさせねぇ!

 

次回……『結ばれる想い』……光の絆が嵐を呼ぶぜ!]




いかがでしょうか?

次回は最後に出てきた怪獣の正体が明かされます。

それではまた次回!

次回作の原作アニメは?

  • ラブライブ!ニジガク
  • ラブライブ!蓮ノ空
  • アサルトリリィ
  • リコリス・リコイル(本編終了後)
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