最初は戦闘から入ります!
それではどうぞ!
かのん達が恋の家を訪れていた頃、舞斗は大学で課題等を終えて帰る時だった。
舞斗「かのん達は大丈夫かな?ユーがいるとはいえ……」
そんな事を考えながら歩いていると……
?「きゃ――――!?」
舞斗「っ!?」
誰かの悲鳴が聞こえ、舞斗が走り出した。
そして、悲鳴の方に来ると、ヴァイスと黒いフードを被った奴だった。
舞斗「野郎っ!」
それを見た瞬間、舞斗は駆け出し、その場飛びの飛び蹴りを叩き込む。
?「ぐぁっ!?」
ヴァイス「っ!?本郷さん!」
舞斗「大丈夫か?!神崎!」
ヴァイス「はい!」
?「またてめぇか!!」
舞斗「っ!」
そしてフードの男の顔が晒されると、その人物は猿太郎だった。
舞斗「お前は…吉井が言ってた……」
ヴァイス「狒山猿太郎……!」
猿太郎「あの時も、てめぇのせいで!」
舞斗「なんでお前が神崎を……っ!」
そして舞斗は猿太郎が持っている注射器の様な物に目が入る。
舞斗「お前、その注射器で神崎に何するつもりだ!」
猿太郎「てめぇに応える義理はねぇ!」
そう言って猿太郎は舞斗に襲いかかるが、舞斗はそれをうまく躱しながらカウンターを叩き込む。
そうした攻防の最中、猿太郎が持っている注射器で舞斗に襲いかかるが、舞斗はその手を蹴り上げた。
打ち上がった注射器が運悪く猿太郎自身に突き刺さる。
舞斗「っ!」
猿太郎「なっ!」
その瞬間に猿太郎の様子がおかしくなり、舞斗はそれを見て後方に下がる。
その間にヴァイスが通報したのか、峻貴と聡、クラウディアがやって来る。
峻貴「本郷!無事か?!」
舞斗「あぁ…だがあいつの様子が……」
舞斗に言われ、3人が猿太郎を見ると、何かもがき苦しむ様な仕草をしていた。
クラウディア「一体なにが……」
舞斗「あいつが持っていた注射器があいつ自身に刺さった」
峻貴「それって……まさか!」
聡「おい!猿太郎お前っ!」
猿太郎「もう遅い!」
すると猿太郎の体が徐々に異質に変わりだした。
猿太郎「こうなったら、もう止められない!貴様らはもう終わりだぁぁぁぁぁぁ!!」
そう叫ぶと猿太郎の体が変化と共に巨大化をして、狒の様な怪獣へと変わった。
?「ブラぁぁァァァ!!」
ヴァイス「人間が怪獣に!?」
舞斗「どうなってるんだ!?」
峻貴「2人とも逃げるんだ!」
舞斗「だが、あいつは?!」
クラウディア「もう助からない!あの注射の奴を打たれたらもう人間には戻れない!」
舞斗「まさか……あれが!?」
そして舞斗は確信した。猿太郎が持っていた注射器の中身が峻貴達が言っていた宇宙細胞である事を……
《OP:
『結ばれる想い』
聡「早く逃げろ!」
そう言って聡達は新装備のアサルトライザーを構える。
それを見た舞斗とヴァイスは急いで逃げて行く。その間、舞斗は途中でヴァイスとは別れて、人気のいない場所に来る。
舞斗は周りを確認して誰もいない事を確認すると、左腕を掲げてブレスレットをエクシブランサーに変える。そして、エクシブランサーを掴み、持ち手のボタンが付いてる部分を上げ、中心部から鍵穴の様な物が現れる。懐からエクシブキーを取り出し、真ん中のレリーフを押し、キーを展開して、鍵穴に挿し込んで回す。そして、上げた持ち手を下げる。
すると円弧上に翼の様な形が展開され、クリスタルの剣先が現れる。
『チェンジ・ウルトラマンエクシブ・ストライクタイプ』
中央のクリスタルが点滅する中、舞斗は両腕を左右に開き、頭上に上げる構えを取りながら口上を挙げた。
舞斗「
頭上に挙げたエクシブランサーを両腕で掴む。
舞斗「エクシブ!」
そしてエクシブランサーを胸元まで下ろす。
舞斗「
そして持ち手についているボタンを押すと、舞斗の周囲に赤と青の光に包まれる。
赤と青の光の嵐の中からエクシブが飛び出していく
エクシブ「ジュアァ!!」
エクシブは狒の怪獣の前に降り立った。そしてそれを遠くから眺めてるかのん達。
可可「エクシブデスぅ!」
すみれ「てかあの猿みたいな怪獣なんの!」
そして狒の怪獣は機敏な動きでエクシブに襲いかかるが、エクシブもそれに対応して縦横無尽に動き回りながらの攻防をしていた。しかしエクシブは相手が人間が変化したことが分かるため、攻撃にぎこちなさがある。
すみれ「エクシブの動きおかしくない?」
かのん「なんか……遠慮してる?」
ユー(どうしたの?舞斗)
そして事情を知ってる峻貴達はエクシブの動きを見て……
峻貴「まさか……エクシブはわかるのか?」
クラウディア「あの動きを見ると……考えられるな」
エクシブ「シュッ!」
?「ブラぁぁァァァ!!」
狒の怪獣がエクシブに飛びかかりが、エクシブはそれをその場飛びで避けるとその体を青く輝かせる。
エクシブFT「セヤァ……!」
輝きが晴れるとエクシブはフォーラータイプへと変わった。
千砂都「青いエクシブだ!」
恋「あれが……」
恋はニュースでしか見ていないエクシブの姿を目の当たり、少し興奮気味だった。
するとエクシブFTは両掌を前に突き出して光の粒子状の光線を放つ。
エクシブFT『フィクサー・ウェーブ……!』
かのん「あれって汚れていた海を綺麗にした光線だよね?」
千砂都「でもなんであの怪獣に?」
粒子状の浄化光線を放つが、動きは大人しくなったが人間の姿に戻る気配はなかった。
舞斗『人間の姿に戻らない!?』
クラウディア「あの浄化光線でもダメなのか!?」
峻貴「エクシブの力でも無理なのかよ!」
そしてエクシブも自分の光線が効果が出ない事に攻めあぐねていた。
かのん「今日のエクシブ本当に様子が変……」
可可「どうしたんでしょう……」
そして狒の怪獣は再び襲いかかる。それをエクシブは合気道の様な動きでいなして行く。
舞斗『このままじゃ、こっちが持たない……なら!』
そしてエクシブは右手に左手を合わせて右手の指先からから冷凍光線を放つ。
エクシブFT『フォーラーフリーザー!』
放たれた冷凍光線は狒の怪獣の頭上に強力な冷気となって降り注ぎ狒の怪獣の体は凍りついた。
舞斗『これで少しは……っ!』
しかし次の瞬間、狒の怪獣が突如として出現した何かの空間に取り込まれて消えてしまった。
ユー(っ!今のは……)
何か納得できない終わりを迎えたのだった。
その日の夜、舞斗はユーに今日の出来事を話していた。
ユー「そう言う事だったのね……通りで動きがおかしかったわけね」
舞斗「正直言って対策が浮かばない……今度あった時は、倒さなければいけない……けど」
ユー「元人間を倒せるかってこと……」
舞斗「……」
舞斗は無言で頷く。今まで悪意を持った怪獣を相手にしていたのだが、今回は訳が違う元人間である相手に舞斗はためらっていた。
舞斗「だが、覚悟決めなきゃな……ところでかのん達はどうだった?」
ユー「一応、葉月さんに事情は聞けたわ……」
そしてユーが話したのは、恋から聞いた話をした。
舞斗「死んだお母さんの為にか……」
ユー「そうみたい、お父さんの助けも借りれなくて……多分結ヶ丘も……」
舞斗「だからの苦肉の策ってことだな……だが、」
ユー「えぇ…かのん達も同じ考えよ」
恋は自分の母親が残した結ヶ丘を存続させる為に敢えて、音楽科を主体にさせようとしたのだが……
舞斗「だが事情を知らない普通科の生徒達にとってはな……」
ユー「このままじゃぁ、それこそ存続が怪しいわね」
舞斗「そうなったら葉月はますます自分を責めるな……」
ユー「かのん達も分かってるようで、明日その事で話し合うって……」
舞斗「そうか……」
そして舞斗は色々解決しなきゃいけない案件がある事に頭を悩ませるのだった。
翌日を迎えた結ヶ丘では、恋の事情を聞いたかのん達が普通科と音楽科の生徒達を説得しようとしたのだが……
「どうしよう……」
思った以上に普通科と音楽科の溝が深まっていて、思うよう行かなかった。 椅子に深く腰掛け、天井をボーッと見上げるかのんがそう呟いた。それに続いて千砂都、すみれ、可可も悲観的に喋る。
千砂都「思ったよりも複雑になってるね」
すみれ「そりゃそうよ。元々皆感じていたからね。音楽科と普通科の溝」
可可「とは言え、どちらのクラスも譲歩しそうにありまセン」
かのん「だよねぇ……」
恋「私のせいです」
すると、件の恋が部室に来たのだ。しかしその表情は暗い恋が、入口に立っていた。
かのん「葉月さん!」
恋「音楽科の子に聞きました。あなた達が話をしに来たって」
かのんが起立して肯定する。
かのん「うん。何か、出来る事無いかって思って……。あ、心配しないで? 葉月さんの家の事は、何も話してないから」
恋「申し訳ありません。私の発言のせいで、皆を困らせてしまいました……」
千砂都「って事は、後悔してるって事?」
恋「はい。理事長にも先程呼び出されました」
その内容は、〝明日の全校集会できちんと話し合いして、そこで纏まらなければ今年の学園祭は中止とする"
との事だった。
恋「母と同級生だった理事長ですが、やはり私に思う所はあるみたいで」
そう言って、それを聞いたかのんが1つの提案を示す。
かのん「今からでも間に合うよ!やっぱり、普通科と音楽科、一緒にやろうって話そう?」
恋「……」
理想的な提案で、誰もが求め、且つ簡単に事態を収拾できる方法。だけど恋は、それに首を縦に振る事はなかった。それに気づいたかのんと千砂都が尋ねる。
かのん「まだ、何かあるの?」
千砂都「そうだよ。全校集会で葉月さんが話せば、それで纏まると思う」
恋「勿論、そうしたいのですが。ただ、スクールアイドルは……」
そこで弱々しい態度から一転、恋は一度瞑目を挟んでから、毅然とした歩みでかのんに接近した。
恋「スクールアイドルだけは、やめてほしいのです!」
かのん「えっ?」
なぜここでスクールアイドルが出るのか?かのんが理解出来なかった。しかし恋は今にも泣きそうで悲痛な表情まま続ける。
恋「この学校で、活動しないで欲しい……」
かのん「ッ……」
千砂都「理由を教えてくれる?」
千砂都も問にようやく恋からはっきりとした理由が出た。
恋「かつてここには、学校を廃校から救う為に、アイドル活動をする生徒が居ました。それが、わたくしの母です……」
そこで千砂都はある事に気づく、この部室を最初に訪れた際に見た〝プレート"の存在を……
千砂都「だからこの部屋には、学校アイドル部のプレートが……」
恋「まだスクールアイドルと言う言葉が生まれるずっと前の事。母達の活動は評判になり、注目を集めました。でも、目標は叶わず、学校は廃校に……」
そこで恋は顔を上げて、ある事を告げる
恋「だからわたくしは、母が新たに創ったこの学校で、スクールアイドルを始めようと思っていました」
かのん・可可・千砂都・すみれ「ええっ!?」
それはこのメンバーにとっては余りにも衝撃だった。あんなにスクールアイドルを反対していた恋が、スクールアイドルをやろうとしていたという事に。
恋「母が願ったスクールアイドル活動で、学校を盛り上げようと……」
可可「あんなに嫌がってましたデスのに?」
恋「ですが……」
かのん「じゃあ一緒にやろうよ!それこそ、私達で力を合わせれば!」
かのんからすれば、渡りに船だった。頑なにスクールアイドルを否定していた恋が、実は一時でもスクールアイドルに理解を示していたのだから。しかし……
恋「何も残っていないのです!」
恋は拒絶するように、そう強く言い切った。
恋「幾ら探しても……スクールアイドル活動の記録だけ、残っていないのです。他の学校生活の記録は、残っているのに……。学校でアイドル活動をした、その記録だけが何処にも無い」
恋はサヤと共にあらゆる資料や写真を探していたようだった。
恋「それで思ったのです。もしかしたら、母は後悔していたのではないか。スクールアイドルでは学校を救えないと、感じていたのではないかと……」
かのん「そんな……」
それを聞いて呆然とするかのん。
可可「そう決まった訳ではないデス!」
恋「ならどうして無いのです? 大切な思い出の写真一枚残っていないなんて、あると思いますか!?」
その恋の問に誰も答えることが出来なかった……ただ1人を除いて。
舞斗「それなら、どこかに隠してるんじゃないか?」
かのん「え?」
恋との会話を聞いた舞斗はある結論を言った。
可可「どういうことデスか?」
舞斗「いくら廃校したとしても、注目も浴びてそれなりの評判を受けてるなら……尚更だろ?」
千砂都「だから隠してるってこと?」
すみれ「それならどこに?葉月さんの家にも資料室にもないって話よ?」
ユー「それなら部室は?」
ユーのその問に、可可が答えた。
可可「部室の中に物置部屋があるだけデスよ?」
舞斗「っ!かのん!」
かのん「ふえっ!」
いきなり名前を呼ばれたかのんはビックリしたが、舞斗は変わらず続ける。
舞斗「明日お前の学校に行く……」
かのん「え?なんで?!」
舞斗「宝探しと……葉月を救う為だ」
そう言って翌日、舞斗とユーは学校の許可をもらい部室に来ていた。
舞斗「物置場はどこだ?」
千砂都「あっちだよ」
そして千砂都が指を指した扉に真っ先に向かった。
すみれ「ねぇいい加減教えてよ」
舞斗「さっきの葉月さんの会話で確信した」
舞斗はここに来る前に全校集会前に恋と話していた。聞いた内容はかのんに渡した鍵の存在について……
舞斗「部室の鍵なのに、なんで学校では無く葉月の机の中にここの鍵があるんだ?」
かのん「っ!もしかして!」
そこでようやくかのんも気づく。それを代弁するかのようにユーが言った。
ユー「大事な物があるから学校に置くんじゃなく、大切な娘さんの机の中に置いた……」
舞斗「そいうことだ。部室の鍵ともう一つの謎の鍵……それが答えだ」
舞斗のその発言を聞いて、かのん達も物置の中を探し始めた。
結ヶ丘のため、そしてなにより恋の為に、そして……
かのん「あっ!」
かのんから声が上がり一斉にそちらに集まると、そこには鍵穴が1つある箱があった。
かのん「これ……!」
舞斗「その中に……答えがある!」
そしてかのんは部室の鍵とは違う、もう一つの鍵を手に取るのだった。
それを箱の鍵穴へと差し込む。ゆっくり確かめるように回せば、ガチャリと音を立てて解錠された。
ユー「開いた……!」
その光景に可可、千砂都、すみれも驚愕する。かのんが箱を開き、中に入っている物を確認する。
その中に入っている物とは……
今回出た怪獣はウイルスにより、人間が特別変異するバイオハザードを参考にしました。
次回は怪獣との決着と文化祭でのライブです!
それではまた次回!
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