ウルトラマンエクシブ  ~光を結ぶ女神たち~   作:Xナイト

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原作第11話後編になります。

今回も原作の要素が省かれる部分が多々有りますのでご了承ください。

それではどうぞ!


第14話 もう一度、あの場所で ー後編

それからしばらくして発表会当日。

小学校の講堂の舞台袖で、かのんのコンディション確認をしていた。

なぜかのんだけなのかと言うと、千砂都の提案だった。

千砂都はかのんが歌えるのはみんながいるからだと考えていた。それが悪いことではないのだが、それではかのんがずっと不安を抱えたままではないのかと、それを取り除く為には、今度の発表会をかのんだけに歌わせることだったのだ。しかし……

 

恋「結局来てしまいましたね」

舞斗「お前らな……」

 

結局の所、元から来る予定だった舞斗とユーはともかくとして、千砂都達も心配で来てしまったのだった。

 

千砂都「かのんちゃん……」

ユー「提案しておいて、今更後悔?」

千砂都「信じてはいるよ……でも不安なんだ」

 

すると千砂都のスマホのバイブレーションが鳴り、相手を見るとかのんだった。

 

千砂都「かのんちゃん?」

 

千砂都が電話に出ると。

 

かのん『ちぃちゃん』

千砂都「どうしたの?」

かのん『ありがとうね』

 

開口一番で言われたのは感謝の言葉だった。そして、講堂の舞台袖ではかのんはそのまま言葉を重ねる。

 

かのん「私みんながいたから歌えてた。それでいいと思ってた。でもそれじゃダメなんだよね」

かのん「誰かを支えたり力になるためにはちぃちゃんが頑張ったみたいに1人でやり遂げなきゃいけないんだよね」

 

かのんはかのんでちゃんと千砂都の意図を理解していたようだ。

それを聞いた千砂都は……

 

千砂都「うん。それに1人じゃない」

かのん『え?』

千砂都「いるはずだよ。あの頃のかのんちゃんが」

 

そしてかのんがいる舞台袖に光が差し込む。

 

千砂都『歌を全世界に響かせようとしていた、かのんちゃんが……』

かのん「私が……」

?『みんな!』

かのん「あっ」

 

声が聞こえ振り返るとそこにいたのは幼いかのんがみんな語りかけていた。

 

幼いかのん『大丈夫だよ!歌は怖くない!楽しいものだよ!歌うのはとっても楽しいものだよ!』

かのん「……」

 

それをかのんは膝を折って眺めていた。

 

幼いかのん『みんなが頑張って練習してこられたのは歌うことが楽しかったからでしょ?』

幼いかのん『だから歌おう!楽しく!』

 

そう満面の笑みで言ったかのんに勇気をもらったのか、同級生達は一斉に舞台に上がる。

しかし、幼いかのんはみんながいなくなった途端に不安そうな顔をして……

 

幼いかのん『怖い……』

かのん「あっ」

幼いかのん『何でだろう……怖いよ……』

 

そうつぶやく幼いかのんに今のかのんが近づき、目線を合わせる。

 

かのん「そう怖かったんだ。あの時も……それでも私は……大丈夫。大好きなんでしょ?歌」

 

かのんがそう言うと、幼いかのんは決意をした表情をして舞台に歩き出した。

それを見たかのんも舞台に向けて歩き出した。そして結果は無事に1人で歌いきったかのんに千砂都達が駆け出し、最後は5人で歌い発表会は成功したのだが、悲劇は突然に起こった。

小学校を後にした後に突如として警報が鳴り、その中心には巨大な卵が出現した。

 

可可「卵デス!でっかい卵デスよ!!」

すみれ「分かってるったら分かってるわよ!」

恋「また怪獣ですか?」

舞斗「とにかくみんな!避難するんだ!」

 

そう言って舞斗はみんなに避難を促し、ユーに任せて1人だけ卵の方に駆け出した。

そして舞斗がいない事に気がついたかのんが止まるがそれが運の付きだった。

 

ガシ!

 

かのん「っ?……うっ!」

 

突然腕を掴まれたと思ったら衝撃が来て、かのんは意識を手放した。

それはLiella(リエラ)メンバーはユーが気づき振り向いと……

 

千砂都「かのんちゃん!?」

ユー「貴方はかのんのストーカー!」

 

そこにいたのは、先日かのんをストーカーしていた男が気絶したかのんを抱えていた。

同じ頃、出動したEGFが謎の卵の周りをストライクイーグルが飛び、時折攻撃をしていた。そして少し遠くでは、グレート・アーク内ではアズズが卵の調査をしていた。

 

アズズ「こいつは以前現れた、スイカの怪獣に似てるな」

耀司「という事はこいつも怪獣に?」

アズズ「可能性は……っ!きたぞ!」

 

アズズが指摘したように、卵の姿が変化しそのまま地面に落下する。

そして着地した姿は、背中から無数の棘を生やした恐竜の様な姿をした怪獣だった。

ドルバが、かのんのストーカー男の情動から生み出した恐竜イドムだ。

 

 

恐竜イドム「グゥァァァァ――――!」

 

 

恐竜イドムは咆哮を挙げて、進撃していった。

その頃、ユーはかのんを抱えてる男に噛み付いていた。

 

ユー「かのんを離しなさい!!」

男「離すぅ?なんで?僕のかのんだよぉ」

 

男がとんでもない事を言うと流石にみんなも黙っていない。

 

すみれ「何が、僕のかのんよ!ふざけんじゃないわよ!」

可可「そうデス!かのんを返してくだサイ!」

男「黙ってよぉ?かのんの残りカスが……」

恋「残りカス?」

男「そうだよぉ?君たちはかのんを輝かせるための存在なんだよぉ?かのんのバックダンサーだよぉ?」

千砂都「違うよ!私達はかのんちゃんの友達で、仲間だよ!」

男「黙れ……黙れェェェェ!?」

 

そんな男の叫びとシンクロするかのように、恐竜イドムも咆哮を上げる。

そんな恐竜イドムに攻撃するストライクイーグルだが、なかなかダメージを与えられずにいた。

 

峻貴「頑丈なやつだな!」

アズズ『クラウディア!新兵器を使え!』

クラウディア「了解!」

 

そしてクラウディアのストライクイーグルに積んでいたパルスレーザーを放つと、恐竜イドムの頭部が吹き飛ぶ。

 

宮古「やった!」

アズズ『どうだ!うちの新兵器……?』

 

しかし一瞬のうちに頭部が復活した。

 

聡「何!?」

アズズ「そんなの有りか!?」

 

ありえない状況にEGFのみんなが驚愕する中、駆けつけた舞斗は左腕を掲げてブレスレットをエクシブランサーに変える。

そして、エクシブランサーを掴み、持ち手のボタンが付いてる部分を上げ、中心部から鍵穴の様な物が現れる。懐からエクシブキーを取り出し、真ん中のレリーフを押し、キーを展開して、鍵穴に挿し込んで回す。そして、上げた持ち手を下げる。

すると円弧上に翼の様な形が展開され、クリスタルの剣先が現れる。

 

『チェンジ・ウルトラマンエクシブ・ストライクタイプ』

 

中央のクリスタルが点滅する中、舞斗は両腕を左右に開き、頭上に上げる構えを取りながら口上を挙げた。

 

舞斗「輝き(かがやき)掴め(つかめ)(ひかり)(あらし)

 

頭上に挙げたエクシブランサーを両腕で掴む。

 

舞斗「エクシブ!

 

そしてエクシブランサーを胸元まで下ろす。

 

舞斗「招来(しょうらい)!!

 

そして持ち手についているボタンを押すと、舞斗の周囲に赤と青の光に包まれる。

赤と青の光の嵐の中からエクシブが飛び出していく

 

 

エクシブ「ジュアァ!!」

 

 

エクシブが恐竜イドムの後方に着地する。気づいた恐竜イドムは振り向き、そのままエクシブに向かって行く。エクシブはそれを迎え撃つ形となり、恐竜イドムの攻撃を防ぐ。すると、恐竜イドムは突然その場飛びをする。

 

 

エクシブ「っ!?……ジュアっ!?」

 

 

そしてそのまま飛び蹴りをエクシブに食らわせ、エクシブはそのまま後方のビルに倒れ込む。

 

 

舞斗『こいつッ!強いっ!』

 

 

エクシブは素早く立ち上がると、恐竜イドムが向かって来ていた。それをエクシブはキックを腹部に叩き込み、そのまま押し上げるが、しかしパワーでは恐竜イドムが上なのか、上々に押し返される。

するとエクシブの体が炎に包まれて、ライザータイプに姿が変わる。

 

 

エクシブRT「デュア!!」

 

恐竜イドム「グゥァァァァ―!」

 

 

そのまま押し返えそうとするのだが、しかしパワーが互角なのか両者の力は拮抗していた。

そしてお互いに押し合いをやめ、格闘戦に移る接近戦ではエクシブRTが上なのか優勢で進むが、しかし恐竜イドムの一発の攻撃力が強いのかパンチ一発でエクシブRTは後退る。

 

美緒「エクシブがここまで苦戦するとは……」

兼続「とんでもない奴だ……」

 

後退ったエクシブRTに恐竜イドムはなんと、首が偉業に伸ばした頭突きをしようとするが、エクシブRTはそれを避けるが、次に尻尾が迫って来て避けることが出来ず直撃する。

 

 

エクシブRT「デュアっ!?」

 

 

倒れたエクシブRTにそのまま連続で拳を叩き込む。そして遂にエクシブのカラータイマーの点滅を始めてしまう。

 

 

舞斗『ぐっ!?今までの怪獣と格が違い過ぎる!』

 

 

エクシブがピンチに陥ってる時と同じ頃、かのん達も同じ様なピンチだった。

 

ユー「くっ……」

ユー(あいつを制圧するのは簡単……でも、かのんが人質の状態では)

 

かのんが人質の状態では、手も足も出せない事に歯痒い思いをしていた。

 

男「いいか!かのんはなぁ……かのんはっ……!!」

?「……しろ」

男「へ?」

かのん「いい加減にしろっ!」

 

いつの間にか意識が戻ったかのんが男の足を思いっきり踏んづけた。

 

男「ぐぁっ!?」

かのん「まだまだ!」

 

すると今度は男の横腹に肘打ちをかまして、そして一気に距離を取る。

 

千砂都「かのんちゃん!」

かのん「ちぃちゃん!みんな!」

恋「大丈夫ですか?!」

かのん「うん!」

すみれ「それよりあんた、いつの間にあんな技を?」

ユー「もしかして……舞斗?」

かのん「こんなこともあろうかと、教えて貰ってたんだ!」

可可「流石デス!舞斗さんは!」

 

するとよろよろと立ち上がった男が血走った目でかのんを見た。

 

男「なんでだよぉ!僕はこんなかのんを……!」

かのん「何も分かってない!」

男「っ!?」

かのん「今の私があるのは、ちぃちゃんがいて可可ちゃん、すみれちゃん、恋ちゃんがいるから今の私があるんだ!」

かのん「私の大切でかけがえのない友達を馬鹿にするな!!」

 

かのんの言葉に男は自分の髪を掻き毟り、思い通りにならない事にかなりイラついた様子を浮かべた。

 

男「ありえない…ありえない…ありえないぃぃぃ!?」

 

そして男の叫びと再びシンクロするように恐竜イドムが咆哮を上げ、右拳を振り下ろそうとするが、クラウディアが乗ってるストライクイーグルのパルスレーザーの攻撃で右手が粉砕した。

 

 

恐竜イドム「ガァァァァァ!?」

 

エクシブRT「デュア!」

 

 

動きが止まった一瞬の隙にエクシブRTは恐竜イドムを腹部を蹴り上げて距離を置く。そして今度はエクシブRTの体が青く輝くとインナースペース内で、舞斗はエクシブランサーの持ち手のボタンが付いてる部分を上げ、中心部から鍵穴の様な物が現れる。手にしてるエクシブキーの真ん中のレリーフを押し、キーを展開して、鍵穴に挿し込んで回す。そして、上げた持ち手を下げる。

 

『チェンジ・ウルトラマンエクシブ・フォーラータイプ』

 

中央のクリスタルが青く点滅する中、舞斗は両腕を左右に開き、頭上に上げる構えを取りながら口上を挙げた。

 

 

舞斗『清流(せいりゅう)纏え(まとえ)神秘(しんぴ)戦士(せんし)!!

 

 

頭上に挙げたエクシブランサーを両腕で掴む。

 

舞斗「超力(ちょうりき)

 

そしてエクシブランサーを胸元まで下ろす。

 

舞斗「氷結武装(ひょうけつぶそう)!!

 

そして持ち手についているボタンを押すと、舞斗の周囲に神秘の水流に包まれる。

流れる水流の中からエクシブFTが飛び出していく。

 

 

エクシブFT「セヤァ……!」

 

 

エクシブFTは頭部のエクシブスラッガーを出しそのままシングルモードにして構えを取る。それを見た恐竜イドムは即時に右腕が復活してそれを伸ばすが、エクシブスラッガーでそのまま腕を切り裂く。しかしまたすぐに腕は復活し、そのままエクシブFTに向かって行く。

 

 

エクシブFT「セヤァ!」

 

恐竜イドム「グゥァァァァ―!」

 

 

エクシブFTもエクシブスラッガーで攻撃をする。そして両者はそのまま再び激突をする。

一方その頃、狼我は洞窟の奥の奥にきていた。

 

狼我「ん?見つけたぞ……」

 

そこで狼我見たものは石像と化していた謎巨人だった。

狼我はその巨人に臆する事無くそれに触れるが、しかしその時頭に何かの映像が頭に流れ込む。

 

狼我「くっ!」

 

狼我は一瞬たじろぐが、しかし素早く回復した。

 

狼我「クソが!くだらねぇ事してねぇで……黙って俺に使われろ!!」

 

すると狼我は石像に取り込まれた。

そして場所は戻り、とあるビルの屋上では、ドルバと弦、豚太がエクシブFTと恐竜イドムの戦いを見届けている。

 

弦「素晴らしい怪獣ですね……エクシブ相手にあそこまで……」

豚太「あの怪獣を売れば、大層な儲けができそうや!」

ドルバ「……っ!」

 

すると黙っていたドルバが何かを感じた。

 

弦「どうしましたか?」

ドルバ「あの男…やったか……時は満ちた……」

 

そしてかのん達の方は、逆ギレした男が向かって来るがユーによって簡単に制圧されて、その後、恋が通報した警察によって身柄を確保された。そしてユーも何かを感じとった。

 

ユー「これは……まさか!?」

かのん「ユーさん?どうしたの?」

 

するとエクシブFTと恐竜イドムが交戦してる上空に何か魔法陣の様なものが発生する。

 

 

舞斗『っ!?なんだ?』

 

それに気づいたエクシブFTは一瞬動きを止めると恐竜イドムは拳で吹き飛ぶ。

すると今度は魔法陣から何かが現れる。

 

アズズ「あれから何か転送されるぞ!」

美緒「何かとは……」

アズズ「わからねぇ……でも石で囲まれた物の内部に何か金属系な反応がある」

耀司「金属?」

 

すると魔法陣から降りて来たには人型の石像だった。

 

 

舞斗『あれは……』

 

 

恐竜イドムも降りてきた石像に警戒をする。そして石像が光出し、弾け飛ぶ。

そして素早く恐竜イドムは腕を伸ばした攻撃するが石像から出てきた謎の腕が伸びて来た腕を切り裂きながら掴むと、そのまま恐竜イドムを引き寄せる。

 

 

恐竜イドム「ガァァァァァ!?」

 

 

そのまま引き寄せた恐竜イドムを膝蹴りで打ち上げる。そして落下した恐竜イドムに今度は左腕を伸ばすと何か引き裂く音が辺りのこだまする。

 

かのん「きゃっ!?」

可可・千砂都「っ!?」

すみれ「なっ!?」

恋「嘘っ!?」

ユー「……」

 

あまりにも光景にかのんと可可と千砂都は顔を覆い、すみれと恋は驚愕の表情を浮かべ、ユーは静か見届けていたが、その目は信じられない物見るかのようだった。

その光景とは、恐竜イドムが数歩歩くとそのまま倒れると、頭部が切り裂かれていて胴体のみになっていた。そしてそのまま胴体は爆発をした。

 

EGFメンバー「っ!」

 

EGFの面々が固唾を呑むと、爆発を背後に立ち上がったのは恐竜イドムの頭部を掴む謎の銀色の人型巨人だった。細身な姿に細かい装飾がなされて、背中には何か収納している様な物が付属している。そして巨人のコクピットの様な物に狼我がいた。

 

狼我「なるほど……これがこいつの力か……」

 

そう言って何か操作する動作をすると、巨人は掴んでいる頭部を投げ、目から光線を出すと頭部を焼き払った。

 

豚太「なんや!?あれ!?」

弦「あれが…あなたの言っていたものですか?」

ドルバ「遂に目覚めたか……伊邪那鬼(イザナギ)

 

そしてエクシブと伊邪那鬼と言われた巨人がお互いに向き合い、そのまま長い沈黙が続いた。 

 

 

 

 

 

《ED:未来は風のように CVLiella(リエラ)

 

 

 

 

 

舞斗

[突如として現れた謎の巨人伊邪那鬼(イザナギ)とそれを操る狼我……

 

果たしてその真意は一体……?

 

そしてかのん達Liella(リエラ)も東京大会に向けて練習に励む。

 

そんな中、再び出現したドルバが生み出した怪獣と伊邪那鬼(イザナギ)

 

エクシブの猛威を振るい。エクシブの最大のピンチが!

 

次回……『銀色の破壊者』……光の絆が嵐を呼ぶぜ!]




いかがでしょうか?

今回出てきた怪獣は鉄甲機ミカズキ第4話に登場したギリークです。

そして最後に登場した伊邪那鬼(イザナギ)は同じく鉄甲機ミカズキに登場したシンゲツとREIDEENに登場したガディオンを合わせた感じでイメージしました。

次回は原作最終話を2話に分けて間にオリジナル要素をはさみます。

それではどうぞ!

次回作の原作アニメは?

  • ラブライブ!ニジガク
  • ラブライブ!蓮ノ空
  • アサルトリリィ
  • リコリス・リコイル(本編終了後)
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