ウルトラマンエクシブ  ~光を結ぶ女神たち~   作:Xナイト

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今回は影法師との対決回となります。

それではどうぞ!


第20話 災厄の目覚め ー前編

ガボラとの戦闘から2日が経った夜……

ヌマズの山奥に黒いフード付きのマントを着た人影……影法師が歩いていた。

 

影法師「ここか……」

 

そしてとある神社の奥に行くと洞窟の様な物があり、そこから更に奥に行くと祠の様な物がある。

そこに鎮座されている鞘に収まっている剣を見つける。

 

影法師「見つけた……かつてこの地を……混沌に包んだ鬼神の力が収めてる剣を……」

 

そう言って、剣を手に取ろうとするが、剣から稲妻が放たれて拒絶される。

 

影法師「これほどの……力があるとは……」

 

しかし影法師は自身の手に闇の力を纏わせて再び剣を手に取る、再び稲妻が放たれるが今度は怯まずそのまま掴む、しばらく抵抗したが、諦めたかのように稲妻が収まり、ようやく手にする事が出来た。

 

影法師「あとはこれ使い……魔獣を蘇らせる……」

 

ヌマズにかつてない危機が迫ろうとしていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

《OP:(ひかり)の戦士  その()はエクシブ》

 

 

 

 

 

『災厄の目覚め』

 

 

 

 

 

ガボラの戦闘から3日が経った。舞斗はヨハネとライラプスとマリと共に、影法師の捜索を続けていた。

 

ヨハネ「もう!あれから全然見つからないなんて!!」

マリ「町に異変がないのは嬉しいけど……」

舞斗「こうも見つからないと、逆に不気味だな」

 

しかし全く見つからないのだ。

 

舞斗「何か企んでいるのか……」

ヨハネ「何かって?」

舞斗「例の最悪の獣の復活とか……かな?」

マリ「ありえない話ではないわね……」

ヨハネ「そこはダイヤさんも調べてるのよね」

マリ「えぇ。古い文献ならヌマズにもあるかもって、リコと調べてる」

舞斗「リコも?」

マリ「助けてもらったお礼だって、勿論エクシブの事は教えてないわ」

 

そしてヌマズの古い本や資料が納られている所では、ダイヤとリコとルビィが本を読みながら目的の物を探してる。すると誰かは分からないが突然腹の音が鳴る。

 

ライラプス『お腹空いたね~~』

舞斗「まぁ、朝から探してるから無理もないか」

 

するとそこに……

 

ハナマル「お~い!ヨハネちゃ~ん!」

 

ハナマルがシシノシンを連れてやって来る。

 

ヨハネ「ハナマル!」

ハナマル「探し物は見つかったズラ?」

マリ「今の所、手掛かりなしね」

ハナマル「そうなんだ。はい!お腹空いてるでしょ?ハナマルパンをどうぞ」

舞斗「助かるよ。ちょうどお腹空いてたんだ」

 

そう言って、ハナマルパンを受けてとった3人はそれを食べながら、今後の事を話し合った。

 

舞斗「町にいないとなると……どこか山の中ってことかな」

マリ「そいつの目的が最悪の獣となると、その可能性が高いわね」

ヨハネ「どこに封印されてるかも分からないんだよね?」

マリ「えぇ。最悪の獣に関する物は私の所にはないわね」

舞斗「手当たり次第に探すっていっても、下手したら遭難するかもな……」

 

そう言って、対策がなかなか立てられないまま途方にくれてると……

 

ルビィ「舞斗さ~ん!みんな~!」

 

ルビィが飛んで来たのだった。

 

ヨハネ「ルビィ?どうしたの?」

ルビィ「お姉ちゃん達が昔の文献でようやく見つけたの!最悪の獣の事を!」

舞斗「っ!連れていってくれ!」

ルビィ「うん!」

 

そしてルビィに連れられて、向かった場所は行政局だった。

そして会議室に入ればダイヤとリコがいて、机には件の文献が広がっていた。

 

ヨハネ「これがその文献?」

ダイヤ「えぇ……ようやく見つける事が出来ましたわ」

リコ「これがその最悪の獣よ」

 

そう言ってリコが指した絵には、まるで複数の昆虫類と甲殻類を掛け合わせたような外見に大きな角状がついている頭部と鎌と鋏が合わさった様な巨大な腕に、腹部にはキバの生えた巨大な口と背中から4本の長い管状の口吻の触手、鎌のような2本の後脚と長く太い尻尾の先端に蟻地獄の様な頭部がついている生物だった。

 

舞斗「なんだこれ……」

マリ「まるで昆虫のようだけど……カニの様にも見えるわね」

リコ「名前もあるようだわ……名前はカイザーレギオン」

ヨハネ「カイザーレギオン?」

舞斗「レギオンって確か大勢とか多数って意味のはずだ」

ダイヤ「文献によれば、この大元から複数の個体が生まれることから付けられたそうです」

ヨハネ「こいつから更に何か出てくるの?!」

リコ「どうやら天より舞い降りた厄災みたいよ」

舞斗「天よりって事は宇宙か……という事は宇宙怪獣ってことか」

ダイヤ「そこにマリさんから報告があった4体の巨人がカイザーレギオンと戦い」

マリ「封印したという事ね」

ダイヤ「はい……どうやら文献はここまでしか書かれていません」

リコ「他の文献にはそれ以上の事は無かったわ」

 

当時の人達は余程記憶から消したかったのか一部しか残って無かったのだ。

 

舞斗「それで封印された場所はわかったのか?」

ダイヤ「それは載っていました……この場所です」

 

そして指された場所はとある山奥だった。

 

マリ「ここって、確か遥か昔にヌマズを襲った鬼が封印された祠の近くよね」

舞斗「なんだ、怪獣の他に鬼も眠ってるのか?」

ダイヤ「そんな言い伝えがあるって話ですが……」

マリ「本にも収められてるけども、殆ど眉唾の話ね」

ヨハネ「なんなのこの町って、そんな魑魅魍魎とかも眠ってたの!?」

ライラプス『流石に僕も驚きだよ~』

舞斗「奴がいるとしたら恐らくそこだろうな」

ヨハネ「ならそこに……」

舞斗「悪いが今回ばかりは、俺1人で行く」

ヨハネ「え?」

 

舞斗の突然の宣言にみんなが驚いていた。

 

ダイヤ「貴方1人で行くのですか?!」

舞斗「今回ばかりは相手が未知数の相手だ。お前達を守りながらは危険だ」

ヨハネ「だからって……」

マリ「舞斗の言う通りかも……」

リコ「マリさん!?でも……」

マリ「私達が一緒に行っても足でまといよ。私達が一番分かるでしょ?」

ルビィ「うゅ~」

 

マリに言われ、みんなが押し黙る。わかっているので一緒に行っても舞斗の邪魔になるだけだと

 

舞斗「みんな勘違いしないでくれ、役に立たないわけじゃない。むしろここまで調べてくれて感謝してるんだ。ただここからは危険が伴うんだ……そこに巻き込まむわけにはいかない」

ライラプス『なら僕が一緒に行くよ』

舞斗「え?」

 

ライラプスが一緒に行くと言ってきた。

 

ヨハネ「何言ってるのよ!危険なのよ!」

ライラプス『だからだよ。僕なら素早く逃げる事ができるしね。それに……』

舞斗・ヨハネ「?」

ライラプス『舞斗さんここまでの土地勘ある?』

舞斗「あ……」

 

そして結局ライラプスと共に行く事になった。

そのまま森の中を歩いている。

 

ライラプス『でも良かったの~?』

舞斗「何が?」

ライラプス『ヨハネ達、かなり心配してたよ?』

舞斗「だからだよ。これ以上危険に巻き込む訳には行かないんだ」

 

そんな風に会話しながら歩いてると、段々と空気が異様に包まれてくる

 

ライラプス『なんか雰囲気がおかしくなってる気がする』

舞斗「明らかに奥に進むに連れて、空気が重い……ここにいるのは間違いないみたいだな」

ライラプス『でもこんなに重くなるなんて……』

舞斗「この感じ闇というか怨念のような力を感じる」

?「流石だな…ウルトラマン……」

舞斗・ライラプス「っ!?」

 

突然声をかけられてそちらに視線を行くと、黒いフード付きのマントを着た人影が立っていた。

 

舞斗「お前は!」

影法師「とある世界では…影法師…と言われている」

舞斗「影法師……それがお前の名前か!」

影法師「貴様ら…ウルトラマンの…お陰で…我々の…大半を失った」

影法師「貴様らへ…復讐を果たす」

舞斗「お生憎だな……俺がいる限りこの世界に手出しはさせんぞ!」

影法師「最早…全てが…遅い……」

 

そう言って影法師は懐から鞘に収められた剣を取り出した。

 

ライラプス『その剣……』

影法師「祠に…封じられた…鬼が所持していた剣だ」

 

そして影法師は剣を手に取り、引き抜こうとした。

 

舞斗「っ!」

 

それを見た舞斗は駆け出し、影法師に攻撃をした。

それに気づいた影法師はまるで幽霊のようにゆらゆらと動きながら避けた。

 

舞斗「っ!幽霊みたいな動きだな……」

影法師「我は…闇の集合体…このような動き…造作もない」

 

そう言って剣を引き抜き、舞斗に斬りかかる。

舞斗はそれを避けながら、反撃をするが実態が掴めない動きを繰り出し舞斗を翻弄する。

 

舞斗「くっ!まるで幽霊と戦ってるようだ」

影法師「いくら光の戦士でも…我を捉えられまい…」

 

影法師が舞斗に向けて剣を振るおうとするが、舞斗がエクシブランサーが収められてる左腕を前に出すと、ブレスレットが光だした。

 

影法師「うぐっ!?」

舞斗「っ!」

 

すると舞斗の手にはエクシブランサーが握られていた。

 

影法師「くっ……!」

 

明らかに怯んだ様子を見たライラプスが舞斗に伝える。

 

ライラプス『あいつもしかして、光が苦手なんじゃ……!』

舞斗「っ!」

 

それを聞いて舞斗はエクシブランサーを掲げると、エクシブランサーは光出し、その光を浴びた影法師は苦しみ出した。

 

影法師「ぐぅ……おのれ……!」

 

そう言って剣を地面に刺すとそこから闇の波動が溢れ出した。

その闇の波動を浴びた影法師は徐々に回復していった。

 

影法師「くっ……」

舞斗「どうやら闇の存在の貴様には光が苦手のようだな」

影法師「だが、更なる闇が…我に新たな力…与えた……見るがいい…!」

 

影法師は闇が宿る剣を掲げるとそれに引き寄せられるかのように、四方八方から8つの闇のエネルギーの塊が飛んできて影法師に吸収される。すると、姿も変わり、まるでの妖怪じみた悪鬼のような姿をした巨大な人型となった。

 

 

魔人影法師『フハハハハハ! フハハハハハハハハハッ!!』

 

 

舞斗「何……!?」

 

巨大化した影法師はそのままヌマズの方に進行する。すると、驚愕の表情を浮かべた舞斗の隣にライラプスが来る。

 

ライラプス『舞斗さん……!』

舞斗「ライラプス、お前は戻れ……!ヨハネ達を守るんだ」

ライラプス『わかったよ』

 

そう言ってライラプスが全力で駆け出した。

それを見送った舞斗はそのまま手に持ってるエクシブランサーを構える。

そのまま持ち手のボタンが付いてる部分を上げ、中心部から鍵穴の様な物が現れる。懐からエクシブキーを取り出し、真ん中のレリーフを押し、キーを展開して、鍵穴に挿し込んで回す。そして、上げた持ち手を下げる。

すると円弧上に翼の様な形が展開され、クリスタルの剣先が現れる。

 

『チェンジ・ウルトラマンエクシブ・ストライクタイプ』

 

中央のクリスタルが点滅する中、舞斗は両腕を左右に開き、頭上に上げる構えを取りながら口上を挙げた。

 

舞斗「輝き(かがやき)掴め(つかめ)(ひかり)(あらし)

 

頭上に挙げたエクシブランサーを両腕で掴む。

 

舞斗「エクシブ!

 

そしてエクシブランサーを胸元まで下ろす。

 

舞斗「招来(しょうらい)!!

 

舞斗は持ち手についているボタンを押すと、舞斗の周囲に赤と青の光に包まれ、ウルトラマンエクシブへと変身を遂げる。

 

 

エクシブ「ジュアァ!!」

 

 

魔人影法師の頭上を飛び越えて、エクシブはその目の前へと着地した。立ち上がったエクシブと魔人影法師が対峙する。

それを町から見ていたヨハネ達が心配そうに見ている。

 

ヨハネ「舞斗さん……」

ライラプス『ヨハネ!』

 

そこへライラプスが駆けつける。

 

ヨハネ「ライラプス!あの魔人は?」

ライラプス『あの黒フードの奴が変身したんだ』

ヨハネ「え!?」

マリ「ヨハネどうしたの?」

ヨハネ「あの魔人……黒フードの奴が変身した奴みたい!」

マリ「なんですって……」

 

するとそこにポニーテールとツインテールにしてる双子の姉妹が子豚を抱えてやって来る。

 

?「ヨハネ!」

ヨハネ「ナミ!?ミキも!?どうしてここに!?」

ナミ「サクラと遊んでたら、あの魔人が出てきて……」

ミキ「逃げてたら、ヨハネを見つけて……」

 

ポニーテールのナミとツインテールでサクラと言われた子豚を抱えてるミキがヨハネとマリに抱きつく。

 

ナミ「怖いよ……」

マリ「大丈夫よ。あの巨人……エクシブが倒してくれるわ」

ミキ「本当?」

ヨハネ「えぇ。だって……エクシブは光の勇者だもん!」

 

そしてヨハネはエクシブの後ろ姿のその勇姿を見るのだった。

 

 

エクシブ「ジュアッ!!」

 

 

魔人影法師『ハッ!!』

 

 

エクシブと魔人影法師は睨み合いが続いていたが、互いに駆け出し、同時に跳び上がり、空中で激突した。




いかがでしょうか?

今回の魔人影法師というオリジナルの敵になります。

そして最悪の獣の正体はガメラ2に登場したレギオンを少し改造した亜種という形にしました。果たしてエクシブは復活を阻止できるのか?

それではまた次回!

アイドリープライドとのコラボを考えています。コラボするユニットは?

  • サニーピース
  • 月のテンペスト
  • サニーピースと月のテンペスト両方だ!
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