今回の怪獣はウルトラシリーズを見てる方にはもう分かると思います。
それではどうぞ!
メイと四季がスクールアイドル部に入部したことはすぐにクラスで話題となり、2人は早速囲まれていた。
クラスメイトA「スクールアイドル部へ入部!?」
クラスメイトB「米女さんと若菜さんが!?」
きな子「そうなんっすよ!そうなんっすよ!」
その事をまるで、自分の事のように喜んでいるきな子。
きな子「同じ学年の仲間が一度に2人も!」
クラスメイトB「もっと応援しなきゃだね!」
クラスメイトC「いつか3人の誰かがセンター取っちゃったりして!」
きな子「いやいや~!まだまだ先輩には遠く及ばないっすよ~!」
クラスで盛り上がっている中、1人腰を摩りながらスマホを見てる夏美の姿があった。
それを自分で上げた動画の確認をしていた。
夏美「うぅ~まったく再生数が伸びない…くっ!いたた……引っ越しのバイトはオニですの……」
クラスメイトB「見て!」
夏美「ん?」
クラスメイトB「Liellaのフォロワーまた増えてるよ!」
きな子「ほんとっす~!」
夏美「Liella?」
夏美をスマホでLiellaのSNSを確認する。
夏美「なんと!」
そこにはフォロワー数が『113,620』と書かれていたのだ。
夏美「いつの間にかこんなにフォロワー数が増えていたとは……」
そして数枚写真を確認すると……
夏美「そうですの。これを利用すれば……にゃは~!」
何故か邪に満ちた顔をし始めて、勢い良く立ち上がる。
夏美「マニーですの…マニーですのっ!」
グギッ!
そして腰を更に痛めるのだった……
夏美「あぎゃっ!ぐぐぐぐぐぐぐ……」
同じ頃、とある建設現場からとある石棺が掘り出される。
更に同じ頃、とある洞窟で同じ石棺が眠っていた。
《OP:
『マニーは天下の回りもの』
放課後となり、部員数が増えた事により、部室拡大したスクールアイドル部。
そして千砂都は1年生が増えた事で練習メニューを少し変えて練習を行ったのだが……
きな子「ひぃ~!さっきのステップ難しいっす!」
メイ「私も…」
きな子とメイが座っている中……
メイ「ってなんで四季は立ってられるんだよ!」
四季は平然としてるようにしてるが……
四季「私も結構ギリギリ」
少し息が上がっている状態だった。それを見て千砂都が質問してくる。
千砂都「ダンスやってたの?」
四季「何も」
可可「ではもしかしてスクールアイドルの動画を見て家で練習シタことが……」
四季「それは……」
四季が言葉を詰まらせてると、かのんがフォローする。
かのん「恥ずかしがらなくても大丈夫。ここにいるみんな全員やってるから」
きな子「じゃあメイちゃんも?」
メイ「嗜む程度に……」
四季「でもメイはそれだけじゃない」
そして音楽室でピアノを弾いてるメイの姿があった。
メイ「まぁこのくらいなら……」
それは上手いの一言に尽きるものだった。
かのん「メイちゃんすごい!」
恋「これは作曲の新たな力になりますね!」
恋がそのような提案をするが、メイは
メイ「無理無理無理。勘弁してくれよ」
そんな2人の中、きな子は……
きな子「それに比べてきな子は……」
何も出来ない自分に不甲斐なさを感じるが……
かのん「そんなことないでしょ」
すみれ「歌詞ノートに書き溜めてるの知ってるわよ」
きな子「あれはいい言葉が思い付いたら書き溜めてるだけで全然……」
メイ「私のピアノだって恋先輩に比べたら……」
四季「私のダンスも……」
1年生達は先輩達に比べているが、それは仕方のないこと。
かのん「いいんだよそれで」
すみれ「既にみんな上手だったら私たち先輩の立場がないでしょ」
千砂都「頑張って練習して少しずつ伸ばしていけばいいの」
恋「まだ始まったばかりなんですから」
かのん達はそう言って励ますが、1年生の表情は暗かった。
その日の夜、1年生達はとある場所でため息をついていた。
メイ「とは言ったものの」
四季「やっぱり2年生はすごい人ばかり」
きな子「っすね……」
舞斗「あのな。だからってこの店に来るなよ。未成年者達」
現在きな子達は舞斗がもう一つバイトをしている。昼は喫茶店で夜はバーの店に来ていたのだ。
メイ「それはあんたにも、話聞いてもらいたいし」
舞斗「別に話くらいは聞いてやるがな……」
マスター「まぁまぁ舞斗君。話くらいならうちは構わないよ」
そこに舞斗がバイトしてるマスターが話かけてきた。
マスター「お嬢さん達、うちの事は気にしなくていいよ。さぁこれをどうぞ」
そう言って珈琲を出してきた。
四季「ありがとうございます」
舞斗「すみませんマスター。それでかのん達が凄いって……」
きな子「はいっす……」
舞斗「まぁ、1年の差があるんだからしょうがないだろう」
四季「それは分かってる。でも来年の今頃に先輩達みたいになれないとデータである」
そう言って四季がタブレットで見せたのは、グラフだった。赤い線がかのん達で、黄色い線がきな子達のようだ。
舞斗「まぁ、お前達が成長と同時にかのん達も成長してるからな……」
きな子「舞斗さん、きな子達先輩達の役に立ちたいっす」
舞斗「そう言ってもな……」
そんな様子を遠くから眺めている少女がいた。
夏美「くっくっく。あの3人がスクールアイドル部に入ったことで1年生からの人気が急上昇中。私ともあろうものがさっさと利用すべきでしたの」
夏美だった。夏美はスマホを操作して収益計算を行う。
夏美「Liellaのフォロワー数と動画の再生回数、そこにオニナッツのプロデュースによって起きる効果を加えると……にゃは~!」
どれほどの収益になるかは、夏美の顔が物語っていた。
夏美「マニーですの。この世は全てマニーですの~!」
翌日を迎えた朝。とある研究所では、昨日、建設現場から発見された石棺の調査が行われた。
そこにはアズズも研究所の博士と共にいた。そこに美緒と兼続と宮古が来る。
アズズ「副隊長達……来たか」
宮古「アズ。何か分かった?」
アズズ「いや。ただ、付着してる土とか調べて、古代の遺物なのは確かだ」
美緒「古代のか……まさか」
アズズ「あいにくだが、アンティカ王国よりも後の時代……3000年前って言ったところか」
どうやら石棺は3000年前の物だったようだ。
兼続「開ける方法とかは分かったのか?」
アズズ「それは今、棺に書いてある古代文字の解析してからだな」
?「アズズ君」
アズズ「田所博士」
アズズに声掛けたのはこの研究所の所長の田所博士だった。
田所博士「一応地質の試験の一環で電撃を与えて見ようと思うんだが、どうだろう?」
アズズ「大丈夫だと思いますよ」
田所博士「一応安全を考えて、とある屋外で行う予定です」
美緒「では我々も万が一に備えて、護衛に着きます」
田所博士「よろしくお願いいたします。日時の方は後日お伝えします」
そして場所は変わり、とある山地で地質研究の学生達と指導先生が訪れていた。
先生「どうだ。ここの地質は?」
学生A「そうですね。ボウリング調査時の地質だとこんなデータですね」
先生「深く行くに連れて、昔になっているな」
学生B「ここって、時代と共に地層が重なってるんですかね?」
先生「その可能性はあるな」
学生C「先生!」
先生「っ!?どうした!」
1人の学生に呼ばれて、そこに向かう先生と学生達。
先生「どうした?」
学生C「あそこに洞窟が」
学生A「本当だ。事前調査ではなかったのに……」
学生D「怪獣災害の時に、地表に出てきたとか?」
先生「いや分からん。とにかく行ってみよう」
そう言って、先生が先頭にして数名の学生が入っていく。
万が一に備えて、先頭の先生の腰にロープが繋がれている。
しばらく歩いていると、少し開けた場所が見えた。
学生C「先生あそこがゴールみたいにですね」
先生「よし。気を付けて進もう」
そして開けた場所に来ると、その中心に何かが見えた。
学生A「先生なんでしょう?あれ…」
先生「わかない」
そう言って近づくとそこには石棺があった。
結ヶ丘では放課後を迎え、スクールアイドル部の部室に夏美が来ていた。
最初は新入部員が入ったと思います。可可とメイが興奮していたが、違うと分かって落胆した。
では何故、夏美が来たかというと……
夏美「我が社でLiellaさんのプロデュースを担当させていただきたいんですの~!」
意味が分かってないきな子は首を傾げるが、四季が説明をする。
きな子「プロデュースってなんすか?」
四季「簡単に言うと企画と宣伝」
夏美「イエス!はい!その通り!動画を配信したり、ネットを使ってLiellaの魅力を外に向けて広げたり」
千砂都「なんか大人の世界だね」
夏美「そんなことありませんですの!今や高校生でも自分でプロデュースしている人はたくさんいる時代!」
恋「たしかにそういったことを誰かにお願いできれば練習に集中できますね」
きな子「悪い話じゃないっす」
すみれ「待って」
ここで、この手のことにも詳しいすみれが待ったをかける。
すみれ「言っとくけどお金はないわよ私たち」
夏美「分かっておりますの。ご心配なく」
そう言ってタブレットで契約書の様な物を見せる。
そして今日動画を撮り終えて、かのんの家の喫茶店にいた舞斗達にも契約内容をスマホで見せる。
ちなみに撮影は可可の家で行われていた為、可可はそのまま家に1年生達は1年生達で帰っていった。
楓夏「〝報酬は受け取らない。ただし制作費の実費として動画収入を株式会社オニナッツが受け取ることとする"?」
ユー「これって全部の収益あっちに行くってことじゃない」
すみれ「そうなのよ。なのにかのんは……」
かのん「だって、私たちお金儲けしたいわけじゃないし」
ユー「それはそうだけど……」
舞斗「それで今日はみんなでゲームしていたと……」
そう言って舞斗は恋の方を見ると……
恋「やりました!」
すっかりスマホにゲームに夢中になっていた。
千砂都「あはは……最初は大富豪だったんだけどね」
ユー「まぁいいんじゃない?今まで触れて来なかったんだし」
楓夏「恋ちゃん。オススメなの教えようか?」
恋「本当ですか!」
すみれ「いい加減にしなさい」
その様子を見て、舞斗はきな子達の事を考える。
舞斗(まぁこれで、1年生達もかのん達との差を改めてくれたらな……)
ところが……
メイ「やっぱりある!」
舞斗の考えとは裏腹に練習ともなれば、その差が嫌でも分かってしまう。
きな子「動けないっす……」
千砂都「ごめん。ちょっとハードだった?」
かのん「夏休み明けには地区予選が始まると思うとついつい力入っちゃって」
恋「気温も高くなってますから同じメニューでも負担は大きいですし」
かのん「ペースは気にしていこう」
そう言って、かのん達は励ますが、きな子達は自分の不甲斐なさを痛感するのだった。
その頃、夏美は自分のスマホで今回の動画の再生数を見ていた。
夏美「にゃは~!マニー!来ましたの……」
何と動画の再生数が5万を超えていたのだ。
夏美「再生数が……再生数が……どんどんマニーになってゆく~!」
そう言って自分の部屋の窓を開ける。
夏美「マニーは天下の回りもの、ついに私に回ってきたんですの~!」
グギッ!
夏美「はにゃっ!のぉぉおおおお!」
?「姉者、腰を痛めてるのに何をしてるんです」
そしてさらに腰を痛めた夏美がミントグリーンと白の髪の女の子に窘められたのだった。
いかがでしょうか?
今回の怪獣はウルトラシリーズでも何回か登場したあの2体を少しオリジナル感を入れて描きました。
次回は怪獣との戦闘になります。
それではまた次回!
次回作の原作アニメは?
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リコリス・リコイル(本編終了後)