文化祭でのことは後日描きます。
そして今回は戦闘をございません!
それではどうぞ!
夏休みを迎えた結ヶ丘の科学室では2年生と別行動を決めた。1年生と夏美が集まっていた。
きな子「グループ名っすか?」
夏美「そうですの!せっかくLiellaの妹分として4人で始動するのですの。新たなグループ名が必要ですの」
夏美は1年生でのユニットの名前を考えていたのかあれこれ発表していたが、きな子達は顔をしかめる。
四季「そもそも私たちはLiellaの妹分じゃない」
四季がそう言えば夏美の目が泳ぎ始める。
夏美「そ、それは分かってますの。え~っと…どちらかというとユニット!そうユニット名ですの!この夏だけの……」
そしてきな子が勢い良く立ち上がる。
きな子「夏美ちゃん!」
夏美「はい!」
きな子「きな子たちが先輩と離れて練習を始めたのは先輩たちに追いつきたいからっす!優勝を目指すLiellaの力になりたいからっす!」
夏美「はいはいですのですの。分かってますの」
メイ「Liellaの力になれないならスクールアイドルやるつもりはない。少なくとも私はな」
四季「Me too」
夏美「分かってますの。あくまで一案、一案ですの」
そう言って慌てて廊下に飛び出す夏美。するときな子のスマホに着信が鳴る。
きな子「舞斗さん、準備出来たみたいっす!」
メイ「んじゃ、私達も……」
四季「うん……」
すると、夏美が入って来る。
夏美「では気を取り直して今日は皆さんの日常を……」
そして夏美が見た光景は旅行用のスーツケースが目に入った。
夏美「あれ……?」
《OP:
『DEKKAIDOW!』
千砂都「うい~っす!……あれ?」
勢い良く部室に入ってくる千砂都だったが、空気が重かった。
千砂都「どうしたの?」
すみれ「隣が空気を重くしてるのよ」
その原因に視線を向けると……
かのん「……」
かのんが顔を覆って伏せていた。
可可「ここは幼馴染みの出番デス」
可可がそう言えば、千砂都はかのんに歩み寄って語りかける。
かのん「う~ん……」
千砂都「どうしたの?」
かのん「う~ん……」
等のかのんは何か思い悩んでいる様子だった。そして場所は屋上に変わり、かのんは自分の心情を話した。
かのん「何が悪かったのかなって」
千砂都「悪い?」
かのん「うん。せっかく1年生も入って夏休みはみんなで賑やかに練習だって思ってたのに……」
千砂都「1年生言ってたでしょ。別に私たちが悪いわけじゃないって」
かのん「でも……」
千砂都「とうっ!」
かのん「あぅ……!」
千砂都がかのんの頭にチョップをする。
千砂都「自分たちだけでやってみたいって言ったんだよ?私ね それはすごい素敵なことだと思う」
可可「その通りデス!」
扉の向こうで話を聞いていたのか、可可、すみれ、恋が入ってくる。
恋「何も言わずに待つのも上級生として必要なことです」
すみれ「私たちもさらにレベルを上げてギャラクシーな目標になるのよ!」
可可「それに夏休みが終わればいよいよ地区予選!その前には学園祭もあるのですよ!」
千砂都「それに1年生には舞君が付いてるしね」
そう言ってスマホの画面を見せれば、舞斗から『1年生の事は任せな』と書かれていた。
それを見たかのんは安心したのか。
かのん「うん」
明るい表情に戻った。一方その頃……
きな子「ようこそ!きな子の故郷へ!っす!」
1年生達はきな子の出身地の北海道に来ていた。
そして1年生の中に……
きな子「舞斗さんも来てくれて、嬉しいっす!」
舞斗「まぁ。かのんの親父さんに頼まれた用事もあったからね」
メイ「しかしすごい所だなぁ」
きな子「のどかで空気と食べ物おいしいっすよ~。ではまずきな子の家までランニングっす~」
そこで夏美が待ったをかける。
夏美「待つですの。なぜこんなことに?」
メイ「なんだ?覚えてないのか?きな子の家で集中合宿するって決めただろ」
その後ろで首が傾いた状態の四季がいた。
四季「戻らない……あのバスのせい……」
どうやら、来る時の夜行バスで寝違えを起こしたようだ。
舞斗「大丈夫か?四季ちゃん」
四季「きつい……」
舞斗「待ってろ……ほい」
そう言って舞斗は四季の顔の側面に手を当てると思いっきり真っ直ぐに戻す。その後肩をほぐし始める。
舞斗「どうだ?」
四季「だいぶ、良くなった……ありがとうございます」
その間にも夏美は文句を言っている。
夏美「それは分かっているんですの。なぜ私まで?」
きな子「撮影するって言ったからっすよ」
メイ「プロデュースのためならどんな所にでもついていって密着して記録残すって」
四季「言った」
そう言ってボイスレコーダーを取り出し、録音した音声を流す。
夏美『それが私の使命ですの!』
思いっきり夏美の音声が録音されていた。
夏美「あれは言葉の綾というかそこまでというか……」
四季「舞斗さんが立て替えていた交通費……」
夏美「え、それは……」
舞斗「別に俺は構わないが……」
メイ「そういわけにもいきませんよ」
そして、お金をだした夏美は涙を流していた。
夏美「マニーが……命の次に大切なマニーが……」
四季「ここからきな子ちゃんの家までランニング」
そう言って四季はメイと一緒に夏美にギプスの様な装置を付ける。
夏美「なんですの?」
四季「ランニングマシーン」
夏美「ちょっ!ちょっと~~~!?」
そう言ってスマホを操作すると、夏美がギプスによって走り出した。
四季「きな子ちゃんの家どっち?」
きな子「あっちっす」
指を指した方向は夏美が走った反対方向だった。
メイ「どうすんだよ」
舞斗「遠隔操作できるんだろう?」
四季「YES。Reverse」
そう言って再びスマホを操作すると、夏美が走って戻ってきた。
夏美「止めて~~!?なんですの~~~!?」
そしてそのままきな子の家の方まで走っていった。
それを見て舞斗達も走って行く。
子羊「メェェ~」
きな子「よしよし。大きくなったっすねぇ」
舞斗「子供の頃から面倒見てるのか?」
きな子「そうっす。可愛くて仕方ないっす」
子羊と戯れている舞斗ときな子を他所に先ほど無理矢理走らされた夏美はシートの上でぐったりしていた。
夏美「死んだですの……」
メイ「大丈夫か?」
夏美「大丈夫なわけないですの。一体どれだけ練習すれば気が済むんですの~」
メイ「仕方ないだろ。Liellaの力になるって決めたんだから」
夏美「だからって……」
すると夏美の頬を子羊が舐める。
夏美「うひっ!?」
突然の事で夏美が立ち上がるときな子が解説する。
きな子「元気出せって言ってるっす」
メイ「分かるのかよ…」
舞斗「子供の頃から面倒見てればわかるようになるんだろうな」
きな子「もちろんっす!さぁ着替えたら練習っすよ!」
舞斗「それじゃ、俺は用事を済ませに行くよ」
きな子「わかったっす!」
そして1年生達は舞斗と別れた後、ランニングから始まり、体幹や振り付けの練習をこなす1年生とその様子を撮影する夏美。そして夜になり、舞斗と合流した1年生達はきな子の家に着いた。
きな子の母「おかえりなさ~い!」
そのテーブルには料理が並べられていた。
舞斗「すみません。今日からお世話になります」
きな子の母「いえいえ。わざわざ遠くからありがとう。遠慮なく食べてね」
メイ「うまそう~!」
そんな中、四季の視線を建物に向けると木材で作られた大きな家だった。
四季「大きな家……」
きな子「ペンション経営してるっすからね」
舞斗「そうだったのか?」
メイ「合宿にピッタリって感じだな」
そこできな子はある事に気づく。
きな子「それにしても夏美ちゃん遅いっすね」
メイ「なんか部屋にはいたみたいだけどな」
その頃、夏美は部屋で動画編集を行っていた。
夏美「今日の練習動画をうまく加工して……」
タイトルは『大人気スクールアイドルLiella!内紛!?』や
夏美「もう少し刺激的な方がいいかもれませんの」
『大人気スクールアイドルLiella!解散秒読み!?』などと捏造のタイトルが挙げられた。
夏美「う~ん…でも中身はただの練習風景ですの。まぁいっか。これで再生回数爆上がり~!マニーが転がり込んできますの~!」
その時……
きな子「Liella解散……」
夏美「うわぁ~!」
突然、きな子が声を掛けてきて、びっくりした夏美。
夏美「何でもないんですの。何でも」
きな子「?もうご飯っすよ」
夏美「今行きますの。すっかり編集に夢中で……」
きな子「今日の練習風景っすか?」
夏美「え、いえ。あの…大したものではないんですの。え~っと…」
そう言ってパソコンを操作して見せたのはLiellaのステージ動画だった。
きな子「あっ!先輩たちのステージ!」
夏美「プロデュースに使えないかと思いまして」
きな子「このステージすごいっすよねぇ。メイちゃんたちとも話してたんっすけど きな子たちこれを超えるのが夢なんっす」
それを聞いて夏美が『夢』と言う言葉に引っかかった。
夏美「夢?」
きな子「きな子たちが入って1年生が増えたからこのステージを超えることができたって。Liellaはパワーアップしたって」
夏美「それが夢?」
そこできな子が夏美に聞き返す。
きな子「夏美ちゃんの夢は何なんっすか?」
夏美「私?」
きな子「CEOなんっすよね。何を目標にしてるんっすか?」
それを聞いた夏美はパソコンを閉じると
夏美「別に特にないんですの」
きな子「えっ?」
夏美「強いて言えばお金をたくさん稼ぐことですの」
きな子「なんで?」
夏美「なんでって年を取った時に困らないようにですの。さぁ今行きますの。先戻っててください」
きな子「あ、うん」
そう言ってきな子が部屋を出ると夏美は再びパソコンを開くと
夏美「まったく。くだらないんですの」
そう言ってタイトルを『突撃!Liella!の練習風景IN北海道』というタイトルに変わりアップされた。
舞斗「……」
その様子を廊下で聞いていた舞斗は黙ってその様子を見ていた。
翌日を迎えた結ヶ丘では夏休みでも練習に励む2年生達が夏美が挙げた1年生の練習風景の動画を見ていた。
2年生「すご~い!」
そこには3万回再生を行っていた。
すみれ「これ本気ったら本気!?」
恋「みたいです」
かのん「こんなに人気があるんだ!」
可可「しかもコメントも高評価ばかり!だから言ったのデス。恥ずかしがってないで積極的に動画もアップした方がいいって」
可可がそう言うがかのんはそれより1年生が頑張ってる光景に感動していた。
かのん「良かった~~」
可可「全く聞いてないデス……」
千砂都「1年生これなら自信つくかもしれないね」
すみれ「でもいいことばかりとは限らないわよ。逆に自信がつき過ぎちゃって……」
そして想像する歓声を受ける2年生達に1年生達が来て……
メイ「アンタたちさ、そこ立たないでよ」
四季「今日からあなたたちはサポートメンバー」
きな子「っす」
すみれ「なんてことに!」
そんな有りもしない下剋上の想像をしたすみれだった。
可可「そんな曲がった性格しているのはすみれだけですよ」
すみれ「ツッコミ雑!それよりもっと気になるのはあの夏美って子!あの子がわざわざ手伝うなんて何か企んでるとしか思えないんだけど!」
恋「私も気になっていました。一度ちゃんと夏美さんに話を聞くべきだと思います」
すみれ「でも北海道よ?」
かのん「ちぃちゃんはどう思う?」
しかし千砂都は動画を真剣に見ていた。
千砂都「えっごめん。聞いてなかった」
かのん「どうしたの?」
千砂都「あ、うん。ちょっとね……これだけできるなら自信付けるためにハードルあげていいかもって……フフフッ」
そこにはダンスコーチとしての表情を浮かべる千砂都がいた。
いかがでしょうか?
後編は夏美の過去や加入を書きます。
それではまた次回!
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