それではどうぞ!
かのん「今日は練習なし~!」
1年生「え~!?」
突然かのんのそんな宣言に1年生はビックリしていた。
きな子「急にどうして!?」
千砂都「頑張るためには休みも大事」
舞斗「練習ばっかりしてると、大事な時に身体壊す事になるぞ」
千砂都と舞斗がそう言うが、それでも不安そうな顔をする1年生達。そこに恋とかのんも加わる。
恋「私たちは上手くなるために勝つためにと考えすぎていたのかもしれません」
かのん「それを1回忘れたいんだ。歌も練習も全部忘れてみんなで楽しく遊ぼう!」
そして遊び始めるLiellaみんな、氷の上でスケートをしたり、釣りしたり、雪だるまと雪合戦したりとみんなで楽しんだ。みんなで遊んだ時、可可がとある人を見つける。
可可「あのお爺さん、何しているデスか?」
みんなが視線を向けるとそこには蓄音器をセットしている老人がいた。
きな子「あ、あの人……」
ユー「きな子ちゃんしっているの?」
きな子「はいっす……トノマさ~ん」
トノマ「ん?おぉ、きな子ちゃんか?」
トノマと言う老人はきな子の声に振り返り、きな子に手をふる。きな子はトノマの所に歩きだしてそれに付いて行くみんな。
きな子「お久しぶりっす」
トノマ「きな子ちゃんも別嬪さんになったね~。そこにいる子達は友達かい?」
きな子「高校の先輩と友達っす」
すみれ「何をされてるんですか?」
トノマ「今日の夜、グラルファンを呼び出すんじゃよ」
舞斗「グラルファン?」
トノマ「伝説聖獣じゃよ」
夏美「聖獣ですの?」
トノマ「グラルファンは人の思い出を目の前に蘇らせるのじゃ」
恋「思い出ですか?」
トノマ「わしはその思い出の中に行きたいと思っているのじゃ」
きな子「でもトノマさん。思い出の中に入ると現実の世界に戻れないって言ってたっすよ」
その話にみんなが驚く。
トノマ「わしはこの世界に未練はない……残り短い時間をそこで過ごしたいのじゃよ」
舞斗「そんな思い出の中で最後を過ごすって……」
かのん「いいことなんですか?」
トノマ「いいことかどうか分からないが……それでも、わしは戻りたいのじゃよ……あの中に……」
そのトノマの表情はどこか悲しげだった。
そしてペンションに戻ったLiella。
メイ「はぁ~!遊んだ~!」
夏美「東京大会前に遊んでみたなんて動画上げられないんですの。時間を無駄にしてしまったですの」
1日遊んでみんなはもう練習やりたくてしょうがないようだ。
そんな中かのんは1人ギターで曲を弾いていた。
きな子「新しい曲……」
メイ「遊んでただけだと思っていたけど」
四季「違った……」
可可「かのんの生み出そうとしている曲をみんなで完成させましょう」
可可がそう言うとみんなが気合いを入れ直す。
するとギターを弾いていたかのんがふとみんなに尋ねる。
かのん「ねぇみんな」
夏美「どうしたんですの?」
かのん「あの話どう思った?」
恋「トノマさんの話ですか?」
メイ「そんな話あるわけないだろう」
四季「気になって調べてみた。古い書に載っていた」
すみれ「嘘」
そう言って四季がタブレットの画面を見せる。そこにはグラルファンの絵とそれにまつわる話が書かれていた。
可可「すごく綺麗な絵デスね」
千砂都「天使?」
抽象的に書かれた絵にはまるで天使を思う様な絵が書かれていた。そこで夏美はある事思いつく。
夏美「はっ!その様子を動画に載せれば、マニーを稼げるのでは……!」
すみれ「やめなさい!」
かのん「でも……ちょっと興味はあるかな」
きな子「ならトノマさんが言っていた事をやってみるっす」
すみれ「ちょっ、本当にやるの?」
恋「でも体験してみたいです」
メイ「舞斗さん達はどうするんだよ」
かのん「黙っとこう」
そして刻一刻と時間が迫り、遂にその時が来る。辺り一面が暗くなるがそれに反するように明るい光が差し込む。
きな子「来たっす!」
かのん「みんな!」
Liella「ッ!」
Liellaのみんなが目を手で覆う。そしてしばらくして、目を開けると特に変わっている様子は無かった。
メイ「何も起きてない?」
四季「いや起きてる」
そう言って四季が時計を指、指すと時間が停止していた。
すみれ「時間が止まってる……」
恋「まさか……」
夏美「ナッツぅぅぅ!?」
メイ「っ!?ど、どうしたんだ?」
夏美の悲壮な叫びにみんなが向くと……
夏美「スマホが動かないですの!?これじゃ撮影出来ないだすの~~!?」
などとすごくどうでもいい事を言って、みんなをズッコケる。
メイ「紛らわしいこというんじゃねぇよ!」
かのん「あはは……とりあえず外に行ってみよう?」
みんな外を出ると、そこには不思議な光景が広がっていた。
きな子「鳥が空中で止まってるっす!?」
四季「きな子ちゃんのご両親も止まっていた」
千砂都「なら本当に時間が!?」
かのん「とりあえず見晴らしのいい場所に行こう」
みんなが歩き始めると、見晴らしのいい場所にくる。そこには……
きな子「あれ!トノマさんの蓄音器っす!」
恋「見てください!あれ!」
そこに視線を向けると、一角獣の様な角と白鳥の様な翼を持って佇んでいる。伝説聖獣グラルファンだった。
その幻想的な姿にLiellaにみんなはただ見とれていた。
夏美「綺麗ですの……」
恋「幻想的です……」
きな子「トノマさんは……?」
きな子はトノマを探していると、トノマの後ろ姿を見つける。
きな子「トノマさん」
トノマ「……」
トノマの見ている方向を見るとそこには、一軒家で家族が団欒としている光景だった。
その光景に目が奪われてると、Liellaにもそれぞれの思い出の光景が目に入る。
みんな幸せな光景が広がるが、かのんが先に意識を戻す。
かのん「みんな!しっかりして!」
かのん以外「っ!」
かのん「思い出の中には私達の望むものは無いよ!大事なのは今だよ!」
トノマ「……その通りじゃ」
そう言ったのは他の誰でもないトノマだった。
トノマ「思い出は所詮幻……そこに温もりは存在しないのじゃよ……」
かのん「トノマさん……」
トノマ「これを……」
そう言って渡したのは半開きになった扉の絵だった。
トノマ「この中にもう一度グラルファンを入れれば、時はまた動きだす」
かのん「わかりました」
そしてLiellaのみんなは駆け出して行く。
メイ「でもどうやるんだよ!」
四季「もしかしたら、蓄音器の音を聞かせればもう一度扉に入るかも」
すみれ「ただの絵よ!大丈夫なの!?」
可可「やってみる価値はあるデス!」
Liellaのみんなは高台に着く。そしてかのんが扉の絵を頭上に掲げてグラルファンに見せるようにして、四季が蓄音器を操作して音を流す。その音色はクラッシックのようだった。
グラルファン「…………」
しかしグラルファンはただ佇んでいるだけで、こちらを見向きもしない。
かのん「お――い!グラルファン!!こっち向いて!!」
かのんは呼んでも反応しない。その様子を眺めていたかのん達の話を聞いて実は時間が止まって無かった舞斗が立っていた。
舞斗「……」
舞斗が無言で左腕を掲げてブレスレットをエクシブランサーに変える。そのままエクシブランサーを掴み、持ち手のボタンが付いてる部分を上げ、中心部から鍵穴の様な物が現れる。懐からエクシブ・フォーラータイプキーを取り出し、真ん中のレリーフを押し、キーを展開して、鍵穴に挿し込んで回す。そして、上げた持ち手を下げる。
すると円弧上に翼の様な形が展開され、クリスタルの剣先が現れる。
『チェンジ・ウルトラマンエクシブ・フォーラータイプ』
中央のクリスタルが点滅する中、舞斗は両腕を左右に開き、頭上に上げる構えを取りながら口上を挙げた。
舞斗『
頭上に挙げたエクシブランサーを両腕で掴む。
舞斗「エクシブ!」
そしてエクシブランサーを胸元まで下ろす。
舞斗「
舞斗が持ち手についているボタンを押すと、舞斗の周囲に神秘の水流に包まれる。
そして青い輝きと共にエクシブFTがその姿を現す。
千砂都「エクシブ……!」
エクシブFTは両掌を前に突き出して光の粒子状の光線を放つ。
エクシブFT『フィクサー・ウェーブ……!』
フィクサー・ウェーブはかのんが持っている扉の絵に放たれると、扉の絵が輝き出す。
グラルファン「…………」
グラルファンはその輝きの方を見ると、そこに吸い込まれるように扉に入っていった。
その瞬間、全ての時が再び動き出したのだった。
そんな不思議な出来事から次の日、お互い更に絆を深めたLiellaは練習に勤しんでいた。
トノマは帰る前にかのん達に扉の絵を渡した。最後にトノマは……
トノマ「君たちのこれからが素敵な思い出に溢れる事を祈っているよ」
それだけ言い残してトノマは帰っていった。
その言葉を聞いて更に闘志に燃えるかのん達は最後の追い込みを掛ける。
そして東京大会当日となった。
千砂都「いよいよだね」
かのん「うん……ふぅ…大丈夫……!」
マルガレーテ「澁谷かのん」
気合いを入れてるかのん達の背後からマルガレーテがやって来る。
マルガレーテはかのん達を通り過ぎると宣戦布告をする。
マルガレーテ「私が本当の歌を教えてあげる。歌は力。そして私は未来を私自身でビルドする。歌の力で」
そしてマルガレーテは歩き出す。その背中にかのんは……
かのん「違う……違うよ。そんなの本当の歌じゃない」
《♪:エーデルシュタイン》
マルガレーテの奏でる旋律はまさに圧巻を体現する歌だった。他の何にも寄せ付けない。そんな雰囲気を持つ歌に観客はただ圧倒されていた。それをかのん達の応援する為に駆けつけ舞斗達も感じた。マルガレーテの昔の歌を知っていた舞斗は……
舞斗「本当にうまくなったよ……それでも、今のかのん達には届かない……」
そしてマルガレーテの歌を聴き終わったかのん達に表情は驚きの表情だった。
きな子「なんっすか?これは……」
メイ「鳥肌立った……」
四季「勝者のオーラ」
まさに己の勝利を確信したかの様な堂々としたパフォーマンスだった。
恋「この後に私たちが……」
みんなが尻込みしている中、かのんだけは違った。
かのん「さぁ行こう。学校のみんなも、舞斗お兄ちゃん達も見に来てくれてる。Liellaの歌を渋谷の街に響かせようよ」
そう言って円陣を組むLiella……
かのん「1!」
可可「2!」
すみれ「3!」
千砂都「4!」
恋「5!」
きな子「6!」
メイ「7!」
四季「8!」
夏美「9!」
かのん「結ヶ丘スクールアイドル部 Liella!たくさんの人に歌を届けよう!Song for Me!Song for You……」
Liella「SongforAll!」
《♪:Sing! Shine! Smile!》
Liellaの本当の歌……それはスクールアイドルを通して、感じた楽しかったこと、大変だったことその中でしかない喜びがあり、その他に応援してくれる全員と一緒に成長できる。気持ちが歌になって溢れる……それがLiellaの本当の歌なのだ。
歌い終わり、自分達が出せる全てを出したLiella達の表情はとても楽しさに溢れていた。
そしてその場で結果発表となった。
楓夏「け、結果は!どうなったの!?」
凪沙「落ち着いて楓夏。そろそろ出るわ」
Liellaのみんなも固唾飲んで見守っている。5位から3位まで発表され、遂に2位となった。
Liellaとマルガレーテ……果たして1位を取ったのは……
《ED:追いかける夢の先で CVLiella!
舞斗
[マルガレーテに勝利して決勝に行ったかのん達。
そんなかのんにウィーン国立音楽学校への留学の話が上がってくる。
そして明かされるマルガレーテが日本に訪れた理由。
Liellaのみんなとスクールアイドルをやりたくて日本に残る判断をするのだが……
そんな時、ドルバが改良を加えたガイガンが再び進撃してきた。
そして出撃する『ダイナスティ・ドラグーン』……何!?ドルバも怪獣に!?
遂にドルバとの最終決戦の時だ!
次回……『夢 / 怪獣総激闘!』……光の絆が嵐を呼ぶぜ!
いかがでしょうか?
次回は11話の内容少しにオリジナル回になります。
ドルバとの最終決戦の火蓋が切って落とされます。
それではまた次回!
次回作の原作アニメは?
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ラブライブ!ニジガク
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ラブライブ!蓮ノ空
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アサルトリリィ
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リコリス・リコイル(本編終了後)