ウルトラマンエクシブ  ~光を結ぶ女神たち~   作:Xナイト

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今回は戦闘シーンは無く。2期12話の内容をほとんど書く予定です

それではどうぞ!


第38話 私を叶える物語 ー前編

カイザーギドラを倒し、ドルバとの決着を付け、地球の平和を守ったウルトラマンエクシブ事、舞斗は代償にエクシブへの変身能力を失った。そして残ったのはラブライブの決勝を控えたLiellaだったのだが、千砂都からとある事を言ったのだった。

 

千砂都「私、かのんちゃんに留学してほしい」

かのん「ちぃちゃん……」

千砂都「かのんちゃんは世界に歌を響かせるんでしょ?小さい頃からの夢だったよね?今こそ夢を叶えるチャンスなんだよ?」

舞斗「確かに、今のかのんだった。人前でもちゃんと歌えるし……」

千砂都「舞君もそう思うでしょう?だから、私はかのんちゃんに夢を叶えてほしい。かのんちゃんにしか叶えられない夢を」

きな子「そう思うのはきな子も同じっす!」

 

しかし、ここである問題がある。

 

メイ「でもさ今じゃないとダメなのか?」

 

ラブライブの決勝が控えているこの時期、しかも留学をすれば来年はかのんがいないLiellaでラブライブを挑まなければならない。しかし……

 

舞斗「しかし、断ってこの話がなくなってしまったら?」

かのん「しょうがないよ。その時はその時」

 

しかし、幼い頃からかのんの夢を応援して、自分がダンス大会の時に背中を押して貰った千砂都としては黙っている事ができなかった。

 

千砂都「みんなもそれでいいの?」

 

千砂都の呼びかけにみんなは直ぐに答えを出せなかった。かのんの夢とLiellaの今後、選べようがない。

 

千砂都「もしそうなったら私たちがかのんちゃんの夢を叶えるチャンスを奪ったんじゃないかってみんな後悔するんじゃない?」

かのん「でも決めたのは私。私はこの学校に……」

千砂都「世界に歌を響かせるんでしょ!?」

かのん「っ!」

舞斗「千砂都…お前……」

 

千砂都の頬に一筋の涙が流れる。それだけの覚悟を持って千砂都は言ってるのだ。

 

千砂都「今しかないチャンスなんだよ?」

 

その表情を見たかのんの目には確かな迷いが生まれてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

《OP:(ひかり)の戦士  その()はエクシブ》

 

 

 

 

 

『私を叶える物語』

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜、全員が各々過ごしていた。

 

可可「かのんのことが大好きなんデスよ。千砂都はかのんのことをずっと第一に考えていましたから」

すみれ「幼馴染みだものね。子どもの頃からの夢にチャレンジできる。すごいわねかのんって……だからこそ私たちが原因でこの留学の話がなくなるのは嫌。かのんがいくらこの学校にいたいと思ったとしてもね」

可可「じゃあすみれも留学に賛成?」

すみれ「どうだろ。いてほしいし、いてほしくない」

可可「何デス?それ?」

すみれ「はぁ~舞斗さんが世界を救ってハッピーエンドとはいかないわね……」

可可「そうデスね……」

 

場所は変わり、公園では千砂都が自主練習をしているのを近くで見ている舞斗がいた。

 

千砂都「やっぱりユーさん事、誰も覚えてないんだ」

舞斗「そうみたいだ。どうやらユーの存在自体が失われているようだ」

千砂都「舞君はそのエクシブキーだっけ?それは」

舞斗「最初に手に入れた色を失っているキーと話していた異世界で貰ったキーだけがあった」

 

舞斗は現在持っているのがストライクタイプキーとティガキー・ダイナキー・ガイアキー・アグルキー・サンシャインキーのみでライザータイプキーとフォーラータイプキーとフォーライザータイプキーは完全に失っていたのだ。しかしストライクタイプキーは完全輝きは失われていたのだ。

そんな会話をしている中……

 

恋「千砂都さん、舞斗さん」

千砂都「恋ちゃん!びっくり!どうしたの?」

舞斗「もしかしてかのんの事か?」

恋「はい。そうです」

 

突然やって来た恋に、舞斗が質問した内容はかのんのことだった。

 

千砂都「そうなんだ。……ごめんね、余計なこと言っちゃったのかな」

恋「とんでもないです。千砂都さんの言葉はみんなに響いていました。かのんさんとのお別れとなるとまだ実感は湧きませんが……」

千砂都「私も。かのんちゃんがいない毎日なんて想像できないよ」

恋「舞斗さんはかのんさんに言わないのですか?」

舞斗「最終的に決めるのはかのん自身だし、かのんが後悔しないならそれでいいと俺は思う。だからみんなにも今回は何も言うつもりはない……ごめんな」

千砂都「大丈夫だよ。今まで舞君に助けて貰ったし、それにこれは私達で答えを出さないといけないと思うの」

恋「そうですね。そしてかのんさん自身も」

舞斗「まっ、アドバイスはできるかな……俺は戻るが、2人は?」

千砂都「まだやってるかな?」

恋「私もお付き合いします」

 

更に場所は変わり、1年生達も自練していたのか、集まっていた。

 

夏美「どうなりましたかね?先輩たちは」

メイ「私らがどうこう言える話じゃないだろ」

夏美「それは分かっていますの。でも……」

四季「気にはなる」

きな子「Liellaの今後がかかってるっすし……」

 

1年生達もかのんや今後のLiellaの事を考えていた。

 

メイ「かのん先輩が本当に留学したらLiellaはどうなるんだ?」

きな子「それは…ラブライブの決勝に9人で出場してもし優勝できたら晴れてかのん先輩はウィーンへ」

四季「8人のLiella」

きな子「うぅ……」

 

そんな風に思い悩んでいると夏美が立ち上がる。

 

夏美「休憩時間終了。今私たちにできることは練習ですの」

きな子「夏美ちゃん……」

 

夏美の言葉にやる気を出す1年生達。

 

メイ「そうだな。今は先輩たちに食らいついて優勝を目指さないと」

夏美「そうですの!」

四季「じゃあランニングもう1セット」

きな子「はいっす!」

 

その頃、かのんは千砂都に言われた事をずっと考えながら、町を歩いていた。

歩きながらLiellaのメンバーを見つけてはそれを避けていた。そんな風に歩きながら家に着く。

 

かのん「ただいま」

舞斗・かのんの母「おかえり」

かのん「あっお兄ちゃん来てたんだ……」

舞斗「まぁな」

 

かのんの母はかのんの雰囲気を感じ取って尋ねる。

 

かのんの母「ん?どうしたの?」

かのん「っ!?」

かのんの母「落ち込んだ顔してるわよ?」

かのん「そんなことないよ。ほら」

 

と気丈に振る舞っているが、しばらくして涙を流し始める。

 

舞斗「無理せずに言えばいいだろう」

かのん「うぅ……たこ焼き買ってきた……」

 

その後、ありあを加えてかのんは今まであった事を話した。それを聞いてかのんの母は……

 

かのんの母「かのんよく聞いて。あなたが留学が断ったことお母さんは反対してない。だって心配だし寂しくなるもの」

 

それは母親として自分の娘が心配という親の気持ちだった。しかし、同時に母親として悩む娘の背中を押すのも母親の努めである。

 

かのんの母「でもねちぃちゃんの言いたいことがもう分かっているから悩んでいるんでしょ?」

ありあ「世界に歌を響かせる」

かのんの母「あなたに来たこの話は誰にでも来るものじゃない。お母さんなら喜んで行っちゃうかな」

かのん「それはお母さんが脳天気だから」

かのんの母「そうかも。お母さんはかのんがどの道を選んでも応援する」

舞斗「俺も留学していたから、母さんが心配していたのは知ってるから」

かのんの母「葉月もね、あんな事があった後だったから舞斗君が留学するのも最後まで悩んでたわ。でも最後は舞斗君の夢を応援するって決めたから」

舞斗「だから俺も自分が後悔しない選択したんだ。かのん悩む事は当然なんだ、自分の夢のことなら尚更な」

かのんの母「だから後悔だけはしないようにね」

かのん「うん」

 

みんなの話しを聞いてちゃんと答えを決めようと決意したかのん。

すると店の扉が開き、扉の方を見ると……

 

かのん「マルガレーテちゃん?」

舞斗「こんな時間にどうしたんだ?」

 

入って来たのはマルガレーテだった。

 

マルガレーテ「ちょっとお時間いいでしょうか。舞斗もいい」

舞斗「珈琲出すよ。君の好きなやつ」

 

舞斗が入れた珈琲とかのんが買って来たたこ焼きを出して、マルガレーテはたこ焼きを口に入れる。

 

マルガレーテ「はふっはふっ!」

 

しかし熱かったのか、口をはふはふするマルガレーテ。

 

かのん「ごめん。あっためすぎちゃった?」

 

しかし、しばらくしたら落ち着いたのかちゃんと味わい。

 

マルガレーテ「おいしい」

かのん「よかった」

マルガレーテ「なんで喫茶店なのにたこ焼き?」

かのん「さっきちぃちゃんのお店の近く通ったから」

舞斗「まぁせっかくだからな」

マルガレーテ「ちぃ?」

舞斗「千砂都のこと、頭にお団子つけてる」

マルガレーテ「あぁ…あの子に留学の詳しい話をしたの私よ。あなたが留学すれば私もついて戻ることができるの」

舞斗「なんでかのんの留学と君が戻るのが関係あるんだよ」

 

それは舞斗も知らない事だった。その理由をマルガレーテが答えた。

 

マルガレーテ「家族からはかのんのもとで歌を学びなさいって言われていてね」

かのん「そんなことに」

舞斗「かのんがそこまで評価されてるとはな……」

マルガレーテ「あの子も同じ事を言ってた」

かのん「やっぱり自分の話じゃないみたい」

マルガレーテ「あなたに来た話よ。あなただけに来た話。自分の力だけでウィーンに戻ってみせる。私ってば口先ばっかり」

舞斗「そう自分を卑下するなよ。お前だって実力的かのん達以上だったんだ。ただ人々に感動を与えたのがかのん達だっただけさ」

マルガレーテ「あなたに連れられて戻るのは正直嫌だけどそれでも、自分の夢のためだからどんな方法でも条件でも私は構わない」

かのん「私にとってLiellaや学校のことが自分の夢くらい大切な存在なの。私 結ヶ丘に入学してなければ歌をやめていたと思う。そんな大切な場所と仲間を失ってしまうのが正直怖いんだ」

マルガレーテ「贅沢な悩みね」

舞斗「そう言うなよ」

マルガレーテ「でも、それなら留学しても恩返しはできる。むしろ留学した方があなたの学校の力になれるわ」

かのん「えっ?」

マルガレーテ「言ったでしょ。ウィーン国立音楽学校は世界的に有名なの。あなたが留学すれば必ず学校も注目される。世界中から結ヶ丘に入学を希望する生徒も集まるかもしれない」

 

確かにマルガレーテの言う事は最もだ。世界的に有名な音楽学校に留学したとなれば、学校も注目が集まる。

 

マルガレーテ「って勘違いしないでね。私はウィーンに戻れたらそれでいいの。でも飛び込んでみたら?とても大切なことよ」

 

その後、マルガレーテは帰り、かのんは部屋で考え事をしていた。

 

かのん「歌を目指す人の憧れの場所……」

 

そしてベットに体を預ける。

 

かのん「夢……」

 

その時、かのんのスマホにメッセージが来て確認をすると千砂都だった。

内容は『今から学校に来て欲しい』と言う内容だった。

それを見たかのんは急いで支度して玄関に向かう。

 

かのんの母「ん?かのん?」

かのん「ちょっとだけ。すぐ戻る」

かのんの母「すぐじゃなくていいわよ」

かのん「え?」

かのんの母「ちゃんと考えて答えを出しなさい。舞斗君も入口で待ってるわ」

 

そう言われ、外に出るとバイクに腰掛けてる舞斗がいた。

 

舞斗「乗るか?」

 

そう言って舞斗はもう一つのヘルメットをかのんに渡す。

そしてかのんを後ろに乗せた舞斗はバイクを走らせる。舞斗は場所が分かってるのか迷わず目的地に向かって走って行く。

 

舞斗「着いたぞ」

かのん「ありがとうね」

 

そして2人が着くのが分かってたのか、千砂都が学校の門を開ける。

 

千砂都「ういっす~」




いかがでしょうか?

次回はいよいよラブライブ決勝になります。

それではまた次回!

次回作の原作アニメは?

  • ラブライブ!ニジガク
  • ラブライブ!蓮ノ空
  • アサルトリリィ
  • リコリス・リコイル(本編終了後)
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