最後に少しお知らせがあります。
それではどうぞ!
舞斗に送ってもらい結ヶ丘に来たかのんは千砂都に先導してもらい夜の学校を歩いていた。
平然としている千砂都と夜ということで少し怖がっているかのん。
千砂都「夜の学校ってワクワクするねぇ」
かのん「怖いよ~……ん?」
歩いていると理事長室に明かりが付いている事に気づくかのん。
かのん「理事長?」
千砂都「待っててくれるって」
そして部室に来て、千砂都が扉を開けると……
かのん「あっ」
そこにはLiellaのメンバー全員が揃っていた。
すみれ「遅いわよ」
きな子「かのん先輩に会いたくて来ちゃったっす」
千砂都「ワガママ言ってごめんね。かのんちゃんが考えて出した答えもう一度確かめたくて」
かのん「ううん見透かされてるなって。留学しないって決めたはずなんだけど」
千砂都「私やっぱりかのんちゃんに留学してほしい」
かのん「ちぃちゃん……」
千砂都「かのんちゃんはみんなを元気にできるみんなに勇気を与えられるLiellaで一番のスーパースター。それって才能だと思う」
かのん「ぁ……」
千砂都「だからその声をもっと遠くまでもっともっと遠くまで響かせてほしい」
かのんはみんなの表情を見る。その表情はかのんがどんな選択をしても受け入れるそんな風に見えた。それを見たかのんは……
かのん「私ここに来る前に決めてきた。留学しようと思う。留学して結ヶ丘の代表としてこの学校がもっと有名になるように、そして自分自身がもっともっと成長できるよう挑戦してみる。だからみんなとは……」
そこでかのんは言葉に詰まる。それを見て他のみんなも言葉をかける。
すみれ「かのんがいたからここまで頑張ってこられた」
恋「私もです」
可可「もちろん可可もデス」
きな子「きな子もっす」
メイ「私も」
四季「Me too」
夏美「悔しいけど私もですの」
これはかのんが今まで紡いで来た絆の証なのだ。みんなかのんに感謝している、だから今度はかのんが夢に向かって走って欲しいのだ。
かのん「みんな……」
千砂都「かのんちゃんがいないLiellaはLiellaじゃない。それが私たちの出した答え」
恋「ラブライブ優勝しましょう」
すみれ「それで夢に向かって踏み出しなさい」
可可「かのんの夢はみんなの夢デス」
きな子「かのん先輩には思いっきり歌を響かせて欲しいっす!」
みんなの言葉を聞いて、かのんの迷いはなくなった。
千砂都「決まりだね」
かのん「うん。でもひとつだけお願いがあるの」
Liellaかのん以外「ん?」
夏美「お願い?」
かのん「Liellaは続けてほしい。一人でも欠けたらLiellaじゃない。この9人でLiellaだって気持ちは分かるよ。私だってそう思う。でもやめてほしくない。私にとってLiellaは青春。この結ヶ丘から私がいなくなることでLiellaがなくなるのは嫌なんだ」
きな子「でも考えられないっす。かのん先輩のいないLiellaなんて……」
かのん「そんなことない。みんなすごくキラキラしてる。すごく素敵……みんなが結ヶ丘で歌っているって思えれば離れていても勇気がもらえる。Liellaを感じていられる」
そこまで言われたらみんなの答えは決まった様なものだ。
千砂都「ふむ~。全国大会が終わったらLiellaは解散かと思ってたのに……やめられなくなっちゃったよ」
千砂都を皮切りに次々と声を上げるメンバー達。
夏美「せっかくなら夏美がセンター取っちゃいますの!」
恋「頼もしいですねぇ」
すみれ「私もセンター争いなら負けないわよ!」
可可「よく言うデス」
メイ「できるかな……」
四季「でもかのん先輩が背中を押してくれた」
きな子「きな子やるっす!やってみるっす!」
千砂都「分かった。約束する」
これでLiellaの中で迷いは完全に消えた。後は……
かのん「ラブライブ必ず優勝しよう!」
すみれ「それしかないわね」
夏美「この9人で!」
メイ「うぉぉおおおお!なんか熱くなってきた!」
四季「Me too」
かのん「みんなで全力で歌おう!」
そして気持ちを完全に一つに合わせたLiellaは円陣を組んだ。
かのん「結ヶ丘のために!Liellaのために!Song for Me!Song for You……」
Liella「SongforAll!」
その掛け声を廊下で聞いていた舞斗は自身が持っている色を失ったエクシブキーを取り出して眺める。
舞斗(ユー。あいつらは更に一歩を踏み出した、後はただ駆け抜けるだけだ。見守っていてくれ)
そうエクシブキーに語りかける舞斗だった。
そして翌日、更に絆を深めたLiellaはラブライブ決勝に向けて練習を開始した。結ヶ丘の生徒達の応援を背負いながら。
メイ「くぅ~!さみぃ~!」
四季「頬の感覚ない」
きな子「あったかいっす~」
すみれ「さすが北海道出身ね」
きな子「違うっす。みんなの応援があったかいんす」
すみれ「そうね」
その間に決勝用の衣装も製作していて、学校のみんなと協力で予定よりも早く出来た。
かのん「わぁ~素敵!」
可可「こんなに早くできるなんて」
かのん「ありがとう」
ここの「学校のみんな協力してくれているから!」
やえ「他にもやれることあったらどんどん言って!」
そして、かのんの方も留学をする為に理事長室に訪れる。
理事長「決めたのね」
かのん「はい。みんなが背中を押してくれて だから決断できました。歌で世界を幸せにしたい。世界に歌を響かせられるよう精一杯頑張ります。それがLiellaの……結ヶ丘の未来にも繋がっていくと思いますから」
理事長「いい顔してるわね。いってらっしゃい」
かのん「はい!」
かのん達Liellaは全体の練習だったり、個人でもそれぞれで出来る事をして、遂に……当日を迎えた。会場には多くの人が来場していた。
そして、舞台裏ではLiellaが出番を待っていた。
恋「本当にここで歌うんですね」
きな子「こんな大きなステージで……」
メイ「はわわわわわ!」
会場の大きさにただ圧倒されているメンバーもいれば。
四季「落ち着いて」
夏美「ん~!マニーの香りがしますの!」
すみれ「ギャラクシーな私に相応しい舞台と言えそうね」
千砂都「全部出し切らないとね」
可可「このステージを夢見てここまで頑張ってきたのデス」
自分達が今までやって来た事を信じて、ただ目の前の事を全力を尽くそうするメンバーもいた。
可可「結ヶ丘が始まってから、Liellaを始めてからずっと」
かのん「私たちの全てをこのステージで」
更に会場に前回王者のサニーパッションも会場に駆けつけていた。
席に座っている摩央に悠奈がペンライトを渡す。
悠奈「はい」
摩央「ありがとう。こんなにステージを遠く感じる日が来るなんて」
悠奈「なにしみじみしてんの。今日はLiellaを全力で応援しちゃうよ~!」
そしてかのん達の応援に駆けつけた、かのんの母とありあ。
ありあ「すごい人……」
かのんの母「さすが全国大会ね」
楓夏「しかも、会場もおっきい~~」
凪沙「えぇ、年々ラブライブの人気が増えてるのは分かってたけど」
乙葉「ここまでの規模になるのね」
かのんの応援の為に葉月と凪沙と楓夏も駆けつけていた。
しかし、そこである人物がいない事に気づく。
ありあ「あれ?そういえば舞兄は?」
そうなんだこの中には舞斗がいなかったのだ。
その理由を凪沙が答えた。
凪沙「知り合いと一緒に見るって言っていたわ」
かのんの母「知り合い?誰かしら」
その頃、舞斗はある人物の背後から声をかけた。
舞斗「会場の近くで見ないのか?」
マルガレーテ「ッ!?なんだマイトか……ビックリさせないでよ」
舞斗「悪い悪い。でもこんなこそこそ隠れなくてもいいだろう?」
マルガレーテ「別にいいでしょう……貴方こそ、そばで見なくていいの?」
舞斗「かのん達なら大丈夫だよ。それに……」
舞斗がふと視線を下に向けて、マルガレーテも釣られ見ると……
ななみ「声からしていくよ~!」
結ヶ丘生徒達「オー!」
結ヶ丘の生徒達が応援に気合いを入れてる様子だった。
舞斗「かのん達にはあの子達もついている。それに今のかのん達ならきっと大丈夫」
マルガレーテ「信じているのね」
舞斗「そばで見てたんだ。それくらい分かる」
そしていよいよかのん達の出番となった。
かのん「1!」
可可「2!」
すみれ「3!」
千砂都「4!」
恋「5!」
きな子「6!」
メイ「7!」
四季「8!」
夏美「9!」
いつものルーティンを行い、気合いを入れてステージに上がる。
《♪:未来の音が聴こえる》
かのん達がパフォーマンスを終えるち会場から大きな歓声を受けた。
その景色を見たかのんはただ感動をしていた。これが自分が見たかった景色なんだと……
かのん「これが私たちのラブライブ!」
パフォーマンスを終えたLiellaは手を繋ぎ両手を上げて、会場全体の歓声に答えた。
そして月日は流れて、町の街頭ビジョンには『ラブライブ優勝……Liella』と書かれていた。
更に結ヶ丘のトロフィー等が収められるケースにはラブライブ優勝のトロフィーが置かれていた。
可可「じゃじゃ~ん!とぁ~!Liella優勝しました~!」
Liella「イェーイ!」
部室では優勝旗を可可が掲げて盛り上がっていた、のだが……
すみれ「ってこうやって喜ぶの何回目よ!恥ずかしい!」
可可「恥ずかしいとは何デスカ。優勝ですよ!ラブライブ優勝ですよ!」
すみれ「分かってるわよ!何億回言うのよ!」
といつもの事を繰り広げる2人をよそにメンバーみんなはそれぞれ感想を述べていた。
きな子「何度見てもいいっすねぇ」
メイ「あぁサイッコーだ」
夏美「ま、私がいれば当然ですの」
などと言っているが、夏美自身嬉しいのだ。
夏美「初めての一等賞……」
すみれ「どうしたの?」
夏美「何でもないですの!」
四季「みんな頑張った」
千砂都「あれ?もしかして四季ちゃんも?」
四季「違う。これは汗」
恋「幸せです。お母様のつくった学校をみんなの力で大きく成長させることができました」
と、みんな感傷に浸っているのだが……
夏美「ところで……」
夏美がそう言うと、全員ある方向を一斉に見る。そこには……
夏美「かのん先輩はいつまで学校に?」
かのん「えぇ……」
かのんがいるのは当たり前だと思うが、実はそうではないのだ。
夏美「出発間近のはずでは?」
かのん「あ、うん……」
そうなのだかのんはもうすぐ留学の為にウィーンに旅立つ日が近いはずなのに、何故か結ヶ丘にいるのだ。
すみれ「さっさと帰って準備しなさいよ」
かのん「い、いいじゃん。家にいたって落ち着かないんだから」
などと言い訳を言っているが……
きな子「逆にこっちが心配で」
恋「落ち着きません」
千砂都「ほらのんびりしてるとかのんちゃんが帰りづらくなるよ。練習練習」
可可「そうデス!かのんの分まで可可はもっと頑張ります!だから大船に乗ったつもりで……行ってくるのデス!」
千砂都「気を付けてね~!!」
と、追い出される形で帰るのだった。
かのん「ハァ~~つまみ出されちゃった……。荷造りは全部済ましちゃってるんだよなぁ~~」
そんな事を言いながらトボトボと帰っていると……
かのん「ん?」
校門前に、何故だか結ヶ丘の制服を着ているマルガレーテが立っていたのだ。
かのん「マルガレーテちゃん?!えっ?ええっ?なんで?」
突然の事に困惑状態のかのんを見て、マルガレーテは口を開く。
マルガレーテ「見ての通りよ。留学は中止」
かのん「はぇ?」
更に突然の事に頭が困惑するかのん。
かのん「そ、そんな急にどうしたの?」
マルガレーテ「あなたのもとへも手紙が届いてるはずよ」
かのん「ええっ!?」
同じ頃、かのんの家では……
ありあ「なんだろう?」
かのんの母「さぁ?お母さんドイツ語読めないわ」
舞斗「あれ?かのんの行く学校からだな」
楓夏「兄さん分かるの?」
舞斗「それは留学してたから……」
ありあ「じゃあ舞兄、読んでよ~」
舞斗「でもこれかのん宛だろ?勝手に読むのも……」
そして場所は戻りかのんはただ驚きと驚愕の表情を浮かべていた。
かのん「ど、どうなっちゃうの~~~~!?」
そんなかのんの叫びが辺りに木霊した。
《ED:追いかける夢の先で CVLiella!
場所は変わり、青い地球が見える宇宙空間、そこに巨大な影が近づいていた。
その影の透明な部分から地球を見ている物がいた。
「……戻ったようね……」
弦「えぇ……いい実験データを取れましたよ」
佇んでいる者の後ろに弦が現れる。
「本来の姿戻ったらどうだなの?テペト星人ゲロン」
弦「それもそうですね……」
そう言うと弦の姿が人間の姿からまるで河童の様な姿に変わる。
テペト星人ゲロン「やはりこの姿の方が落ち着きます。それとこれが例の物です」
「昔の我らの一族が採取したギドラ細胞が、まさかこんな辺境な地あったとはね」
そう言って細胞の入っている試験官を弄ぶ人間の様な姿をしているが、全身紫のタイツの様な物に銀色のプロテクターの様な物を身につけていた。
「しかし……この星を究極の生物が作る実験場として最適ね」
謎の女性がそう言うと、後ろにテペト星人ゲロンの他に6人の姿が分からない者達が並ぶ。
ゲロン「我ら、"惑星侵略連合”にとっても有意義な時間になりそうですよヴォルターク星人のヴォルテシア女王様……」
ヴォルテシア「しばらくは退屈はしないわね……ふあっハハハハハハハハ!!」
そして宇宙空間にヴォルテシアの笑い声が響くのだった。
いかがでしょうか?
3期の内容ですが、放送が10月6日になりますので、少し余裕を持たせて11月からの投稿にしようと思いますのでご了承ください。
それまでの繋ぎを、新作何話分かを投稿する予定になります。
アンケートの結果……リコリス・リコイル(本編終了後)の話に勇者シリーズをクロスオーバーした作品になりました。ちなみになぜ、本編終了後なのかと言うと本編があれで完成されてると感じていてそこにクロスオーバーをブッ込む事が難しかったので、本編終了後の方が比較的描きやすいと思ったからです。
それではまたいずれ次回で!と新作の方もよろしくお願いします!