それではどうぞ!
翌日部室にて、夏美は1人パソコンの操作していた。
夏美「再生数……再生数!クックック~」
どうやら昨日のマルガレーテとの出来事をネットにアップしているようだ。
夏美「これなら動画収入更にタイアップ案件も使ってマニーがぁ~!」
すみれ「何してんの」
夏美「ふぃぃぃ~!」
そこにすみれとメイ、四季が現れ、夏美を問いただす。
メイ「おい!Liellaの動画はオニナッツチャンネルに上げないって約束だろ!」
四季「規則違反、厳罰」
夏美「い…いや違いますの!これはあくまでオニナッツのささやか~なライブ配信にオニたまたまLiellaが映り込んでしまっただけで~」
などと言い訳をしているが……
四季「罰。レッドホットチリスムージー完飲」
夏美「うぅ~!助けてぇ~!やんごとなき事情があるんですの~!」
そんな夏美の悲鳴が聞こえる部室の扉の前いるミントグリーンと白の髪をツインテールにしている少女の姿があった。そして何も言わずその場を去る。
同じ頃、中庭で勧誘活動をしているマルガレーテの姿があった。
きな子「新学期は明日からっすよ」
恋「まだ生徒も少ないのに……」
すみれ「本気なのね」
マルガレーテは本気でLiellaと競い合うとその姿勢が物語っていた。
その様子を見た恋はマルガレーテに近づく。
マルガレーテ「ん?」
恋「あの……」
マルガレーテ「何?」
恋「やはり
マルガレーテ「……」
恋「この結ヶ丘高校はまだ3年目。歴史も浅く生徒も多くありません。今生徒同士が校内で競い合うメリットはないと思います」
その様子を心配そうに見つめるすみれときな子。
恋「お互いに目指すのはラブライブでの優勝。ならば想いをひとつにできるのでは?かのんさんも……きっとそれを望んでいると思います」
マルガレーテ「お断りよ」
恋「っ!……ですが……」
マルガレーテ「何度も言わせないで!私はLiellaに入るつもりはないの!」
頑なにLiellaに入る事を拒否するマルガレーテに今度はすみれも加わる。そして周りにはいつの間にかLiellaのみんなも成り行きを見守っていた。
すみれ「ちょっと!もう少し言い方があるんじゃない?一緒のステージで競い合った相手にわざわざ手を差し伸べてあげているのに……」
「だからだろ?」
すみれ「え?」
恋・マルガレーテ「っ!」
突然第三者の声が聞こえ、振り向くとそこには舞斗が立っていた。
恋「舞斗さん!?」
マルガレーテ「なんで……」
舞斗「お前が心配でな。それに理事長にも様子を見てくれって頼まれてな……」
マルガレーテ「余計なお世話……」
恋「それより舞斗さん。さっきの……」
舞斗「Liellaに入れば優勝の可能性は高くなり、ウィーンにも戻れることの近道。そんな事、マルガレーテ自身だって分かっている」
すみれ「だったら……」
舞斗「それでも自分のプライドが許さないんだろ?自分が負けた相手に勝って堂々とウィーンに帰りたい。そうだろ?」
マルガレーテ「……そうよ。私はあなたたちに勝ちたいの!ラブライブで優勝したあなたたちとぶつかって乗り越えたい!じゃなきゃ自分が納得できないの!」
それがマルガレーテの願いだった。誰かとましてや優勝したチームと一緒にでは無く自分の力で乗り越えたいのだ。
すみれ「そんなの……」
マルガレーテ「スカウトされなかったあなたなら分かるんじゃない?」
すみれ「うっ……言ったわね!」
今にも掴みかかりそうな、すみれを舞斗と恋が制止する。
舞斗「落ち着けすみれ。マルガレーテ、俺はお前にLiellaに入れとは言わない。今はまずやりたいようにやればいい」
恋「
その様子を遠目から眺めていたかのんの存在を千砂都が気づく。
きな子「ん?千砂都先輩?」
千砂都「ううん何でもない」
そしてその日の夜、自主練習をしている千砂都の元に……
千砂都「ん?」
かのん「ハァハァ……ごめん。お店手伝ってて遅れちゃった」
舞斗「だから任せて、行けって言ったのに」
かのんと付き添いで舞斗が来たのだ。
千砂都「本当に戻ってきてたんだ。びっくり!……とかいって~。やっぱりお化けなんじゃないの~?それとも舞君が作り出した幻かな~~?」
舞斗「俺はなんなの?」
かのん「元ウルトラマン」
千砂都「フフッ…しばらく会えないんだろうなって思ってた」
かのん「私も……」
千砂都「舞君も言ってくれればいいのに……」
舞斗「自分で言わないと意味がないだろ?」
かのん「ごめんね。私が早く言えたら良かったんだけど……理由があって……」
千砂都「マルガレーテちゃんの事?」
かのん「うん。私、マルガレーテちゃんに歌を教えるために結ヶ丘に残ることになったの」
千砂都「マルガレーテちゃんに……?」
かのん「マルガレーテちゃんはLiellaに勝ちたい。その気持ちは揺らがない。私、マルガレーテちゃんの気持ち分かるんだ。受験に失敗してサニパさんに負けてどうしても勝ちたい乗り越えたいって思った」
かつて自分がそうだったから、マルガレーテの気持ちは痛いほどわかる。
千砂都「だから…マルガレーテちゃんもきっと……?だから舞君は」
舞斗「マルガレーテの性格上、こうなると分かってたからな」
かのん「うん。私がいなくなってLiellaのみんなは今まで以上にやる気に満ちてる。それぞれがそれぞれに最大限頑張ってて安心できた。だから……」
千砂都「行くの?マルガレーテちゃんのところに」
かのん「分からない」
千砂都「フフッ。そういうことか」
千砂都はかのんが今、何に悩んでいるのか直ぐに分かった。だから背中を押す。
千砂都「私はかのんちゃんに戻ってきてほしい。マルガレーテちゃんの気持ちも大事にしたいけど……」
かのん「ちぃちゃん……」
千砂都「急がなくていい……」
かのん「え?」
千砂都「今はここにかのんちゃんがいてくれることが素直にうれしい。自分の信じる道を突き進むかのんちゃんでいて……おかえりなさい」
かのん「……」
千砂都の言葉を聞き、少し答えが出たのか、帰宅するかのん。
残ったのは……
舞斗「それで千砂都。俺だけ残した理由は?」
千砂都に言われ、舞斗だけその場に残っていた。
千砂都「楓夏ちゃんに相談されたんだ」
舞斗「楓夏に?」
予想外の名前が出せれて、驚く舞斗。
千砂都「舞君が怪獣のニュースが流れた時に、過剰に反応するって……」
舞斗「っ!」
ドルバが亡き後も、怪獣の出現が相次いでいた。しかしそれも、EGFのメンバーが操縦するダイナスティ・ドラグーンが対処しているのが、現状である。
世間はEGFの活躍よってエクシブは出現しないのではと言われているが、実際は……
千砂都「もう変身出来ないんでしょ?」
舞斗「……あぁ」
そう言って舞斗は懐から輝きが失ったストライクタイプキーを出した。
千砂都「まだ持ち歩いてるんだ」
舞斗「なかなかな……」
千砂都「舞君、あの時言ったよね。ウルトラマンの力は必要ないって」
舞斗「あの時は、そう思っていた。でも、エクシブになってからこれまでずっと戦って来た。やっぱりどこか未練があったのかもな」
千砂都「でもそれは……」
舞斗「分かってる。俺の独り善がりだ……ウルトラマンがいなくても地球を守って行ける。わかってるんだがな……そう簡単には……」
舞斗自身も突然ウルトラマンになって、これまで何度も命を掛けて戦ってきたのだ。それが突然失った、未だに受け入れられていないのだ。
千砂都「かのんちゃんやマルガレーテちゃんだけじゃなくて、舞君も引きずっているんだね」
舞斗「恥ずかしながらね……俺も早く前を向いて、夢に向かっていけたらな……」
そして千砂都との会話もそこそこに舞斗は帰宅していた。その帰宅している最中、懐に入っているストライクタイプキーが一瞬だが、光輝いたのだ。しかし余りにも一瞬だった為に舞斗は気づかなかった。それは舞斗のアパートに置いてある、ティガキー・ダイナキー・ガイアキー・アグルキーも何か反応するように一瞬光るのだった。
その頃、かのんも帰宅途中、マルガレーテが初めて日本で歌ったステージで歌っている所を目撃した何人か聞いているが、中にはマルガレーテがやった行為の事を知ってるのか避ける人が多かった。
そして歌い終わると何人かが、拍手を贈る。その中にはかのんも見えない位置で拍手をしていた。そこでかのんはある決意をする。
そして翌日……
ありあ「ではでは~!いってきま~っす!」
かのんの母「制服似合ってるわよ!」
ありあ「ありがと~!」
かのん「結ヶ丘に来てくれたら一緒に通えたのに~」
どうやらありあはかのんとは別の高校に進学したようだ。
かのんの母「お姉ちゃんの姿を見てあの子も自分の好きな道を進もうって思ったのよ」
かのん「フフッ」
高校は違ってもありあはかのんの頑張りを見て、自分の道を決めた事が素直に嬉しく、かのんも学校向かって走り出した。
その様子を大学に向かってバイクを走らせていた舞斗も目撃して、微笑んでいた。
そしてLiellaのみんなも朝のランニングを行ってる最中、後方にいた夏美の背後から……
かのん「夏美ちゃ~ん!」
夏美「ぬぁっ!?」
かのん「みんな~!」
可可「かのん!?」
すみれ「どういうこと!?」
恋「留学は!?」
みんなが驚く中、千砂都だけは昨日会っていたので、答えを見つけたかのんが来た事が嬉しいようだ。そして場所は屋上に変わり、みんなに事情を説明した。
かのん「私、この学校に残ることになった。ウィーンに行くのは少しお預け」
千砂都「私も昨日かのんちゃんから聞いてびっくり」
メイ「先輩が戻ってきた!」
夏美「ですの!」
かのんが戻って来た。そして話題は当然……
可可「これでまた共にラブライブを目指せますね!目指せ連覇デス!優勝デス~!」
という話になるのが普通だが……
かのん「可可ちゃん私ね、私Liellaには戻らない」
可可「えっ……?」
しかし、かのんの考えている事は違っていた。みんなが困惑している中、先に切り出したのはすみれだった。
すみれ「かのん説明してもらえる?」
かのん「私向こうに行ってもみんなの気持ちに負けないよう自分ももっと大きくなるんだって思ってた。そう考えたら頑張ろうって思えた。今Liellaに戻ったら私の気持ちもみんなの頑張ろうって気持ちも元に戻っちゃう」
きな子「そんな……」
可可「じゃあかのんはどうするのデス?もう歌わないのデスカ?」
メイ「そうだよ!やめちゃうのか?スクールアイドル」
かのん「ううん。私ウィーンの学校からマルガレーテちゃんに歌を教えてほしいって頼まれたの」
メイ「もしかしてあいつのところに……」
かのん「うん」
マルガレーテの元に行く。それはLiellaのライバルになるという事実に、誰もが信じられない表情だったが……しかし、かのんの思いには続きがあった。
かのん「そして、いつかひとつのチームになるために」
Liella「っ!」
かのん「2つのグループが競い合って互いに切磋琢磨すればもっともっと成長できる。いい歌が生まれる」
四季「成長……」
かのん「それができたらきっとみんなが納得できるゴールが見つかる気がする」
メイ「いつかひとつに……」
かのん「2つのグループが高め合った先に今よりもっとステキな未来が待ってるはず。今はまだ離れていても互いに競い合って一番ステキなスクールアイドルを結ヶ丘に作りたい!」
それがかのんの出した結論だった。2つの道がいつの日か、1つに交わると信じて……
そのかのんの思いを聞いて、Liellaのみんなは……
すみれ「手加減しないわよ」
可可「可可……まだよく分かりません」
きな子「うっ…先輩…。きな子はそれでもさみしいっす!」
かのん「ずっと近くにいるよ。そんな顔しないで、お互い負けないように頑張ろう!いつかひとつになる日を目指して!」
そして、入学式を終え、去年と同じく新入生に囲まれるLiellaのみんな。
かのんは1人、ある入部届けを書いて、ある人物の元に行く。中庭にはマルガレーテが新入生の勧誘していた。
マルガレーテ「スクールアイドル部です」
そんなマルガレーテの元に……
かのん「声出さないと誰も振り向いてくれないよ」
マルガレーテ「うるさいわね!ほっといてよ!」
かのんはマルガレーテに近づき、とあるものを差し出す。
かのん「はい!」
マルガレーテ「何?」
かのん「名前書いてきたよ」
マルガレーテ「え!?」
かのん「入部届。私入部を希望します!」
マルガレーテ「へ?」
かのん「3年生の澁谷かのんです!」
マルガレーテ「うそでしょ~!?あ…アンタが…私とスクールアイドル!?」
それはマルガレーテにとっても驚愕だった。
その時、2人の間にもう1人やって来る。
?「失礼」
マルガレーテ「取り込み中よ」
?「聞くところによると新たなスクールアイドル部が生まれたそうで」
マルガレーテ「ええ。ちょっと待ってて」
?「アイアンダースタンド」
そこでかのんは話しかけて来た娘のことで、ある事に気づく。
かのん(この子……1年生?)
その頃、宇宙空間では……
「さぁ、行くぞ!我ら凱旋ぞ!!」
新たな出会いと新たなる戦いの瞬間が始まったのだった。
《ED:DAISUKI FULL POWER CV澁谷かのん
舞斗
[マルガレーテが作った新スクールアイドル部にかのんと
名乗る少女が加入した。どうやら夏美の妹とらしいがどこか、ぎこちない様子だな
そして新スクールアイドル部は佐々木スクールアイドルフェスに向けて練習を開始する。
その時、宇宙から来た、"惑星侵略連合”と呼ばれる組織が世界に宣戦布告して来た!
日本に降り立った宇宙怪獣にEGFが対処するが、変身出来ない俺には何も出来ない……
自分の無力さを痛感した時、宇宙から1人の巨人が降り立った……
あなたは……!
次回……『新たなる開戦!』……光の絆が嵐を呼ぶぜ!
いかがでしょうか?
次回は2話の内容と少しオリジナルを挟みます。
それではまた次回!