それではどうぞ!
配信ライブを終えた翌日……
かのん「ん~!ライブ最高だった~!……だって!」
マルガレーテ「ん~!」
かのん「こんなにいい歌だったんだ。配信見逃して人生損した~!……だって!」
マルガレーテ「ん~!」
かのんがライブの感想を読んで喜んでいるが、マルガレーテは気に入らないという様子でストレッチをしていた。
冬毬「昔のマルガレーテと別人」
マルガレーテ「っ!」
そこまで言われて、流石に我慢の限界が来たのだった。
マルガレーテ「そんな感想書く時間あるんだったらあの時来ていいね押せってのよ!」
トマカノーテは結局、出場する事ができなかったのだが、配信映像をSNSで拡散したおかげでトマカノーテは話題になっていたのだが、マルガレーテとしては当日に話題になって欲しかったと騒いでいるのだ。それを見たかのんはスマホを操作して、とある画像を見せる。
かのん「見て。マルガレーテちゃんの笑顔。かわいい!」
マルガレーテ「なっ!?」
その画像はライブで見せたマルガレーテの笑顔だった。
マルガレーテ「ほ、ほら練習するんでしょ!………あ~~」
口でなんだかんだ言ってもマルガレーテ本人としてはやはり嬉しいのだ。
かのん「すごいなあ。やっぱりお客さんにも伝わるんだよ。みんなを笑顔にしたいって気持ち」
冬毬「それでも我々がフェスに出場できない事実は覆りません」
マルガレーテ「関係ないわ。最初からねらいはラブライブでの優勝だけだから!さあいくわよ!」
マルガレーテ達は気持ちを切り替え、練習を開始するのだったのだが……
一方Liellaの方は……
可可「うぁっマズイデス!ゆゆしき事態デス~!」
パソコンを見ながら騒いでる可可。そこにきな子と夏美とメイがパソコンを覗き込むと、そこには……
きな子「結ヶ丘の新しいスクールアイドル好きかも!」
夏美「Liellaにいた子も1人いてすごくキラキラしてるらしいよ」
とトマカノーテの好意的な感想が挙げられている中……
メイ「そういえばLiellaって今どうしてるんだろ?………って!?」
トマカノーテが話題の中心を持っていってしまい、完全にLiellaの存在感が薄れてしまっていたのだ。
可可「可可たちすっかり影が薄くなってるデス~~~!」
メイ「ちっくしょ~~!なんでこうなっちまったんだ~~~!」
きな子「あんまりっす~~~~!」
夏美「ですの~~~!」
と、大騒ぎしてる4人をよそに、他の4人は落ち着いた様子だった。四季に至っては……
四季「ふぅ~梅昆布茶好き」
のほほ~~んとお茶を飲んでいたのだった。
《OP:
『白色のセンター』
練習を終えて、制服に着替えて帰り支度を始めるLiella達はかのん達の話題となる。
恋「かのんさんたちのリモートライブすごく良かったですものね」
きな子「きな子たちのクラスでもその話題で持ちきりっす」
可可「うぅ……このままでは……」
可可は考えてしまう。かのん達がこのまま話題を掻っ攫い結ヶ丘の顔となってしまっては……
可可「あの3人の方が結ヶ丘のスクールアイドルとして有名になりゆくゆくは……」
かのん達トマカノーテが衣装を着て、ステージに並び宣言する。
トマカノーテ「私たち結ヶ丘女子スクールアイドル!」
冬毬「トマカ!」
マルガレーテ「ノーテ!」
かのん「改め!」
Newella「
とポーズを決めて、宣言したのだった。
可可「などということに!」
すみれ「Newella!って何?」
可可「むっ!」
すみれ「ぎゃ!?」
突然すみれに向かって行き、後ろのホワイトボードにNewellaの文字を書く。
可可「新しいLiella!という意味でNewella!デスよ!」
そんな中、夏美だけはどこか達観した様子でトマカノーテの映像を見ていた。
夏美「まあの3人ならいい線いくのは当然ですの……」
そして映像が冬毬の映像に変わると、心配の様な複雑な様な表情を作る。
そこに千砂都が話に加わる。
千砂都「私たちもかのんちゃんたちに負けないいいライブしなきゃだね!」
夏美「千砂都先輩……」
メイ「このライブを超えないとってことだよな」
千砂都「当然!だって私たちはラブライブに出場して優勝目指すんだよ」
千砂都のその一言で一気に緊張が高まる。
恋「ですね。高い壁ですが乗り越えねば……」
千砂都「私ね、かのんちゃんがマルガレーテちゃんとグループ結成した時からこうなるなって何となく思ってた」
メイ「だったらなんで……」
千砂都「その方が私たちも成長できると思って、自分より高いところを目指す人が近くにいるってすごく刺激になる気がして」
すみれ「高いところ……」
千砂都「私ね、ラブライブに優勝したあとふと不安に思ったんだ」
そして思い出される。去年の全国大会で優勝した瞬間の光景だった。
千砂都「これ以上幸せな瞬間ってあるのかな……スクールアイドルで頂点を目指して頑張って最高の結果を出せて……この先もう目指す目標とかなくなっちゃうのかなって」
かのんに続けて欲しいと言われたとはいえ、優勝した先にこれ以上の事が出来るのかと不安だったのだ。そこに、かのんがマルガレーテと冬毬と組み、Liella!の前に立ちはだかった。それが嬉しいのだ。
千砂都「あの3人がいてくれればもっといいパフォーマンスしようって思える!」
そう言って千砂都は可可が書いたNEWとLiellaの文字を赤丸する。
千砂都「Liellaの新しい魅力をみんなと生み出そうって思える!」
すみれ「じゃあヨヨギスクールアイドルフェスで私たちもすごいライブ見せないとね」
可可「そのとおりデス!」
四季「Me too」
きな子「で、でも……かのん先輩はいないんすよ」
そう今回はかのんがいない。それはLiellaを中心、センターがいない状態だ。そしてすみれがある提案をする。
すみれ「千砂都。あなたがセンターをやれば?」
千砂都「え?私?」
すみれ「かのんとライバル……って考えたら対等に戦えるのはアンタなんじゃないの?」
自分達ではかのんと対等に競えない。だからこそ、すみれは千砂都こそセンターにふさわしいそう言っているのだ。しかし、千砂都の考えは違った。
千砂都「私は……2年生にセンターをやってもらいたいな!」
可可「え?」
すみれ「2年生?」
千砂都「今回は新しいLiellaを見てもらうライブだよ。今までセンターをやったことがない人がいいと思うんだ」
そして千砂都は今回のセンターに相応しい人物の前に立つ。それは……
四季「え?」
千砂都「やってみない?」
メイ「四季が!?」
千砂都「うん!ずっと思ってたんだ。四季ちゃんには四季ちゃんにしか出せない魅力がある。今のLiellaに新しい風を起こせるんじゃないかって」
四季「私が……?」
四季は困惑を隠せないでいた。そして、とあるカフェで……
舞斗「へぇ~四季ちゃんがセンターか……凄いじゃねぇか」
そこで短期のバイトをしていた舞斗が四季の話を聞いて驚いていた。
きな子「そうっすよね!千砂都先輩の言うとおり新しい風が吹きそうっす!」
メイ「大丈夫!四季ならできる!ずっと思ってたんだ!四季がセンターだからこそ生まれる妖艶かつクールなライブ!いやあえて激しいライブを見せるという意表をつくことも可能!」
四季「メイが見たいだけ」
メイ「なわけね~よ!」
舞斗「それで、作詞がきな子ちゃんで作曲はメイちゃんが担当か」
きな子「そうっす!」
メイ「先輩たちに頼まれちゃったからな。自信はないけど精いっぱい頑張るぜ」
夏美「私が衣装担当~」
舞斗(この感じ、千砂都は3年生が卒業した後を考えてのことか……)
舞斗は千砂都がこのライブで2年生に任せて、自分達が卒業した後のことも考えてのことだと感じたが、それをあえて今、みんなの前に言う事はないと思い言わないことにした。
きな子「あの……メイちゃん作詞にもチャレンジしてみないっすか?四季ちゃんのこと一番分かってるのはメイちゃんっす。きな子も一緒に協力するっすしお互い相談しながらやってみないっすか?」
メイ「作詞か……」
夏美「うん」
メイ「分かった。四季が嫌じゃなければ……」
トントン拍子で話が進んでいくが、四季は視線を下に向けていた。
メイ「四季?」
四季「メイは本当に私がセンターでいいと思ってるの?」
メイ「ああもちろん!」
迷いなく言ったメイに渋々といった様子で……
四季「……分かった」
と言った四季にメイと舞斗は見逃さなかった。するとそこで……
夏美「ぬぁ~!もうこんな時間!そういえば超重要な買い物がありましたの!私はここで失礼しますの~!」
そう言って早足で帰って行った。
きな子「夏美ちゃんいつも先に帰っちゃうっすね」
舞斗「そうなのか?」
メイ「あぁ、私達の中では先にな」
舞斗「家が遠いとか?」
きな子「そういえば夏美ちゃんの家って聞いたことなかったっすね~」
そんな会話をしてる中でも四季はどこか納得していない表情だった。
地球では夜を向けている頃、宇宙では……
ゲロン「まさか、早くも2人も失うとはな……」
ヴォルテシア「まぁ良い。少し退屈をしたいた所じゃ……」
?「しかし、問題は次は誰が行くかだな……」
?「私は少し別行動をさせてもらいますよ」
ゲロン「おや?珍しいですねあなたが動くなんて、ガロ星人ゼム」
ゼムと言われた宇宙人は体長がわずか40センチしかない昆虫型の宇宙人だった。
ゼム「少し中国の方でも面白い怪獣を見つけましてね。必ずやヴォルテシア様のお希望に叶えられるでしょう」
ヴォルテシア「ほぅ~それは楽しみじゃの~。おいノワール星バルド、お主もどうじゃ?」
バルド「それは面白い提案だ」
そう言って立ち上がったのは人型の灰色の体色をした宇宙人だった。
バルド「ゼム。俺も一緒に行っても問題ないか?」
ゼム「構いませんよ」
?「ならエクシブの対応は私が行きます」
そう言って話かけたのは、光沢のある紫色の、どことなく機械的な趣の虫型宇宙人だった。
ヴォルテシア「スラン星人ガンマか……良かろうエクシブは任せたぞ」
そしてそれぞれの宇宙人は行動を開始した。
翌日の地球では、四季がセンターの感じを掴む練習を行われたのだが……
舞斗「それで倒れて、ここにいると?」
四季「うん」
夕方とある公園で四季に呼ばれて舞斗が話を聞いていると、どうやらセンターの練習中にあまりプレッシャーに耐え切れず倒れたようなのだ。しかしみんなが期待している為、直接言えずメイにメッセージを送って自分は逃亡したとのことだった。
四季「みんな怒ってると思う」
舞斗「それはないと思うがな」
四季「舞斗さんはどうなの?」
舞斗「ん?」
四季「これからまたウルトラマンとして戦う事になって……」
舞斗「……最初の頃はさ……」
そう言って舞斗は話だした。エクシブになりたての頃、人類の未来を背負わなければならない事にプレッシャーを感じていた。その頃はまだEGFも設立されていなかった為、重圧が大きかった。
舞斗「それでも今はEGFもいるし、地球云々よりかは、お前たちの夢を守れるならって前より気は楽かな」
四季「やっぱり強いな……舞斗さんは」
舞斗「……」
四季「今日舞斗さんの家に行っていい?そこでメイと話したい」
舞斗「分かった……ちゃんとメイちゃんには連絡しろよ」
四季「うん……」
舞斗(俺も連絡するか……)
そう言って舞斗もある所に連絡した。
そして場所はかのんの家に変わる。
マルガレーテ「ねえどうして!?」
マルガレーテの声が響く。原因は冬毬だった。
マルガレーテ「これであの子3日も続けて練習休んでいるわよ!?」
どうやら冬毬はあれ以降から再び練習を休んでいるようなのだ。
かのん「今日も忙しいって」
マルガレーテ「本当にラブライブに出る気あるの?」
かのん「別にって」
マルガレーテ「はぁ!?まさかアンタそれをただ聞いてたわけじゃないでしょうね!?」
かのん「しょうがないでしょ。事情があるかもしれないし頭ごなしにダメだって言うわけにも……」
マルガレーテ「言いなさいよ!私たちの目標はラブライブ優勝!それに賛同できないならとっととやめなさいって!」
かのん「嫌だよ!」
マルガレーテ「なんで!?」
冬毬の態度に怒りを感じたマルガレーテがそんな事を言うが、かのんがそれを嗜める。
かのん「賛同できないならやめろなんて言いたくない。だっていろんな人がいるから私たちだって輝ける場所があるわけでしょ?」
マルガレーテ「どういうことよ」
かのん「いろんな人がいるからステキなの。いろんな色があるからきれいなんだよ」
そう言ってかのんは3色のコップを並べる。それを見て、思う事があるのか……
マルガレーテ「……ったく。だからアンタと組むのは嫌だったのよ」
するとその時、扉が閉まる音が鳴る。
かのん・マルガレーテ「いらっしゃいま……?」
かのん「あれ?」
2人はお客が来たと思ったが、そこには誰もいなかった。
そして店の外にはかのんに差し入れを持って来ていた千砂都がいた。千砂都は先程のかのんの言葉を聞いてある決意をする。
千砂都「私たちだって輝ける……舞君、四季をよろしく」
そしてメイは四季に呼ばれて舞斗が住んでいるアパートに向かっていた。
メイ「ここだよな……そういや来るの初めてだな」
舞斗「メイちゃん」
メイ「舞斗さん!」
アパートの前に舞斗がいるのを見つけたメイが駆け寄る。
メイ「四季は?」
舞斗「今、リビングにいる。母さんや楓夏いるけど気にしないでね」
メイ「あぁ」
そう言って舞斗はメイに連れられてアパートに入って行くのだった。
いかがでしょうか?
次回はスラン星人との戦闘になります。そして中国に向かった2体の宇宙人が求めた怪獣とは?
それではまた次回!