今回の登場する怪獣もオリジナル怪獣になります
それではどうぞ!
夜の上海のとある山の中、そこに宇宙人2体が洞窟の前にいた。
ノワール星バルド「ようやく見つけたな」
ガロ星人ゼム「えぇ、古代中国で陸海空を司る伝説の怪獣と言われたバガンの死骸が」
ノワール星バルド「それを俺達の手で強化し、最強の怪獣として蘇らせるということだな」
ガロ星人ゼム「貴方達メカレーターとしての技術力期待しますよ」
ノワール星バルド「面白い事になりそうだ」
そう言って2体の宇宙人は洞窟の中に入って行った。
そして翌日の結ヶ丘では……
きな子「よし!強敵期末試験を倒したっす!」
期末試験を終え、後は夏休みを向けるのみ、きな子と四季はなんの問題も無いようなのだが……
メイ「ダメだ……このままじゃ、補習だ……!」
夏美「私もですの……」
メイと夏美は危ない感じのようだ。そこで夏美はある事を聞く。
夏美「先輩方は大丈夫なんですの?」
四季「というと?」
夏美「夏休みが終われば、いよいよ受験……忙しいはずですの」
そして話題のかのん達は……
千砂都「これ。週明けに提出してって」
千砂都がかのんに渡したのは進路希望調査票だった。
かのん「そうだよな~~」
千砂都「いよいよ迫って来たって感じだね」
かのん「……うん」
千砂都「あ、ところで舞君はどうするんだろう?」
かのん「どうって?」
千砂都「ほら、これからもウルトラマンとして行くんでしょう?いざ自分の店を持った時、大変じゃない?」
かのん「ん~お兄ちゃんは自分の店とかに興味ないみたい」
千砂都「そうなの?」
かのん「うん。どこかの店で珈琲作れればそれでいいって……自分で店を経営するとかめんどくさいんだって」
千砂都「な~んだ。お店出来たら通おうと思ってたのに」
かのん「あはは……」
そんな会話しながらかのんはもう一度、進路希望調査票に目を通すのだった。
《OP:
『你好!上海!小籠包〜!』
その頃、1年生達は返ってきた答案用紙の見ていた。マルガレーテは余裕そうな表情だった。
マルガレーテ「ふふふ……まったく簡単過ぎない?日本のテスト」
その点数は90点と高得点を取っていた。そこに冬毬がやって来る。
冬毬「まったくです」
そしてマルガレーテは冬毬の点数を見ると、その点数は100点だった。
マルガレーテ「がはっ!?」
マルガレーテは冬毬に負けた事にショックを受けた。そこで冬毬は最も聞いて欲しくない質問をする。
冬毬「マルガレーテは何点でした?」
マルガレーテ「っ!?今回は本気出してないから!左手でやったのよ!ひ・だ・り・て・で!」
プライドが高いマルガレーテは流石に苦しい言い訳を始め、そこまで言って察した冬毬は……
冬毬「そういう事にしておきましょう」
と、大人の対応をしたのだった。
マルガレーテは不貞腐れながら、外を見るとかのんが歩いているのが目に止まった。
マルガレーテ「かのん?」
かのんは中庭のベンチに座りながら、進路希望調査票を見ていた。
かのん「卒業か……」
そこにマルガレーテと冬毬がやって来て、かのんが見てる物を覗き込む。
かのん「う゛っ!?」
マルガレーテ「ウィーン国立音楽学校への留学……決まっていることでしょう?」
かのん「なんだか頭が全然追いつけなくて、気持ち切り替えていかなきゃ……なんだけど~~」
しかし、かのんは途端に弱気になり、マルガレーテの腰に抱きつく。
そんなかのんを見て呆れるマルガレーテ。
マルガレーテ「もう……頼りない先輩ねぇ」
かのん「私なんて、そんなもんだよう~~」
と嘆いていると、かのんの視界に可可が映った。
かのん「あれ?可可ちゃんだ」
マルガレーテ「怪しいわね。私達を偵察しに来たの?」
かのん「そんな訳ないよ」
冬毬「落ち込んでいる様に見受けられます」
そう聞いてかのんは素早く立ち上がる。
かのん「すぐもどるから、先に練習の準備しといて~~!」
マルガレーテ「あ、ちょっと!もう!」
かのんは可可に近づき、声を掛ける。
かのん「可可ちゃん」
可可「はっ、かのんですか」
かのん「書いた?進路調査」
かのんがそう言って、可可がポツポツと話出した。
可可「可可の夢は高校3年間スクールアイドルとしてやりきることです」
かのん「うん。それは私も同じ」
可可「だから……」
かのん「その先が見つけられない?」
可可「可可はともかく″今”を大事にしたい。″今”の為に生きているんです。将来が当然、大事な事はわかっているデスし、勉強も怠っていまセン……でも……」
頭では分かっているのだが、可可は仲間と共に輝ける今この瞬間を生きたい、スクールアイドルとして輝ける3年間を精一杯頑張りたい。その思いで高校3年間を過ごしてきて、未来のビジョンが見えないでいた。
かのん「聞いてるよ。言える範囲で構わないから」
可可「親に将来の事を考えていないなんて、絶対言えないのデス。きっとすごくガッカリする」
かのん「ご両親と話はした?可可ちゃんにどうして欲しいと思っているのかな?」
一応話したのか可可は話しだした。
可可「家に戻って、お父さんの母校である北京の大学に進んだらどうか?……と」
かのん「凄いじゃない!」
しかし、可可は素直に喜ぶ様子ではなかった。
かのん「嫌?」
可可「嫌というか……」
かのん「?」
可可「可可にはお姉ちゃんがいマス。お姉ちゃんは可可のスクールアイドル活動を誰よりも応援してくれマス」
そのお姉ちゃん曰く、可可には好きな音楽活動を続けて欲しいと言っているようだ。しかし、可可はまだどちらも決めかねているようだった。スクールアイドルを集中した為に何も考えられないようなのだ。しかし……
可可「でも、いよいよ何も決めずにいるわけにはいけまセン。可可達はもう3年生デス!」
かのん「うん。そうだね」
その様子を遠目からすみれが眺めていた。3年間、可可の事を気にかけていた為、気になっていたようだ。そこに恋が来る。
恋「ん?どうしました?」
すみれ「ひっ!?な、何でもないわ……!?」
恋「ん?」
その日の夜、かのんの家ではかのんと千砂都チャットで話していてそこに舞斗もいた。
舞斗「じゃあ可可は上海に帰るんだ」
千砂都『うん。夏休みだし家族と話してくるみたい』
そこにパジャマ姿のマルガレーテがやって来る。
マルガレーテ「ま~た、Liellaの誰かさんと長電話?」
かのん「ちぃちゃんだよ。話す?」
マルガレーテ「本気で言っているの?相手は敵よ!」
舞斗「お店で騒がない」
マルガレーテ「むぅ……」
舞斗は軽くチョップを受けて、不服な顔をするマルガレーテに更にかのんが追撃する。
かのん「それに敵じゃないでしょ?お互いに高め合うライバル……でしょ?」
マルガレーテ「っ!知らない!」
千砂都『あはは……ところで舞君は夏休みどうするの?』
千砂都は露骨に話題を逸らす。
舞斗「あぁ……実は母方の家族から呼ばれててな……まぁ前半はこっちいるから後半からだが」
かのん「乙葉さんの実家ってどこ?」
かのんの母「九州の方よ。乙葉は名家の次女なのよ」
マルガレーテ「へぇ~そうだったんだ」
千砂都『あれ?舞君、お父さんの方は?』
舞斗「その後かな?いつ行けるか分からないが……一緒に来るか?」
かのん「遠慮しておくよ。家族水入らずで行けばいいよ」
そんな会話をしながら迎えた夏休み。トマカノーテで練習中のかのんは上空を飛んでる飛行機を眺めていた。
かのん「飛んでくね~~。可可もあれに乗って上海に帰ったんだろうな~」
マルガレーテ「今週からだっけ?」
冬毬「その件は姉者から聞きました」
かのん「お、夏美ちゃんと話したの?」
冬毬「騒いでいたのを聞いていただけです」
マルガレーテ「あんたまで、Liellaと仲良くなったの?」
冬毬「以前も言いましたが、ラブライブ出場という目的にコミットする理由は私にはありません」
かのん「でも冬毬ちゃん。夏休みになっても練習来てくれるようになったね」
冬毬「それは……休む理由もありませんから。ただ……」
かのん「ん?」
冬毬「姉者の気持ちを確かめるには、私も本気で挑むしかないというだけです」
それは夏美の説得で冬毬も思う事があったようだ。恥ずかしくなったのか先に行く冬毬の背中を、かのんは嬉しそうに眺めた。
かのん「冬毬ちゃんも少しづつ熱心に取り組んでくれてる。スクールアイドルの輪が広がっていく感じがするな~」
と、嬉しそうに話すかのんを見て、マルガレーテは……
マルガレーテ「気持ち悪~い」
と言うのだった。
かのん「気持ち悪いは言い過ぎじゃない!?」
マルガレーテ「わかった、わかった。さっさと行くわよ」
かのん「はいはい」
そう言って冬毬を追いかけるようにランニングを始めるマルガレーテとかのん。
そして朝早い時間のランニングだというのに暑さが襲って来るため、かのんの家で休憩を取ることにした。
かのん「ただいま~」
舞斗「おかえり、冷たい物作るよ」
冬毬「ありがとうございます」
楓夏「そういえばかのん宛に手紙来てたわよ」
そう言ってカウンターを見ると手紙が置いてあった。
かのん「エアメール?」
マルガレーテ「ウィーンからじゃないのね」
そしてかのんが手紙を開けると上海行きの航空券だった。
かのん「きっと可可ちゃんだ!」
かのんの母「今、上海に戻ってるみたいね」
ありあ「毎日連絡し合ってるんじゃないの?」
かのん「何を食べたの報告だけしてた。家族の事には、あんまり踏み込みたくなくて」
冬毬「他に何か入ってないのですか?」
そう言われて確認するが、航空チケットが3枚入っているだけだった
かのん「ん~チケットだけっぽい」
マルガレーテ「チケットが3枚……かのんと舞斗と後、誰宛?」
舞斗「ん?俺は確定なのか?」
冬毬「可可先輩からという事は舞斗さんも入ると思われます」
ありあ「上海か~いいな~私も行けるの?」
楓夏「え~私も行きたいな~」
などと言っていると、店の扉が開き千砂都とすみれと恋が入ってきた。
そしてその手には……
舞斗「千砂都それって……」
千砂都「かのんちゃんの所にも来てたんだ」
そして机に広げられているのは、かのんに届けられた3枚と3年生にそれぞれ1枚づつだった。
どうやら1年生にも届けられてるらしく、夏美には冬毬の分を含めた2枚のようだ。
マルガレーテ「とういうことは残りの1枚は……もしかして」
舞斗「チケットは5日後の上海行きか‥…」
かのん「つまり来てって事だよね」
マルガレーテ「それ以外、考えにくいんじゃない?」
恋「可可さんに連絡してみたのですが、今日は返事がありません」
舞斗「それは妙だな。返事を怠ったことなんてなかったのに」
すみれ「……進路のことかも」
かのん「っ!」
かのんは可可が悩んでいる事の内容についてみんなに喋った。
かのんの心は決まっている様子にマルガレーテが釘を打つ。
マルガレーテ「貴方行くつもりでしょ?いい、これだけは言っておくけど。貴方、今はLiellaのメンバーじゃないんだからね!」
かのん「分かってる。分かってるよ……」
舞斗「まだ言ってるのか」
マルガレーテ「なによ!この件はLiellaの問題でしょ」
舞斗「Liellaとは関係なく、友達が悩んでいるをほっとく事なんてできないだろう」
かのん「っ!そうだよ。お兄ちゃんの言う通りだよ!」
マルガレーテ「えっ!?」
かのん「確かに私は今はLiellaじゃない。でも、そんなの関係ない!可可ちゃんが困ってるなら、友達として放っておけない!」
すみれ「そうよ!可可を救うわよ!どこにだって行ってやるわ!」
千砂都「ふふ、そういう事なら私も行く」
恋「私も異論はございません」
そしてトントン拍子に上海に行く事が確定した雰囲気になった。
舞斗「なら、みんな帰って荷物の準備をしないとな。もちろんマルガレーテもな」
マルガレーテ「もう!結局こうなるんだから!」
冬毬「どうやら私も戻って、荷造りをする必要がありそうですね」
千砂都「どうやら話はまんまるく収まったようだね」
舞斗「楓夏。というわけだから……」
楓夏「うん!お母さんに伝えておくね」
そして2年生にも連絡して各々上海に向けての準備を始める。
かのん「可可ちゃん……待っててね!」
そしてとある海底では巨大な何かがとある場所を目指していた。それと時を同じくして南極のとある場所で氷の中に閉じ込められていた。巨大な何かも目覚めて、今まさに氷を砕こうとしていたのだった。
いかがでしょうか?
次回はいよいよ上海でのストーリーになります
それではまた次回!