by 鬼嶽 凱
現在18:00
〈希望ヶ峰学園・厨房〉
……。『サディストを演じる』って難しいよな……。
あ、良い子で健全なお前らオッスオッス。鬼嶽 凱ですよー。
今は、夕飯を作りながら、SMプレイについて脳内シミュレートしてます。
朝日奈「ねぇ、鬼嶽…。なんで急に餃子を?」
鬼嶽「オーソドックスにバラ鞭か?いやそれとも緊縛?待て、ボールギャグもアリだな。蝋燭であぶるという手も」
大神「鬼嶽よ。聞こえているか?」
鬼嶽「うぇ!?何か言いました!?」
やっべ。考えすぎてまるで聞いてなかった……。俺、反省!!
朝日奈「いや、別に大したことじゃないんだけど。なんで今日は餃子にしたのかなって。」
鬼嶽「あぁ。これはセレス先輩からのリクエストですよ。」
朝日奈「セレスちゃんの?」
大神「意外だな。葉隠か山田のリクエストだと思ったが……。」
鬼嶽「あの人、庶民らしいニンニククッセェ餃子が大好きなんですって。」
………嘘は言ってねぇからセーフだよな。ちょっと脚色してるかもだけど。
朝日奈「…………。なんか、ホントすごい意外だね。」
鬼嶽「ホントですよね。………おファックですわ~」
大神「? 鬼嶽よ、何か言ったか?」
鬼嶽「! い~え、何にも!!」
あっぶね。別のお嬢様飛び出すとこだった………。
〈希望ヶ峰学園・食堂〉
桑田「オッ!今日は焼き餃子か!!ウンマそ~~!!」
大和田「おい!ラーメンとか作れねぇのか!?」
鬼嶽「あっ、すんません!今から作るんで焼き飯食っててもらえますか?」
大和田「おぉ!気が利くじゃねぇか!!」
石丸「鬼嶽君!わざわざすまないな!!」
山田「餃子やラーメンなんて数か月ぶりですぞ!!」ガツガツ
葉隠「いやぁ~、やっぱ美味いべー!!鬼嶽っちのメシは日本一だべ!!」
腐川「………。まぁ、ラーメンが出るなら餃子も食べるけど。」
セレス「…………。」バクバクガツガツムシャムシャ
江ノ島(めっちゃ食べるじゃんコイツ…。)
パクッ
江ノ島「!!!!!」
江ノ島(スッッッッッッパ!!!!??)
鬼嶽「んぅ?どうしましたぁ??江ノ島先輩???」ニヤ
江ノ島(こ………コイツ!!!!)
霧切「……。何故私にだけカップラーメンがあるのかしら……。」
朝日奈「ハフハフ…!ゴクン!!うん!美味しい!!」
不二咲「でも、すごいニンニク臭くなっちゃうよ…。」
大神「不二咲。にんにくには、滋養強壮、スタミナアップといった健康食品なのだぞ。」
不二咲「え!そうなんだ!!」
舞園「滋養強壮、スタミナアップ……苗木君と……フフフフフフ」
苗木「ま、舞園さん?」
各々が、餃子や焼き飯を楽しんでいる中……。
十神「…………。おい、鬼嶽。」
鬼嶽「何です?十神先輩。」
十神「別のものを用意しろ。」
鬼嶽「? 何故?」
十神「こういう油っこい物は好かん。さっさと作れ。」
だが、それが逆に鬼嶽の逆鱗に触れたッッ!!!
鬼嶽「分かりました。少々お待ちを。」
十神「早くしろよ。俺は待たされるのがきr」
鬼嶽「おーっと!!!手が滑ったァァーーー!!!!」ブォン!!
十神「!!?」
鬼嶽が十神に向かって投げた物、それは!!!!
意外ッッ!!!それは激辛ソース!!!!
そして!ソースは!!
バシャァ!
十神の顔面にぶちまけられたッッッ!!!!
十神「グゥアァァァアァッァァァァアァアァァッァ!!!!!?」
当然!!悶絶!!!
鬼嶽「テンメェぇ~~~!!!当たり前みたいにメシを作ってもらえると思うな!!
テメェには『いただきます』と『ごちそうさま』を徹底レクチャーしてやる!!」
十神「がぁあぁぁぁぁあぁっぁあぁ!!!???」
鬼嶽「テメェを餃子の肉だねにしてやろうかァァーーッッ!!?」
この日を境に、苗木たちは『いただきます』と『ごちそうさま』を心を込めて言うようになった。
大人になるに連れて、『いただきます』や『ごちそうさま』を言わなくなってしまう。
そんな世の中って、なんだか悲しいって思わない?……思わない?