ダンガンロンパ -希望しかない常識破り-   作:ガンロウ

27 / 28
「凱」の意味は、戦いに勝った時にあげる声「かちどき」や、和らぐ・愉しむ等がある。
また、「凱」は、人生での勝利を願ったり、周囲を穏やかにする存在になることを願ったりする漢字である。
漢字源によると、「凱」は「几+豈」で、『楽しく食事する』の意をあらわす。
また、「凱」は高い徳を持つ人物を表す。


『K』

 

鬼嶽「さて、待望の『俺の出自』について話しましょうか!」

 

鬼嶽君の出自…。確かに、鬼嶽君は常人離れした肉体と技術を持ってる。

それに、突然現れたから、彼についてはほとんど知らない。

 

 

鬼嶽「本物の江ノ島ァ。お前だって知りたかった筈だぜ?」

モノクマ「…………。」

 

相変わらずモノクマは口を利かない。

いや、そもそもモノクマが江ノ島 盾子だというのがおかしいんじゃ?

 

 

 

鬼嶽「もう分かってんだよ。江ノ島!お前も立ち会ってくれないと

    話そうにも話せねぇんだよ!さっさと出てきやがれ!!」

モノクマ「…………はぁ~~」

 

 

モノクマがため息をつくと、モノクマの周りに謎の煙が立ち上った。

そして、立っていたのは…………

 

 

江ノ島「ハイハイ。これでいいんでしょ?」

 

 

 

江ノ島 盾子、その人だった。

 

 

舞園「え、江ノ島……さん?」

桑田「ま、マジかッッ!!?」

朝日奈「ちょっと待って!?じゃあ、そこにいる江ノ島ちゃんは!!?」

江ノ島(?)「…………。」

 

江ノ島「バレちまったからには白状するしかねぇなァ!!

    そこのアタシは偽物!!『戦場(いくさば) むくろ』なのでしたァーーッッ!!!」

戦場「……………………。」

 

苗木「に、偽物……!?でも言われてみれば、確かに雰囲気が」

江ノ島「雰囲気?それだけじゃあないでしょ?

    僕はチワワ100頭分の可愛さがあるけど、むくろちゃんには可愛さの欠片も」

 

鬼嶽「うるせぇ黙ってろマゾ女。口を開くな。息すんなゴミカス。」

 

江ノ島「…………ぴえん。」

鬼嶽「何が『ぴえん』だ。ぶりっ子すんな気色悪ぃ。」

 

 

なんか、鬼嶽君いつにも増して毒舌だな…………?

 

 

鬼嶽「…………まぁ、いいや。それじゃあ話しましょうか。」

十神「……チッ。やっとか。」

 

 

 

 

 

鬼嶽「俺は、『人類史上最大最悪絶望的事件』を起こした犯人である

  『超高校級の絶望』に対抗するために造(・)ら(・)れ(・)た(・)人(・)間(・)。『対絶望殲滅兵器』だ。」

 

「!!?」

 

江ノ島「お、お前が!?」

鬼嶽「そりゃ驚くよな?俺があの『怪物』と同種だなんてよ?」

不二咲「ちょ、ちょっと待って…?『超高校級の絶望』って!?

        それに『対絶望殲滅兵器』って一体何なの!?」

 

鬼嶽「さっき話した『人類史上最大最悪絶望的事件』。アレの犯人は、

  『超高校級の絶望』という存在?概念?的なヤツで、

            その首魁がそこの女。江ノ島 盾子なんだよ。」

江ノ島「ヘヘッ!首魁だなんて~そんn」

鬼嶽「お前マジで黙れ。」

江ノ島「…………。」

 

…………やっぱり、当たりが強いような………?

 

 

鬼嶽「で、『対絶望殲滅兵器』は、その『超高校級の絶望』を全て抹消するために、

   『未来機関』という世界復興が目的の組織の過激派が造りだした人造人間みたいなモンだ。」

 

山田「?」

葉隠「??」

桑田「???」

大和田「????」

 

鬼嶽「…………。つまり、ドラ●ンボー●のセ●みたいな生き物ってこと。」

山・葉・桑・大「なるほど!!!」

 

それで理解できるんだ…………。

 

鬼嶽「『対絶望殲滅兵器』、別名『ProJet.Again K』。

   これは超高校級の絶望も知ってる別名だが、その名前には二つの意味がある。」

苗木「二つの意味?」

戦場「……一つは、『希望』。『希望を再び』という願いを込めて、

   未来機関が私達『超高校級の絶望』に対する『宣戦布告』を意味してる。」

 

 

『希望』……。

 

 

戦場「でも、私達でも知ってるのはそれだけ。

   これ以外に何か別の意味があるって言うの?」

鬼嶽「あぁ。もう一つある。だがこれを知ってるのは

   未来機関の上層部の中でも限られた人間だけだな。」

 

江ノ島「え~い!!勿体ぶらずに早う申すのじゃ!!ワシはそこまで気は長k」

 

 

 

 

鬼嶽「カ(・)ム(・)ク(・)ラ(・)」

 

 

江ノ島・戦場「!!?」

 

? カムクラ?

 

 

鬼嶽「『カムクラの再臨』。それがこの計画の真の目的だ。」

霧切「鬼嶽君。カムクラって一体誰なの?」

鬼嶽「え?……あー、そっか。皆さんは忘れちゃったんでしたね?」

 

そういった後、鬼嶽君は少し悲しそうな顔をして話し出した。

 

鬼嶽「カムクラ イズル。彼は、希望ヶ峰学園の創設者であり、

   超高校級の才能の頂点。『超高校級の希望』とも呼ばれた人でもあるんだ。」

大神「『超高校級の希望』?」

朝日奈「『超高校級の絶望』の真反対の人だったてこと?」

鬼嶽「ある意味ではね。」

 

ある意味では?

 

 

鬼嶽「カムクラ イズルは文字通りの完璧超人だった。

   だからこそ、俺が、俺たちが生み出されたんだ。」

大和田「『俺たち』?」

石丸「鬼嶽君!複数形という事は…つまり!?」

鬼嶽「そう。俺の同類は外に山ほどいる。

 

      血に塗れた姿でな…。」

 

 

不二咲「ひっ!?」

朝日奈「っ!!」

 

鬼嶽「当初の未来機関過激派は、プロジェクトの成功に大歓喜した。

   だが、その喜びは一気に『新たな絶望』へと変貌していった。」

霧切「新たな絶望?」

 

鬼嶽「無差別大量虐殺だ。敵も、守るべき民間人も関係無しの……な。」

 

舞園「えっ!?」

葉隠「な、なんでだべ!!?」

 

鬼嶽「………俺たちは『絶望を殲滅する兵器』。それが答えだ。」

桑田「…………はぁ??」

山田「あ、あの~。全く答えになってないんですがそれは……。」

 

 

絶望を殲滅する?

………………!!

 

苗木「ま、まさか!!?」

霧切「…………!まさか、そういう事!?」

不二咲「え!?二人には分かったの!?」

十神「おい!何が分かったというんだ!説明しろ苗木!!」

 

 

もし、もし純粋に『絶望を殲滅する』だけなら!それって!!

 

鬼嶽「二人は分かってくれたみたいですね。

   俺たち『対絶望殲滅兵器』は、『絶望を殲滅する兵器』。

 

 

   たとえその『絶望した人間』が守るべき民間人であっても、

 

 

   絶望していない普通の人間にあるほんの僅かな『絶望』でも

 

 

   俺たちは決して逃さないし、任務遂行のために容赦なく消す。」

 

 

苗木「じゃあ、『新たな絶望』って、やっぱり………。」

鬼嶽「そう。自分たちの手で、新たな敵を作り出してしまったってことだ。」

 

  「…………。」

 

鬼嶽「だが、当然この異常事態を見逃す未来機関じゃない。

   始末として、過激派上層部たちの極刑処分。研究チームの謹慎処分を行った。

   そして、今こうして俺たちが話してる間も、俺の同類をどう対処するか考えている。」

 

つまり、『超高校級の絶望』に『制御不能の殺戮兵器』が外にいる……。

 

鬼嶽「……俺たちは、絶望を殲滅する兵器だ。

   だが、俺たちは『絶望』が具体的にどういう物なのか知らない。だって俺たちには、

 

 

 

 

 

 

          希(・)望(・)し(・)か(・)な(・)い(・)ん(・)だ(・)か(・)ら(・)。」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。