再就職先は、ホロライブのスタッフに決まりました 作:DXフルーツパフェ
遅くなってすみません。
辞めるはずがないと思っていた天音 かなたさんが卒業→モチベーションが大幅に下がる→3ヶ月も小説を書かないからスランプになる
と言うことになっていたので、ここまで遅くなりました。申し訳ございませんでした。
「……以上が今日のスケジュールです」
「うむ、分かった。すまないが菅原くんを呼び出したまえ」
そう言葉短く女性秘書に伝えると、さっそくスマホを取り出し官房長官の菅原に連絡を始めた。
その間、女性秘書に指示を出した男は高級な椅子に体を預け、目を瞑り考えに耽っていた。
この男は、民自党の総裁であり日本の首相である、名を東郷 和男といい年齢は七十歳になる人物だ。現在は国会議事堂の内閣総理大臣室におり、執務を行う前に女性秘書とスケジュールを確認を済ませて、菅原官房長官にある依頼の進捗を聞こうと呼び出したのだ。
そして、待つこと五分、扉をノックする音が聞こえたので東郷が入室するように言葉をかける。
「菅原くんかね? 入って来なさい」
そう言うと、扉が開き慌てて男が入って来て頭を下げる。
「遅くなって申し訳ありませんでした……」
「いや、どうしても君に聞きたい事があって急に呼び出して済まなかったね。ああ、菅原くんと大事な話をするので、君はすまないが君は席を外してくれ」
秘書にそう言うと、一礼をしてこの部屋を出た。秘書が出るのを確認すると東郷は話し始める。
「さてと、さっそくだが頼んでいたホロライブプロダクションに所属していた潤羽 るしあさんの行方が、どうなったのか分かったのかね?」
東郷の質問に菅原は表情を変えることなく、淡々とした声で報告書を読み上げる。
「公安部外事第一課の滝川管理官の調査によりますと、国内にいる可能性はありますが、残念ながらどこにいるのか見当もつかないそうです」
「国外に出た可能性は考えられないのかね?」
「いえ、国外を出た形跡が確認されていないので、それはないと断言しています」
「では、彼女が拉致をされた可能性は?」
「彼女がただの人であればその可能性はありますが、
報告書を見ながら冷静に話す菅原に、東郷は頷きながらも疑問を呈する。
「しかし、公安部でも一人の少女の行方を掴めないとはな……」
「それは仕方ないと思います……。彼女は魔法で姿を変えられることができるので、探し出すのは困難を極めているのが現状です」
「そうか……。魔法とやらは厄介なものだな……」
東郷はそう言うとため息をするも、再び菅原に疑問を呈する。
「でもな、行方はわからずとしてもだ、彼女はどうやって生活をしているのだろうか?」
「報告書によると、彼女の口座から現金を引き出した形跡は無いので、名前を変えてネットで配信活動を続けて生活資金を稼いでいるのではないかと滝川管理官は推測しています」
これは東郷たちの預かり知らぬことだが、タレントたちがテレビの仕事が激減したことにより、少しでも金を稼ぐためにネットの配信者として活動を開始したため、それが原因でるしあを探し出すのは極めて困難な事態になっていたのだ。さらに言えば、るしあはスパチャ(投げ銭)だけで総額四億円も稼いでおり、金払いの良いファンを抱えていることが証明されていて、そのファンが逃走から現在の生活を支えられているのではないかと報告書に書かれており、それを読み終えると東郷は顔を顰めて口を開く。
「それでは、今のところ打つ手なしと言うことか……。その報告書は私も読むから、そこに置いておいてくれ」
そう言うと菅原は報告書を机に置き、どうして首相自らが彼女を探すのか疑問に思い質問する。
「総理、宰相から彼女を魔界に戻すよう要請が来たのでしょうか?」
そう質問すると、東郷は眉をひそめながら口を開く。
「宰相ではなく、貴族院からの要請でな……。理由は、彼女の祖母が危篤状態なので魔界に帰すように要請が来たのだよ。真実かどうか分からんがね……」
東郷がそう言うと、無表情だった菅原も顔を顰めた。
理由は、魔界も決して一枚岩では無く、宰相派と貴族派と派閥があり、宰相派は古き風習や文化を廃止して人間界の文化を積極的に取り入れた。それに対し、貴族派は保守的で古き風習や文化を伝統として重んじ、魔法を使えない人間族を下等生物と見下し、人間界の文化を取り入れる宰相派に反発していた。
そして、宰相派と貴族派が争う事件が起こる。それは、宰相の独断で天界と共に日本に
そのような経緯を知っているのは、日本政府の中では東郷と菅原だけであり、強引な政治を行う宰相派に危惧していた菅原は、眉をひそめつつ東郷に質問する。
「首相、宰相に連絡を取って彼女の祖母が本当に危篤なのか、問い合わせてみたらどうでしょうか?」
「連絡を取ってみたが、そのような話は聞いてないと言っていたよ。どう言うわけか知らんが、貴族派は潤羽さんを取り込もうとしているのは確実だな……。私としては、潤羽さんが貴族派と接触させないように彼女を保護するつもりだよ」
「よろしいんですか?」
「よろしいも何も、貴族派に彼女を引き渡せば、宰相の不興を買うことになるだろう。それだけは避けなければならん……」
そう言うと、東郷はスマホを取り出し、秘書に二人分のコーヒーを用意するように伝えた。どうやら、この話は終わり次の話題に移った。
「話が変わるが、ホロライブといえば如月くんが再就職をしたところだが、君は知っているかね?」
「ええ、まさか芸能事務所に再就職するとは……」
「実を言うとな、私の護衛をやらないかと誘ってみたんだが、年齢を理由に断られたよ……。よほど、自由が欲しかったんだろうなぁ……」
寂しそうに笑う東郷に、菅原はどうやって慰めたらいいのか分からず悩んでいると、それを察した東郷は話しかける。
「そんな顔をしなくていいよ。近いうちに彼と会おうと考えているんだ」
「えっ!?」
「原宿の事件で、タレントが危ない目にあったのだろう? 私の政権下でこのような事件が発生したから彼女らに謝罪しなければならないし、如月くんに協力した桐生さん達に感謝状を渡す必要があるからね」
真面目な顔で話す東郷に対し、難色を示したのは菅原だ。そこまでする必要はないと判断した菅原は無礼を承知で苦言と呈する。
「首相自らそこまでする必要は無いと思いますが……。私が代わりに……」
「何を馬鹿なことを……。仏頂面で無愛想な君に任せれば彼女達も不満に思うだろうよ」
そう言い終えると、扉をノックする音が聞こえた。秘書がお盆にコーヒーを淹れたカップが二つ載せて持って来て、二人に配ると東郷は口を開く。
「すまないが、ホロライブプロダクションの社長相談役の如月くんに会いたいから、スケジュール調整してくれないかい?」
その言葉を聞いた秘書は、「承知しました」と頷きスケジュール帳を取り出すのだった。
オリキャラの設定集を書いた方が書くべきなのか迷ってます。書くべきなのでしょうか?
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はい。お願いします。
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いいえ。結構です。
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それよりも、小説を優先して投稿してくれ