世界の歌姫は夢の守り人と旅に出る   作:柳瀬悠

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最近初めてスキーをやりました。最初は素人すぎて何十回も転けて身体中筋肉痛になりましたが、雪の上を滑る感覚は最高で風を感じる度に胸の中が熱くなって、いつか上級者の様に滑りたいと、ゲレンデの上で優雅に自由自在に滑るスキー上級者を見て、心に誓いました。

まぁそんな話は置いといて、物語の本筋に戻ります


東の海の風来坊記者 (4)

 

海軍船の降板で一人の海兵が下にいる後輩に呼びかける。その後輩は何かを探りながら、いませぇーんと低いトーンで返事をして、また捜索を開始する

 

「全く、何故こんなよく分からない任務をしなくてはならないのか、いや上官の命令は絶対だし、どんな任務でもこなして見せるつもりだけど」

 

タルの蓋を開き中を覗き込むが、目的のモノは見つからないその鬱憤は溜まり、人前では決して垂れない愚痴を独り言で、出しいく。

 

最近のこの海域に建てられた海軍基地に新兵として着任し、海軍学校で学んだことを生かしこの荒れた時代に飲み込まれる市民のために闘おうと確かな正義心を燃やしている

 

この海域には、海賊も頻繁に現れる為に養成学校でもそれなりに高い実力を持った人間が派遣される。

 

入りたての自分達に、すぐさま任務が言い渡された。

 

着任初日だろうと、憧れていた海軍での仕事ができると目をキラキラと輝かせて、初任務を張り切ってこなそうと他の者達よりも、早くに任務に就いた。

 

しかし、その勢いもすぐに冷めて、今船内の通路をを歩きながら、樽や木箱などが積まれた倉庫の扉を開き、言い渡された、モノを無造作に探している

 

「「青い甲羅を背負っているデンデンムシを至急探せ、これは最重要任務であり、決して遊びではない」

意味分かんないよ、そんなやつ見つけて何するのさ」

 

近海を荒らす海賊を捕縛する任務や、民間船の船の護衛とか、王族貴族身辺警護とか、まぁ最後のヤツはもっと上の階級に人間が貰える仕事だ

 

でも、着任初日に珍しい色をしたデンデンムシの捜索って正直意味がわからない、デンデンムシなんて世間ではもう平然と支給されて、買うこともできる。

 

たかが一匹逃げたところでそんなものは経費だの、なんだので買えば問題ない。

 

でも支部総司令官直属の命令という事で、上官殿の命令を断ることもできず、この船で目撃されたそのデンデンムシを、新兵である自分達が探す事になってしまった。

 

でも捜索してもう1時間一向に見つからない、船のデッキも通信室も武器庫も食糧庫も探したが、一向にそれは見つからない

 

「くっそー、なんで僕がこんな事しなくちゃいけないんだ!そんな仕事よりも海賊退治とかの仕事を下さい!敵の首をめっちゃ斬りまくりますから」

 

無駄な時間を使って意味もわからない任務に尽かされたストレスでめっちゃくちゃおっかない事を口走るが、誰もいない暗い部屋の中では虚しいだけだ。

 

ドガっと座り込んで、意味もなく大の字で倒れ込み。ギシギシと揺れる船の天井を見上げた

 

「頑張って卒業したのに、こんな仕事つかされて俺‥立派な海兵になれるのかな、でも任務は任務だよな、早くやり遂げて、真っ当な仕事につかせてもらおう、ん?」

 

一度大きく文句を言い放って、一時的に気分を入れ替えて再び仕事に就こうと腰を上げようとした際に、物陰で何やら動く物体が見えた。

 

気のせいかなっと気になって、無造作に積み上げられている木箱の隙間に顔を覗かせようとする

 

もしかして、目を薄くして物影の向こうにある「何か」を確認しようとするがっ

 

「おい、ベンいるかぁぁぁぁ!」

 

「うわっ」物影を捉えようと集中していた彼だったが暗い倉庫の扉が開かれると、そこから自分の名前を呼ぶ声が聞こえてきた

 

後ろを振り返ると、自分と同じ養成学校出身の新兵が真剣な顔つきで扉を勢いよく開いた。

 

「どうしたんだ。いきなりぃ、俺は今忙しいだけどぉー」

 

「そんな所でうずくまってるやつが忙しいわけがねえだろう。それよりも大変だ、ガイア海賊団のフルーツ島の民間船を襲撃したらしい」

 

何だって!その報告を聞いてベンは立ち上がる。この海軍基地の近くの島で、島民には着任前に立ち寄って世話になった。

 

そんな彼等が襲われているなんて、早く行かないと

 

「っで、民間船は海賊のやられたのか?船員は全員無事なのか

 

「いや、救難信号を送ってきた船員の話によると、海賊船に船ごと突っ込んで、海賊達と戦っている二人組がいたって、まぁ詳しくは現地に行って確認するしかないし、この船の今現場に向かうってさ」

 

「よし分かった、もし二人組が唯の通りすがりならいいけどな、もし海賊なら」

 

先程までの任務はなんのその、すっかり頭の隅から綺麗さっぱり消えて、目の前の危機に対応しようと立ち上がり、部屋に訪ねてきた彼と共に船の降板へと走る。

 

その際、懐に携えた刀に手を置きいつでも戦闘に入れる様に身を引き締める。その際彼等は扉を開けたままにしてその場を去っていった。

 

彼らが去った直ぐ後に先程までの、新兵ベンが覗き込んでいた木箱の隙間から、ニョロニョロっと粘着質な音をたてながら、出てくるモノがいた

 

それは扉の隙間から部屋の外へ出ると、先ほどの海兵達が向かった方向、の逆に向かい移動し始めた。

 

それは小さなデンデンムシだ、その見た目は一般のデンデンムシと酷似しているが、個性があるすれば目につけられたゴーグルと、「Blue」っと甲羅に掘られたロゴである。

 

ニョロニョロ、粘着質な体を利用して壁にへばりつき天井に這いずり、舟のあちらこちらにあるパイプの排気口を見つけるとその中に入り込み、ただ外に向かって歩き続ける。

 

彼は何処に向かうのか、それは未だ誰も知らない

 

 

 

「この度は我々海軍に変わり民間人の救助、誠にありがとうございます、貴方達お二人の活躍により、尊い命とその人達の財産が守られました」

 

並ぶ二人の目の前で、海兵がビシッと敬礼をして、最大の感謝をしてきた。若々しいその海兵の両目は眩しく輝いていている。

 

巧は明後日方向に視線を向いて、眩しい光から目を全力で逸らしていた熱苦しいタイプは勘弁だ。

 

ウタはうん、どういたしましてっと海兵に敬礼を仕返すとニコッと笑みを浮かべる

 

「それにしてもお二人方、怪我などはございませんか?相手は中々名を通した海賊、それに立った二人で挑むなんて」

 

「えっへん、私達は目の前で苦しんでいる人達を助けたいと思って、っで体が自然に動いて、っで次に悪い奴らをボコボコにしたい、って感じで考えるより先に体が動いちゃったって感じ」

 

「す、素晴らしい。流石世界の歌姫我々海軍と同じ様に清い正義の元、悪人達の強靭に怯えず立ち向かうとは、感動しました‥後でサイン下さい」

 

ほぼ脳筋が真っ先に考えつく様な短略的な思考が余り感じられない話、正直呆れられてもおかしくない。

 

でも目の前には感激した海兵がいて、再び目を更に輝かせる、眩しくまっすぐな光はそこら辺の宝石よりもキラキラしている。

 

世界政府が掲げる絶対正義の軍隊「海軍」の「正義」に憧れて入ったからこそ、見ず知らずの人間の為に命を張る彼女に感激している。

 

「調子こくなっ」

 

全くコイツはっと誇らしく胸を張る調子にこいている団長の頭に手を置き、揺らし始める

 

「もう、これやめてよ。頭ぐらぐらされて目が回っちゃうじゃん」

 

「何自分語ってんだ、お前のそう勝手に突っ込むせいでこっちは酷い目に遭うんだよ。後ろを見てみろよ、貰ったばっかりの船で敵につっこむ正義の味方がいるか」

 

あぁ〜っと見事の突っ込んだ自分たちのホース号の洗顔がいまだに敵船に突っ込んでいる状態で、目立った損傷はなく航行可能ではある

 

凄い勢いっで突っ込んだせいで抜けない状態に、戦闘終了後に乗り込んできた海兵に取り囲まれて、事情を説明して、海軍船のクレーンで引っ張って貰っている現状

 

ウタ自身も貰ったばっかりの船で無茶したのはいけないんと思っているが、あの時は思考より直感が勝り

 

自分の信念い従って行動した。

 

それには後悔がないが、貰い受けたばかりの船を激突させた事にはいけない事だと分かる、冷静じゃなかったなっと、申し訳ない気持ちがあり、あははっと巧の目線から逃げる。

 

「いやぁ〜あれは仕方がなかったていうか、久々に誰かと話せると思ってテンション高くなってたし、ストレス発散‥‥いや、悪い奴らを懲らしめられる、人助けの精神が」

 

「小難しい事言ってるけどな、全然似合ってねえ」

 

「うぅー、しょうがないじゃん。色々と溜まってたし、もうしないから言わないでよ」

 

「どうだが、そういう奴に限ってやらかすんだよ」

 

人のことが言えるのかっと目の前で頭を抱える男にじっと睨む、巧も反射的に睨み返す。そんな二人に仲裁するのは若い海兵

 

「まぁまぁ、落ち着いて下さいよ。先程我々が確認した所船に不備はありませんでしたし、船は後1時間もすればまた動けると思います。だから、そこまで喧嘩は良くありませんよ‥ね」

 

他人である彼に仲裁されているのもあれなので、二人はふんっとそっぽを向いて、口喧嘩を止める。

 

この二人本当に仲間なのだろうか?若い海兵の頭にそんな疑問が浮かんだが、望遠鏡で先ほどの戦いを遠くから見ていたが、お互いカバーし合っていた。

 

お互いを信頼し合っていなければあんな風にはできない。同じ船で共同生活もしている様だし、それなりに仲が良くなければ、何処かで歪みが生じるもの。

 

あっさり喧嘩を終わらせたのがその証拠だ、二人は少し離れ、船場に腰を下ろしてそれぞれ別の方向に視線を向けてしまっている。

 

似た様な行動をとっている二人はやはり仲間なのだろう。そんな事を勝手に考えにながら、ウタに視線を向けた。

 

「あのぉー我々は海賊船の積荷の回収と調査を終えましたら、このまま海軍基地へ帰島いたしますが、あのよろしかったら付近の島まで案内いたしましょか、良かったらですが」

 

「えっ、ほんといいの良かったぁ、うん勿論ok、私達そうな‥‥じゃなくって、海図を嵐でなくしちゃって困ってたんだ。案内お願いします」

 

遭難した事実はさすがに恥ずかいから、嵐で海図を無くしたと意地を張って嘘を吐いてしまった。

 

嵐にあったの初めて事実であるし、別段全てが嘘というわけではないし、そこはねぇっという形で収まりに必死にな顔つきで迫るウタに「あはは‥」とから笑いはするが追求せずに受け流した。

 

まぁこれで遭難生活からはとりあえず解放される、後は船が引き上げられるのを待つばかりである。

 

「これは、これは素晴らしい出会いですねぇ〜!まさしく奇想天外な出来事、私は驚きを隠せないッ」

 

海兵が後ろを振り向くと「中佐殿!」っと姿勢を正しくしっかりとした敬礼をする。

 

視線の先には白いハットを被り、厚手のコートを肩に羽織り、キラキラとした眉毛と半月の様に曲がったヒゲの紳士風な男が現れた

 

その男の背後には黒い肌の仏頂面の海兵が後ろに付き添っている。その豪傑な体格から漂うオーラは只者ではない事は確か、目の前の二人に視線を外さない。

 

「世界に名を轟かせる世界の歌姫、その歌声を聞いたものはすぐに虜になり、一生離れることができなるなるという、そんな女性にここで会えるなんて光栄です」

 

「えっと、はいありがとうございます。でも虜になるとか色々と大袈裟って言うか、えっと貴方は‥」

 

「おっとこれは失敬、私とした事が女性を前にして自己紹介を忘れるとは、私はこの海域で海上基地海軍第七支部、総司令官の任に就いている「レザー・テックス中佐」。どうぞお見知りおきを」

 

頭に帽子をとった時に、ピント跳ねている寝癖が見えた、以上に長い寝癖だ、天に向かってピンッと伸びる髪

 

それに二人の視線は一瞬持っていかれる、寝癖に本人は帽子を脱いで、丁寧にお辞儀をする。その立ち振る舞いは舞台役者の様に気取った様子で、巧はイラついて目を背ける

 

「おや、そちらの殿方は不機嫌でいらっしゃる。申し訳ございません、私目が何か感に触る事を致しましたでしょうか?」

 

「うんうん、気にしないで下さい。この男は年中こんな顔してこの世の全てに反抗しちゃう、反抗期男なんです」

 

「おい、誰が年中反抗期だよ」

 

「おっとそれは失礼いたしました。そういえば貴方も歌姫様と共に戦ってくれたそうですね、それもカバン一つで海賊相手に、引けを取らない戦いぶりだとか」

 

とこんとこんっと革靴を踏みしめながら、巧みに近づいて手を差し出す。巧はその握手を断ろうとしたが、その背後からちゃんと挨拶しなさいよっと怖いオーラが見えて、はぁーと半ば諦めて手を差し出す

 

「でも、困りますよッ!」

 

それを少佐は握るっとぐいっと巧の顔に急接近する

 

いきなりの出来事に目がギョッとした、目の前の男はニヤニヤと笑顔であったが、それは仮面が張り付いている様で不気味だ

 

「本来は我々海軍がこの海の平和を守り、市民達を悪の海賊達から守る。それが常識です、それが例え海賊となかろうと、余り首を突っ込まれると困るんですよ、ねぇ」

 

その喋り方はスラスラとテキストを読む様でスムーズ、でもその中には時折何かを「忠告」していた。

 

「首を突っ込まなかったらどうなってたんだよ。そしたらアイツらはどうなる、お前らがちんたらしている間に、殺されたかもしれねえだろう」

 

そんな不気味な口調で喋る、能面男に一切目線は逸らさない、鋭い眼光で睨み嫌味を含めた言い方をする。

 

まぁそうですね、それは正論だ。っと彼の鋭い視線を向けられても平然とした態度で少佐は笑っている。

 

「それは我々の落ち目で、確かに正論ではあります。ですが、私達海軍の背負っている正義はあなた方の気まぐれな正義とは違って、「平等」に降り注ぐ正義なのです、この海域の平和を守っているのは我々です」

 

「気まぐれって、ちょっとそれは酷くないですか?折角助けたのに」

 

少佐の言い方に流石に失礼じゃないっと、少しムスッとした顔で彼に詰め寄ろうとしたが、黒肌の海兵の巨体に遮られる

 

「この海域では我々海軍こそ、完璧な正義なんです。貴方方の様な世界を気まぐれに旅するお方達と違って、我々には威厳がある、風格もある、悪への抑止力としても力もある」

 

握っている拳の手が強まる、お互い視線を逸らさない。

 

「この海域にはいる間は、この海での問題には首を突っ込まないで頂きたい、お願いできますか?」

 

巧は目の前の男の言い方と態度が気に入らず睨みつけ、少佐は笑いながら、彼の睨みを絶対的な正義を向けて言葉にする。

 

「さぁ、俺達はアンタの指図は受けねぇし、その絶対正義なんてよく分かんねえもんにも従うつもりもねぇよ」

 

「そうですか、すみません、最近この海域では騒ぎを起こすモノ達が多くて、自分達の不手際を先に解決されて、嫉妬してしまいました」

 

少佐は手を離すと、再びニコニコした笑みのまま謝罪として頭を下げる。それが本当に謝罪がだけが含まれているのか二人は納得できていない。

 

巧は手を引っ込めて、睨みつけにをやめたが目の前の少佐と名乗る男のいい感情は向けてはいない。

 

「では、お二人がたに別れの挨拶をさせて頂きます。もう少し色々とっ、話に花を咲かせて話したいのですが、これでも海軍支部の総司令なので仕事は山積みなのですよ。ではまた何処かで」

 

ピンと跳ねた寝癖は隠れて、白いハットの中に再び隠れ、海軍支部の少佐様は黒肌の海兵を連れて、別に停泊していた二隻目の軍艦に消えていく。

 

「何なのあの人せっっかく、いい事したのに何あの言い方、嫌な感じ」

 

「まぁまぁそう言わないで下さいよ。あのお方は普段からこの海を守る為に自ら船に乗り、パトロールをされておられるんです、特に最近はガイア海賊団の急襲に苦しむ島民達の為に、汗水垂らして寝るかも惜しんで仕事をされているのです」

 

「だとしてもさっきの言い方はないんじゃないの、私達だって善意で人助けたのに。あんな態度取られたら嫌な気分になっちゃうじゃん」

 

少し海軍が嫌いになりそうなウタ、それをまぁまぁっと自分の上司のサポートに入る、っと彼のある発言に巧は新兵に近づいた。

 

「さっきの海賊はそんなにしょっちゅう出るのか、お前ら海軍なんだろう、防ぐ方法とか考えてねぇのか?」

 

「いえ、我々も奴等の略奪行為には断固阻止しようとパトロールを強化しているのですが、我々の監視網の穴を的確に知っているというか、毎度出し抜かれてしまって、情けない話なのですが」

 

「監視網の穴‥‥か」

 

海軍の捜査網を抜けて行動を起こす素早さと情報収集能力、先程戦った海賊達にそんな行動力があるのか、疑問に思ってしかたない。

 

あんなアホ面下げている連中が‥実際戦ってみても、どうも変な違和感が抜けないでいる、今のところ深く考えても答えが出ない為、一旦考えるのをやめる

 

「あっ、漸く移動が完了した様です。ではそちらで動作確認がとれれば、我々がご案内いたしますので」

 

軍艦のクレーンが二人に船を引き抜いて、並列になる様に回転させて真横につける、バッシャンっと水飛沫と下げる。

 

やったぁーっとウタがはしゃぎ、取り敢えず船の無事なのか自分達の目で確認する為に、船に戻るろうと歩き出す

 

「本当にありがとう、ほら巧さっさと見てまわって案内してもらおうよ。漸く島に降りたてるんだ人がいる島に」

 

「はしゃぎすぎだっての、お前忘れんなよ、島に降りてたら先ず航海士探しだからな、もう遭難なんてごめんだからな‥」

 

巧が注意しながら前方のウタに告げているが、テンションが高くなった彼女は、猛スピードで船に戻ってしまって、こちらの話は聞いていなかった。

 

「はぁー」っとこれからに一抹に不安が残る、こんな船長で大丈夫なのかと、不安に思いつつ彼女の背中を追って少し足を早める。

 

 

 

ニョロと粘着質な体で軍艦の外へと這い出たデンデンムシは、船の上を行き交う海兵に見つからぬ様に、木箱などの物影を通り、船の外壁にへばりつき、出発作業に入っている別の船の外壁に少しジャンプしてへばりついた。

 

出航っと海兵の声と共に軍艦が出航し、彼等の目的のデンデンムシはしられることもなく、別の船へと移動したのだ。

 

ニョロニョロっと、離れていく軍艦を見届けて動き始めた別に船の外壁を登り始めた。

 





前回から結構空いちゃってすみません。次回はいつになるのか、毎度の事ながら文才の力が欲しい、最も早く皆んなに物語を届けたいのに、ストーリーをもっと楽しんで欲しいのに、結局積み重ねて研究あるのみか(悲)
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