青薔薇の少女達と紡ぐ病み物語:N   作:ka-主

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どうも皆さん、ka-主です!
今回は前回の続きでCIRCLEにてRoseliaの皆と顔合わせ回……です!今回最後にとある人物が登場します。誰かは……お楽しみに!
それでは……どうぞ!


10話目

花女にて先生と颯樹達とで色々と話をした後、時間的には昼前だったので……俺たちは1度家に帰り、軽めの昼食をとった。

その後CIRCLEに行くための身支度を整えて、荷物確認。一応万一に備えてギターをもっていく。海来も自分の荷物の確認をして、手にサポーターを付けていた所だった。サポーターを付ける時は決まって海来はピアノ関連をしに行く時だけだ。という事は……海来も俺も、万一に備えての準備をする点は同じ考えだったらしい。

 

 

(神楽)「よし、こっちは荷物確認終わったけど……海来はどお?」

 

(海来)「私も大丈夫だよ!」

 

 

海来も準備できたと言う事で、戸締りを確認して、再び家を出たのだった。

 

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(神楽)「ここが……CIRCLEか」

 

(海来)「ネットで見るよりも大きいね」

 

 

ライブハウス『CIRCLE』……ここで数多くのガールズバンド達がライブをしたり、練習をしたりしている。Roseliaも……ここの常連との事だ。

ネットで見た時はそこまで大きく無かったのだが、聞く話によると、最近ラウンジを増設したとのことだ。外にはカフェテラス。そこでバンド関係者でなくても、一服する為に寄っても悪くない。

 

(神楽)(此処で、俺は友希那達のーーーー)

 

CIRCLEという文字を見ながら、俺は羽丘に帰ってくる際に考えてた事を思い返した。自分の夢の実現の為にも……コレは絶対に成功させないとな。そう思いながら、海来に「そろそろ中にはいるか」といって、2人でCIRCLEの中へと入っていった……。

 

時間は、連絡した時間より少し早め。それでも、此処でお世話になる身として当然と思いながらーーーー。

 

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外装がネットで見たのより大きければ、内装も大きいのが自然というものだ。まぁ想像を裏切るなんて事はなかったし、ここのスタッフさん達も全員笑顔で、居ずらさを感じさせない所も良いなと思った。

 

まぁそんなことより、だ。CIRCLEの責任者である月島まりなさんと話をし終えた俺と海来は、約束の時間までまだ30分近くあり、「折角だし……」と言う感じで、スタジオに一足先に訪れる事にした。

 

 

(神楽)「うん、思ってた以上に解放感あって、いい感じだね」

 

(海来)「そうだね。でも……良かったの?友希那ちゃんにロビーで待ってる用に言われたんじゃ……」

 

(神楽)「うん。本当なら、ロビーで待ってようと思ったんだけど……折角ギター持ってきたし、触らなかった分を早めに取り戻そうって思ったからね」

 

(海来)「なるほどね……まぁ私もそうなんだけどね、実を言うと」

 

 

そう。実を言うと友希那には午後1時にロビーに来るよう言われていたのだ。本来なら、残りの30分ロビーで時間潰してても良かった。だけど……

 

 

(???)『触れなかった日が1日でもあったら、次練習する時は触れなかった日の分を取り戻す勢いで練習しな。でなければ腕は落ちる一方だ』

 

 

高校2年の頃……学校のレッスン室にてとある講師の先生に言われた言葉だ。要はたかが1日のブランクでも、されど1日のブランク……という事。その人の言う話によれば、プロのアーティスト達は、皆そうやって腕を磨いて、トップになってきたらしい。

まぁプロなら、誰もがやってるという事に関しては、それは普通に頷けた。俺の知るミュージシャンでも、練習は常に欠かさずやっていたらしい。

それを如何に効率よく、確実にこなせるのかが……俺と海来にとっての、目標(・・)なのだなと思った。

 

 

(神楽)「それに……お前も本当はやりたくて仕方がなかったんだろ?」

 

(海来)「アハハ〜……バレバレだった?」

 

(神楽)「だってお前の事だもん。友希那やリサと同じくらいよく知ってるからな」

 

 

そう返事して、各々準備にとりかかった。

チューニング、ウォーミングアップを済ませ、互いに顔を見合わせて何をするか話し合った。

 

 

(神楽)「時間もないし……海来?この曲1回ばかし聞いてアドリブで出来る?」

 

(海来)「ちょっとまって……うん。この曲なら、今すぐ(・・・)にでも合わせられるよ」

 

(神楽)「流石だな……それじゃあ……やるか」

 

 

そう言って、俺と海来は顔を再び合わせて……ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『BLACK SHOUT』を演奏し始めた。

 

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〜友希那side〜

 

 

(友希那)(……おかしい)

 

 

Roseliaの皆が揃ったと言うのに……神楽と海来はまだ来ない。道に迷ったなんて事はまず無い。約束をバックれるなんて、以ての外。それに私の知る神楽は、約束の時間の……遅くても10分前には待ち合わせ場所に来ているのだ。そんな神楽が……まだ、来ていなかった。

 

 

(???)「友希那さん、どうしたんですか〜?」

 

(???)「全員揃ったので……そろそろスタジオへ向かいましょ?」

 

(???)「友希那さん……?」

 

(友希那)「……ッ、ごめんなさい。今日は皆に、合わせたい人がいたのだけれど……」

 

(リサ)「中々来ないね、あの2人……」

 

 

待ち合わせまで、あと10分……そろそろ来てもいい頃なのに、遠目ですら見えてこない。

一応、あの2人は午前中花女へ挨拶に言ったとLINEが来てた。それに、その挨拶は昼前に終わっている。

まりなさんに確認をしても、その2人は見てないとの事だった。

 

(友希那)(神楽……貴方って人は、知らない内にそんな非常識な人になったというの?これはあとで……色々と話を聞きたいモノネ……)

 

そう心の中で決めた私は、改めてまりなさんに、スタジオを借りる手続きをしにいった。一応、練習が終わった後に、リサが予約してくれているから、大丈夫の筈だ。

 

案の定……午後1時から、予約がされていた。

 

 

(友希那)「そろそろ時間になるわね……皆、行くわよ」

 

(4人)「「「「ハイ!!!(了解♪)」」」」

 

 

そう言って、私達Roseliaは……スタジオへ続く階段を降りて行った……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーその直後だった。

 

 

(友希那)「……BLACK SHOUT?」

 

 

アドリブがあるとは言え、聞き間違いなんかじゃない。

BLACK SHOUTが……降りてすぐのスタジオから聞こえてきたのだ。

 

 

(リサ)「音からして……ギターとキーボードの音だね?誰だろう……?」

 

(???)「そんな事より……その音が聞こえる場所って、私達の予約してたスタジオからじゃないかしら?横入りなんて非常識よ」

 

 

確かに……。水色の髪の彼女、『氷川紗夜』の言う通りだった。アドリブを入れる辺り、中々の腕前なのだろうけど……非常識だ。相手が誰であれ(・・・・・・・)……許される事では無い。

 

と言うか……ギターとキーボード……まさかね。

 

一瞬誰が演奏してるかの人物像が浮かび上がったが、即座に頭を振ることで、それを中断した。

 

兎にも角にも、確認すれば分かること。そう思って私達はスタジオへ入った……。

 

 

(友希那&リサ)「「……え??」」

 

(3人)「「「???」」」

 

 

中に入って、目の前に写った光景を見て……私とリサは、目を疑った。紗夜達さん人は……何事?という感じで私とリサが見てる方向を見た。

 

そこにはーーーー……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(神楽)「……ふぅ、腕は落ちてないようだね?海来」

 

(海来)「神楽君こそ、何時聞いても凄いギターテクだったよ♪」

 

(友希那)「神楽……?」

 

(神楽)「あ、…………」

 

(リサ)「海来まで……2人揃って、何やってるの?」

 

(海来)「リサちゃん…………」

 

 

そこには……ついさっきまで、来てないと自分で思い込んでた2人、神楽と海来が居たのだった……。

 

 

 

 

〜END〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(???)「久しぶりだね、月島」

 

(まりな)「お、オーナー!?お久しぶりです!今日はどのような御用で?」

 

(オーナー)「あぁ、たまたま此処を通りかかった……て事にしておいてくれ。所で……大江神楽と蒼導海来。この2人が此処へ来なかったかい?」

 

(まりな)「神楽君に、海来ちゃんですか?その2人だったら、アルバイトの面接を今し方した後……Roseliaの皆と待ち合わせしてるからって、スタジオの方へ行きましたよ?あの2人が、どうかしたんですか?」

 

(オーナー)「久しぶりに2人の講師をしようと小茂呂音科へ足を運んだら……2人揃って花女へ編入したって聞いてね。あの2人の事だからもしかしたら此処へ来たんじゃないかって思っただけさ」

 

(まりな)「そうだったんですね……でしたら、ご案内しますか?」

 

(オーナー)「いやいい。私だけでいけるさ……あの2人にちょっと話して置きたいことがあったからね」

 




如何でしたか?キリがいいのかどうかはさておき……今回はここまでです。
次回で序章完結になります。最後に登場した人物は……なんとオーナー。オーナーが持ちかけてきた話とは……?そして神楽と海来は、CIRCLEで何を……?
お楽しみに!
感想、高評価等お待ちしております!
それではまた次回お会いしましょう!
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