青薔薇の少女達と紡ぐ病み物語:N   作:ka-主

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どうも皆さんka-主です!
今回から第2章スタートとなります!予定としては主催ライブ準備→本番→その後→中間テスト及び日常と言った感じで前半5話(幕間除く)後半の5話は……内容等は定まってますが、ネタ潰しになりかねない為伏せておきます。
それでは記念すべき第2章1話目……どうぞ!


第2章
16話


(神楽)「……それで?君達Poppin’PartyはRoseliaが行う主催ライブに参加して、主催ライブが如何なるものか……それを知る為に参加する。それで間違いないかい?」

 

(香澄)「ハイッ!!」

 

 

主催ライブに向けた本格的な練習が始まり、今日も学校が終わりCIRCLEにてRoseliaの皆と練習……の前に、ロビーにてPoppin’Partyと呼ばれるガールズバンドの5人と俺達Roseliaで話をしていた。

遡ること今日の昼休み……燐子と紗夜とで主催ライブに向けた準備の進捗等の再確認をするべく生徒会室にてお昼を食べていた時だ。どうやらゲストバンド枠の残り1枠にPoppin’Partyと言うバンドを招待したとの話でそれに関して2人に訳を聞いた。

ーーーー事の発端は新学期初日、Galaxyと呼ばれるライブハウスにてアルバイトをしている朝日六花(あさひろっか)と言う娘がPoppin’PartyのメンバーにGalaxyでライブしてくれるバンドを探してると声を掛けた事が始まりだ。その声掛けに応じてPoppin’Partyが他のバンドメンバーを招集した所、3バンドその招集に応じたとの事(その中にRoseliaも含まれている。パスパレは事務所所属のアイドルバンドと言う事で招集に応じれなかったらしい)。

結果……ライブば無事成功。しかしライブ終わりにRoseliaが主催ライブ開催の告知をしたらしく、それに便乗してPoppin’Partyも主催ライブをすると告知した。

しかし当の本人達は主催ライブの事を全くもって知らず、あの告知も言い出しっぺたる戸山香澄(とやまかすみ)が独自の判断でやったとの事……。

 

(神楽)(そして、主催ライブについてアドバイスを聞くべく燐子と紗夜に相談した所……Roseliaの主催ライブにゲストバンドとして出てみないかと言う話に発展し同日友希那達とも話をつけて……今に至ると)

 

正直言って……頭が痛い。自分もそれについて早く知ろうとしなかったのも悪いが、色々と問題要素がありにありすぎて……と言う点で頭が痛かった。

 

閑話休題(兎にも角にも)ーーーーあの場で友希那が釘をさしてくれた事に関しては感謝してる。色々と物を言う手間も省けた。

 

 

(神楽)「まぁ友希那から言われてから随分と日が経った訳だが……俺が言いたいことは友希那と対して変わらない。どんな動機で参加しようがしまいがRoseliaの主催ライブと言う主旨は変わらない。その日の(・・・・)Roseliaのライブの熱に負けないライブをする……それを約束できるかい?」

 

(Poppin’Party)「「「「「はいッ!!!!!宜しくお願いします!!!!!」」」」」

 

 

彼女達の返事を聞いて俺は「ふむ」と頷いた。

口先だけの返事なら誰でも出来るが、彼女たちはそんなヤワなバンドじゃない事は前もって友希那達から聞いていた。

だから俺はあとは彼女達の好きな様にやらせようと思いカバンからとあるプリントを1枚取り出し、戸山さんに渡した。

 

 

(神楽)「来週の土曜日……dabにて予行練習兼ねたステージ練習を1日行う。1日とは言え時間余すことなくスケジュールを先方の方と組んだから、時間厳守で行動する様に遅れる様なことがあれば……ゲストバンドとしての君達の枠を白紙にさせてもらう。いいね?」

 

(香澄)「は、はいッ!!頑張ります!!」

 

 

そう答えた彼女は、他の4人と共にCIRCLEを後にした。聞く話に寄ると……彼女達はメンバーの市ヶ谷有咲(いちがやありさ)と言う娘の家の蔵の地下にて練習を行ってるとか。

彼女達が出て行ったのを見届けて、今度はRoseliaの皆の方を見た。

 

 

(神楽)「予行練習もそうだけど、主催ライブまで時間が無い。早速練習を始めるよ?特訓メニューを30分で終わらして、終わった人から楽器準備とチューニングをして、その後個人練に移ること。今から30分後にはリズムパート、メロディーパートの2パートに別れてパート練習を行い始めてる事。そっから更に30分後には全体で練習を行うからそのつもりで!」

 

(Roselia)「「「「「はいッ!!!!!」」」」」

 

 

俺は彼女達にそう指示を出して海来が居るカウンターへと向かい利用時間を確認してから、特訓を行ってるであろう彼女達が居るスタジオへ向かったのだった……。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

(神楽)「……以上が、当日の流れです。先も言いましたが、ゲストバンドの皆さんは開演の1時間前にはセッティングの最終確認を行いますのでそれに間に合うようにステージ袖に集合して下さい」

 

(友希那&香澄)「「はいッ!!」」

 

「「「はいッ!!!」」」

 

 

予行練習当日……dabのロビーにて当日のスケジュールの最終確認を神楽が中心となって、各バンドの責任者……もといボーカルが集まって行われていた。当日、神楽と海来は会場関係者としてdabのスタッフの皆さんと一緒に裏方で私達をサポートしてくれるとの事だ。

神楽がスタッフの皆さんと考えたスケジュールは……当日もそうだが、何処もかしくも何時(なんとき)の無駄な時間すら許さない……実に計画性に優れて、かつそれでいて私達主催バンド、戸山さん達ゲストバンドの事を最低限配慮した仕上がりになっていた。

事実……機材調整で半日使えなくなったスタジオ練習を各バンドの練習と、今行われてる最終確認にあてたりとだ。午後のステージ練習に関してもそう……今の私じゃ、とても真似出来ない内容ばかりだった。

 

 

(神楽)「特に質問等なければこれにて打ち合わせは終了します。この後は予定通り各々午前中一杯練習をし、1時間の昼休みの後本番を想定した練習及び調整を行いますので、各バンドは時間の20分前には舞台袖に集合して下さい。友希那……何か補足とかあるか?」

 

(友希那)「そうね……Poppin’Partyの皆には既に言ったのだけれど、私達Roseliaのライブに中途半端な熱は要らない。それを承知の上で、今回の予行練習に挑んでくれると有難いわ」

 

 

閑話休題。確かに神楽は凄い……だけどこれは私達Roseliaのライブ。F.W.Fに向けた足掛かりの為のライブだ。それさえ忘れなければ……それで良い。

至極当然の話だが、本番中神楽は居ない。今回の様な裏方の仕事に回らない限り彼と彼女は観客なのだ。

 

何時までも……神楽に甘えてなんて居られない。今後の、私達の為にも。

 

 

(神楽)「それでは各自練習へ移って下さい」

 

(友希那)「ねぇ神楽?」

 

(神楽)「ーーーーどうした?一応練習内容諸々は打ち合わせ始まる前に伝えたはずだけど?」

 

 

打ち合わせ終了の旨を伝えた神楽。それに従って動く代表者達を見て、私は神楽に話しかけた。

 

 

(友希那)「今日のステージ練習……あと主催ライブのリハは私達に任せてくれないかしら?」

 

(神楽)「……急だな。因みに、それはこの間のお前の選択した事から導き出された言動と捉えていいか?」

 

(友希那)「そう捉えて貰って結構よ。貴方は……いえ、貴方と海来は私達から近いうちに離れていく。そうなっても良いように今から貴方や海来が居なくても良い万全のコンディションにして置きたいの」

 

(神楽)「なるほど……言いたい事はわかった」

 

 

私の要件を聞いた神楽は、そう答えて暫く黙り込んだ。

その姿は、あの日の話し合いがこうしていい方向に実ってくれて良かったと安心してる様に見えれば、反面……まだ何か拭いされない、私にどう伝えるべきか迷ってる様にも見えた。

 

 

(神楽)「その心意気は素直に嬉しい……だけど、主催ライブが終わって居なくなるわけじゃない。これからもお前達のマネージャーとして傍に居るのは変わらない。ただその傍にいる回数が減るってだけだ。だからお前のさっきの主張を、皆にも発信して……それを出来るように心掛けてくれ」

 

(友希那)「分かったわ。それなら……マネージャーとして、傍に居る時はこれからも手厳しい指導を宜しく頼むわ」

 

(神楽)「当然……そのつもりだ」

 

 

「それじゃあ、行こうか」と言われ……私は頷いて神楽と横に並んで皆が練習してるスタジオへと向かった。

本当は……彼女として、許嫁として手を繋いだり腕に抱き着いて向かいたかったけれど……今は主催ライブに向けた予行練習。昔の私だったらそれすらお構いなくリサとそうしていたかもしれない。

けれど……そんな生ぬるい考えをする自分は練習の時限定ではあるにせよ捨てようと決めたのだ。

それが、今後の私達の為にもなれば、神楽自身の為にもなると信じているからーーーー。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

(神楽)「……以上で、予行練習を終わりにします。各バンド今回の練習が無駄にならないように、吸収したこと得たものを自分達の今後の糧にして本番に挑んで下さい。急遽変更しなければ行けないスケジュールがあった場合は此方から変更した日の内に連絡しますので、臨機応変に対応お願いします。お疲れ様でした!」

 

(全員)『お疲れ様でした!!!!!』

 

(神楽)「……ゲストバンドの皆さんは、スタッフの方々に各自一言御礼を添えて忘れ物の無いように帰宅して下さい。……Roseliaの皆はこの後話があるから、この後控え室へ集合するように」

 

(Roselia)「「「「「ハイッ!!!!!」」」」」

 

午後のステージ練習も無事に執り行われ、およそ7時間に渡る予行練習が終わりを告げた。それもこれも全て此処dabのスタッフさん達のおかげだ。これから帰るゲストバンドの皆に一言御礼を言うように伝えて、俺はRoseliaを集めて控え室へと向かった。

 

 

(神楽)「一先ず……今回の予行練習お疲れ様。短期間で、彼処まで成長してるとは思わなかったから、正直嬉しかったよ」

 

 

皆を集めて早々……何様だと思う様な口振りだが、これは所謂代弁やら建前と言ったもので正直言えば、まだまだこれから……更に言ってしまえば有り余るくらいの伸び代があるという物だ。

それでも、此処まで頑張ってたのは事実なので、俺はほんのばかりの礼を述べた。

 

 

(友希那)「ありがとう……でも、私達はまだこれから。まだスタートラインにすら立ててないのだから」

 

(紗夜)「そうですね。言ってしまえば……私達は漸くスタートラインへの道を見つけたに過ぎない。これからも……精進していきます」

 

(神楽)「そうか……そこまで言われると、話しずらさが勝ると言うものだが……言い出しっぺは俺だから、ちゃんと言わせて貰う」

 

 

そこまで変わった姿を見ると(多少大袈裟だが)、少しばかり自分が話したかった本題に入れなくなってしまいそうな気分だった。

しかし……言い出しっぺは自分。そう言って俺は本題へ移った。

 

 

(神楽)「まだ確定はしてない。だけどその時は必ず訪れる……友希那から話は聞いてると思うが、主催ライブが終われば、お前達とRoseliaとして接する回数が減ってくる。ゼロでは無いけど確実に……だ。だからーーーー」

 

 

そこまで言って、俺は次に発する言葉を噤んだ。

これを言ったら……もう後戻りは出来ない。未確定のものが確定する。それはつまりその時が来るまでのカウントダウンが始まるという事。

 

 

 

 

『何かを変える為には、何かを捨てなければいけない』

 

 

 

 

いや……迷う必要も無いか。俺は元からーーーーいや、自分の夢を叶えようと決めた時からそうであろうと決めたんだ。

それに……彼女達は、ライブの事限定だが以前の彼女達では無い。

それさえ信じていれば、それでいいのだからーーーー。

 

 

(神楽)「俺は選ぶぞ……お前達を頂点のその先……その果ての果てまで導きその軌跡()へと胸張って歩ける様に……俺が培った音楽の全てを叩き込む。最低限以外の甘えなんてクソ喰らえだ。着いて来れなくなったらその時点で切り捨てる……良いな?」

 

(Roselia)「「「「「ハイッッッッッ!!!!!」」」」」

 

 

 

友希那、リサ、紗夜、燐子、あこ……否。全世界の音楽の道を歩んでる人達。

見せてやるよ……『音楽の革命家』と謳われた俺の生き様を。今の音楽の世界のあり方を……誰にでも音楽ができると言うあり方へと俺が変えて見せる。

 

 

(神楽)「先ずは……主催ライブに向けた最終調整……仕上げをしていくぞ」

 

(友希那)「宜しくね……神楽。私達Roseliaのマネージャー」

 

 

 

〜END〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(海来)『本気……なんだね、神楽君?』

 

(神楽)「ああ、海来も……本来の自分を近い内に燐子にでも見せてみたらどうだ?」

 

(海来)『アハハ、それ……学園の年間行事見てて思ってたんだよね。何時か……近い内に。ね?』

 

(神楽)「そうか……楽しみにしてるよ」




如何でしたか?
第2章一発目から……すんごい硬っ苦しい(自分から見て)話になってしまいました(汗)。確定した訳ではありませんが、Roseliaや神楽君主体の話はシリアス……と言うよりかは今回見たいな描写回が多くなると思われますので、御理解の方宜しくお願い致します。
さて、次回はいよいよ主催ライブ本番です。ライブは果たして成功なるか……友希那達Roseliaが見せる演奏は、どの様に変わるのか……お楽しみに!
感想、高評価等お待ちしております!
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