青薔薇の少女達と紡ぐ病み物語:N   作:ka-主

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どうも皆さん、あけましておめでとうございます(遅い)。ka-主です。地元の方では、雪がまぁそれは降りに降り積るもので……まだ雪掻きするほどではないにせよなった次の日が休日だったらしんどいですね(汗)
まぁくだらない世間話??はそこら辺にして、今年もka-主を宜しくお願いいたします。
さて今回は……中間テスト回。時期的にも受験生の方々とかいらっしゃるから丁度いい……のかな?
それでは……今年1発目の作品を、どうぞ!


21話

「友希那達が?」

 

「神楽に頼まれた物を買って戻ってくる時、ファミレスで見かけたわよ。とても賑やかそうだったわ」

 

「ほぉ……」

 

 

自宅にて夕飯にしている最中の事だ。どうやら紅愛は買い出しから帰る最中─ファミレスにて友希那達がテスト勉強をしていたとの事だ。

これはごく一般的─ではあるが、友希那達や俺達は1人のミュージシャンである前に学生だ。勉強出来ずしてバンド活動などできるはずがないのだ。

まぁ幸い、Roselia(向こう)には紗夜と言う勉強においてスペシャリストが居る。そうでなくても、リサや燐子もそれなりに出来るから今の今まで…其方の方に気を止めてなかった。

 

 

「……どうかしたの、神楽君?」

 

「いや、何でもない。そう言えば……紅愛と里那は大丈夫か?月ノ森と羽丘じゃテスト範囲違うだろうに」

 

「あら、ワタシ達の心配なんてしてくれるのカグラ?」

 

「心配には及ばないわ。貴方も知ってるでしょ?私や里那、結虹の学力を」

 

「海来や神楽には及ばないけど、それでも他の人達に心配される様な点はとった事ないよ?」

 

「あー、そうだったな」

 

 

3人とも……そう言いながら少し自慢げに答えた。

2年間行われた中間、期末、実力テスト全てにおいて……彼女達3人共総合同率3位。因みに、海来は2位で俺は1位だ。俺自身3年になったら本気出して1位取りに行けば良かったのだが…Q.H結成直後の定期テストの1週間前に突入した際の4人の勉強の姿を見て、考えを改めてた結果だった。

 

 

「となると……後はヱヰか。(記憶違い出なければ、彼女は余程なヘマをしなければ、周りに迷惑かける様な醜態は晒さなかった……筈)─里那?急で悪いんだが…明日、ヱヰのテスト勉強の様子を見て貰っても良いか?必要とあらば、付き添って上げても構わない」

 

「わかったわ。摘み取れる芽は摘み取っとけって事よね?」

 

「まぁ……そんな感じだ。但し…バイトには遅れるなよ?俺も1週間ぶりに、彼女達の様子見に行くんだから」

 

「わ、分かってるわよ…!」

 

 

冗談交じりで言ったが…割と冗談じゃなかったりもする。

別に、里那も紅愛も結虹も─時間の管理はしっかりしてる。してる……のだが、里那は海来含めた4人と比べて偶に危なっかしい所が有る。

5人で同居し始めて、里那と海来に関しては何故か1位2位争う位のアバウトさなので、早朝が慣れてる俺達3人からしたら…頭を少し抱える程だ。

 

 

「まぁ、そ〜言う所は昔から変わらないよね〜、里那って」

 

「ヒトの事言えないでしょ、ミライ。聞いたんだからね?ワタシ達が来るまで、時間の管理がガサツになったって。全く、カグラが可哀想だわ」

 

「……少し、口閉じなよ。それでも家事は里那よりも出来るんだからね?」

 

「『家事だけ』…の間違いじゃないかしら?それだけならワタシだって、出来るし……何ならミライよりかは出来ること沢山あるんだから」

 

「……毎度毎度、一言余計なんだから」

 

「事実……でしょ?」

 

 

あ〜あ……、ま〜た始まったよ。何でこの2人は変な事でいがみ合いするかな?

結虹と紅愛に関して言えば、「呆れた」と言わんばかりに黙々と食べ続けてるし……。もしかして、俺がお決まりの鎮静させなきゃいかんやつ?

 

 

「(これで何回目だよ全く……)─はい、そこまで。2人とも楽しい食卓の場を乱した罰だ。洗い物…並びに風呂掃除の当番は2人がやる事。良いな?」

 

「「は、はい……」」

 

 

いつも通りの処置を終えて、さて早く食べ終えよう─そう思った矢先、俺のスマホが震えた。

「少し席を外す」と伝え、スマホを取り出した。通話相手は……紗夜だった。

 

 


 

 

「なるほど……」

 

「すみません大江さん。もっと早くに貴方に相談できてれば……」

 

「私も…何時もの流れで…氷川さんと、今井さんの3人で…何とか出来ると思ったんだけど……」

 

「あこと友希那は阿鼻叫喚状態。あこは泣きながらも頑張ったけどダウン。友希那はそのまま文字通りの現実逃避した───────と」

 

 

俺は今、絶賛現在進行形で猛烈な頭痛に見舞われていた。2人の勉学の程度は、何時しか颯樹達8人で行った勉強会で把握済みだった。個人的な理想として……その勉強会を糧にして、2人なりに努力して─少しでも勉学に打ち解けてるだろうなと、淡い期待を抱いてしまったのがそもそもの間違いだった。

その結果が……今し方紗夜と燐子が話してくれた通りだ。

昨晩の紗夜の電話の内容もまぁ大体こんな感じだった。なら何故その日に受け答えしなかったのかは…スピーカーから聞こえてくる紗夜の声が、疲労しきっていたからだ。

だから昨晩紗夜には「とりあえず一晩ゆっくり休んで、朝燐子と3人で話そ?」と伝えたのだ。

 

 

「まぁ、その…うん。俺にも悪い所もある。タイミングもタイミングだったが…俺自身がCIRCLEへ出向けなかったし、何よりあの2人なら、3人が何とかしてくれるだろうと…昨日の紗夜の通話が来るまでそう思ってしまった自分がいた。許してくれ」

 

「それに関しては、誰も怒ったりなんてしませんよ。だって、大江さんが選んだ道なのですから」

 

「そうだよ…だから、顔を…上げて?」

 

 

そう言われたものの……俺の顔は自分でも分かるくらい、暗く硬いままだった。

それだけ…今回起きた問題の規模が規模だからだ。

 

 

何故なら───────

 

 

「今日解決出来なかったら、明日……2人は悲惨よりも惨いコンディションで中間テストを迎える事になる。それでも赤点取ろうものなら…否、練習にも支障きたす程の悪循環になるに違いない。手を─今日中に打たないと……?、済まない。席を外す」

 

 

「何とかせねば」と打開策をねっている最中─俺のスマホが震えた。

一旦生徒会室をでて、通話相手……里那と会話し始めた。

 

 

「里那か。そっちから電話して来たって事はヱヰの進捗が分かったんだな?」

 

「えぇ。エイは全くもって問題ないわ。唯一問題があるとすれば彼女曰く数学だとか。でもそれも今日のoffを使ってクラスメイトの─えっと…ランと言ってたかしら?その子達と一緒に追い上げをするそうよ」

 

「そうか……(ラン?もしかして…まぁ今はどうでもいいか。それよりも……)つまりは今現在フリーなんだな?」

 

「ええ」

 

「使うようで申し訳ないが、友希那とあこの様子を伺って来てくれないか?変に悟られない様に、誤魔化しておけば何とかなると思う」

 

「えっと……中々物騒ね。伺うって…もしかして中間テストの事かしら?」

 

 

「そうだ」と返信をしつつ……俺は何とか打開策を考える事が出来た。しかし、それを実行出来るか否かは、2人の様子が如何なる物か、知る必要がある。

 

 

「─今し方…紗夜と燐子から事情を聞いてな。里那にしか出来ない事だ。頼まれて……くれるか?」

 

「……えぇ、大切なカグラの頼み事だもの。喜んで。任せて頂戴」

 

「ありがとう。わかり次第折り返し連絡くれ。それじゃ─」

 

 

そう言って通話を終わらせ…念の為に彼女のLINEのトークに追記を送り、紗夜達の元へ戻った。

 

 

「里那から頼んで置いた事の結果の報告を聞いてた。それに関して2人にm─「「神楽君(大江さん)??」」は、はい…」

 

 

打開策に関して話そうとした直後─燐子と紗夜のもんの凄く圧の掛かった…しかし何処か優しげな声で呼ばれ、それを遮られた。

え?俺何か地雷踏んだ??いや踏んでなんk─「「踏んだから…今もこうして…詰め寄ってるんだよ??(ですよ??)」」えぇ…。

てか何でこう…俺の心の中読むんですかねぇ!?少なくとも俺と関わった事のある人達殆どこんな感じに読み取ってくるんですがぁ!?

 

 

「私と言う彼女がいながら…他の…女の子の名前をだす…神楽君がいけないんダヨ??」

 

「白金さんの言う通りです。私と言うそれはもう素敵な最妻がいると言うのに……他の女性の名前をだす大江(旦那)さんが悪いんデス」

 

 

あ〜成程。つまりこの2人は俺が里那の名前を出した事に関して嫉妬していらっしゃると。

……これが練習中だったら問答無用に制裁加えてた所だけど、まぁ良いか。突っ込み所色々あるけど、そうやって些細な事に嫉妬するのなら─

 

 

「─そうだったか。打開策が思い浮かんだから2人にも協力して貰おうと思ったが……その様子なら心配要らなさそうだな。俺が手を打つまででもあるまい」

 

「「ごめんなさい…取り乱しました……」」

 

「うん、素直でよろしい」

 

 

状態が状態だったため……そう言って2人を黙らせたが、普通の日常内で今見たく問い詰められたら─いや、良そう。考えただけで寒気や頭痛を覚える。

まぁ兎にも角にも、2人に改めて打開策改め…今日の方針について話始めたのだった……。

 

 


 

 

「(……いた)ユキナ?少し良いかしら?」

 

「九導さん…?私に何か用かしら?」

 

「里那って呼んで?苗字で呼ばれるのは余り好きじゃないの」

 

 

カグラに頼まれて、私はユキナとアコに話をするべく2人を探していた。手っ取り早く同じクラスでもあるユキナにしようと、教室を探したが、居なかった。

同じクラスでユキナとカグラの幼馴染みでもあるリサに聞いたが…「学校には来てるはずだけど…今日はまだ会ってない」と言われ、彼女が行きそうな場所を直感で向かって……今に至る。

 

 

「そう……なら里那?私に何かようかしら?正直…今は誰とも話しをしたくないの」

 

「そう……」

 

 

彼女がそう言っているのなら、余り無理に話しかけない方が良いのだろう。

でも、カグラに頼まれた以上此処で引き下がる訳には行かないし、何より───────

 

 

「……主催ライブ、とても良かったわ。流石、カグラとミライがマネージャーを務めていただけあるわ」

 

「全部……神楽と海来のおかげ。私は、私達は……まだまだ未熟。だからこそ…此処で立ち止まってなんて居られない……」

 

 

「進まなきゃ行けないのに……」とユキナはそう言って、俯いてしまった。

成程…これはワタシが想像した以上に難航しそうね。

であるなら…ミライの真似事になってしまうけど…私も、彼と同じ境遇で育った人間だから─今の彼女を見ていると、自然とそうしたくなってしまう。

 

 

「もし、ユキナさえ良ければ…ワタシに話してみない?カグラやリサに話せない程の悩みであるなら…もしかしたらワタシに話せば─或いは何か変わるかもしれないわよ?」

 

「それは……」

 

「同じ音楽の道を歩む者である以前に、ワタシ達クラスメイトでしょ?それに私としては……アナタの力に成りたい」

 

 

そう言ってワタシは、ユキナの両手をそっと…握って上げた。

とても小さい…けどどこか優しく、力強い手をしてる。これが有名なバンドを纏めるボーカリストの手なのかと思わず惹かれてしまうくらい。

─と、いけない。ワタシにはカグラが居るんだ。本当にそう思ったとしても、そこは割り切らないといけない。

それに…今は彼女の力になる為に、話をしているのだから。

 

 

「─……実は、神楽に。Roseliaの皆に、顔を合わせずらいの」

 

「そう…。ゆっくりでいいわ、もし良かったら─座って話しましょ?」

 

「ありがとう…あれはそう、主催ライブが終わった翌日の事─……」

 

 

こうして私は、ユキナの回想交えた悩み事を聞いて…彼女の気が済む迄相談に乗って上げた。

一通り話終えた私達。気が付いたら既に1時間目を不覚にもサボってしまったわ……。だけど、どうやらリサが気を利かして「体調が優れず、保健室で休んでいる」と教科担任に伝えてくれたそうだ。

しかし…その後リサから言及をこれでもかとされたのは内緒の話だ。

 

 


 

 

「そうか……幸い、今日がoffで良かった。まりなさんには後から伝えるから、お前は確り成すべきことを成してくれ。それじゃあ、頼んだぞ─」

 

 

昼休み。生徒会室にて燐子と紗夜の3人でお弁当を食べていた最中……里那から電話がかかってきた。

内容は友希那とあこの件だったのだが……予想外の展開になった。

大雑把に纏めると……友希那と会話をした結果、里那自身が友希那に付き添って今回の問題を解決することになったという事。そしてその為、あこの方を俺達に任せると言う形になってしまったのだ。

俺自身、それで問題が解決出来ればこれ以上の事をどうこう言う必要はない。しかし……予想外と言うのは、あの里那が…俺や海来達以外の人間に手を差し伸べた事だ。

俺の知ってる九導里那と言う人物は、自ら心を許した相手にしか手を差し伸べたり、ましてや寄り添ったりする人物。いわばプライドが高く、忠誠心に良く似たものが強いのだ、彼女は。

 

 

「つまりそれだけ……友希那の状態が芳しく無いと言うことだが─何とかなりそうだな(逆をいえば、友希那も里那に心を開いたって事だしな)。あとはあこだけだが……当時のあこの状態を、詳しく教えてくれないか?」

 

「うん…最初の方は…普段のあこちゃんとは思えない位の…集中力でした。だけど…途中から、段々と集中力が…途切れていっちゃって…」

 

「成程……でも、最後まで何とか頑張った─「ただ……」ん?ただ?」

 

 

燐子からあこの状態を聞いて、単にモチベーションの低下だと思っていた矢先─燐子がそう言葉を濁らせた。

 

 

「神兄…って、小さな声…だけど、そう呟いてたの…。その表情が…何だかとても…辛そうで……」

 

「そうだったのか…(あこが…俺の名前を)」

 

 

燐子の一言で、あこのそれが単なるモチベーション低下出ない事が分かった。

分かったからこそ……あこのモチベの低下の原因が俺である事が分かったからこそ、少し俺はあこに。いや─あこだけでなくRoseliaの皆に辛い想いをさせたんだと深く反省した。

1週間程とは言え、彼女達と接する事が出来なかった。自分で選んだ道だから後悔はしてない。してないがこうも現状を突きつけられると俺としては何とかしなくてはと言う想いが強く心の奥底で動いてしまう。

 

 

「(はぁ…ダメだな、俺は。昔から、そう言った人達に弱い…弱いからこそなのかはどうかはさて置き─)…紗夜。申し訳ないけど、今日の練習は個人練で頼む。リサと友希那にもそう伝えてくれ」

 

「「え…っ!?」」

 

「あこの事は…俺が何とかする。里那もきっと、そうしたいだろうから」

 

「……分かりました。宇田川さんのこと、宜しく頼みます」

 

「……うん、あこちゃんのこと…宜しくね?神楽君…」

 

「あぁ、頼まれた」

 

 

紗夜にそう伝え、俺は食べ終えた弁当箱を片付けて生徒会室を後にした。

自分の教室に戻る際…忘れずにあこに連絡を入れたのだった。

 

 


 

 

あれから1日が過ぎた。中間テストは滞りなく進み、2日目も無事に終わった。

そして更に1週間ほどが過ぎ、全ての教科のテストが返ってきた放課後……CIRCLEにて。

 

 

「神兄〜〜っ!!」

 

「神楽っ!!」

 

「2人とも……今日も練習お疲れ様」

 

 

練習が終わったのか、友希那とあこが俺の姿を見るなりとても明るい表情で、俺の元へ駆け寄ってきた。俺も丁度バイトが終わり、着替え終えて彼女達を待っていたからナイスタイミングだった。

 

 

「改めて、中間テストお疲れ様。結果……全部返って来たんだろ?」

 

「えぇ、これを見て頂戴!」

 

「あこ、すっごくがんばったんだよ!」

 

 

2人ともそう言って、カバンから1枚の小さなプリントを俺に渡した。プリントの上には『一学期中間テスト順位票』と書かれていた。俺は2人の表情をもう一度見て、渡された順位票を見た。

 

 

「2人とも、本当によく頑張ったんだな…友希那は英語、あこは化学。それらの点数が70点代。学年平均順位からしても中間辺り。他の教科こそそれらより低いものの50点代……」

 

「里那のお陰よ。私の悩みを聞いてくれて…親身になって付き添ってくれたの。だから里那…テスト前夜は、本当にありがとう」

 

「神兄の、お陰だよ!あの日、神兄と一緒に勉強してお泊まりまでして……神兄が居たからあこ、頑張れたんだよ!本当にありがとうっ!!」

 

 

2人ともそう言って、俺と今日練習のサポートをしてくれた里那に頭を下げた。

それにならってか、リサや紗夜。燐子も俺たちに礼を言った。

 

 

「御礼を言われる程じゃないわよ。ワタシはカグラに頼まれてああしたわけだし、ワタシとしては当然の事をしたまでよ」

 

「そうだな…それに、2人がこうして笑顔になってくれた事が俺にとって何より嬉しいことだから……その調子で、今後とも頑張ってくれ」

 

「「はいっっ!!!!」」

 

 

何はともあれ、これにて一件落着。来る日に向けて、集中出来る─そう思って「そろそろ帰ろう」と言った直後の事だ。

 

 

「えっと…か、神兄?あことの約束(・・)…覚えてる?」

 

「約束…あぁ、覚えt─「神楽?私からも少し良いかしら??」え?友希那?」

 

 

そう言えば、あことテスト前日に1つ約束してたな。中間テストで1教科でも70点超えた教科があったら、叶えれる範囲であこのお願い事を叶えて上げる……と。

紗夜達がお手上げ状態になる位だ。いくら何でも無理難題過ぎると思ったが……2人ともそれを成し遂げたんだから驚きだ。

 

 

「(……ん?ちょっと待て、2人─()??)……友希那、お前もしかして…」

 

「里那と…約束したの。神楽やRoseliaの皆にもう一度顔向けできるようになったら、私のしたかった事をしても良いって」

 

「友希那さん……」

 

「あこ……もしかして、貴女も同じかしら?」

 

「……はい、あこも同じです!」

 

「なら─今回だけは一緒に……よ?」

 

「ありがとうございます、友希那さんっ!!」

 

 

えっと〜2人とも??何をそんなに盛り上がってるんです??

いや、それよりも………

 

 

「(い、居ない!?)里那のやつ─いつの間に帰ったのか?」

 

「あ、そ〜いえばさっきアタシ達に『急用が出来たから失礼するわ』って……」

 

 

やられた……テスト前日の里那とのやり取りの時点で、釘を刺しておくべきだったか!

そう毒づいてる最中…紗夜と燐子がクスクスと笑いながら俺の耳元で「今回だけだよ?」、「2人のことを宜しくお願いしますね?」と囁いて、極めつけにはリサがニヤニヤと微笑みながら……

 

 

「この休日で、2人の事をし〜っかり満足させるんだよ♪」

「おいリサ─「「神楽(神兄)」」…てうおっ!?」

 

 

せめてリサだけでもとっ捕まえて事情を聞こうと思ったが…あこと友希那の2人に詰め寄られてそれが失敗に終わる。

気付いたら、リサと紗夜、燐子の3人はもう既に出ていった後だった。

 

 

「えっと……、2人とも?少し落ち着いt─「「神楽?///(神兄?///)」」いやだから近いって……てか腕……」

 

「私と……」

 

「あこの……」

 

「「御礼を受け取ってホシイワ(ホシイナ)///」」

 

「は、はい……受け止めれる範囲で……」

 

 

こうして俺は……友希那とあこからの御礼を一晩と2日かけて受け止めるのであった…。

 

 

 

 

〜END〜

 

 




如何でしたか?
かなり遅めの新年一発目の更新でしたが、この更新を投稿を気に2024年も元気に、自分のペースで頑張って参りますので、皆さんどうか応援の方宜しくお願いします。
さて、次回は20話で予告した通りウエディング(シーズン違い??)の回となりますが……去年の10月辺りから予定していた湊友希那の生誕祭及び青薔薇の少女達連載1周年記念回をこれ以上長引かせない内に更新したいと思います。
尚、文章形態のアンケートですが……活動報告に記載した通り、この話を更新したと同時に締め切らせて頂きます。え?1票しか入ってない?
……知らんな(キリッ)。
長くなりましたが、今年もka-主が書きます小説の愛読をどうか宜しくお願い致します!それではまた次回お会いしましょう!
感想・高評価等お待ちしております。
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