青薔薇の少女達と紡ぐ病み物語:N   作:ka-主

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どうも、ka-主です。とある企画の作品……考えは纏まりつつあります。ええ……纏まりつつありますとも。
今回は前回も予告した通り、神楽君の過去を……執筆したかったです。

神楽「予告詐欺をしようとしてるのか?」

だってオリキャラ出したいんだもん……

神楽「はぁ……今月中には執筆に移るように」

いや企画ある--神楽「返事」--ハイ……
それでは……どうぞ!


3話

(神楽)「いつ見ても、此処は変わらないな……」

 

 

羽丘に帰ってきた俺は、リサのお母さんが運転する車に乗り、昔の我が家まで送ってくれた。母さんの話だと、そこに必要最低限の家具……俺達(・・)の荷物が送られてるとの事だ。

因みに、俺の家はリサの家の隣。昔はよく、互の家を交互にお邪魔して、お泊まりとかしたっけ?

そんな懐かしい思い出を振り返りながら、車から降りてトランクに積んだ、自分の荷物を下ろした。

 

 

(神楽)「それじゃあ叔母さん。後でまた挨拶に周りに伺いますね?」

 

「えぇ。積もる話とかもあるだろうから……その時はお茶とか用意して待ってるわね♪」

 

(神楽)「はい、それでは後ほど……」

 

 

そう言って俺はリサのお母さんにお辞儀をした。そして、リサと友希那も一緒に車から降りた。

 

 

(リサ)「それじゃあ神楽?中に入ろ?」

 

(友希那)「お邪魔するわね、神楽?」

 

(神楽)「あぁ。多分中は運ばれた荷物とかでいっぱいだろうから、話は少し中を整理してからね?」

 

 

勿論忘れてはいない。ひとまず家の整頓を一通り済ませたら、2人に話すつもりだ。

しかし……いざその時が刻一刻とせまるに連れて、話ずらさが勝ってくる。

2人は……俺のあの過去を、親身になって聞いてくれるだろうか……そして、それを聞い2人はどんな反応をするのか……。

考えただけで、やはり話すのはやめようとか考えてしまう自分もいる。だけど……俺、大江神楽は1度決めた事は例え面倒な事でもやり通す性分だ。その時が来たら、覚悟を決めよう。

 

 

(神楽)「……ただいま。かつての愛しの我が家……?」

 

(リサ)「?どぉしたの、神楽……?」

 

 

扉を開けて直ぐに……俺はある違和感を覚えた。母さんは確かに、必要最低限の家具と俺達(・・)の荷物が運ばれであるって……。

だから、目の前には少なくともいくつかの家具やらが入ったダンボールがあってもいい筈……なのだが、目の前にはそのダンボールは愚か、そのダンボールが潰されて綺麗に縛られている状態で端に置いてあるのだ。

 

 

(神楽)(……ん?ちょっと待て?母さんの言葉……確か「必要最低限の家具と俺達(・・)の荷物が運ばれてる」だったよな?俺……達?)

 

 

ここで俺は、母さんの言ってた言葉のとあるワードに違和感を覚えた。この家に住むのは俺ただ1人。つまり、俺達……神楽達と言う必要がない筈。なら何故、達をつけた?

そう考えているとーーーーその答えが突如として現れた。

 

 

(???)「神楽君〜〜〜〜ッ!!」

 

(神楽)「うわぁ……ッ!!??」

 

(リサ&友希那)「神楽!!??」

 

 

その人物は、余程俺が来るのをこれでもかと待ちに待ち侘びたのだろう。背中まで下げた蒼い髪をなびかせて、藍色の瞳をこれまた一際輝かせて、俺目掛けてジャンピングハグをかましてきた。

俺はそれをもろにくらい、家の外……なんなら門通り越して向かいの家の塀に激突した。幸い、気絶は何とか免れた。

 

 

(神楽)(藍色の瞳、蒼い髪……そして破天荒と言わんばかりの明るい声……もしかして!)

 

 

俺は、ジャンピングハグをかました彼女の事を知っていた。

約6年前からの親友とも言える彼女……

 

 

(???)「神楽君!会いたかったよ!」

 

(神楽)「み、海来!?どぉして此処に!?」

 

 

そう……此処に居るはずのない彼女。親友の蒼導海来(そうどうみらい)が、俺の目の前にいたのだった……。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

〜リサside〜

 

 

(海来)「はいどうぞ!緑茶だよ〜♪」

 

(リサ)「ありがとう……」

 

(友希那)「頂くわ……」

 

(神楽)「……」

 

 

さっきの一件から少しして……アタシ達は、リビングで海来って娘からお茶をご馳走になった。

お茶をご馳走になったはいいものの……未だに、信じられない。自己紹介は済んで、彼女から今日に至るまでの話を一通り聞いた事に対して……だ。

 

聞く話によると……海来は、神楽が此処へ引っ越す大体1ヶ月前から神楽のお母さんと話をつけていたらしくて、それを行うが為に神楽が通っていた小茂呂高校音科で主席に値する位の好成績を残しているにも関わらず、花女への編入の話をつけたのだ。

そして、引っ越す1週間前位に、必要最低限の荷物と神楽の荷物と共に、自分の荷物も此処へ送って貰い、海来自身も後を追うように此処へ来たらしい。

偶然にも、アタシ達はその時学校やらバンドの練習やらで海来が神楽の家に居ることに気が付かたなかった。

神楽も神楽で……引っ越すとは聞いていたものの、編入……もっと言うなら引っ越す場所やその日時、神楽と暮らす事すらも聞かされてなかったらしい。自分の荷物を置いて直ぐに神楽が叔母さんに抗議の電話をしていたけど、「黙っててごめんね?海来ちゃんの事、よろしく♪」と言われて通話が終わったのは、また別の話だ。

 

 

(神楽)「改めて、紹介するよ。彼女は蒼導海来。中学の頃から知り合って、前いた高校も一緒で、親友になったんだ」

 

(海来)「蒼導海来です!神楽君も言ってたけど、中学の時から知り合った、神楽君の親友だよ♪」

 

(リサ)「今井リサだよ♪アタシと神楽の隣に居る友希那とは小さい頃からの幼馴染みなんだ♪よろしくね♪」

 

(友希那)「湊友希那よ。リサも言ってたけど、神楽とリサとは昔からの幼馴染み。そして、リサとはRoseliaと言うバンドをやってるわ」

 

 

神楽覗く3人で自己紹介をし終えた。どうやら海来は、神楽とは親友で、中学から知り合ったらしい。

 

 

(リサ)「それにしても驚いたよ〜♪神楽にこんな可愛い親友がいたなんて」

 

(友希那)「ホントね。容姿は燐子とよく似てるけど……性格が全く別物ね」

 

 

何気ない褒め言葉を投げかけてみた。何気ない……けど、正直ホントの事だ。とても可愛いし、性格はまるで違うけど、燐子とよく似てる。長い蒼髪を背中まで下ろしてて……あと、おっきい(何がとはいわない)。他にも色んな所が燐子と良くにてるけど……それが思わずアタシが魅力した所だ。

 

 

(海来)「燐子…?もしかして、白金燐子ちゃんのこと?」

 

(リサ)「知ってるの?」

 

(海来)「うん!燐子ちゃんとは小学校の頃、長野県の松本市で行われてたピアノの講習会で知り合ったんだ!」

 

 

まさか、燐子とも知り合いだったなんて……世間って、アタシが思うより広い……のかな?

アタシがそう思っていると、友希那が口を開いた。

 

 

(友希那)「貴女とはもう少し、長く話していたいのだされど……私達は神楽の過去を知りたくてここに来たの」

 

(海来)「神楽君の……過去?」

 

 

友希那がそう言った瞬間……さっきまで明るい声で話してた海来が、トーンを落としてそう尋ねた。そして……

 

 

(海来)「もしかして……神楽君が長野県にいた頃のことを聞きたいの……なんで?」

 

(リサ)「さっきも言ったけど、アタシ達神楽の幼馴染みなの。向こうで何してたのか……気になるのが普通jーーーー」

 

(海来)「……そんな気持ちで神楽君の過去をしろうとしないで」

 

(リサ&友希那)「「!!??」」

 

 

海来の質問に対して、アタシはもっともな答えを述べた瞬間……海来がそう吐き捨てた。

声で分かる……神楽はおそらく向こうでは沢山苦労したんだって事が。

 

 

(海来)「2人には言い忘れてたけど……神楽君のその手の話は、そう簡単にできるものじゃないから。例えそれが……幼馴染みだろうと……ね?これは、私が神楽君の親友である以前に、『理解者』として貴女達にいってるの。そんな生半可な気持ちで……土足で神楽君の過去に踏み入る様な真似hーー」

 

(神楽)「そこまでだ。海来」

 

(海来)「神楽君……」

 

 

海来がアタシ達に、キツく反論してる最中……神楽が中に入って、それを中断させた。

てか……理解者って事は……神楽と海来って、親友以上に深い関係に居るってこと……アタシ達幼馴染みがいながら……そんな事……。

 

 

(神楽)「海来の言いたいことは痛い程にわかる。だからこそ……ここから先は俺に任せて欲しい」

 

(海来)「……わかった。なら、神楽君の過去……私にも語らせて?神楽君本人だけにあの過去を語らせるのは辛すぎるから……」

 

(神楽)「うん……それじゃあ、2人とも?今から俺の約6年間彼処で起きた過去を話す。聞く際にーーーー」

 

 

そう言って神楽は、一旦セリフを区切った。

 

 

(神楽)「何かあってからじゃ遅い。今後の俺達の関係がどうなるかーーーーその他諸々で恐れてる事があるなら……海来の言う通りにしてくれ」

 

(リサ&友希那)「「……ッ!!」」

 

 

神楽の目……本気だ。こんな本気そうな……うんん、真剣で深刻な顔の神楽は初めて見た……。

それほど……その話は、神楽の過去って壮絶なものなの?

アタシ達の関係が……壊れかねない位に?

あぁ……ダメだ。色んなネガティブ思考がアタシの意思をダメにしてく。

 

 

(リサ)「アタシ……ッ!!」

 

(友希那)「リサ……ッ!?」

 

 

とうとうアタシは……怖くなって、その場から立ち去ってしまった……。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

〜神楽side〜

 

 

(友希那)「リサ……」

 

(神楽)「友希那は……どうしたいんだ?」

 

 

リサが家を飛び出して、暫く沈黙の時間が続いた。

そして、自分が聞こうとしてる俺の過去に対して飛び出したリサに情けをかけたのかは定かではないが、友希那が彼女の名前を呟いた。

それを聞いた俺は、再度友希那に自分の過去を聞く覚悟が出来たかを聞いた。

 

 

(神楽)「強制はしない。誰だって怖い。俺だって、未だ決心がつかないんだ。だけどそれは……あと一人、友希那。お前の意見を聞けてないから。お前が聞きたいと答えれば、覚悟を決めて話すつもりだ」

 

(友希那)「私は……聞くわ。でもこれは当然の事だけど、決して生半可な気持ちでの答えじゃない。1人の幼馴染みとして……貴方の身に何があったのか、私にはそれを知る権利がある。そして……」

 

 

そこまで言って友希那は、深呼吸をした。

 

 

(友希那)「貴方を……今度こそ傍で守ってみせる。神楽には、幼い頃から守られっぱなしだから……どんな過去であろうとそれを真正面で受け止めて、寄り添う覚悟よ」

 

(神楽)「そうか……」

 

 

友希那……成長したな。

彼女の意見をきいて、俺はそう思った。

なら俺は……それに応えるまで。

 

 

(神楽)「わかった……そこ迄言うなら、俺の過去を話そう。海来、一緒に頼めるかい?」

 

(海来)「うん。でも……友希那ちゃんは、いいの?後戻りはもう出来ないんだよ?」

 

(友希那)「えぇ。もう覚悟は……出来てるから」

 

 

海来にそう言われても、友希那はひかなかった。

それを確かにみた俺は、改めて椅子に座り直し、話し始めた。

 

 

(神楽)「全て話す。始まりは……中学へ転校した時だーーーー……」

 

 

 

〜END〜




如何でしたか?次回から、何話かに分けて神楽君の過去を紐解いて行きます。
企画……冬期H.S.Fの作品とも並行して、頑張ります!
感想、高評価とうお待ちしております!
追記:オリキャラの蒼導海来の紹介は、過去回か、その後直ぐにやりたいとおもってます
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