青薔薇の少女達と紡ぐ病み物語:N   作:ka-主

6 / 26
どうも、ka-主です。
前回の続きです。今回からシリアス……と言うより不快な描写が多く登場します。前回の前書きにも記載しましたが、それらが苦手な方は閲覧を控える事をお勧めします。大丈夫な方は……どうぞ!


5話

(神楽)「あ……」

 

 

転校して1ヶ月程したある朝……学生服に着替えてる時だった。学ランの第1ボタンの留め金具が無くなってしまっている事に気づいた。そう言えば、昨日辺りやけに第1ボタンが緩いと感じたんだよね……。

残念ながら、変えのボタン及び留め金具は持ち合わせてない。

 

 

(今日、服装チェックだったよな……このままだと、引っかかって生徒指導ーーーーそれだけはごめん蒙りたい)

 

(神楽)「海来が待ってるし、とりあえず学校に行くか」

 

 

きっと海来なら、何かその手の解決策を知ってるだろう……そう思い、家をでてーーーー既に待っていた海来と共に学校へ登校した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(海来)「それなら……購買に行くと良いよ!」

 

(神楽)「購買?……確か、職員室前にあるやつだよね?」

 

(親友)「ああ!因みに、俺購買委員だから色々と教えてやるよ!」

 

 

学校に着いて、海来と、親友の男子生徒に第1ボタンの件について話すと、海来が購買に、学校生活に必要な物が売ってる購買に行けば換えの第1ボタンがあると教えてくれた。さらに親友は購買委員らしく、そこについて教えてあげるとの事だ。

因みに、親友とは海来と出会ってから1週間程後にお互いの趣味があい、休日に海来との3人で遊ぶ程の仲になった。

 

 

(親友)「良かったら、海来も一緒に行こうぜ!」

 

(海来)「うん!そのつもりだよ!だって親友だけだと頼りないからね♪」

 

(親友)「ちょッ!それどう言う意味だよ〜!」

 

(神楽)「まぁまぁ…。2人で行くよりも3人で行けばそれなりに得るものがあるってやつだろ?」

 

(海来)「そ〜言う事♪」

 

 

まぁ正直な話……自分の不始末だから自分で方つける為に1人で行きたいのが本音だが、2人とも俺の親友だし、着いて来て色々と教えてくれる分には良いのかな?そう俺は思った。

 

 

キーンコーンコーンコーン……♪

 

 

(神楽)「兎に角……買いに行くのは2時限目の後だね。一応風紀委員の人に一言声掛けておくよ」

 

(親友)「それがいいな」

 

(海来)「そ〜だね♪」

 

 

SHR開始の予鈴が鳴った為、互いにそう言葉を交わして2人は席に着いた。俺は、先生が来る前にクラスの風紀委員の生徒に服装チェックが始まる前に一言、断りを入れた。

兎にも角にも……購買は朝、2時限目休み、昼しかやってない為……そこへ行くのは2時限目休みの後となった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてそれが……平穏な日常が壊れるカウントダウン1つ前となるなんて、知る由もなく。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

(神楽)「ふぅ……何とか買えたよ……」

 

(親友)「まさか……財布持ってきてないとはな……」

 

(海来)「仕方ないよ。神楽君購買の事存在しか知らなかったんだし、まさか今日活用するなんて思っても見なかったんだからさ」

 

(神楽)「その件に関しては……ホントにごめん、海来」

 

 

2時限目休みになり、約束通り3人で購買へ向かったまでは良かった。しかし……購入者である俺が財布を忘れ、結果海来が支払ってくれたのだ。海来がフォローしてくれたとは言え、申し訳ない思いで、3人で教室へ戻って行った。

 

 

(海来)「謝らなくていいよ!私達親友でしょ?助け合うのが当たり前じゃん♪」

 

(神楽)「でも……払ったお金。ちゃんと返すよ。それは当たり前の事だからね」

 

(海来)「お金も良いって!親友のよしみで今回はチャラにしてあげる!その代わり……貸一つね?」

 

(神楽)「ほ、ホントにすmーー(海来)「謝らなくて良いってば!」うむ……」

 

 

ホントに申し訳ない思いでいっぱいだ。海来はそう言ってるけど、ちゃんと返したい。借りたものは返す。これ常識だからね?ウン。

そうこうしてる内に、教室に着いた。早速、換えの第1ボタンつけないとだな……そう思っていた矢先、少し問題が発生した。

 

 

(学級委員A)「それでさ〜!今度の休み皆で何処か遊ばない?」

 

「いいね〜!まぁでも、部活あるからその後だな〜!」

 

「行く場所は……ゲーセンとかか?映画も良くね〜?」

 

「それもそうだな〜!」

 

 

(神楽)「何あれ……」

 

(親友)「学級委員Aとその友達だな……神楽の席の周りで屯してるよ……」

 

(海来)「てか……学級委員A自分の席座らずに神楽の席座ってんじゃん……」

 

 

問題と言うのは、俺の席に学級委員Aが座って、そのまわりにAの友達(親友が言うには)が数人学級委員Aと雑談に花さかしていたのだ。Aの友達に関しては見覚えの無い生徒で、恐らく他クラスの生徒だとその時思った。

 

 

(親友)「てか次の授業移動教室じゃんかよ……アイツら早くどかないと……神楽間に合わないじゃんか……」

 

(海来)「ホントだよ……これで神楽君遅れたらどう責任取るつもりなのかな……?」

 

(神楽)「ま、まぁ……話すだけ話してみるよ。学級委員A君は一応話せば分かる人だから……」

 

 

そう言って俺は、俺の席で屯してる学級委員A達の方へ歩いて行った。

 

 

(神楽)「えっと……A君?」

 

(学級委員A)「ん?神楽君じゃん!どうしたの?」

 

(神楽)「そこ……俺の席なんだけどさ?次の時間移動教室だし、その準備もしたいから……自分の席で話してくれないかな?」

 

(学級委員A)「あ、もうそんな時間か〜……でももうちょっとまっててよ〜もう少しで話終えるから〜」

 

(神楽)(えぇ……)

 

 

まさかの予想外の答えが返ってきた。そもそも何で俺の席で話してるの?自分の席で話すればいいじゃんか……。

心の中でそう思った俺は、仕方なしに彼らが話終えるのを待った。

しかし……待てど待てども、話終える気配すらない。

 

 

(神楽)「A君?そろそろ自分の席に移ってくれないかな?このままだと授業おくれる……」

 

(学級委員A)「でさでさ!この間のアニメさ〜……」

 

「だよな!あそこでまさかの展開……想像すらしなかったぜ〜!」

 

「アハハハハハハ……!!」

 

 

おい嘘だろ……聞く耳持たないって……早くしないと授業ホントに遅れるんだけど……。

その後も、俺は何度か学級委員A君に掛け合ったが……彼らは一向に俺の席から離れる素振りを見せなかった。

 

 

(海来)「か、神楽君……」

 

(親友)「俺達……先に行ってるからな?」

 

(神楽)「うん……ごめん2人とも。先いってて」

 

 

仕舞いには海来と親友はそろそろ行かないと不味いと思ったのか、先に行ってしまう始末。

てか……そろそろどいてくれないとホントに遅れる。

俺はそう思って……余りやりたくはなかったが、少しキツめに言うことにした。

 

 

(神楽)「いい加減にしてよ!何度もどいてって言ってるじゃんか!?A君も早くしないと授業遅れちゃうんだよ!そんな悠長に会話してて言い訳!?」

 

(学級委員A)「……!?」

 

「「!!??」」

 

 

ホントにやりたくなかったのだが……ホントに、互いに取り返しがつかないと思い、学級委員A君の為にも声を少し張り上げ、さっきよりもキツく俺はそう言った。

意外だったのだろうか……俺の言い方に対して学級委員A君は驚いた顔をしていた。A君だけで、なく……周りの生徒全員が。

 

 

(学級委員A)「あー、ごめん神楽君。少し話し過ぎたよ」

 

(神楽)「大丈夫……こっちこそごめん。少しキツく言っちゃって……」

 

(学級委員A)「いいって!俺達が悪いんだからさ!ほら……お前らも早く教室にもどれよ!」

 

「そ〜だな」

 

「それじゃあ、また後でな〜!」

 

(学級委員A)「よし、俺も早く準備しないとな……神楽君も、早く準備して行こうぜ!」

 

(神楽)「そうだね」

 

 

多少荒くなったが、あの場をどうにかする事が出来た。

その後俺と学級委員A君は、急いで準備して次の授業の教室へ向かったのだった。

授業には何とか間に合いはしたが……肝心のボタンをつけ忘れて、教科担任に指摘されたのは……内緒だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、あの後……特に何事もなく学校生活が終わった。

しかし……あの出来事をきっかけに、学級委員A初めとした、海来や親友以外のクラスメイト……あと先生達の態度が変わった事に対して、俺は何の違和感など感じず過ごしていった……。

 

 

それがーーーーその日から卒業間近になるまで彼らが俺を虐めてるとも知らずに。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

〜海来side〜

 

 

(海来)「ん〜!今日も部活頑張った〜!」

 

 

授業が終わって、部活も終わった私は……家の自室のベッドにて仰向けで伸びをしながらそう呟いた。

皆知らないから教えるけど、私と神楽君は、1ヶ月程前にあった部活見学で吹奏楽を見学した後……体験入部もして、晴れて吹奏楽部に入部したんだ♪

因みに親友は剣道部。元い家が剣道の家でもあり、親からも剣道部に入部しなさいって言われてたらしいんだ。

おっと、忘れるところだった。私はピアノができるって事で、打楽器パート。神楽君は主に金管と打楽器パートから引っ張りダコ状態で……私の猛烈な推薦(本音は神楽君と一緒のパートが良かったからそれらしき事を先輩に伝えた)によって、神楽君も打楽器パートに所属することになったんだ♪

 

 

(海来)「それにしても、神楽君今日も練習してる姿かっこよかったな〜♪なんせ飲み込みがすごく早いからどの楽器もそつなくこなせて……顧問の先生も夏コンのレギュラー入りのお墨付きを貰うくらいだもん。あぁ……推しの頑張る姿って儚いよね、ウン♡」

 

 

神楽君もそうだけど、私もそう言えばお墨付き貰ってたや。聞く話によると、ピアノができる人達が今までいなかったから、私が入ったことによってそれが叶ったって、先輩達言ってたから……当然なのかな?って、その時思った。

 

 

ピロリン♪

 

 

そんな中、誰かからLINEの通知が届いた。

送り主は……私の友達である、女子生徒Aちゃんからだった。

Aちゃんとは小学校高学年からの付き合いで、小学校の頃はよく遊んだりした。だけど今は……学級委員A君とどうやら付き合ってるらしく……少し疎遠っぽい感じになってるんだ。

 

 

(海来)「女子生徒Aちゃん……どうしたんだろ……ッ!?」

 

 

そう呟きながら、私はLINEを開いてAちゃんのトーク画面を確認してすぐに……絶句した。

内容は……こうだ。

 

 

(女子生徒A)『やっほー。……今日の2時限目休みの時に、私の大事な学級委員Aが神楽君にキツく当たられたのを見ちゃってさ。幾ら神楽君でも、私の彼氏に酷いことしたのが許せなくて……彼氏も神楽君にああ言われて物凄く怒っててさ?だからね……明日から神楽を「いじめる」事にしたんだ♪』

 

 

…………え?

彼女は、一体何を言ってるの?あれはどう見たって学級委員A君が悪いじゃん。幾ら付き合ってるからって、その現場見てたんなら、彼女として注意するのが当たり前なんじゃないの?

私は今思ったことはあえて言わずに、どういうことか聞くことにした。

 

 

(海来)『なんでそんな事するの?』

 

(女子生徒A)『なんでって……私の彼氏に酷いことした神楽を懲らしめるからに決まってんじゃん♪それくらい察してよね?』

 

(海来)『いや、訳わかんないよ。それだけで神楽君を虐めるなんて間違ってる。寧ろその場に居たんなら、彼女として注意とかしなかったの?しかも神楽君の事呼び捨てにしてるし……』

 

(女子生徒A)『いやだってさ?私の彼氏を気づつけた奴をどうして君付けしなきゃ行けないの?それに、彼女として神楽を目の敵にするのは当たり前じゃん。あんな酷いこと彼氏が言われてる姿みてて……言った奴に助け舟だす方が間違ってるんだよ』

 

 

……信じられない。その一言以外出てこなかった。あの優しいAちゃんが、自分の彼氏傷付けられたって理由だけで神楽君を虐めようとしてる。

そんなの……させない。それにーーーー

 

 

(海来)『そんな事もしお父さん……いや、校長先生が知ったら幾ら父親だろうと必死に停めるんじゃない?』

 

 

そう。女子生徒Aはあの学校の校長の一人娘だ。そんな事してると、彼女の父親が知れば、そんな計画おじゃんになるに決まってる。

……そう思っていたが、早計だった。

 

 

(学級委員A)『そんな事なかったよ?私のパパ、その事話したら2つ返事でそれを許可してくれたよ〜?しかも、パパもパパで、明日から職員全員で神楽の事虐めるって言ってたよ〜?やっぱりパパは優秀だネ♪』

 

 

嘘でしょ……?幾ら父親でも校長だよ?そんなの認めてどうすんの?しかも、職員全員でって言ってた。もしかして親子揃って馬鹿なの?普通止めなよ……。

 

 

(女子生徒A)『だからさ、海来もアイツの事虐めようよ!今さっきグループLINEでアイツ虐める為の『クラスLINE』ってグループ作ったんだ♪そしたらアイツと海来、そして親友以外全員はいってくれたんだよ〜♪ね?友達としてのよしみでしょ?』

 

 

はぁ……彼女の言いたい事はよぉくわかった。しかも、呼び捨てからアイツになってる……挙句の果てには『クラスLINE』という名のグループLINEを作る始末。しかもこの馬鹿2人に載せられすぎでしょ皆……ホント呆れるったらありゃしない。

だから……この馬鹿に返すべき私の言葉は、その話を持ちかけてきた時点で決まっていた。

 

 

(海来)『最低。友達として信じてたのに……。無能な奴の彼女になるとなった本人ですら無能になるんだね?アンタの気持ち……よくわかった。だからもう金輪際話しかけないで関わらないで。これで絶交だからね?バイバイ』

 

『学級委員Aをブロックした』

 

(海来)「はぁ…………」

 

 

なんか、一通りあの馬鹿に愚痴吐いたらスッキリしたかも。

でも、これで終わりじゃない……。

あの馬鹿は言った。明日から神楽君と私、親友以外のクラスメイト全員と、校長初めとした職員全員が……寄って集って神楽君を虐めるって。

そんな事になったら、神楽君はタダじゃ済まされない。

 

 

(海来)「そんな事……させない」

 

 

私の推しが苦しんでる姿を、見たくない。

その為にも……

 

 

(海来)「……もしもし親友?話があるんだけど……」

 

 

私はすぐさま親友のトーク画面を開いて、通話し始めた。

神楽君……私達が、貴方の事……守って見せるから。絶対に……1人にはさせないから!

そう……心の中で、強くケツイしたのだった……。

 

 

 

〜END〜

 




如何でしたか?
次回から……更に胸糞悪くなっていきます。そして、海来と親友君が、神楽君を守るべく立ち上がります……。
もしかしたら過去回が予定してた話数より多くなるかもです……。
次回もお楽しみに!
感想、高評価等お待ちしております!

P.S:企画の作品が仕上がった為、投稿ペースが元通りになるかもです。あと、神楽君の過去回が完結し次第東方Projectの二次創作を書く予定です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。