青薔薇の少女達と紡ぐ病み物語:N   作:ka-主

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どうも皆さん。本作品初投稿の時序章は大体7話辺りで終わらせると言って、今書くそれが7話目だと最近気付いて少しやらかしたと感じたka-主です。
過去回もクライマックスです。恐らく長丁場になります。さらに言うならこれまでにあげた過去回より不快な描写を多く採用します。恐らくこれで言うのは最後になりますが、不快な描写などが苦手な方は、閲覧を控えて下さい。
それでも大丈夫な方は……どうぞ!


7話

親友が入院したとの知らせを聞いてから1年がたったある日……俺はさらなる悲報を耳にした。

それはーーーー『海来がトラックに引かれて入院した』と言う知らせだ。

その知らせを聞いた俺は……暫く抜け殻の様になっていた。

何をするにしても、されるにしても……興味、関心、反感等1ミリ足りとも感じなかったし、示さなかった。

親友には悪いが、彼が入院してからの1年間は……海来が親友の分まで寄り添ってくれた為、多少の寂しさはあったにせよ、何とか頑張って学校生活を送れた。

けどそれは……俺の傍に海来と親友が居たから。俺の支えになってくれた海来までもがいなくなって……現在に至る。

あと言い忘れたが……海来も親友も、打ちどころが悪かったらしく、海来はまだしも親友は未だに退院の目処が経っていない。

 

(神楽)(海来、親友……2人がいなくなった今の俺は、ガラクタの人形同然なんだ。余りにも身勝手だけど……早く、2人に会いたいよ……)

 

そう心の中で呟いて……今も尚部屋の中で抜け殻状態の俺は眠りについた……。

 

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(神楽)「はぁ……今日もか……」

 

 

今日も今日とて、何時も通り学校生活を送ってる中……もう何回目なのか、数えるのも馬鹿らしくなるくらいの同じ事が起きた。

同じ事ーーーーと言うのは詰まる話私物の紛失だ。

日に日に幾つもの物がどこかへいき、それが起こる度に学級委員Aや、女子生徒A……いや、彼女に関しては今年学級委員になり学級委員Bと呼ぶべきか……兎に角この2人が筆頭となって、無くなった物をクラス総出で探してくれた。

有難いこの上無いのだが……流石に何回も物が無くなる度にその繰り返し送るものだから、こんな俺でも、流石に違和感を覚える。

 

(神楽)(疑いたくない……だけど、つい疑ってしまう……俺は一体……誰を信じればいいんだ……?)

 

遂には人間不信に陥りそうになる始末。

2人が居ないと……俺ってこうも脆いんだな……。

 

 

(学級委員B)「神楽君!見つかったよ〜!」

 

(神楽)「ありがとうBさん……A君も何時もありがとう」

 

(学級委員A)「良いって!困ってたらお互い様だろ?また何かあったら……何時でも力になるからさ!」

 

(神楽)「ありがとう……」

 

 

こう言ったやり取りがあるからだろうか……何度疑っても、この2人やクラスの皆を疑うことが出来ない。

それに……疑いたくない理由としてもう1つ……2年前、クラスの皆が転校仕立ての俺に優しくしてくれたあの記憶を、忘れる事が出来ないからだ。

しかし……今の俺は抜け殻も同然。2人にああ言われてもから返事地味た感じで感謝を述べる以外出来なかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(神楽)「痛っ……!な、何するんだよ!」

 

「何って……何時ものじゃれ合いだって〜!」

 

「毎日恒例のじゃれ合いだっての!そろそろ察しろよな〜!そらッ!」

 

 

時間変わって2時限目休みの時……俺はクラスの生徒ら数人に只今小突かれている。

会話で察せれるだろうが……このやり取りは今に始まったことじゃない。これに関しても、数えるのを辞めた位何回もやられてる。しかも……私物紛失の内容が苛烈になるに連れてそれらが起きた。無視やちょっとした脅迫もされたっけ?

特に給食の時は酷かった。え?何をされたか?……思い出したくな位ほどの事をされた……とだけ言っておこう。

 

(神楽)(にしても……この小突きに関しても、なんの反感すら感じ無いとは……やっぱり今の俺ーーーー)

 

(学級委員B)「ちょと!いい加減にしなよ!神楽君可哀想でしょ!?」

 

(神楽)「……え?」

 

 

何時もならある程度小突かれて、自然と終わる感じだったのに……今日は違った。

なんと……学級委員Bさんが、間に割って入って俺を助けてくれたのだ。

 

 

(学級委員B)「大丈夫神楽君!?怪我とかしてない?」

 

(神楽)「う、うん……ただの何時も通りのじゃれ合いだかr「じゃれ合いでも怪我したら大事なんだよ!?」ゔ…ごめん」

 

 

学級委員Bさんの言いたい事はご最もなんだが……この人、何時もよりかなり積極的では?そう思った。

そう思った刹那、Bさんが俺の手を取り走り出した。

 

 

(神楽)「なっ…Bさん!?何処へ行くつもり!?」

 

(学級委員B)「いいから!神楽君は黙って着いてきて!A君には2人は保健室に行ったってそう伝えるように言ってあるから!」

 

 

言動から察するに保健室に向かう積りは無さそうだ……となると一体何処へ?

それを聞く暇もなく、俺は為す術なく彼女に引っ張られながら教室を出たのだった……。

 

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ところ変わり、上田病院病室ーーーー

 

 

(親友)「神楽……今頃何してるんだろうな」

 

(海来)「一応LINEで安否……と言うより毎日の様子を見舞い代わりに教えてって言ってある。毎日の学校生活の様子を何時も教えてくれてるからーーーー大丈夫だと思うけど……」

 

(親友)「あの時……チラッと見えたけど間違いない。俺たちを嵌めたのはアイツらだ。余程俺らが邪魔だったんだな……」

 

(海来)「不覚だったよ……ほんっと、馬鹿のやる事だからって甘く見てた自分を殴りたいくらいだよ……」

 

(親友)「ま、まぁお前の言いたい事も分かるけどさ……たまに見せるお前のそのドス聞いた口調どうにかならないか?神楽がそんな姿見たら泣くぞ?」

 

(海来)「神楽君は別だもん。私がこんな口調になるのはすんごい不快な気持ちになった時だけだから、私の大好きな神楽君の前では…絶対にこんな姿みせない」

 

(親友)「はぁ……神楽も、偉い人を恋人にしたもnーー「何か言った?」いえ、なんでもございません」

 

(海来)「それに……あの馬鹿達のやる事は大方予想がつく。それ以前に神楽君を守るって決めた時から、するべき事はした。……あの馬鹿女が神楽君の弱い所に漬け込んでことに及んだとしても、意味がない。絶対に……私の神楽に何かしたら許さないんだから……」

 

(親友)(や、やっぱこのアマ怖ぇ……絶対に敵に回したらダメなそれだ……)

 

(海来)「だから……今は、神楽君が無事な事を祈ろ?」

 

(親友)「そうだな……」

 

 

……2人きりの病室にて、こんな会話が行われていたなんて……今現在学校にいる神楽初めとした生徒、先生らは知る由もないだろう……。

 

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所戻り、とある空き教室ーーーー

 

 

(学級委員B)「よし、ここでいいかな……?」

 

 

学級委員Bさんに連れてこられたのは、3学年棟にある空き教室だ。Bさんはそう言って、空き教室の扉の鍵を閉めて俺の方へ向き直った。

 

 

(学級委員B)「急に此処へ連れてきちゃって、ごめんね?大丈夫?」

 

(神楽)「さっきも言ったけどあれはただのじゃれ合いだし……当事者の皆も加減してたから、怪我はしてないよ。それで?此処に連れてきて俺に何か用かな?Bさんも知ってるだろうけど……もう少しで授業はじまるよ?」

 

 

Bさんに再度様態を聞かれたため、俺は大丈夫だと答えて、此処へ連れてこられた理由を聞くことにした。

答えは……言葉ではなく、別のものでかえってきた。

 

 

(神楽)「ッ!?Bさん!?」

 

(学級委員B)「私ね?神楽君を守りたいの///」

 

(神楽)「……え?」

 

 

何をされたのかと言うと……Bさんに真正面から抱きつかれたのだ。それも、かなり力強く。

そのため……彼女の柔らかい2つのものが俺の体に強く当たり、そのせいで思わず声が裏返った。

そして間髪入れずに彼女から放たれた言葉に、俺は相変わらずの腑抜けた声で返事した。

 

 

(学級委員B)「A君とは仲良くて……口止めされてたんだけど、そんなのおかしいって……何時か神楽君に伝えないと手遅れになるって。そう思って機会を伺ってた。2年前から……何度も」

 

(神楽)「う、うん……?」

 

 

未だに状況が理解出来ない。詰まる話……彼女は一体何を言いたいんだ?

そう思っていると……彼女の口から更に思いもよらないセリフが発せられた。

 

 

(学級委員B)「神楽君……A君と殆どのクラスメイト全員に、虐められてるんだよ?」

 

(神楽)「…………は?」

 

 

虐められてる?俺が?しかも……聞く限りだとA君が主犯みたいなものの言い方……

 

 

(神楽)「う、嘘だ。だって……A君達皆、俺が転校してきた時から俺の事良くしてくれてたんだよ?そんな話……」

 

(学級委員B)「事実なの。2年前……神楽君第1ボタンの換えを海来ちゃんと親友君と一緒にかって、取り付けようとしてた時あるじゃん?その時に起きた小さな揉め事が……キッカケになっちゃったの」

 

(神楽)「あの時から……」

 

 

空いた口が塞がらなかった。しかし俺はまだ信じきれず、再度彼女に問いただしたが……結果は同じだった。

2年前の……あの時から?じゃあ俺が度々感じてた違和感は当たってたって言うのか?もし本当なら、あの優しさは……嘘だって事?

 

(神楽)(ヤバい……頭痛と吐き気が……)

 

現実を目の当たりにされたからなのか……突如として変な頭痛と吐き気を覚えた。

 

 

(学級委員B)「海来ちゃんや親友君は、その事実を知って即座に、自分達だけでも貴方を守ろうって必死になってた。だけど……それが仇になったの」

 

(神楽)「も、もしかしてあの事故……」

 

(学級委員B)「そう。あれは偶然じゃなくて……そんな2人を口封じする為にA君らが起こした事なの」

 

 

だからか……俺が見舞いに来た時、必要以上に俺の事を自分達よりも心配してたのは。

 

 

(神楽)(何で隠すんだよ……あの時ちゃんと話してくれてれば……然るべき方法で対処出来たのに……それにーーーー)

 

(神楽)「Bさんはその時まで何してたのさ?話から推測するにBさんは傍観者を担ってた。ちがう?」

 

(学級委員B)「そ、それは……」

 

(神楽)「知ってると思うけど、傍観者も立派な加害者なんだよ?助言としてさっきの話をしに此処へ連れてきたのなら……一応、感謝はする。だけどそれまでだ。どんなに君が取り繕うとも……君がさっき言った事を正直にハイなんて言えない」

 

 

「だからこの話はこれでおしまい」……そう言って俺は未だに抱きついてるBさんを引きはがそうとした。

その時だ……

 

 

(学級委員B)「傍観者なんかじゃないもん!」

 

 

気づいたら俺は、空き教室の天井とBさんの目を見ていた。その瞳からは、今にも涙がこぼれそうだった。

 

 

(学級委員B)「私もできることなら貴方を助けたかった、守りたかった!だけど……海来ちゃんに巻き込みたくないからって理由で守ることが出来なかった」

 

 

そこで漸く、彼女に押し倒されて、彼女が馬乗りしたのだと悟った。

 

 

(学級委員B)「悔しかった。海来ちゃんにああ言われて……私が神楽君を守るって意志が折れた事に…!だから……2人が入院した時に再び誓ったの!今度こそ必ず、神楽君を守るんだって!!だからッ……!!」

 

(神楽)「んむっ!?」

 

 

直後、俺の目の前がBさんの顔でいっぱいになり、彼女の唇が重なった。

 

 

(学級委員B)「んはぁ…。だから……神楽君を守るって言う証を。神楽君の傍にいたいって証を……私の身体に残して欲しいの」

 

(神楽)「そ、それってどう言うーーーーッ!?」

 

 

言い切る前に……俺は咄嗟に目を逸らした。

何故なら、彼女が制服のボタンを外し出したのだ。

そして外し終えて間もなく……顔を紅くしながら俺の制服もぬがし始めた。

互いにあられもない姿になって……俺は漸くBさんの言葉の意味を理解した。

 

 

(神楽)「だ、駄目だよ……俺は海来と付き合ってるんだ。そんな事……」

 

(学級委員B)「分かってる。だからちゃんと責任は取る。海来ちゃんにも……ちゃんとわけを話す。だから……」

 

 

そう言葉を区切らせて、彼女はもう一度俺にキスをした。

そしてーーーーこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(学級委員B)「私の身体に……一生残らない証をーーーー刻んで?」

 

 

……空き教室の扉には窓がない。加えて、使われてない時は教室の窓は全てカーテンがしまっている。

カーテンの隙間から射す光のみが光源となる薄暗く密閉された空間。

その空間にて俺とBさんは……言葉通り一緒残らない証を残したのだった……。

 

(神楽)(ごめん……海来……)

 

証を残してる最中……俺は何度も、何度も何度も。此処には居ない、恋人の名前を呼んで謝ったのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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……あれから俺は学級委員Bさんと連絡を取るようになり、虐め解決に勤しむ毎日が始まった。

主に行った事とすれば……担任やその他教員らに事実を訴えたり、今回の件に関しての同士(俺が被害にあってる光景を見て不快に思ったクラスメイト)を集めて、その訴えの強化をしたりだ。

 

 

(神楽)「まさか担任までもグルだったなんてな……」

 

(学級委員B)「私もびっくりしたよ……先生なら何とかしてくれるって思ったのに……。挙句の果てに、他の先生達もなかなか取り合ってもらえなかったし……」

 

 

そう……現実と言うのはそう簡単に上手く出来てなかった。

いやそれにしても…教員だよ?生徒の問題を解決するのだって仕事じゃんって、反論したかったものだが…それで変なデメリット課せられたらたまったものじゃないと思いやめておいた。

なら他の先生はというと……承諾はしたもののそれっきりで音信不通状態。

 

 

(神楽)「『彼はそんな事しない。君も見ただろう?彼の正義感溢れる行為を。疑う気持ちも分かるが、それは君の勘違いだ』……か。全く……一体全体どうなってんだよ。こんな事やってて、意味なんて……」

 

(学級委員B)「諦めちゃだめだよ」

 

 

昼休みの屋上にて、今の現状を目の当たりにした俺は、そう呟いて諦めようとしていた。

その直後……Bさんがそう言いながら、俺の左手をそっと、両手で握った。

 

 

(学級委員)「諦めちゃったら……神楽君ずっと辛い想いのまま過ごすことになるんだよ?それに、神楽君だけじゃない。私や皆だって……A君達がやった事に対して報いを求めてる。みんなのその努力を無駄にしちゃダメだよ?」

 

(神楽)「Bさん……。そうだよな。俺が挫けちゃったら、俺の為に頑張ってる皆が可哀想…だもんね?ありがとう、もう少し……頑張るよ」

 

(学級委員B)「そうそう!その意気だよ!」

 

 

そうだ。Bさんが、皆が……海来や親友の代わりに頑張ってくれてるんだ。その頑張りを、無駄にしちゃいけない。

それに……担任は勿論、他の教員がダメならもっと他……例えば校長先生とかに当たって見るのも悪くない。

 

(神楽)(充分な証拠を得られたら……何時か当たるとしよう……)

 

そう心に決めて、俺はもうすぐ予鈴がなると思い、Bさんと共に教室へもどったのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(学級委員B)(ふふっ……早く、コイツが絶望のどん底に落ちる姿をみたいなぁ〜……)

 

 

そんな中……彼女がそんな事を思ってるなんて、微塵も思わずに……。

 

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3年の一学期も終わり……二学期後半辺り、文化祭が終わった翌月の事だ。

知ってる人もいるだろうが、この時期の……というより3年は受験生のため、志望校に向けて受験勉強、或いは実技試験に向けての対策をしたりする。当然、俺も受験生のため、勉強……というよりかは、実技に向けて対策をしてる。

部活の方は、先月行われた文化祭を持って、引退。前々から海来と実技の対策はしていた。彼女も、同じ高校に通うからだ。

夏コンとかで忙しくて、対策どころじゃ無かったが…こうして引退したから、ゆっくりと実技の対策ができる。

 

(神楽)(本当なら…海来と実技試験の対策をしたかったけど……まだ退院してない以上、仕方ないか)

 

そんな事を思いながら、俺は自室にてギターを弾いていた。

趣味…ではあるが、さっきも言ったが受験対策だ。

 

 

ピロリン♪

 

 

そんな中……俺の携帯に、LINEのメッセージが送られてきた。

送り主は、学級委員Bさんからだ。

因みに俺は、家庭の事情にて今まで携帯を持っていなかった。だから、LINE内の友達は、家族や海来と親友。そして…彼女、Bさんだけだ。

 

 

(学級委員B)『そういえば神楽君って、クラスのグループLINEに参加してないんだね?』

 

(神楽)『そんなのがあるの?』

 

(学級委員B)『うん!クラスのグループLINE、便利だよ!クラス行事とかの相談とか時間外で出来るし、その日の授業とか宿題で分からない所を教えあったり出来るから!ね?神楽君も入って見ない?』

 

 

そう言われると…確かに便利だと思った。HRとかで行えなかった事をそこで続きを行うことができるし、いざと言う時に役に立つ。俺はそう思った.......。

思った反面.......少し懸念が生まれた。

 

 

(神楽)『あのさ、そのグループにA君.......いる?』

 

(学級委員B)『いる.......けど、大丈夫だよ!神楽君に酷い事してる人達には、私から言い聞かせて余計な事言わせないようにしてるから!それに.......海来ちゃんや親友君だって参加してるんだよ?』

 

 

最後のBさんの1文に、俺は更にもう1つ懸念.......と言うよりかは疑問が生まれた。

 

(神楽)(そう言えば2人とも.......俺が携帯かって、LINEも登録したって言った時.......頑なに『こっちが作るグループ以外神楽は入っちゃダメ』って言われたな.......今思うと、これを警戒する為の暗示だったのかな?)

 

まあ何はどうあれ.......2人が参加してるなら、大丈夫だろう。

そう思った俺は『わかった。参加するよ』.......と返信をした。

 

 

そしてそれが.......加害者等が仕組んだ罠だったなんて、思いもせずに.......。

 

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※ここから先、かなり不快な描写が登場します。読んでる最中に気分が悪くなる。又は不快に思う方は此処で閲覧を控えて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【神楽がグループに入室しました】

 

 

(神楽)『Bさんに誘われて参加しました。よろしく』

 

(学級委員A)『やぁ神楽君…いや、クズ野郎(・・・・)!』

 

 

…………え?

 

 

『お前がこのグループに早く来ないか今か今かと待ち焦がれてたんだよ!』

 

『2年前…お前がAにした落とし前、今ここで付けさせてやるからな!』

 

 

ちょっと待て。……どう言う事?ここって確かクラスのグループLINEだよな?どうして入ってそうそう色んな人から…と言ってもまだ3人だけど、罵声を浴びせされなきゃいけない訳?

 

 

『そうだよ!A君あの日アンタにああ言われてすっごく傷ついたんだからね!責任取りなよ!!』

 

『ここのグループに参加してる皆、A君の味方なんだからね!覚悟してよクズ野郎!!』

 

『そーだそーだ!』

 

 

…などと、様々な罵声を現在進行形で浴びせられてる中……俺は参加者を確認した。

しかしそこには……海来と親友の名前が無かった。

 

(神楽)(嵌められた……)

 

そう思った俺は、色々と言い返す前に……聞きたい事を聞くことにした。

 

 

(神楽)『海来と親友は?Bさんの話だと、2人もグループに参加してるって話のはずなんだけど』

 

『うるせぇ!クズ野郎がいけしゃあしゃあと喋んな』

 

『そーだそーだ!先ずはAに謝罪だろ謝罪!そんなこともわかんねえのかよ!』

 

(学級委員A)『あの馬鹿(・・)2人を此処に誘うわけねえだろ?あ、あとクズなお前に言っとかなきゃいけないことがあったわwあの2人を事故に合わせたのは俺ら。お前に肩持った報いって奴だなwwwww』

 

『それよりもA君に謝んなさいよクズ野郎!』

 

『そうよ!さっさと謝れ!馬鹿で無能なクズ野郎!!』

 

 

……ヤバい。ひとまず落ち着く為に、ギターをしまって深呼吸しないと……。

兎にも角にも、ここに居るメンバー全員に言えることは、A君にいいように付け込まれた馬鹿達って事だな。

 

(神楽)(なら……返すメッセージを送ってここから去るか)

 

そう思った俺は、メッセージを打ち込んだ。

 

 

(神楽)『あの時の事を怒ってるんだったら、謝るよ。あの時はキツいこと言って済まなかった。……でもさ?A君にだって悪い所あるんじゃないの?わざわざ俺の席で此方からしたらくだらない会話花咲かせて、挙句の果てに俺が何度も言ってもどかなかったのは、何処の誰なのかな?まぁ……何れにせよ、これで証拠が出揃った訳だから、さっき迄のやり取りスクショしてプリント化した後、然るべきところに送るからね?あと二度と、俺の海来(彼女)と親友のこと馬鹿にしたら、ただじゃ済まさないからな?…んじゃ、言いたいこと言ったから、俺はこれでおさらばするね?バイバイ』

 

 

【グループLINEから退室しました】

 

 

(神楽)(はぁ……後は、色々と聞きたい事を聞かないとだな)

 

あのグループLINEから退室した俺は、ある人物に、事情聴取を行うべく、LINE通話を行った。

そしてその人物……Bさんとは直ぐに繋がった。

 

 

(神楽)「話が違うじゃん。A君ら加害者がいても、俺の会話に一切干渉しないって話じゃなかったの?」

 

(学級委員A)『ごめんなさい……言ったつもりだったんだけど…、余程神楽君の事根に持ってた見たいで……』

 

(神楽)「ふ〜ん……まあその話はどうでもいいんだよ。でもさ?Bさんもう1つ言ったよね?海来と親友も参加してるって。……なんであの2人が居ない?2年も経ってるんだ。誘わなかったなんて言わせないからな?」

 

 

知らず内に.......俺の口調がキツくなっていた。

自分の事を幾らバカに使用が罵声浴びせようがどうでもいい。でも……あの2人の侮辱は、絶対に許さない。そう思っていたからだろう。

 

 

(学級委員B)『お、怒らないで……?確かにあの2人は参加してたの。だけど…つい最近、何も言わずに退室してて……理由を聞いても何も話してくれなくて……』

 

(神楽)「ならなぜそうだと早く言わなかった。俺は2人が居るって君から聞いたから、参加したんだ。理由はどうあれ……君にも責任はあるんじゃないかな?違う?」

 

(学級委員B)『……本当にゴメンなさい……。皆には今度こそちゃんと言い聞かせておくから。だから…ウグッ、私の…事……嫌いに…エグッ、ならないで……!』

 

 

もっと彼女に言うべき事があったのだが……こうも泣かれちゃ言う気が失せる。そう思った俺は、ため息を着いて、彼女にこう言った。

 

 

(神楽)「はぁ……もういいよ。Bさんだって、悪気があった訳じゃないんだろ?だからもう泣かないで?それよりも……だ。ようやく証拠を掴めた。後はこれを、校長先生にプリント化したものを渡すだけだ」

 

(学級委員B)『え?担任じゃなくて?』

 

(神楽)「うん。あの人や、他の先生らに渡した所で状況は変わらないことは目に見えてる。だったら、それよりも上の立場の先生に……校長先生に証拠を渡して真実を打ち明ける」

 

(学級委員B)『そう……なんだね……』

 

(神楽)「うん。それじゃあまた明日……」

 

 

そう言って、俺は通話を切って、先程言った事を行動に移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……しかし、その行動が報われることが無い事に気づいたのは、高校受験が無事終わって、合格通知が自宅に届いた後の事だったーーーー……。

 

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二学期も終わり、三学期へ……あの一件があった後、先も述べたが、あのやり取りをスクショしてプリント化。その後日に校長先生へそれを提出し、真実を打ち明けた。

いくらなんでも校長先生だ。この事態を見て見ぬふなんて……出来るはずがない。

 

 

そう、思っていた…………。

 

 

しかし、待てど待てども校長先生からの返事が来なかった。

 

 

(神楽)「おかしい……。校長先生だぞ?いくら何でも白紙にするような……?」

 

 

何時もの屋上で、そう呟いていた俺は……ある事に気づいた。それと同時に……ある懸念も含め。

 

(神楽)(偶然かどうかはさておき……校長先生とBさんの苗字、一緒だな……?いや、偶然じゃない。何時だかはわすれたが、俺が登校する際に……職員駐車場から校長先生とBさんが車から降りてきた姿を見た。まさかじゃないけど……2人は親子?それに、あのやり取りの後……俺が校長先生と発した後のBさんの返事の歯切れが悪かった。今思えばBさんもあのグループに参加していた。親であるなら、それを叱るべき……或いは事情を聞いて俺に商談を持ち込むはずだ。それをしないから未だに返事が来ない……まさか……)

 

そこまで考えて、俺は頭を振った。

よそう。彼女があの日言った言葉をわすれたのか?彼女も彼女で、俺の事を守りたいと言ってたんだ。それを信じなくてどうする。

 

 

(神楽)「もう少し……待ってみるか」

 

 

それに、あと少しで卒業するんだ。卒業さえすれば、こんな学校生活からおさらばできる。

 

あと少しの辛抱……その時まで俺はそう思っていた。

 

 

(学級委員B)「あ、いたいた!神楽君〜!」

 

(神楽)「Bさん?どうしたの?」

 

(学級委員B)「聞いて聞いて!何とか皆でA君達を説得させたらね?A君謝ってくれるって!!」

 

(神楽)「本当に!?」

 

 

此処にきて、思ってもしない知らせ。それも……良い知らせだ、かなり。

 

 

(学級委員B)「うん!でね?そのA君達が謝りたいから神楽君を呼んできてって言ってたんだけど……」

 

(神楽)「勿論行くよ!行こ?Bさん!」

 

(学級委員B)「ウン!」

 

 

ああ……これで漸く終わる。

あれから約3年……長かった。望んだ結果ではなかったにせよ、約3年も続いたこの生活から解放されるのであれば願ったり叶ったりだ。

 

そう思いながら……俺はA君が待つ教室へとBさんと共に向かったのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー……その後のことは……よく覚えていなかった。

 

目の前で見た光景は、微かに……覚えている。

 

何故かクラス全員が居て、俺は教卓の前に立たされた。

 

向かい側にはBさんとA君。

 

そして、その後ろにクラスメイト全員。皆……恰もこれから起きるサプライズイベントを今か今かと待ちわびてるような目付きだった。

 

そして……BさんとAさんはこう言った。

 

 

(学級委員A、B)『2年前のあの日からお前にしてきたことは全部虐めによる演技で、あのグループLINEも偽のグループLINEで、お前の悪口を言う為に作ったもの。海来と親友を陥れたのは、私達。お前を虐めようと提案したのは私で、パパ……校長先生も承諾してくれた。お前が幾ら頑張っても、良い知らせが来なかったのはそのため。そう……全ては教員同意の元行った』

 

 

それを聞いていた後ろのクラスメイトは……全員腹を抱えて笑っていた。俺とBさんと一緒にこの虐めの解決に取り組んでくれた生徒もだ。

 

…………皆、グルだったんだ。

 

…………Bさんも、先生皆全員グルだったんだ。

 

あの時ーーーー物が無くなった時に探してくれたあの行動も。

 

あの時ーーーー転校したての俺に優しくした行動も。

 

あの時ーーーー慰めてくれたBさんが取った行動も。

 

全部、全部全部……演技だったんだ。

 

信じてたのに……信頼、してたのに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー……裏切られた。

 

そう悟った瞬間……俺は目の前が真っ黒になって……、気が付いたら病室で寝ていた。

だけど……声が出なかった。医師から聞くには、甚大なショックで心因性失声症となったとの事らしい。

 

しかし……それだけじゃ無かった(・・・・・・・・・・)

 

(神楽)「あ、……ああ……、」

 

(神楽)(思い(・・)……出せない(・・・・)あの『約束』を……)

 

 

そう……俺は、声だけでなく、記憶も一部なくなってしまったのだ。

 

しかも……大切な、幼馴染み2人(リサと友希那)と交わした約束を……忘れてしまったのだった……。

 

病院へ運ばれたあの後……母さんが教育委員に俺から聞いたことを全て打ち明けてくれた。

教育委員が出した処置は……校長とクラス担任は退職と免許剥奪。他のクラス担任は1週間の外出禁止令。クラスメイトは加害者側全員1ヶ月の停学及び内定取り消しを受けたらしい。

 

嬉しい……はずなのに。加害者全員然るべき罰を受けたというのに。

 

……俺の瞳からは、涙が溢れ出て止まらなかった……。

 

 

 

〜END〜

 

 




如何でしたか?次回……現代にもどり、神楽君の過去回最終回となります。最後まで(まだ序章だけどね!?)お付き合い頂けたら幸いです。
神楽の過去を知った友希那は……そして、走り去ってしまったリサ。この2人の今後は如何に……。
感想、高評価等お待ちしております!
それではまた次回お会いしましょう!
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