2月頃にポケモンHomeが更新される!
遂にsvもポケモンHomeでボックス管理可能になるのかな?
だとしたらバサギリとかヨノワールとか入れ替えできたらいいなぁ……svのヴィジョンのヨノワールを崇めたい
「それで……バトルに夢中になりすぎて、連絡すらすっかり忘れて、思い出した頃にはチャンピオンになって、卒業してリーグの運営委員になった、と?」
「は、はい…その通りでございます」
ボクはキズぐすりでサマヨールを回復させてあげがら地面で正座しているユズリハくんの話を聞いていた。
パルデアのあちこちを冒険し、ジムバトルを楽しみながら突破していくユズリハくんの楽しい顔が思い浮かぶなぁ…
申し訳無さそうにぷるぷるしているユズリハくんを見てボクは肩をすくめてため息をつく。
「……連絡ぐらいしてよ。ボク、寂しかったんだからね?」
「ぬぐっ、すまない……あ、でも動画は見てたぜ!」
「えっ」
思いがけない言葉を聞いて顔を上げる。ユズリハくんはニッと笑ってスマホロトムを見せる。
ボクの動画をお気に入りに入れてくれている!他の動画のお気に入りは入っておらずただボクが上げた動画だけが載っていた。
「ずっと見てくれたの……?」
「もちろん!始めた頃からずーっと見てた。とってもかわいいし魅力的でかっこいい!推しになって応援してるぜ」
ユズリハくんがボクの動画を見てくれてた!
始めた頃から応援してれてた、ユズリハくんがボクを推してくれてる、そう思うと思わず満面の笑みが溢れる。
い、いかん、今は反省してもらわないと。さっと袖で緩んでいる顔を隠してそっぽを向く。
「だ、だったらさ、尚更すぐに連絡ぐらいしてよ!」
「ぐふっ……すまん。動画で伝えようと思ったけど、コメントとかスパチャとやらのやり方が分からんくてさ……」
いや電話を使いなよ、とツッコミを入れたかったがユズリハくんらしいやと思い苦笑いする。
「まったく……ユズリハくんが少し抜けてるところがあるのは知ってる。だから今回は大目に見てあげる」
「ほ、ほんとか!?」
「そのかわり!」
ずいっとユズリハくんの顔に近づき迫りよる。思わず間近に迫って自分でもドキドキしているが、今は真剣に取り組みたいことがある。
「ボクの動画作りを手伝って!」
「は、はえ?」
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ナンジャモから動画作りを手伝えと頼まれたその数後日、ボウルタウンのジムの視察を終えてからナンジャモと合流。
それから南3番エリアへ移動。動画作りの手伝いとはいえ配信とかしたことないし、何をすればいいのかとドギマギしていたのだが……
「えへへっ、かわいいねっ♪」
「クォーウッ」
ナンジャモはつかまえたコリンクのほっぺをすりすりしてコリンクとじゃれ合っていた。うん、じゃれ合うナンジャモもかわいい。
「はい!というわけでズピカと頑張ってコリンクをつかまえたよっ!」
「ズピッ」
「クルォッ」
スマホロトムに向けて可愛くウィンク。ズピカはドヤ顔をし、コリンクはパタパタと前脚をふる。
ナンジャモはズピカと一緒にコリンクをつかまえるところを動画配信していた。
「次も頑張ってポケモンゲットしちゃうから応援よろしくっ♪以上ドンナモンジャTV、ナンジャモがお送りしたよ〜!ミンナーまったねー!」
コリンクと一緒にぐるりと回って手をふりながら配信を切った。どうやら撮影を終えたようだ。
「ふぅ………ねえねえユズリハくん!今のはどうだったー?」
一息ついたナンジャモがパタパタと萌え袖をふる。撮影の邪魔にならないよう離れて見ていた俺からすると「かわいかった!」と感想を言いたい。
でもそれより
「たすけて」
「クルォウ!」
「ガウガウ」
「クルルゥ!」
「クルォウ?」
「ガウッ」
サンドイッチ食べながら眺めていたらコリンクの群れに囲まれてた。
「なんかいつの間に囲まれてるぅ!?」
サンドイッチはもうないのでナンジャモと二人がかりでオレンの実をたくさん投げて群れがオレンの実に気を取られている隙に離れた。
「なんで群れに絡まれるのさ!?」
「気がついたら……」
以前もナッペ山でアルクジラの群れに囲まれてたな……
「それよりも俺は何の手伝いをすればいいんだ?」
さっきは動画撮影してても離れて見てるだけだったしいったい何をすればいいのかさっぱりわからん。
「そうだねー……ポケモンバトルとかにつきあってよ」
ナンジャモはにっこりと笑うと先ほどつかまえたコリンクをくりだしてきた。
「は⁉バトルか!?」
「動画配信初心者狩りに絡まれて、ユズリハくんに助けてもらった時に動画の方針を決めたんだ。楽しいポケモンバトルを配信してみようって」
ポケモンバトルの配信は他の配信者もしている。しかしながら目線があったらいきなり挑んだり、勝てば暴言負けても暴言、負けたら配信切りでなかったことに、などなど多少問題があったりする。
無論、悪いところばかりではないがそういった配信は少なかったりする。ナンジャモのいう楽しいポケモンバトルにしたいって気持ちは納得できるし応援したい。
「でもさ……今はレベル差があるんじゃないか?」
「何ごとも経験!たくさん学んで力をつけていきたいんだ。それに、バトルが強い配信者って面白そうでしょ?」
ニシシと笑うナンジャモに少しドキッとした。確かにかわいくて強い配信者なら動画受けもいいし……うん、めっさかわいい。ナンジャモの力になるのなら躊躇うことないな。
「ほらほら、バトルが強いチャンピオンなんでしょ?手ほどきを教えてよ~」
「言ったな……ならば全力で答えるまで!いけっ、ラグラージ!」
「グラッ!」
「あっずるい!いきなり弱点ついてくるとかチャンピオンのすることかっ⁉」
手加減しろとプンスカと猛抗議するナンジャモ。許せ、これも修行だ……
バトルの後、ナンジャモはものすごーく拗ねてしまい、クレープを奢ってあげるまで許してくれなくて俺はかなりへこんだ。
_________
それからはナンジャモの動画は少しずつ変わっていく。
まず手持ちにカイデンとビリリダマを加え、雑談と町中散歩の配信からポケモンバトルの配信へと切り替えていった。
バトルの募集し、事前にパルデアならではのポケモンバトルのルール通りトレーナーの合意を得てからバトルを始める。
最初は黒星が多く、バトルに慣れなくて悩んだり心無い誹謗中傷を受けてへこんだりした。その時はアドバイスしたり励ましてあげたりして支えてあげた。
意表を突くという提案ででんきタイプのテラスタルをもつムウマをつかまえてからバトルの戦略や技の構成を考えるようになり、白星の数が増えていった。
『手持ちがでんきタイプの強い配信者が現れた』と次第に話題になっていき注目の光が照らされていく。
なにより注目になったのは可愛い振る舞いをするようになったからだろう。
最初の頃は羞恥心で上手く喋れなかったが今はにほんばれかのような明るさと無邪気さが相重なり人気に拍車をかけている。
「ユズリハくん、ぼーっとしてるとまたポケモンの群れに囲まれるよ〜!」
ナンジャモに声をかけられてはっとする。あぶない、今度はカイデンの群れに囲まれかけてた……
今俺達は東2番エリアの砂浜にいる。ナンジャモは先程撮影を終えたようだが、トレーナーの姿はなくあるのはピクニックに使うテーブルとシート。テーブルの上にはサンドイッチが置かれている。
「あれ?今回はなんか違うな」
「うん、バトルだけじゃなくてサンドイッチ作りの配信もやってみようと思ったんだ♪」
ナンジャモ曰く、バトルの後にトレーナーやポケモン達にお礼としてサンドイッチをふるまったところ大好評だったので動画を上げてみようと考えたとのこと。
「ほら、ユズリハくんの分もあるよ。味見してみて!」
ニシシと笑ってサンドイッチを渡してきた。お、タマゴサンドだ。
「ではいただきます」
早速実食……食べる様子をナンジャモはニマニマしながら見つめてくる。
「どうかな?美味しい?」
「うん……ちゃんとしたサンドイッチだ」
「感想が雑っ⁉」
すまん、うまく言えれなかったがすんごく美味しい。ナンジャモらアカデミーの頃から料理が上手だったから、こういった料理動画も伸びるかもしれないな。
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「ほんとすんごい美味しいぞ」
料理の感想が雑だけど……ユズリハくんが喜んでくれてとても嬉しい。内心ガッツポーズしてる自分がいる。
「ポケモン達の分もあるからみんなで食べて」
ハラバリー達を出して作ったサンドイッチをあげる。
「ありがとな!よし、みんな出てこい!」
ユズリハくんは手持ちのポケモンを一斉に出す。そういえばユズリハくんの手持ちのポケモン達を見るのは久しぶりかな。
出てきたのはリザードンとラグラージとゴーリキーと……
「タスッ」
「……………ウニュッ」
ノクタスとバチンウニだ。このユズリハくんのポケモンは初めて会う、ジムチャレンジを巡る旅で出会ったのだろう。
「このバチンウニ、かなり年季が入ってるね」
ユズリハくんのバチンウニはリザードン達と比べてかなり高齢のようだ。
「元は父さんの手持ちでさ、父さんはバトルが苦手でさずっとバトルに出さなかったんだ。それで『宝探し』で一緒に連れてってくれって譲り受けたんだ」
テーブルへものすごくゆっくり進むバチンウニをゴーリキーが優しく抱えて運ぶ。
「ああ見えてメンバーの中で一番好戦的なんだぜ?」
「ほ、ホントかなぁ……」
好戦的なバチンウニ……うぅむ、見た目からして想像できないなぁ。
ノクタスはサンドイッチを食べるより先にスタスタとテーブルに向かい置いてある水筒からカップにお茶を注ぎボクに渡す。
「タスタスッ」
「あ、ありがと……あれ?サマヨールは?」
「ここにいるぞ。ほら、驚かそうとしてないで出てこーい」
ユズリハくんが呼ぶとボクの足元の影が伸び、影からサマヨールがゆっくり出てきた。
「マヨマ…!」
「久しぶり!サンドイッチがあるから食べてね!」
サマヨール達はサンドイッチを食べると……皆大喜び。ユズリハくんのポケモン達も気に入ってくれてほっとしたぁ。
「すごいよなぁ……俺が作るとオープンサンドになっちまうんだよなぁ」
ん?
「……ユズリハくん、サンドイッチ作りはどうしてるの?」
「ちょっと高いところから具材をバサーって置いてさ、バンズを高いところからバスーって置いて、ピックをトスーッて」
「サンドイッチ作りが雑すぎるよ!?」
なんでちょっと高いところから具材とバンズをのせるんだい!?それじゃうまく挟めてないじゃないか‼
サマヨール達もサンドイッチを食べながらその通りだと頷いている……そりゃちゃんとしたサンドイッチで大喜びなはずだ。
「ち、違うのか?」
「当然だ!いい?今日からボクのサンドイッチ作りの動画をちゃんと見てサンドイッチを作ること‼」
「は、はい……いだだっ⁉サマヨール、小突くなよ⁉」
サマヨールが小突くのも当然。これからユズリハくんにはサンドイッチを上手に作ってもらわないと。そのためにはじゃんじゃん料理動画を上げていかなくては。
「いたいた!おーい、ユズリハー!」
ふと遠くから聞き覚えのある女性の声が聞こえてきた。振り向くとペンドラーにライドした紫色の髪でスーツ姿の女性がこちらに向かってきている。
あれってもしかして………
「アマモちゃん……⁉」
「まったく、何処に行ったのやらと探したわよ……って、ナンジャモちゃん久しぶりね!」
ペンドラーをボールに戻した長い髪に黒いスーツに黒いズボンとクールな見た目なアマモちゃんに思わず目が丸くなる。
「ああこれ?卒業したあとポケモンリーグの運営委員に就職してね……ただのお茶汲みになろうと思ったら四天王にスカウトされちゃってさー……」
アマモちゃんが四天王に!?いつの間にそんな立場になっていたなんて……
「それでアマモ、なんか俺に用じゃないのか?」
「あ、そうだった。トップが新設されたナッペ山のジムの視察に行ってくれってさ」
「確か新しいジムリーダーが就任する予定だったよな。その準備の手伝いかな」
ユズリハくんはリザードン達をモンスターボールへと戻す。サマヨールはユズリハくんの影へと潜り込んだ。
「悪い、ちょっと仕事いってくる」
「大丈夫、つきあってくれてありがとね!ナッペ山は寒いから風邪ひくなよ♪」
ユズリハくんはニッと笑い、離れて行った。空飛ぶタクシーに乗りにハッコウシティへ……ユズリハくんが見えなくなるまでボクは手をふった。
「…………」
「ナンジャモちゃんさ、前より可愛くなったわね~」
「ぶっ⁉」
アマモちゃんがニヤニヤしながら小突いてきて思わず吹いてしまった。
「い、いきなり茶化さないでよ!?」
「いやいやぁ、私もさ動画見てるよ。最初の時と比べてあざとカワイイって感じ?」
うぐっ、アマモちゃんも最初の頃から見ていたのか……確かに最初は格好もあってか上手くできていなかった。
「ま、まあね?見てくれてる皆の者の為に頑張ってるからかなっ!」
それもあるけど……何よりもユズリハくんがボクを見てくれて、応援してくれているから。勇気がわいてきて一歩前へと進めることができる。
「……えへへっ」
「は~にやけちゃってこのこのぅ!」
ユズリハくんがボクを見てくれるから、ボクはなんだってできる。
わがままを言うとしたら……そばで見てほしいかな
そう考えたら少し胸がキュンとした
登場ポケモン紹介
ノクタス
パルデアチャンピオン時のユズリハの手持ちメンバーの一匹。
サボネア時にロースト砂漠で出会う。
ニードルガードと不意打ち、特殊と物理を使うトリッキーなポケモン。人と接することが大好きでバトルより人と遊ぶのが好き。
今現在は両親の喫茶店で接客の手伝いをしている
バチンウニ
パルデアチャンピオン時のユズリハの手持ちメンバーの一匹。おじいちゃん。
両親の喫茶店のマスコットキャラでユズリハの父が若い頃に出会いつかまえたポケモン。
好戦的な性格だが父はバトルが苦手で、なかなかバトルに出ることはなかった。
ユズリハが『宝探し』に出ると聞いて今までバトルに出さなかった分、存分に楽しませてほしいということでユズリハに譲り渡す。
エレキメイカーでエレキフィールドを出してからのライジングボルトの威力がおかしい
今現在は引退して喫茶店のマスコットキャラに戻っている