第九回 ウマ娘短編合作 ウマ娘のクリスマス   作:雅媛

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今回はサンタさんにご共演いただきました。


なおその後ゴールデンゲートブリッジに激突し、大爆発した(作:サイリウム)

 

 

「わぁ、きれいだねぇ。」

 

 

ほっと零れ落ちるような彼女の言葉が耳に届く。手をつなぐような距離、隣にいるせいか。いつもは聞こえないような言葉が聞けて少しだけうれしい気分になる。水色のニット帽の下にのぞかせる彼女の頬は赤く染まっていて、外の雪景色を綺麗に彩っている。

 

あまり見つめすぎると機嫌を損ねてしまうかもしれない、彼女のことだからバレてはいるのだろう。注意される前に自身も彼女の視線と同じ方向へと目を向ける。

 

 

場所は、ちょっとした山奥。ロープウェイで頂上まで登れる場所だ。クリスマスの時期と言うことで非常に寒く、地面もどこを歩けばいいのかわからないほどに雪が積もっている。もう少し積るか、降っていればロープウェイは運航休止。彼女と来たおかげか、運よくここまで来ることができた。

 

この場所から見えるのは一面の銀世界。ただ白いだけと言えばそれまでなのだが、いつも過ごしている町の雪化粧を楽しむのもたまにはいいだろう。真っ白な世界にぽつぽつと人の動き、凍えるような冷たい世界の中でいきる人々の生活、動き、熱が感じられる。

 

 

「……この雪、全部かき氷にしたらどうなるんだろ。」

 

 

景色に対して思いを馳せていた、と思っていたのだがどうやら隣にいる彼女は違ったみたい。何味のシロップかける? と笑いながら問いかける彼女の耳は嬉しそうにピコピコと動いていた。雪自体そこまで綺麗なものではないのでかき氷にするのは正直ごめん被りたいのだが、すでに彼女の頭の中では決定事項となっている様子。ブルーハワイかな? メロンかな? と楽しそうに考えているあたり止める気にもなれない。

 

まぁでも、こたつでアイスという冬の楽しみ方もある。それを考えればあながち彼女の考えも間違っていないのかな?

 

 

「にしてもさみぃねぇ。 完全防備してても震えちゃうもん。」

 

 

現役の時とか水着で走っても平気だったのに! と言いながら走るジェスチャーをする。過去の記憶にある画面の中の彼女は、年末の大一番である大雪の中で行われた有馬記念。そのパドックで鼻水を出しながら震えていたような気がするが言わないでおくことにする。まぁ確かにウマ娘の体温は人間よりもかなり高い、こと彼女に限って年齢による衰えなどないような気もするのだが……。やはり引退して普段あまり動かないようになるとその発熱能力も下がるのだろうか。

 

 

「あ! そういえばあそこの自販機! お汁粉置いてたよね!」

 

 

買いに行こ! と言われ無理やり腕を引かれる。

 

引退したとはいえウマ娘、何とかその勢いに負けてこけるということはなかったが非常に強い力で引っ張られる。うん、やっぱり彼女に逆らうのはやめておいた方がよさそうだ。足早に進む彼女に合わせるように、ピッチを上げ大股で彼女を追いかける。こんな山の頂上にある自販機だ、お値段もそれ相応になるだろう。二人分のお汁粉を買うために財布を取り出しているといつの間にか到着していた。

 

生涯年収で考えると人生を後何周かしなければ追いつけないほどの差があるのだが、やっぱりこういうところの支払いは自身が担当する。紙幣を入れ、ボタンを押す。まぁ思い人にいいところを見せたいという気もないわけではないが、そもそも彼女は財布を持ち歩かないからなぁ。

 

そんなことを考えながら、取口から取り出した日本のお汁粉。その片方を彼女へと差し出す。

 

 

「? ……二個ともあなたちゃんのじゃないの?」

 

 

え?

 

 

「むぅ! 全部あなたちゃんの!」

 

 

気が付けば、お汁粉のスチール缶は振り上げられていて。

 

 

自身の脳天をカチ割る様に、振り下ろされていた。

 

 

 

 

YOU DIED

 

 

 

 

〇あなたちゃんのワンポイントアドバイス!〇

 

あなたちゃんは強欲なのでとりあえず甘いものは全部献上しないと機嫌が悪くなるよ! 今度は自販機ごと献上するか、戦車砲の直撃でも耐えられるヘルメットをかぶって行こう! まぁあなたちゃんだったらそれすらカチ割るけどね☆

 

 

 

 

 

 

 

 

目が、覚める。気が付けば何故か寝かされていて、全く知らない天井、どこかの病室に寝かされていた。体を動かそうにも非常にだるく、動かせそうにもない。

 

 

「……聞こえていますか?」

 

 

その声で、ようやく他の人物を把握する。

 

 

「聞こえてますね?」

 

 

頭を丸め老齢、緑のシャツに白衣を来た眼鏡の男。その姿から自身が寝かされている病院の医師なのだろう。先ほどから自身に向かって話しかけていたようだ。重い首を動かしながら、何とかその人物の方に首を向ける。

 

 

「声がうまく出せませんか? 首は、動かせますか? 聞こえていたら、頷いてください。」

 

 

彼が言うままに、首を上下させる。大きく動かしたつもりだったが思っていたよりも自身の体は重体だったようだ。ほんの少ししか動かせなかった。ここに来るまでの記憶が一切思い出せないが、非常に重いケガか病気にかかってしまったのだろう。

 

 

「大丈夫そうですね。では、ゆっくりと。あなたの名前と、生年月日を言ってみてください。」

 

 

彼の言う通り、自身の名前と生年月日を口にする。

 

 

「どうも、それで……」

 

 

「あぁ、落ち着いて聞いてください。焦ることはありません。」

 

 

「あなたにお話しがあります、いいですか?」

 

 

「どうか。落ち着いて聞いてください。」

 

 

 

 

「あなたは……、あなたちゃんです!」

 

 

 

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

「……え、何今の。こわ。」

 

 

クリスマス前日、同室の子や寮のみんなとクリスマスパーティーの準備を進めていたサクラチヨノオーちゃんは急に部室に呼び出され、先ほどの謎の映像を見せられていました。自身の姉(血統上父が同じ)が何故か甘ったるい恋愛系ドラマに出演していたと思ったら急に共演者をお汁粉缶で殴り飛ばし、共演者があなたちゃんに成っていたという意味不明な映像。こうなるのも仕方ないことかと。

 

 

「あれ? チヨ助しらんの? これ師匠が先月出てた深夜ドラマの奴だぞ。登場人物みんな死ぬ大人気サスペンスドラマだったのに……、遅れてるぅ!」

 

「わざわざこんなの見ないよゴルシちゃん……、それに多分だけど姉さんが犯人役でしょ?」

 

「まぁ役って言うか本人役で出てたけどな。にしてもそっか……、これ視聴率30%超えてたらしいんだけどなぁ? 結構スプラッタなシーン多かったし、層が違ったのかもしれぬな。ゴルシちゃん心のノートにメモメモ。」

 

「……この国大丈夫か?」

 

 

ちなみにゴルシちゃんのイタズラの師匠であるあなたちゃんが出演したこのドラマ、本来なら夕方のゴールデンタイムで放送される予定でしたが、あなたちゃん渾身の切断マジック(物理)で血と臓物をまき散らしてしまった結果深夜枠に移動してしまったという小噺があったり、なかったり……。あ、あなたちゃんはプラナリアよりも再生能力が高いので大丈夫ですよ!

 

 

「で? わざわざこんな時期に呼び出されたわけだけど何か知ってる?」

 

「聞いてねー、多分師匠来たら説明があるんじゃね?」

 

 

と、そんなことを話していると外から足音が聞こえてきます。どたどたどた、っと重いものを運びながら大股で歩くような音と、何かを引きずるような音。そして何故か鈴のような音も。

 

段々を足音が大きくなっていき、ちょうど部室の前に着いたぐらいでその音が止まります。そして次に聞こえてきたのはドアを全力で叩く音。度重なる破壊と改修によって強化された鋼鉄製3トンのドアが鈍い音を醸し出します。

 

 

「……はぁ、コレ開けるの一苦労なんですけど。」

 

 

ゴルシちゃんに頼んでも多分ドアの横の壁を破壊して招き入れるだろうし、放置すれば部室事吹き飛ぶ。今いる場所が外気に晒されることと、3トンのドアを開ける苦労。かなり天秤が左右した後若干やさぐれたチヨちゃんがドアを開けに行きます。ウマ娘の身体をもってしても開けるのが困難な扉ではありますが、彼女はあの怪物マルゼンスキーの娘にしてその薫陶を受けた才女。凱旋門賞をレコードブレイクした帰りに本物の凱旋門も破壊して帰ったあなたという姉に振り回された結果、3トンぐらい『ちょっと重い』程度でしかありません。

 

 

「はいはい、姉さん今日は一体何をやらかすん……」

 

 

電源の入っていない自動ドアを無理やり開けるような力加減でクソ重ドアを開けたその先には……。

 

 

「メリーあなたちゃんマスッ!」

 

「ほっほっほ、メリークリスマスじゃよサクラチヨノオーちゃん。」

 

 

何故かトナカイの着ぐるみを着たあなたちゃんと、赤い帽子に黒い長靴。特徴的な真っ白おひげ、非常に恰幅のよい、上半身が裸であること以外はどこからどう見てもサンタさんだな、という方がいらっしゃいました。しかも如何にも今からプレゼントを配りに行きますという感じのソリに乗って。……上半身は裸ですけど。

 

 

「……。」

 

「? あれ? チヨ固まっちゃった。」

 

「ほっほっほ、もしかして前振りとかちゃんとした方がよかったかの?」

 

 

ちなみにですが、トレセン学園に入るには事前に申請を出した後、理事長が発行している許可証を首からかけて置く必要があります。まぁいくらウマ娘といってもここにいる皆さんはうら若き乙女。変な人や変な記者が入らないように色々手を打っているわけですね。

 

まぁもちろんこのサンタさん、そんなもの身に着けてません。

 

だってサンタさんのソリは空を飛ぶんですから、今日も空中からふらりとトレセン学園にやって来たんですもの。

 

……うん、つまりそう言うことでして。

 

 

 

 

「ふ、ふしんしゃだぁぁぁあああああ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高鳴るサイレンの音、走り回る警察の皆さん。クリスマス残業で口から魂が出ているたづなさんに、わざわざ外におこたを出して暖を取っている理事長。ずっとごめんなさいし続けるチヨちゃんに、笑いながら大丈夫じゃよというサンタさん。あとは色々な余罪を加味して留置所の方に連れていかれるあなたちゃん。

 

 

「ほんとすみません! わたしったら事情も聞かずすぐ通報しちゃって……。」

 

「ほっほっほ、いいんじゃよ。実際傍から見たら不審者じゃったし。」

 

「14時25分! 国際指名手配犯あなたちゃんを確保しました!」

 

「あなたちゃんは神様だから人間の法ではさばけないんだぞ! 喰らえ! あなたちゃん波動砲!」

 

 

すぐに拘束を破壊し、後ろで機動部隊や遅れて現着した自衛隊の皆さまと一緒に遊びだしたあなたちゃんをよそにサンタさんから事情を聞き出そうとするチヨちゃん。サンタさんが『あれ止めなくてもいいの?』という顔をしていますがこの世界のトレセン学園ではこれが日常茶飯事です。クリスマスということであなたちゃんも内閣総辞職ビームを放っていないのですから非常にかわいいものと言えるでしょう。

 

 

「実際どうして日本に? もうそろそろ夜が来ますしサンタさんでしたら世界中の子供たちにプレゼントを配るのに忙しいんじゃ……。」

 

「そうなんじゃよ、今すぐにも出発したいところなんじゃが……。」

 

 

サンタさんの話によると、なんでもプレゼントを配ろうと空に飛び立った時。偶然地上で第三宇宙速度に達したらどうなるのだろうかと実験していたあなたちゃんと衝突。ソリを引いていたトナカイさんが無事殉職なされ、にっちもさっちもいかないことになったそうな。

 

トナカイさんは残機制だったので事なきを得たそうですが、事故のショックで脳みそがあなたちゃんに汚染されてしまってお仕事ができない状態に。それで仕方なく事件の原因になったあなたちゃんがここまでソリを引いて来たそうなのですが……。

 

 

「行く場所で目に付いたというか全部の門やゲートを軒並み破壊していっての……、空からプレゼントを配るんじゃなくて厄災を配ってしまったのじゃ。」

 

「ウチの姉が本当にすみません。」

 

 

そこはあなたちゃんクオリティ、ゲートの存在を許さないあなたちゃんは名前に『ゲート』や『門』とつく建造物や物体、また人物を無差別に破壊する、もしくはあなたちゃんにするという特性を持ったバケモンです。モンスターボールを投げても捕まえられないこの珍獣の制御はさすがのサンタさんでも不可能。あなたちゃんの抑えになりそうな人物を探すために予定を切り上げて日本へとやって来たのでした。

 

 

「あぁ、通りでまた雷門が木っ端みじんになってたんですね。」

 

「それと儂の上着の権じゃが『サンタさんが欲しい』という子がおっての、さすがにあげれんから代わりに上着と儂のぬいぐるみを置いて来たのじゃ。今時珍しいあったかいミルクとクッキーを置いてくれていたからの! サービスじゃ!」

 

 

さすがのサンタさん、とんでもない人格者です。それに比べてあなたちゃんは『みねうち』でHPを1にした機動隊員や自衛隊の皆さんの亡骸を積み上げた山の上で高笑いしています。たぶんここに人徳ランキングの頂点と最下位が集まってますね……。あ、たづなさんに仕留められた。

 

 

「あなたさぁ~ん? 私言いましたよねぇ? クリスマスにようやく休みが取れたから何も問題を起こすなってぇ?」

 

「ふぁ、ふぁい。」

 

「あなたが何かしでかしたら止められるの私ぐらいですから結果的に残業になるんですよぉ? わかりますかぁ?」

 

「ご、ごめんなしゃい。」

 

「謝るぐらいなら最初からしないでくれますかぁ? ねぇ? あなたがそんなことするから毎回毎回スキップされるのに各シナリオの説明をするために駆り出されるんですよ私は! 大半の人聞かないだろうけどたまに確認する人がいるから私わざわざ説明しに行ってるんですよ? わかりますかこの気持ちが!?」

 

「それあなたちゃん関係な」

 

「あぁん!?」

 

「ひぇ……、ちよぉ、たすけてぇ。」

 

 

 

「……まぁウチのバカ姉は放っておいてストッパーに成れる人ですよね! もしくは姉さん並みに早い人!」

 

 

姉の助けを無視しながら考えに耽るチヨノオー、後ろでたづなさんに折檻されているあなたちゃんですがこれでもクソつよウマ娘の一人。凱旋門に非常に強い特攻を持っていたとしてもGⅠを複数制覇したウマ娘のスピードに匹敵するとなると……、やはり同様にGⅠ制覇経験があり、同時にスタミナがある程度あるウマ娘が望ましいでしょう。

 

ちなみにストッパーになれそうな人ですが、今現在残業でキレているたづな氏。クリスマスパーティーの用意で非常に忙しいお母様マルゼンスキー先輩。自身の愛トレーナーさんとお家に籠る予定の現役引退済みシンザン先輩。この世界におけるあなたちゃんのお母さんなどがいますがどなたもサンタさんのヘルプに入れそうにありません。

 

 

「サンタさん、そのソリって何人引きんですか?」

 

「去年までは6頭のトナカイに手伝ってもらっておったの。」

 

「と、なると……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……それでアタシたちが集められた、ってことか?」

 

 

ぼろ雑巾みたいにヤムチャしているあなたちゃんを放っておいて集められた5人。その場にいてなおかつGⅠ勝利経験のあるサクラチヨノオーとゴールドシップ、トゥインクルシリーズにてあなたちゃんと鎬を削ったミホシンザンにシリウスシンボリ。あとクリスマスイヴで雪が降ってきているのに外を走り回っていた全く関係のないサイレンススズカです。

 

 

「う、うそでしょ……。」

 

「というわけで皆さんには申し訳ないですけどお手伝いの方お願いしますね! あ、ちゃんとそこに転がってる姉のお財布から打ち上げ用の資金引いときましたので! 終わったらご飯行きましょう!」

 

「ふぇ! あなたちゃん聞いてない!」

 

「あはは、まぁこいつの尻拭いとかずっとやってるしね。任された。」

 

「はぁ~、いったいいつになったらお前さんはおとなしくなるんでしょうねぇ? まぁいい。アタシも手伝うさ、サンタさんに恩がない奴なんかいねぇだろうしな!」

 

「……あれ? ゴルシちゃんも行く感じ? おい、サンタさん! プレゼント弾んでくれるよな!」

 

「ほっほっほ! 例年の二倍でどうじゃ、金ぴかの黄金船1/24スケールじゃぞ。」

 

 

あら、思ったより皆さん乗り気ですね。まぁ実際サンタさんのソリを引くお手伝いなんか生きているうちに一度あるかないかのすごい体験です。どうやらサンタさんも奮発してくれるみたいですし、仕事終わりはあなたちゃんのお金で豪遊してもよさそうです。こりゃやる気も上がるってもんでしょう。

 

 

「あ、あの。私帰っても……」

 

「……いいんですかスズカさん? 今ならソリの先頭。空いてますよ? いつもとは違う大空で世界中走り回るんです、とっても魅力的じゃありませんか?」

 

 

「やります。」

 

 

 

「決まったようじゃの、では! 出発じゃ!」

 

 

 

トナカイの衣装を来たあなたちゃんとスズカさんを先頭に出発するソリ。後ろに続く四人はトナカイの衣装がなかったので倉庫にあったサンタさんの衣装を着ての参加。いつもは空から爆弾をプレゼントするあなたちゃんですが、今日はクリスマス。爆弾の代わりに夢と希望が詰まったプレゼントを配りに行くのです。

 

 

では皆さま、よいクリスマスを!

 

 

 

 




これでお前もあなたちゃんと縁ができたな! 今日からお前もあなたちゃんだ!
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