めちゃくちゃ嬉しいです、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!ハーメルンの中でヘブバン伸びろ伸びろ…()
そして赤バーがもう一段階のびてまたまたですが滅茶苦茶うれしいです!
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しくじった、今はその気持ちが一番大きい。まさか死んだ筈のキャンサーが再び動き始めるなんて知らなかった…キャンサーに対する知識をちゃんと持っておくべきだったと後悔する
(くっ…そ…!!)
一護は抱き合って喜んでいた月歌達の後ろで再び動きだしたデススラッグにいち早く気付き、天鎖斬月を持って走り出す。その身体は先の戦いで傷が付き、完全に気を抜いていたせいで走り出しは遅かった
「月歌っ…!!」
動き出していたデススラッグに月歌達も気付き始めたが確実に回避には間に合わなかった
「月牙…!!」
一護は霊圧を天鎖斬月に流し込み月牙天衝を放とうとするが、その射線上には月歌達がいた事に気付き攻撃を辞める。当たってしまえば生命の保証が出来ないのだ
「うおおおおあぁぁっ!!!」
1秒でも時間を伸ばそうと声を出し刀を大きく振り被る。そしてそのまま投げ飛ばした。デススラッグ目掛けて飛ばした天鎖斬月は
「なっ…」
_____本体には当たらず、デフレクタに弾かれ近くに刺さった。
成す術が無い、その気持ちが心の隅に現れた瞬間
「「はあああぁぁっ!!!」」
天を穿つ様な一撃がデススラッグに叩き込まれた。その一撃でデススラッグのデフレクタは全損し本体が晒される
「今だ!!」
「ああ!」
デフレクタが全損し怯んだデススラッグ、その下に立ち大剣を構えた女性が大きく声を出し、そのまま金の髪を靡かせた1人の女性が踊る様に宙に舞いデススラッグの身体を斬り裂く。
デススラッグは斬られながらも抵抗をしようとするが盾での防御がそれを防いだ、盾を投げ飛ばした張本人はロリータファッションと言うべきなのかは分からないが、他のセラフ部隊より目立つ衣装をしていた
「有難う菅原」
「これくらいの事、造作もありませんわ」
お互い短い一言を発して、再びデススラッグを斬り裂く。そしてデススラッグはとうとう抵抗する事も無く斬り裂かれ___消滅した
その場所には、少し大きな白い塊が立ち上り___さっきまでの戦いが嘘の様な静寂が訪れた
「「…!?」」
(一瞬だった…ユイナ先輩達、すげぇ…!)
余りにも一瞬すぎる戦いに月歌はもちろん、一護さえ困惑を隠しきれなかった。そして一護達は直ぐ___その正体に気付かされる
「白河、ユイナ…!?」
入隊試験と称した戦いの時に一護と打つかった30Gの隊長、31よりも1世代古い部隊の生き残りと言う事もあり卍解した一護を押すと言う強さを誇っていた
だがその実力はキャンサーとの戦いでも遺憾無く発揮されていた___否、キャンサーとの戦いでその真髄を発揮している様に見えた
「あんた達、大丈夫かい?」
「うおっ…!?」
「うおってなんだい、うおって…」
気付けば月歌達の後ろに3人が立っており、その1人の長身の女性__蔵里見が話し掛けていた。それに気づかなかった月歌が驚いた声を上げ、それに対して蔵が苦言を口に出す
「ユイナ先輩…!」
「久しぶりだな」
二人は面識がある様で詳しい状況などを交換していた
「結構ギリギリでしたね…」
「よくデススラッグを此処で足止めしてくれた、ギリギリの所で助ける事が出来た。お疲れ様」
ユイナの淡々として、それで心からの労いを受けた31A…だがそれぞれ個々に思う事があり、その隅の塊は暫く取り除く事は出来なかった
「…あんた達、あんなヤツと戦ってたっての!?」
「マジでゲスか…!?」
少し時間が経ち、その間に30Gは残りのキャンサーの掃討へと向かって行った。そしてそれと同じタイミングで少し離れた場所に現れた31Cのメンバーが月歌達に近寄り言葉を発する
(アイツら…確か31Cのメンバーだった様な…Aと同じで此処の防衛に当たってたのか?)
だが次の瞬間、少しばかり耳を疑う様な事を一護は聞いた
「まぁでも、あんたらがあのデカブツと戦ってる間に討伐数は稼がせて貰ったわ___黒崎一護って言う男も大した事無いみたいね」
討伐数…?稼いだ?何を言っているんだこの隊長は…、それにドームの守備に当たってるとは言え顔は余裕そうだった。それ程強くないキャンサーと当たっているのか___討伐数稼ぎの余裕からか…
「黒崎さん、実は…」
無意識に歩み寄っていた一護に、タマが言葉を発して止める。そして何故この様な事になったのか…その経緯を一護は聞いた。
「…なんだよそれ」
少し前からCとのちょっとしたいざこざ的な事があった事
出撃前に再びAを掛けた戦いを挑まれていた事
月歌達はそれを放棄しドームの住民を最優先した事
そしてデススラッグを見た際に31Cの隊長は逃げてしまっていた事…
黒崎一護自身は関係なくとも聞けば聞くほど腹の立つ事ばかりがタマの口から放たれていた、逃げていた癖に良くもまぁそんなにぬけぬけと______
「取り敢えずドームの方に向かおう、まだキャンサーの生き残りが居るかもしれない」
危うく再び歩み寄ろうとした一護だったが、真剣な声で発せられた月歌の一言で止まった。
(月歌…)
その顔は普段の月歌からは感じ取れないくらいの真剣さを感じた、勝負に負けていたとしても守れたならそれで全て良いと言うかの様に…
それには一護も大人しく引き下がる、そして31Aは山脇を半ば無視する形でその場から歩いて行った。少しの時間そこに取り残された山脇は隣に立つ豊後には気づかれない声量で呟いた
「討伐数は、私達の方が上なんだから…」
「ほら、さっさと負けを認めなさいよ。電子軍事手帳にもこうやって正確に数が記載されているのよ!」
月歌達に勝った事を証明する数値を見せつけて山脇は胸を張る。デススラッグとの戦いからの疲れと色々な思う所、そして31Cの勝負に負けてしまった月歌達はそれなりに追い詰められていた
「こんなに頑張ったのに…」
タマが我慢出来ずに口から悔しげな言葉を漏らす、31Aの人間では無い一護も無性に悔しくなってしまう。
「きゃああああっ…!」
次の瞬間だった、月歌達の近くに居た子供がキャンサーに襲われそうになっていた
「っ…!?」
「え…?」
刹那の瞬間月歌がデフレクタを使い、キャンサーと子供の間に入りキャンサーの攻撃を防ぎ、攻撃を叩き込んで一撃でデフレクタを破損させた。その一瞬の事に山脇は反応出来ずに居た
「月歌っ…!」
無理矢理動いたせいなのか月歌が体勢を崩す、それにユキが駆け寄ろうとするがデフレクタを破損させられたキャンサーが肌に感じるくらいの殺意と共に鋭い脚を振り下ろした
「くっ…!!」
反撃をしようとする月歌だが体勢を崩すせいで間に合わなかった。
「月歌ッ!!」
「……っ!!」
目を瞑って月歌が攻撃を防ごうとする、だがキャンサーの攻撃は何時まで経っても月歌を襲わなかった。何も来ないと疑問を抱いた月歌が目を開ける
「よぉ…無事か茅森」
「一護…!」
月歌とキャンサーの間に一護が割って入り、攻撃を”片手で持った”斬月で受け止めていたのだ。卍解は解いてあるのか刀は分厚い大剣に戻っていた
「デフレクタが割れれば俺でも倒せる……」
そのままキャンサーを押し返して後ろに倒した。次の一撃を叩き込もうとする一護の周りを青色の霊子が渦巻く
「月牙……天衝ォッ!!」
片手で振るわれた斬月の月牙天衝は、それでもキャンサー一体に振るう一撃にしてはあまりにもオーバースペックすぎるものだった。
「立てるか月歌…」
「あんがと…君も大丈夫?早く親の元に帰りな」
「ごめんなさい…!!___ありがとう!」
キャンサーの完璧な消滅の後、一護は月歌の手を取り立ち上がらせた。立ち上がった月歌は子供に心配の声を投げ掛けた
直ぐに感謝の言葉を述べて親の元に走ったのを見送った月歌と一護、その後ろには31Aのメンバーが立っていた。
「子供か…?__外壁の破れた所から外に出てきたのか?」
「さぁ?」
ユキが月歌の横に立ちながら子供を見ていた
「そんな…全然気付け無かった、茅森…黒崎一護…貴方達が助けてくれなかったら、今の子が犠牲に…」
震えた声を出しながら山脇が月歌の近くに寄って来る。既に31Cは全員集まっており、それぞれの表情は余り良くない物に見えた
「月歌はさ、こんな奴なんだよ…」
「は…?」
困惑した山脇に対して、ユキは口を開いた
「頭は良くない、性格も可笑しくて、何考えて生きてんのかも良く分かんない奴なんだ」
「ねぇユッキー…、それ褒めてる?」
隣でか細い声を出す当の本人を無視して、ユキが言葉を続けた
月歌は目の前の欲…Aを掛けた戦いより、自分達の使命やその時に1番大事な事を成し遂げる奴だと…、目の前の欲を優先して1番大事な事を忘れている山脇とは違う奴と言う事を…
「私が…目の前の欲に溺れていた……」
「それは、否定出来ませんね」
山脇の隣に立つ佐月マリが認めてしまっていた
「何認めてんのよ!?」
相変わらず意気投合の欠片も無いチームだなと思ってしまう。
「そんな理由だけでAが欲しいんならくれてやるぜ、なぁ月歌?」
腕を組んで胸を張ったユキが月歌に問い掛ける。
「それはやだ」
「みろ………え、やなの?」
思わぬ返答が月歌の口から吹き零れユキが困惑する。一護も天地がひっくり返る様な衝撃に身を襲われた。
さっきまでの格好良さは一体何処に消えたんだよコノヤロウ
「だってAが一番優秀なんだろ?ならAが良い」
「ふふふっ…!あはははは!___そっちの隊長さんも欲に溺れてる様ね!」
思いがけぬ返答に山脇が吹いて、涙を浮かばせながら言葉を連ねた。
「なんでそんなヤツが隊長やってんだよおおおおお!!!」
ユキが頭を抱えながら叫んだ、ほかのメンバーを頭を抱えそれぞれの言葉を月歌に叩き込んでいた。
「ありがとー!!」
ふと、ドーム側から声が聞こえ月歌達全員がその方面を向く
「流石はセラフ部隊だぁ!!」
見ればドーム中の人が隊員が仕切る場所のギリギリまで詰め寄って月歌達に拍手喝采を送っていた
「流石、人類の希望だぜ!!」
凄まじい感謝や希望と言う言葉の反面、それは本当に世界はセラフ部隊に託されていると言うプレッシャーにもなった。
だがそれをプレッシャーだと思う人間はセラフ部隊には居ない。それぞれが再び意気込み…生きている人間を守ろうと言う再び確固たる決意へと結びついた
「手、振ってやれよ」
「え…?」
「優秀なAの部隊長さんなんだろ?、手くらい振ってもバチは当たらねぇさ」
一護が大剣を背中に担ぎながら月歌に口を開いた、最初は少し困惑していた月歌だったが一護の言葉に押されて笑顔で___ガッツポーズを掲げる。すると更にドームからの歓声が凄まじい勢いを挙げた。
「ほら!皆もやろうよ!!凄いよ!!」
月歌のその一言に、めぐみを先頭として手を振ったりする。
「…」
「一護もほら!!」
「え?いや俺は…」
腕を組んでいた一護を、月歌が無理矢理にでも腕を上げさせる
「余所者とかだからって気にしないっ!!ほーらーー!!!」
「うおっ…!?」
その後も暫くは、拍手喝采が鳴り止まなかった
とりあえず次の話で一章編は完結ですね多分w
次はライナーのほうも進めないとw
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