ABコラボのストーリーも色々凄まじかったですね!!イベスト最初大喜利とかで笑ってたのにギャン泣きでしたよ最後とか特に!
〜司令官室〜
「今回のデススラッグとの戦い、そしてドーム住民を守ってくれたこと…感謝するわ。貴方達…良くやったわね」
あの後、住民達から喝采を受けその背中を押され、残るキャンサーの掃討へと狩り出た31Aと31C。途中少しサイズが大きなキャンサーとも戦いになったが特にそれと言って苦戦する事は無く、後は先輩部隊に引き継がれて基地へ帰って来た。
夜遅くになった為か司令官からは取り敢えず今日は休みなさいと言われ風呂に入る気力すら起きず各自ベッドに入り____そのまま泥の様に眠った
____その後布団が色々臭ってしまったのはまた別の話…
そうして一夜開けた今日、司令官室に呼び出された31A、31C及び黒崎一護は何時もより柔らかな表情で座っていた手塚司令官から感謝の言葉と労いを受けていた
「あの後直ぐに残りも討伐されたわ、本当に有難う」
(なんか総隊長のじーさんみてぇだな…)
その中で一護は内心そう考えつつも司令官からの言葉を受けていた
「黒崎一護も良くやってくれたわ、デフレクタが割れないと分かっていてもキャンサーに立ち向かうのは素晴らしい事よ」
「当たり前だろ、仲間守る為に立ち向かうのは何処も同じだ」
一護の返答に司令官は頷き、七海から渡された書類に目を通しながらある話題を上げた
「…そして、討伐数でのAを賭けた戦いは…数値は31Cが圧倒的に勝利、で良いのよね?」
「…っ」
31Aと31Cによるその代で最も優秀とされる”A”を賭けていた戦い、それは数字上では言わずとも31Cが勝っておりいくらレベル2のデススラッグを討伐したとは言えカウントは1だった
「私達あれだけ頑張ったのに…」
タマが制服の裾を掴みながら声を震わせる、関係無い一護でもその気持ちは分からなくも無かった。31Aの顔が全員曇っていく、悔しさ故か_____”
「…良くない」
「「…っ!?」」
だが山脇から返って来たのは余りにも予想外すぎる返答だった、それに31Aのメンバーそして31Cのメンバーも驚いていた
「それは何故?貴方達は勝利したのよ?」
司令官からの問いに山脇は目を伏せて言葉を返した
「今回、私達は負けたくない…それ一心で戦ってました… 」
「…」
「本来私達は…キャンサーを倒す為に戦ってるのに」
「ええ…貴方達はキャンサーを倒して世界を守る。その為に居るの」
「…」
一護には計り知れなかった。彼女達が背負っている物の重さが、年齢なんて差程変わらない筈の彼女達がセラフ部隊となり
仲間を
ドーム住民を
世界を
護る為に戦うと言う事、それがどれだけ重い事なのだろうか…
「負けたくない一心で戦ってると、守れる物も守れないの…この勝負、私達が未熟でした」
そう言う山脇の目は何かが浮かび上がっている様に見える、それは悔しさなのだろうか
(悔しさ以外にも何かを感じる…)
だが一護が、それだけでは無い事に何と無くだが気づいていた
「私達の負けです」
「おめでとう御座います、貴方達はこれからも31Aです♪」
それまで山脇の横で黙っていた佐月が笑顔のまま31Aに拍手をしていた
「やったー!」
「どれだけAが良かったんだよ…」
相変わらずの月歌っぷりにユキがツッコミを入れる。それに全員がクスッと笑う
____その後、順調に司令官に報告が終わった31Aと31C、黒崎一護は何時もより早くに司令官室を出る事が出来た
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「黒崎さん、少しばかりお時間良いですか?」
事が終わり死覇装から普段着に戻った一護、それと同時に佐月マリが話し掛けて来た
「ん?ああお前… 」
「ぶんちゃんの事で伝えたい事があるんです」
豊後とは関わりが余り無い一護だが、マリからの何時になく真剣な気迫を受け、着いていく
「あっ、一護!」
「なんだ、お前らもか」
連れてこられたのは31Cの部屋の前だった、其処には31Aのメンバーも全員集合していた。
(なんだなんだ…また部隊長から因縁でも掛けられんのか…?)
負けたと自ら言ったとはいえ悔しい筈だ、言葉の一つや二つ言いたくなる物だろう…
「出来れば私達の部屋に入ってください」
そう言いながら部屋の扉が開けられ一護以外は素直に入って行く
「あー、俺も?」
「はい」
女子の集団生活部屋に入るのは割と気が引けるのだが…マリが良いって言ってるから其処は大人しく入って行く
部屋に入ると最初に目に入ったのは、布団で安らかに眠っている豊後と、その手を握って静かに見つめている山脇の姿だった
(山脇から何時もの気迫が感じられねぇ…)
髪でその横顔を覗く事は出来無かったが身体が震えていた、まるで今にも泣くのを必死に堪えるかの様に…
「これから、ぶんちゃんの記憶が消えます」
「なっ…!?」
「えっ…!なんで!?」
突然の言葉に全員が驚きの声を上げた、その中でマリが冷静に…でも何処か弱々しく言葉を続けた
「これは周期的に訪れる物なんです」
其処から伝えられた事実は全て、余りにも現実から掛け離れていた物だった。幼い頃にキャンサーに襲われ、其処から記憶障害になってしまった事、そして其処からずっと…成長していく山脇を他所に豊後は1人繰り返して行く事
1週間に1度…セラフ部隊に入った後の記憶が全て…
どれだけ楽しい思い出も、辛い思い出も全て…消えて無くなって行く…
「そんな…」
「だからか…!」
ユキは思う節が有るらしく、それを後から仲間に入った一護に伝えた
「…嘘だろ」
それと同時に豊後の息がゆっくりとなり、顔もさっきよりさらに安らかになった様に見える
「…あ、今深い眠りに入りました」
そのマリの言葉と同時に、堰が切れた様に山脇から大粒の涙と嗚咽が零れ始めた
「ぶんちゃんは今でも、このごっこ遊びの中に居るんです」
2人が珍妙な衣装をしているのは山脇がずっと…ずっとループする豊後の記憶に着いていく為に…
「でもイヴァールちゃんは1人成長していく、そして早くこのごっこ遊びを終わらせて2人で成長して行きたい…幼馴染としての彼女の願いなんです」
Aを狙っていたのも、全ては豊後の為だった様だ…早く出世して上の研究者達に訴えてこのループから解き放って欲しいと言う山脇の想いだった
「そんな……それならAなんてワッキー達にあげて……!!」
「私達より!!」
「…っ!?」
話を聞いて、我慢ならないとAを譲る事を口にする月歌。だがそれを上回る声量でマリが口を開いた
「31Aには貴方達が相応しいんです…だからもし出世した時に、この事を訴えて欲しい…」
それはマリの心からの願いであり、月歌達の目標の一つとなる事だった。
「…マリー」
「それをなんで俺にも…?」
一護は不思議に思った、この事を伝えるなら31Aだけで十分だった筈だ。なのに何故わざわざ31Aでは無い一護も呼んだのか…
「それは、貴方は1人で数部隊の戦力を持ってる…そして今最も上の立場に近いのは黒崎一護さん、貴方なんです。利用するみたいで申し訳無さはあります…でも」
本気で申し訳無く思っているのか、目を伏せて言葉を連ねる佐月マリ。そんなマリに一護は怒る訳でも無く___只静かに頭に手を乗せた
「あー分かった分かった、茅森達も、俺もとっとと上の奴らに言えば良いんだろ?」
「…黒崎さん」
「一護…分かったマリー、私達頑張るよ!」
「皆さん…!___有難う御座いますっ…!!」
そうして深々と頭を下げるマリを見て一護は再び、何時まで居られるか分からないこの世界で兎に角頑張ろうと言う決意を抱いた。
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〜現世〜
「なんだコイツらッ…!?__”斬魄刀が効かねぇ”!?」
再び空座町で起こった時空の歪みにも感じ取れたズレを感知した尸魂界は六番隊を派遣した。
其処で朽木白哉、阿散井恋次が遭遇したのは斬魄刀が通用しない未知の生命体だった
「リヒト・レーゲン!!」
滅却師である石田雨竜も応戦しているが、傷一つ付けられている様には見えなかった
「…卍解”千本桜景厳”」
六番隊隊長朽木白哉は、自らの斬魄刀を下にして刀を落とす。すると地面に吸い込まれる様に刀が消えていき、地面から千本もの巨大な刀身が現れ、桜が舞い散る様にして敵を襲う
「何…」
だが先程と変わらず敵はダメージ一つすら受けてない様に此方に襲い掛かって来る。
「隊長の卍解でもダメだと…!?畜生ッ…!!」
「阿散井ッ!」
敵の攻撃を蛇尾丸で受け止めるが、後ろから現れた敵に背中が抉られかけ___
「エル・ディレクトォッ!!」
横から茶渡泰虎の右腕の完現術、ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテから放たれた拳が敵を貫く。敵は凄まじい衝撃に飲み込まれ___爆散して消えた
「なっ…!?」
その場の全員が驚きの声を上げる。
(まさか、完現術者なら倒せるというのか…?)
朽木白哉は冷静に考え、その結論に至ったのだった
自分いつも書く時はストーリーを横で流しつつ音楽を流して執筆してるんですけど、ぶんちゃんのあのシーンでブリーチのharukazeっていう曲が流れて、それが妙にマッチして泣きそうになってましたw
ほんとぶんちゃんにもワッキーにも幸せになってくれ、無理なら俺が書いてやるぞ…()
そしてこれにて1章完結となります!この時点で様々な人がお気に入りや評価をして下さって一時期はランキングにまで入って…ほんとありがとうございます!!
これからも期待に応えれるように頑張ります!!
なぜ完現術ならキャンサーを倒せるのか…?
作者ツイ、フォローくださいな
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