死神の幻想   作:エヌラス

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ヘブバン4周年ですよ皆さーん!!

私はスーツ蒼井さんに巡り会えそうにありませーん!!
後は頼みます(爆死)


117.最強

 

 

「五十鈴!」

「ああ!」

 

作戦区域の森の中、その一角で31Eはキャンサーと断続的な戦闘を行っていた。

 

長女の一千子が盾を使い、キャンサーを誘導し、五十鈴がソレを鎌で討伐していく。

 

その他の場所でも二以奈や三野里、四ツ葉、それに六宇亜がそれぞれキャンサーを討伐していた。

 

「一千子姉さん、かなり倒したんじゃないですか?」

 

「ええ、そうね。でもまだ油断は出来ないわ……皆、しんどくない?」

 

二以奈が長い髪をサラリと流して一千子の元へと歩み寄る。一千子は電子軍事手帳を片手に言葉を返していた。

 

(作戦もそれなりに進んでる。私達以外の部隊もキャンサーをかなりの数討伐してるみたいだし、このまま行けば今日中に)

 

今の所それといったピンチがある訳でもなかった、彼女達は6姉妹であり絆の深さはセラフ部隊の中でも随一である。お互いの癖や思考、動きや判断などを無意識のうちに理解し、それを目線や動きのみで伝え共有する連携力。

 

それに加え長女一千子の頭脳が合わさり、かなりのチームプレーを編み出していた。

 

だがその分、思考を一千子主体にしている為彼女の負担はまだまだ多い。

 

(一護さんとの特訓の時も、それをかなり利用された。だから今回の作戦までにその癖を何とか直したつもりだけど……)

 

だがそれでも、未だ一千子頼りになるところは何度かあった。別に苦な訳でもないが、妹たちの自立を願う姉目線からすれば少し心配でもあった。

 

「おい一千子、アレ……」

 

ふと、それを見上げた五十鈴が、信じられない物を見たような表情を浮かべ声を震わせる。

 

「やべーなありゃ……」

「うん、凄いよ……」

「一千子姉さん……」

 

 

「アレは……何?」

 

全員が無意識に一千子へと身を近づける、一千子もまた姉として妹たちを守るべく1歩前に出た。

 

その視線の先には、赤い光に黒い空が一面に広がっており、どう見ても天候由来のものではないと感じさせられる。

 

(あの場所……)

 

ふと、再び一千子が電子軍事手帳を見る。あの方向にいちばん近い部隊を追い、タップで表示させる。

 

「っ……」

 

「……一千子?」

 

そこに表示されたのは、31A、そしてあの二人だった。視界に入った瞬間に肩がぴくっと跳ね、ゾワっとした感覚が背筋をつたう。

 

(いや、大丈夫。一護さんは負けない……絶対に)

 

 

「いえ、大丈夫よ。私達は私達の任務をこなしましょう」

 

彼の顔を思い浮かべ、過ぎった予感を頭の中で振るう。そして妹達に笑みを浮かべてそう言った。

 

 

そして、その横顔を見る五十鈴の顔もまた、姉の異変を感じ取っていた。

 

 

 

 

――――――――

 

 

 

「――さん!一護さん!」

 

「……っ」

 

タマが目から涙を零しながら一護を揺する。最も彼女の身体では一護の体をガクンガクンとする迄はいかなかったが、程なくして黒崎一護が目覚めた。

 

「一護さん……!」

 

「……っ?」

 

 

 

「月城最中、もう秘策を使うしかないんじゃなくて?」

 

「……よくわかったな」

 

 

 

意識が覚醒した一護に、最初に耳に届いたのはその言葉だった。

 

(……秘策、だと?)

 

目は覚めたとはいえ身体を動かす迄には至らず、一護は目線だけで彼女達を追う。

 

その先では、月城最中に東城つかさが言葉を投げていた。

 

「資料室で過去のレポートを閲覧させてもらったわ。何度も絶体絶命のピンチから奇跡の生還を果たしたってこともね」

 

「……」

 

「今迄の戦いぶりでも十分に強い、だけど……セラフ部隊最強と言われる理由はさらにあるはず」

 

その言葉に、黙っていた月城が静かに頷いた。

 

「……闇雲な手数が必要、か」

 

 

「闇雲な……手数、だと?」

 

「あら、起きたの。よくその傷で喋れるわね」

 

「……うるせぇ、今迄どれだけの戦いやったと思ってんだ……っ」

 

月城のあの間、東城の言葉。そして己の過去の経験……必ずこういう時は嫌な予感がしたのが黒崎一護だった。

 

それだけの力があるなら、何故最初から使わなかったのか、今尚――彼女がソレを渋る理由。

 

きっとそれは、彼女の何か大切なものを壊しかねないからだ。

 

「あらそう、でもその傷じゃ今の貴方はただの足手まといよ」

 

「つかさっち、それは言い過ぎ……」

 

「理想だけで守れる程、この世界は甘くないの。貴女部隊長でしょ?」

 

刀を突き立て、立ち上がった一護に東城は容赦なく言葉を浴びせる。月歌が止めに入ったが一瞬で黙らされてしまった。

 

「黒崎、言い方はアレだが、東城の言うことは間違っちゃいない……今お前は重症なんだぞ」

 

「アイツはね、もう空間に干渉するレベルになっているのよ。肉体はあそこにあっても、ずっと移動し続けているのか、絶えず空間が捻れているのか……」

 

黒崎一護の月牙天衝も当たらなかったのはそれが理由だった。何度も撃てば少しは当たっていたのだろうが、そこまで連発すれば威力はお粗末なものとなるのはあたりまえだった。

 

「闇雲な手数が必要なんだろ、だったら俺も出る……まだ戦える……っ!」

 

「無茶すんなや……!」

 

言葉を言い切るより先に、一護がよろける。倒れる前に何とか逢川に支えられていた。

 

 

 

「――心配するな、黒崎一護」

 

 

 

今尚東城に何かを言おうとする一護を止めたのは、月城最中だった。彼女は背後にいるフラットハンドへと顔を向けて言葉を放つ。

 

「我が死ぬ訳では無い。それに今の我には……蔵がいる」

 

「……!」

 

「蔵よ、いつものようにサポート頼めるか」

 

「……そんな殺し文句言われちゃ、断れないねぇ。でもその後はどうするんだい?」

 

「今は、今を打破することを考えるべきだ。でないとここで全滅してしまう」

 

「……わかったよ、そんじゃまぁ――景気よく行っておくれ」

 

「テメ……何するつもりだ……!」

 

 

「うむ、我……我を忘れようぞ!!!」

 

そして月城最中が、己のセラフを地面へと突き立てて、力を込める。ギシギシとイージスタワー全体が揺れ、再び一護は膝を着いた。

 

同時に状況が飲み込めないまま、事態が進んでいくことに半ば苛立ちを覚え始めていた一護。

 

「さっきそこの子から指摘があったろ?月城ちゃんが最強になるのさ」

 

「なん、だと……」

 

「強すぎて味方も巻き込んじまうから、出来ればこんな狭い所で使いたくは無かったけどね。そこはまぁ、あたいが上手くやるさ」

 

 

「――無我夢中ッ!!!」

 

 

その四文字を叫んだ瞬間、月城が地面に大剣を突き立てる。空気が震え、凄まじい暴風のように荒れ狂う。

 

その真ん中に立つ月城、そのセラフが徐々に白く染まっていく。切っ先から柄――やがて持ち手の全てまでもが白く染まった。

 

 

「……っ!」

 

 

 

オペレーション・ベガ。その作戦区域外であるイージスタワーに

 

”最強”の戦跡が、叩き込まれる。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

同時刻、31B。彼女達も崩壊寸前のオペレーション・ベガの中で戦っていた。

 

「クソ……案外数が多いな。それにあの空、ありゃあ天候のモンじゃねぇぞ……!」

 

目の前のキャンサーを銃を突きつけ発砲、そして討伐したいちごが言葉を放つ。

 

「流石の水瀬姉でも其れは分かるか」

 

「一々余計なんだよお前……っ!」

 

「事実だろ」

 

「アァン!?」

 

「ま、まぁまぁ二人とも、落ち着いて下さい……!」

 

今にもぶつかりそうになる2人、その真ん中に柊木が入り2人をなだめようとする。

 

「……」

 

蒼井もまた、その空を眺めながら無意識にきゅっと胸の前に手を当てていた。

 

(あの方向は一護さんや茅森さんが1番近い。大丈夫かな……)

 

彼女、それに彼ならどんな状況でも帰ってきてくれるだろうという気持ちの反面、やはり何処か不安な感覚が胸を襲う。

 

今迄にも感じたことの無いソレを、蒼井は胸の中へしまいこもうとする。今は仲間のことを考えるのが最優先だと、部隊長として、彼らに救ってもらったこの命を一生懸命に生きようと。

 

(……うん、もう大丈夫。蒼井はまだ頑張れる)

 

 

――だから一護さんも、きっと帰ってきて下さいね。話したいこと、やりたいこと。まだまだ沢山あるんですから

 

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

「……強ぇ」

 

「……」

 

無我夢中を使った月城とフラットハンドの戦いは、あまりにも圧倒的すぎる光景だった。逢川やタマ、和泉も息を呑んで見守る。

 

黒崎一護も、視線が月城から外せなかった。あまりにも彼女は強すぎる。寧ろ卍解した自分よりも強いのではないかと言わんばかりだった。

 

あの月歌や、東城でさえ言葉が詰まって出てこない。響く一撃は此方が切り裂かれそうになるほど鋭く、重い。

 

それに加えて凄まじい攻撃速度、回避や防御などといった身体能力。時に獣のように四足で駆け巡りフラットハンドの攻撃を掻い潜る様は正に

 

”無我夢中”

 

敵を葬る事のみを考えた、正に月城最中がセラフ部隊最強と言われる由縁。

 

 

「うあああああああああああっ!!」

 

フラットハンドの攻撃を全て掻い潜り、月城が大剣のセラフを全身を使って振りかざす。右から左へ、左から右へ、上から下へ、斜めから斜めへ、四方八方縦横無尽に駆け巡る一撃は大剣という重さを感じさせない程の速度でフラットハンドを切り刻んでいく。

 

 

そして、月城最中が単騎で戦闘開始からおよそ48秒

 

 

――フラットハンドは討伐され、イージスタワーの真横には巨大な劣塔が1本そびえ立つ。

 

「……勝った」

 

だがその現場で、声を上げて喜ぶ者は誰一人としていなかった。

 

「このワシを手こずらせおって……」

「やりましたね……!」

 

全員が限界だった、最悪死人が出てもおかしくない状況だった。

 

「これが最強と言われる力か……」

「えげつな……」

 

それに加えて、此方までもが呑まれそうな程の剣幕を持った月城最中の戦闘。まるで敵になったかのような彼女から発せられる圧に、精神的にも摩耗し始めていた。

 

「派手にやったわね、もう一体のフラットハンドに捕捉されていたらまずいわよ?」

 

「早く撤退しよう、2体目のフラットハンドが出たから、命令違反も誤魔化しようはあるさ」

 

外の景色を伺う東城に、和泉も賛成してこの場から離れようとする。

 

「もなにゃんも連れていかないと!」

 

フラットハンドを討伐した瞬間、劣塔化の勢いに押されて地面に転がっていた月城を見た月歌が仲間へと声を掛ける。

 

「……」

 

その時だった、フラッと……大剣のセラフを突き立てて月城最中が立ち上がる。

 

その立ち姿に一切の疲れを感じさせず、寧ろまだまだ戦える。そのような空気を匂わせていた。

 

目が、彼女の目がその場にいた全員を捉える。

 

蔵に目線が止まり、少しして一護の方へと向けられる。

 

剣――彼女の大剣が、音もなく構えられる。

 

 

「……月城?」

 

ふと、向けられた殺気のようなものを感じ取った一護が言葉を放ち無意識に天鎖斬月を構えた。

 

体力は全快には程遠く、寧ろ20パーセントもあれば幸いというレベルだった。

 

「……」

 

だが構えをとる。目の前には一護をじっと見回す月城の姿。

 

「妬けちまうねぇ」

 

蔵が鎌をかざしてその言葉を放った次の瞬間だった。

 

「う……うあああアアアッッ!!」

 

フラットハンドと戦った時と同様に、月城が吠える。そして此方へと地面を蹴り迫った。蹴られた地面が抉れ、凄まじい速度で宙を舞う。

 

「っ!?」

 

その場にいた全員が驚く、全員がデフレクタを温存する為セラフを直していた。

 

蔵里見を除いて。

 

「っ……!?」

 

黒崎一護の眼前に迫る、同時に上から振りあげられた攻撃。回避――は不可能と感じた一護が右手の天鎖斬月を大剣目指して下から振り上げようとする。

 

「がっ……!?」

 

だがそれよりも早く、月城の足が黒崎一護の腹部を捉え、防御行動を不可能にさせる。蹴られた痛みと元から身体にあった傷の痛みが同時に襲い、視界が明滅する。

 

「ちっ……!!」

 

頭上に大剣が振り下ろされる寸前で、蔵の鎌が大剣にぶつかり火花を散らす。真正面から受ければ確実にパワー負け。

 

そう判断した蔵は角度を変え、振り下ろされる座標をずらした。黒崎一護を掠り地面へと降ろされた大剣が再び地面を抉る。

 

「っ!」

 

突き刺さった大剣を引き抜くよりも先に、左の拳が一護へと迫る。切っ先で受け、彼女の手を傷つけさせる訳にも行かず、柄の縁部分で受け止める。

 

(なんて力だ……ッ!!)

 

ギシギシと音を立てて後ろへと吹き飛ぶ一護、その直後に右手の大剣が引き抜かれ蔵の鎌と再び激突した。一際甲高い音を響かせぶつかり合う。間一髪、カウンターを叩き込まれた月城が後ろへと引き下がり再び距離をとった。

 

「なんだよ……!なんで止まらないんだよ!」

 

「……」

 

「どうしたんだよ!」

 

和泉の問いに、蔵は静かに口を開く。

 

 

「こうなったら体力が尽きるまで、月城ちゃんは我を失ったままなのさ」

 

 

その言葉に、全員が圧倒的な絶望感に襲われる。

 

 

月城最中の”無我夢中”

 

文字通り敵を倒す為だけに全ての五感を注ぎ込み、人間に存在する無意識のリミッター全てを解除する一種の中毒状態のようなもの。

 

それらを解放した月城の反射速度や戦闘能力は凄まじく、常時の何倍ものパワーになる。

 

しかしそれは1度発動してしまえば彼女の体力が尽きるまで、一生止まることはない。

 

今、月城最中は肉体が壊れるまで戦い続ける。

 

 

 

――一種の殺戮人形と化していた。

 

 

 

 

「そんな……もう皆限界です」

 

タマが31Aの面々を見ながら、ポソリと呟いた。だが月城はお構い無しに此方へと迫ってくる。

 

「かれりん……っ!!」

 

だがその方向は少しズレた場所にいた可憐目掛けてだった。流石の蔵も予想外だったのか、反応が遅れる。

 

「ッ!!」

 

だが可憐と月城の間に、黒崎一護が舞い戻る。

 

「一護さん……!!」

 

「危ねぇから離れてろ……っ!」

 

その言葉を聞いた可憐が一護の後ろから離れる。再び意識を目の前の月城へと戻す。

 

目線の先の彼女は笑っていた。口の端に笑みを浮かべ、こちらを見ていた。まるで自分を満たしてくれる。そんなご馳走を目の前にした獣のように。

「テメェの笑顔は初めて見たぜ……っ!案外悪くねぇじゃねぇか月城……ッ!!」

 

ギシギシと拮抗する現状の中で、一護が軽口を飛ばす。それに返事をする彼女ではなかったが、行動がそれを示す。

 

「うああっ!!」

「ッ……!」

 

月城が叫ぶと同時に拮抗が崩れ、一護が後ろへと下がる。月牙を纏わせた斬撃が彼女のセラフを砕こうと迫る。

 

「っ!!」

 

だがそれよりも早く、更に月城が一護の頭部に手を乗せた。

 

「しまっ……」

 

そのまま頭部を地面へと叩きつける。完璧に不意をつかれた一護は頭から地面へと叩きつけられた。叩きつけられた地面から再びへこみが生まれる。

 

「月牙天衝ォッ!!」

 

叩きつけられた頭部を上へ向け、こちらを見下ろす月城へと容赦なく月牙天衝を叩き込む。至近距離から喰らえば彼女達がどうなるか一護でも予想がつかない。

 

だがそんな事を言ってられるほど、彼女に対して手加減ができる状況ではなかった。相手は本気で自分を殺しに来ている、此方も本気でいかなければ……確実に殺される。

 

 

(なんだ、視界が……?)

 

再び天鎖斬月を構えた一護、だが急速に視界がボヤけ立つことすらままならなくなる。

 

 

 

「……血を流しすぎたのよ。貧血ね」

 

離れた位置から見ていた東城が、そう呟く。

 

当然だ、黒崎一護も人間……いつ限界が来たっておかしくないほど疲弊していた。

 

 

 

 

 

 

「……下がっていろ」

 

突如だった、不意に肩に手を置かれ、声が響く。

 

「……悪ぃ」

 

その声を聞いた瞬間、張り詰めていた糸が解けるように、一護がその場へ倒れ込む。

 

「気を失ったにも関わらず、卍解は解けぬままか……つくづく気前だけはある男だ兄は」

 

意識を飛ばした黒崎一護を抱え、白哉が呟く。そのまま瞬歩を使い、月歌達の元へと置いていく。

 

「白哉……!」

 

「案ずるな、蔵里見……兄も疲弊している。暫くそこで休むがいい」

 

再び瞬歩で消える寸前、蔵に隊長羽織の裾を掴まれる。だが白哉は蔵の疲弊を見越していた。

 

「アンタ……」

 

「だが彼奴の戻し方を知るのは兄のみ、意識を失う他あるのだろう」

 

「……」

 

「それ迄我が相手をする」

 

そう言うと、蔵が何かを言う前に白哉が目の前から消えた。

 

「……本当に勝手な奴だね、アンタは」

 

そんな彼を目の前に、蔵が呟く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バサリと隊長羽織が羽ばたく、目の前の月城が白哉へと目線を送る。

 

突如現れた強者に胸が高鳴る。

 

「……」

 

それに対し白哉はいつものように平然としていた。鞘から斬魄刀を抜き放ち、磨かれた刃が構えられる。

 

「兄のその力、見事なモノだ。だが心を失えばひとたび獣に落ちゆく……」

 

「ッ!!!」

 

言葉の最中、月城が地面を抉り此方へと急速接近……次の瞬間には刀と大剣がぶつかり火花を散らした。

 

お互いの顔が火花で照らされる中、白哉が言葉を放つ。

 

「今の兄は……獣同然だ月城最中」

 

その顔は、かつて彼女達を何処か見くびっていた時よりも……ずっといい顔をしていた。




このシーンね、多分2体目のフラットハンドに既に勘づかれてると思うんですよね。多分そんなに時間ないと思うんですよ。

でもねうるさいよ、白哉マシマシ見せ場カラメしたいからね。仕方ないね。


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