評価や感想なども励みになってます!
これからもちょっとした暇つぶしになれるような作品になるように頑張ります!
そして最近ライナーもこの小説もなんだかスランプ的なものになたそうで更新が遅くなるかもしれません…お許しを
〜セラフ部隊基地・ナービィ広場〜
一護は静かなナービィ広場で、1人ベンチに腰かけていた。
(貴方にはあの6人を強くして欲しいの)
近く大規模作戦を伝えるその少し前に、司令官から一護に託された任務
それは大島家6姉妹…31Eを前線でも戦える様にする事
…他部隊とは違い6姉妹で構成された彼女達はそれぞれの姉妹を思う気持ちはあったのだが、どうしても一千子以外は枷となり自分を守れないと言う事に陥る事もあったらしい。実際今日のアリーナでは連携は其処其処合っていたがやはり単体になるとダメになる事が多い…
(其れを取り除いて1人でも戦える様にするって言ったってよぉ…俺も妹とかを護りたいって気持ちは死ぬくらい分かるからなぁ…)
特に長女である大島一千子は人一倍姉妹愛が強い、セラフが盾と言うだけあり戦い方は妹達を守ろうと身を顧みない戦い方をしていた
(こんな時、浦原さんならどうすっかな…)
黒崎一護の力の全てを作ってくれた人と言っても過言では無い人の顔を思い出しながら考える
あの人は乱暴で訳が分からないまま自分を鍛えてくれたが結局其れが良い方向へと転び今に至っている。
(時間も無い、俺に知識も無い、ならやっぱり短期間で即座に…浦原さん譲りの俺のやり方でやるしかない)
浦原喜助がやった時の様に、自らが敵として立ち様々な覚悟や戦い方を教え込む。
「取り敢えず、今日は寝るか…」
ベンチから立ち上がり歩く、暫く歩くと黒髪の少女とすれ違った。
「…?」
髪で顔の表情は読み取れなかったものの、一護にはどうしても其れが…泣いている様に感じていた
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〜次の日・アリーナ〜
「黒崎さん、今日は何をするんですか?」
一護より先に来ていた大島家6姉妹、その長女の一千子が一護に話し掛けた。
「昨日みたいに連携の更なる上達とか?」
「…いいや」
6人の反対に立つ様にして一護が歩いていく、最初は何をしてるんだろうと見ている6人だったが丁度正反対に立った瞬間、一千子だけ少しばかり顔を曇らせた。
「…」
斬月に手を掛け、背中から引き抜く。そしてその切っ先をそのまま6姉妹に向けた
「「…!?」」
「今日は俺とやるぞ、6対1の戦いだ」
「ち、ちょっと黒崎さん…!?」
「別に殺し合いをする訳じゃねぇぞ、俺をキャンサーだと思って6人で掛かって来い。後ろからだろうが囲んでだろうが何でも良い」
いまいち状況が掴めない大島家を他所に一護が淡々と言葉を連ねていく。
まぁそれは当たり前だ_______なにせ師だと思っていた人物が突如敵対なんてしたらそら困惑だってする
(俺ん時もそうだった…)
彼女達の戦い方を1度見た一護だからこそ出来る事であるとも思う。弱点は全て把握済み…其れを徹底的に潰せばきっと彼女達はもっと強くなれる…
「はぁぁぁ…」
一護が斬月を両手で構え、霊圧を注ぎ込む。周りの地面が揺れ彼女達にもひしひしと伝わる様で……
「黒崎さん本気だ____姉さん!」
二以奈達がセラフを展開し構える前に一千子が流石と言える速度で前に飛び出した。明らかな攻撃の前の溜めだと察知し自らが飛び出して来たのだろう
「大島家長女ここにあり…っ!!」
自身の盾型のセラフを展開し妹達を護る盾となる。
「二以奈達はセラフの展開を…!」
「分かった」
「作戦は練り終わったか?」
妹達に指示をし終わった後のタイミングで一護が一千子に問い掛ける。少しばかり遅れて返答が返って来た
「はい…なんで突然こんな事になったのかは知りませんが…黒崎さんなりの考え方があっての事ですよね?」
「…まぁな、じゃあ行くぜ!」
「はい!!」
「月牙……天衝ォッ!!!」
次の瞬間、一護の斬月から放たれた凄まじい斬撃の圧が一千子のセラフにぶつかる。盾型のセラフとは言え一千子が手で持っている訳では無く周りを浮いている…それを手の動きに合わせて何時も防御をするのだが…
(くっ…何この衝撃…っ!?)
まるで自分が今盾を手に持って防いでいる様な衝撃が一千子を襲っていた。
「一千子姉さんっ!」
「遅せぇ!!」
「「っ…!?」」
月牙天衝を何とか防ぎ妹達への被害は防いだ、だがその衝撃で体勢を崩した一千子に何時の間にか後ろに回った一護が斬月を首元に当てていた
「何時の間に…!?」
「そんな気張んなよ、別に殺しゃあしねぇよ…」
「一千子姉さんっ!!」
「姉さんっ!」
気が付けば剣型セラフを構えた二以奈と三野里が後ろから一護を斬り掛かろうとするが……
「っ…!!ダメ!」
「奇襲を仕掛けるなら…ちゃんと息を合わせてからにしろ」
そう言葉を発し、2人を”剣圧”で後ろに飛ばす。
「おっと…!!」
「くっ…なんでバレたの…」
「殺気が強いと気付かれやすいって浦原さんが言ってたんだ」
殺気が強ければ腕の動き、体の動かし方…何処を見て何処に攻撃を与えるか全てが感覚で分かる。其れは後ろからでも該当する
背中を見て攻撃を叩き込もうとする明確な敵意は肌を伝いひしひしと伝わってくるもの…
(其れさえ感じ取れば…弾き返すのは容易!)
「あちゃ…バレた…」
射撃音が聞こえまた違った2方向からセラフのエネルギー弾が飛んでくる。だが一護は其れを瞬歩で躱しまた再び左右から斬り掛かって来た2人を躱した。
「姉さん!」
再び6人が1箇所に集まる。一護は斬月を肩に置きながら其れを見ていた。
「今…多分全員死んでたよ…」
三野里が最初に口を開いた、さっきの攻撃は全て躱されたが自分達個人個人に反撃を仕掛けてくる様な事はしなかった。剣を振った圧で吹き飛ばし…後は全て躱して…
余裕なんだ、黒崎一護にとって自分達を殺す事なんか造作でもないと言う事なんだ…
「姉さん、どうしよう…」
「まずその姉貴頼りを辞めたらどうだ!」
二以奈が最早無意識の様に一千子を呼ぶと、少し離れた場所にいた黒崎一護がそう声を出した
「…!!」
「姉貴が下を守るのも大切だけどな、其れと同じくらいに姉貴を守るのも大切だ!」
「黒崎さん…」
「全員がそれぞれ頼りあって戦え!!」
本来なら戦いなんて無かった筈だ、其れをこうやって駆り出されて戦わせられてるんだ。だったらとっとと強くなってとっとと戦いを終わらせて6姉妹として平和に暮らそう…
「そうすりゃ強くなれんじゃねぇのか!_____俺はそう思うぞ!」
一護から言えるのは此処までだろう、後はあの6姉妹がどう受け取りどう動くのか…
「…」
6姉妹はそれぞれ目を合わせて頷き合う。其れを一護が読み取る事は出来ない
「黒崎さん!もう一度お願いします!!」
さっきとは明らかに目つきが変わった6人に、一護は少しばかり微笑んで
「ああ、良いぜ」
もう一度斬月を構え直した
浦原喜助スタイルを真っ当に継いだら一護もこんな教え方になるんだろうかって思いながら書いてましたね
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