PVからも色々と読み取れて色々な謎が増えていくばかりですなぁ…
〜アリーナ〜
日が丁度真ん中に位置する午後、一護は一足早くアリーナに辿り着き他のメンバーが到着するのを待っていた。
「一護さんこんにちは!」
暫くすると31Aの聞き慣れた声が聞こえて声の方向へ振り向く、見慣れたメンバーに______1人だけ可笑しい奴が居た
「おう____お前んとこの部隊長…どうした?」
後ろでつかさと可憐に担架で運ばれてくる月歌を見ながら一護が問い掛ける
「私達さっきまで座学だったんだ、作戦のフェーズとかで色々とな」
ユキが一護の横に立ち、訳を説明する。
「ああ、俺は紙で渡されたな…」
今日の朝にフェーズとか何とか書いてあった紙を七海から渡され一応目に通すと言う行為をしていた
「ええ!?良いな一護!!あたしらも紙で渡されたかった…!!」
「そんなをしたらあたしら確実に死ぬぞ」
「一護って慣れてる?フェーズとか作戦とか」
「んなもんした事ねぇだろ…大抵の敵なんか飛び込み参加みてぇなもんだ」
「やっぱり一護だけ卑怯だ!!」
「うるっせぇな…」
__________________________
「今回の作戦はいくつかのフェーズに分かれていて、状況に応じて行動目的も変わってくるわ。一つずつ着実にさ熟せるように」
「了解であります!」
「良い返事ね、これからも心掛ける様に」
(分かってんのかコイツ…)
一瞬だけ月歌を疑った一護、其処から先も作戦の説明は暫く続いた。今回は神奈川県のある場所にある盆地を奪還し、其処の場所にいるキャンサーを全て殲滅する事
「そうすれば西に進むルートを確保出来る様になるわ」
「そういや聞いてなかったが西はどうなってんだ?」
「…此処よりも更に強いキャンサーが蔓延ってるわ、作戦は何度も立てたけど…」
其処から先は言わなくても今の現状が教えてくれている、一護は其処で手を出し話を制した
「分かってくれたなら何よりよ___そしてこの作戦は今後の展開を有利に進める為の極めて重要な作戦なの、しっかり訓練して本番に備えて頂戴」
まずはフェーズ1の説明だった、フェーズ2の作戦開始ポイントまでの移動、ポイントが仕掛けられており其処まで移動すると言う作戦だった。只、行軍路を確保するだけの様に聞こえるが場所は険しい山道が多く窺え尚且つ距離は2000m
フェーズ1最終地点の距離はおよそ2100m…
「その途中はほぼ敵の勢力圏、でもその後も作戦が続く。戦闘回数は最低限にしなさい 」
「…」
「速度と火力を重視した戦闘になるから、まずは其れに合わせてみて」
何処から何処までが戦闘範囲が分からずに、無駄な消耗を避け目的地まで移動…正直いって彼女達には難易度が高すぎるとも思える作戦だ
「あるふぁ…?べーた??___何言ってんのか全然分かんねー!!!」
もう既に31Aの部隊長は限界を超えている様に窺えた
「大丈夫か月歌…」
「ユッキー…後は任せた」
「押し付けるな」
手塚司令官が横目で月歌達を見つつ作戦をそのまま伝えていく、
「…今日の訓練では作戦の要所の一つ、阿夫利神社までの安全経路を確立する事が目的よ、まずは山道での戦闘に慣れる事を意識して」
「エミュレーターでの訓練を開始します、行ってらっしゃいませ」
うんともすんとも言う暇もなく、七海がエミュレーター稼働のスイッチを押した
__________________________
「…っ」
一瞬少しばかりの違和感を感じ目を瞑る、だが次の瞬間には景色が山になっており感じる空気も其れに近くなっていた
「おー!!すげー!山だ!ハイキングに来た気分!……何て事言ってたら司令官に怒られそー…」
「なら言うなよ…」
早速月歌が背伸びをしながらはしゃいでおり、其れをユキが宥めると言う何時も通りがあった。
「……」
一護も当たりを見回し自らが立っている場所を再確認する。足の質感も全て本当に山道に来たかの様に感じた
「すげぇんだな」
この感覚には素直に驚く
「私達はもう慣れちゃったけど黒崎さんは初めてなんじゃない?」
横に歩いて来た可憐が一護を見ながら言う、其れに一護は頷いて再び空気を吸った
(訓練とは言え気が抜けねぇな…)
元いい抜く気は更々無い、彼女達の負担を少しでも減らして守り抜くと言う自らの目標…
「よし、行こうぜ」
スイッチが入った月歌がセラフを持ち仲間に呼び掛け、全員がセラフを持ち頷く
「とか言ってたら早速きおったでぇ!!」
めぐみが横にセラフを向けつつ叫ぶ。
「クレストホッパーだ!数は一つだが気を抜くなよ皆!!」
月歌がそう言い全員が早速陣形を組んでいく
(コイツらはいざって時は人が変わるみてぇだ…)
そう思いながら斬月を持つ。その瞬間に……キャンサーが襲い掛かり戦いが始まった
「……」
「一護さん、さっきからあんまり役に立ってない…!!」
一応斬月を肩で支えながら歩く一護に対しタマがどストレートな言葉をぶつけた
「おいタマぁ!!」
「は、はいぃ!!」
「コイツが出る幕もないっちゅー訳や、誇れる」
「カバーしろよ、其処は俺をカバーしろ」
「はっ!アンタ今まで活躍してきたやろ、偶には休んどけ」
「なら俺今回の作戦に居んのかよ…」
活躍をしたいと言う訳では無い、だが余りにも出番が無さ過ぎるのだ。この世界では主人公じゃないかもしれないが一応元の場所では主人公してんだぞ。おいコラ作者…テメェに言ってんだよ
「さぁな、でもなんかしらあるんやろ」
「無責任だなお前」
さっきから隠れ移動し走りながら目的地まで向かっているのだが数少ない戦いの内一護は一度も活躍していなかった、大抵後ろで斬月を構えて終わっているのだ
「一護、そう言う時は作者に文句を言えば良いんじゃない?」
「は??」
突如始まった月歌の訳が分からない一言に一護も素で答えてしまう
「また訳の分からない事言ってるようちの部隊長は…」
「てへぺりんこ!」
「ああああああああああっ!!!」
「うわっびっくりした…お前もどうしたんだよ」
「うふふ、2人だけの会話よ。此は優しく見守るのが筋だわ」
「お、おう…」
何かしら凄まじい圧力を感じながらも作戦が終わるまで一護の活躍は何一つとして無かった
今回の話は…ほぼこれ訓練の説明みたいなもんですね()