エデン条約編見終わったあと、裏切りもんがァァァ!!!やったりしますけどほんとに透き通る世界観は最高やな!
〜尸魂界〜
「一護くんに続き、朽木隊長まで…」
尸魂界は今、大混乱とも言っていい状態になっていた。死神代行黒崎一護と、六番隊隊長朽木白哉、この両名を失った今…攻め入られたりすれば均衡は確実に潰れると言う状況だった
「涅隊長は未だ籠って何やらしてるようだしねぇ…山爺も動き出したみたいだし…穏やかでは無いね…」
八番隊隊長京楽春水と、十三番隊隊長である浮竹十四郎もまた事件解決の為に動き出したのである
「全隊長副隊長を用いての捜索、そして時々現れるあの未確認の敵」
「聞いた話に寄れば斬魄刀が効かないって聞いたけど?そんなもんに勝てんの〜?」
「まだその原因が分かってない…数人の負傷者が出た様だがその内の1匹を生け捕りに出来たみたいだ」
「死神である僕達が生け捕りかぁ…」
「ああ、だがそんな事言ってられないからな。鬼道は通じなくても縛道は通用する…足止めでもしておくしかない 」
「その敵、山爺の流刃若火ならどうだろう??」
尸魂界最強の死神と言われ、その強さは1000年以上超える者が現れないと言う凄まじさ___
一番隊隊長であり、総隊長と言われる男…山本元柳斎重國
「元柳斎先生のか…、だが事と次第に寄れば先生動き出してくれる筈だ…」
「どちらにせよ、涅隊長が頑張ってくれないと動き出せないみたいだしねぇ…現世での単独行動の禁止も中々辛いものだよ…」
「その割にはお酒なんて飲んで…全くお前は」
「…へへ〜」
「そう言えば涅隊長関連では浦原喜助も現世で動いてくれているみたいだ」
「本当かい?__そんならもう原因究明は直ぐ其処だねぇ…」
__________________________
〜セラフ部隊基地・アリーナ付近〜
「…」
昨日に引き続き今日も、作戦の為の訓練に励むべく一護は一人で歩いていた。31Aは午前中は相変わらず座学らしく今日はめぐみと月歌の叫び声が響き渡っており多分作戦には支障が出るだろうなぁ…と考えている。
「…白哉も見かけねぇし」
朽木白哉は現在30Gに配属されていると後に聞く事が出来た、1番最前線に立っている彼女達と共に戦うと言う事が出来るのがまたアイツらしいとも思えた
「はぁ…訓練かったりーなーおい…」
「さっさと終わらせるにゃ…」
(にゃ…?)
一護を追い抜く様にして2人が歩いていく、あの方向からするに今日から合同で訓練をする31Bのメンバーだろう…
「集中して……私がしっかりしないと………あ」
「蒼井…!」
「黒崎さん…」
彼女の顔を見た瞬間に脳裏に過ぎたのはあの日の夜、彼女が一人で泣いていた所だった
「なぁ…蒼井」
あの時は白哉に止められ聞き出せなかったが今回は聞き出そうと考え__________
『兄は彼女の気持ちすら、汲み取れる事が出来ぬ男か?』
「…っ」
同時に甦ったあの日言われた白哉からの言葉、ほぼ叱責と言っても良いだろう…
「ど、どうしました?」
「いや、何でもねぇ………」
問い掛ける彼女の目は少しばかり揺らいでいた、辛い筈だ…何か有る筈だ…
だが寄り添って声を掛けるには余りにも自分達には日数が少なすぎる…
「また後で会いましょう、黒崎さん」
「ああ…」
返事をすると、蒼井がまた再び何かを呟きながら歩いて行った
(……)
一護には、何気ないやるせ無さが残ってしまった。
〜アリーナ〜
「集まったわね、今日は貴方達だけではなく31Bと合同で訓練をして貰うわ」
「31Aの皆さん、其れと黒崎さん…宜しくお願いします!」
「よう来たか、お互い頑張ろうぜ!所で今夜ど___」
「はいはい月歌、ナンパは止めろ」
「いてっ…」
ユキが月歌の頭にコツンと手刀を当てる、最近どんどん容赦が無くなりつつあるなと思いつつ見ておく
「ユッキー痛い…嫉妬は良くない、暴力はもっと良くない 」
「はぁ!?」
「………良いかしら?」
夫婦漫才でも始める空気感を司令官がピシッと整えさせた。
「一通り、自己紹介でもしておきましょうか」
「そうね」
蒼井に対する言葉に司令官が頷く、そしてお互いの簡単な自己紹介が始まった。言っても只の名前の伝え合いだった
「貴様のセラフ…いや斬魄刀とやらか、寄越せ」
「何言ってんだお前、無理に決まってんだろ」
31Bの樋口聖華と言われる奴からは斬魄刀を執拗に狙われ…
「ひっ、ひぇ…」
「なんでそんなビビってんだよ… 」
「いや、あの……」
柊木梢という奴には只ひたすらにビビり散らかされた
「水瀬いちごだ」「水瀬すももにゃ」
最後の2人は珍しく姉妹だった、2人とも目付きがとんでもなく危なっかしくこれはまた一悶着有りそうだなと感じた
「あれ、此から作戦する時一護といちごで被るんじゃない?」
「イントネーション変えれば分かるんじゃねえのかよ…」
「そうだな、この作戦に”いちご”は2人も要らねぇな」
「「っ!?」」
そう言うといちごは懐から銃を取り出し一護に突きつけた
「なんだテメェ…」
「っ…」
拳銃を突きつけられた途端に一護の周りの空気が代わり、それにいちごだけではなくすももまでもが押されている。
「あ、あ…皆逃げちゃった…」
視界の端で梢が誰も居ないとこ目掛け話し掛けているのも見えたが、気にする余裕が無かった。何せ初っ端から拳銃を突きつけられ余り良い気分では無い、かと言って手を出す訳には行かず睨みつけるしか無かった
「チッ…」
先に諦めたのはいちごの方だった、文句ありげに一護を睨みながらその場を去り少し離れた場所に立つ。
「阿夫利神社までのポイントは昨日31Aと黒崎さんが抑えました、今日はその先に有るポイントアルファ、ヤビツ峠
までのルートを制圧することが目標になります」
空気が不味くなっている中、七海が我関せずと説明を続けていく。
「31Aと黒崎さんが先導、31Bが周囲を警戒する陣形で行軍してください___尚阿夫利神社までは安全に行軍出来る事をお忘れなく、それでは…」
其処まで説明した七海が即座に訓練プログラムを起動させ一護達は一瞬視界が白い世界になった
「31Bと行動するなんて意外な感覚…」
全員が1つの箇所に集まり最初に月歌が口を出した、場を和ませようとしているのか…それとも只そう思っただけか…
「群れて行動だなんて非効率極まり無いにゃ」
「…!?」
だが一番最初にその輪から抜け出してしまったのは水瀬姉妹だった、すももが最初にそう言い、いちごが其れに続く
「全くだぜ…おい蒼井、テメー足引っ張んじゃねぇぞおい」
(…んだよコイツら)
内心不満ばかりが募ってしまう一護、何故この2人はこの部隊に入ったのだろうと言う言動ばかりだった
「取り敢えず行こう、作戦は______」
両部隊長の支持の元、全員がヤビツ峠に向かい行軍を始めた。だが一度崩れた物は簡単には戻らない…
「月牙____」
「此奴はあたしらの獲物だ…っ!!」
「っ!?」
一護がデフレクタの割れたキャンサーに月牙天衝を放とうと構えたが、2人に割り込まれ攻撃を寸止めする。
「何しやがんだ!おめぇらの部隊長はそんな指示だしてねぇだろ!」
「あぁ?あんな部隊長の支持聞いてたら死んじまうぜ」
「そうにゃ」
「……」
本人が居ると言うのに好き勝手言う2人に対して一護は内心今にも怒りかねなかった
「落ち着け一護、お前が此処で怒ったとして更に空気が悪くなるだけだ…」
「和泉…」
ユキが目線で落ち着けと伝えてくる、何とか其れに頷くが…
その後も只ひたすらに、31Aと黒崎一護、そして31Bのズタボロ連携が繰り広げられていった
「31A、31B両部隊はポイントアルファに到着。経路の確保に成功しました」
「どんなもんだいななみん、あたし達に出来ない訓練なんて無いのさ!」
「はい、結果としては成功しています…ですが」
「戦ってる時間が長すぎるわ、もっと効率的に敵を処理する様にしなさい」
確かに31A、31Bはヤビツ峠に到達し訓練は成功となる。だがこんなに時間を掛けてはいざ実践時に犠牲が出ないとは言い難い
敵が出る数、道の造形が今のままとは限られない…
その後もお互いの部隊が噛み合う事は無く、今日の訓練は終了した。
何だこの水瀬姉妹!?(ほんへはもっと可愛いキャラだったですよね…)