死神の幻想   作:エヌラス

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そういえばこの世界にどうして白哉を連れてきてしまったのだろうと後悔してしまう今日この頃




「よう!偉そうな死神!俺の名前はk…」



「散れ___千本桜」


22.起こるすれ違い___交わる運命

〜アリーナ〜

 

「本日もフェーズ1の訓練です」

 

「うへぇ…」

 

「はい!」

 

「同じ部隊長なのに何だこの反応の差は…」

 

今日も今日とて作戦の為の訓練に参加する2つの部隊と黒崎一護、もう作戦は2週間と少ししかあらず今のままの連携では確実に殺られると言う空気が少しばかり有った

 

「一応こっちの方が優秀ですよ!」

 

タマが無い胸を張り全力でドヤるが誰にも反応されず端に寄っていじけて行く

 

「今回は前回の様な戦いはしないで、お互いがお互いの良い所を活かして戦って頂戴」

 

其れだけ伝えると七海がアリーナのシステムを起動させ辺り一面が自然に覆われた場所へと変化する

 

「昨日通りに31Aが攻撃、そのバックアップを31Bがすると言う感覚で良いですか?」

 

「ああ、其れの方が昨日と同じでやりやすいしな」

 

「分かりました!」

 

月歌と蒼井が早速作戦会議を開きお互いに頷く

 

「一護は今日はバックアップに入ってくれ」

 

「え?__ああ」

 

「そっちの方が多分一護もやりやすいと思う、デフレクタが割れない以上いざって時は任せられるから」

 

「そうか、分かった」

 

月歌も月歌なりに考えているのだろう、何時もとは打って変わった冷静さで作戦を次々と組み立てて行く

 

「月歌!キャンサー来たぞ!」

 

「分かった!皆、戦闘準備!」

 

 

 

「お前らおせーんだよ!!」「2人でメタメタにしてやるにゃ!」

 

「あっ…2人とも!!今は31Bはバックアップです!」

 

全員がセラフを展開した瞬間に、すももといちごが先に飛び出し止めようとする蒼井を突き放しキャンサーと交戦を開始する。

 

「蒼井は2人を頼む、皆行くぞ!」

 

 

 

その後も2人の身勝手な行動は続いていく、その度になんとか制止しようとする蒼井だったがしようとする度に2人の勝手な行動はどんどん酷くなっていく、それはポイント付近での大型キャンサー戦の時もそうだった

 

 

 

 

 

「っ…!!」

 

斬月を両手に持ち、一護が大型キャンサーの攻撃を防ぐ

 

「31Aの皆さん、今です!」

 

「行くぞすもも!」「了解にゃ!」

 

蒼井が指示を出す瞬間に2人が前に出ていく。セラフを持った2人が一護に構わず攻撃を繰り出そうとする

 

「待って下さい!其れでは一護さんが…!」

 

「くらいやがれッ!」「ほいさにゃ!」

 

「ッ!?」

 

一護の事はお構い無しに2人が攻撃を繰り出しキャンサーを討伐する、だがその下にいる一護にも攻撃が当たりそうになっており月歌達も驚く

 

「討伐完了だな、行くぞすもも!」

 

「にゃ」

 

2人は颯爽とその場を立ち去りポイントへと歩いて行く

 

「っ…てぇ」

 

「一護さん!」

 

いちごの撃った弾が少しばかり掠ったのか血を流している一護に蒼井が駆け寄る。

 

「平気だ、安心しろ」

 

「でも血が…」

 

「大丈夫だって…心配しすぎだ」

 

斬月を振り回し自分が大丈夫だと言う事を証明する一護、だがその傷はじくじくと痛み只長年の経験による我慢だった

 

(セラフってのはこんな威力してやがんのか…掠っただけだってのにそれなりに痛ェ…)

 

なんてもん持たせてんだ上の輩は、と言いたくなるくらいだった、もし此で反逆などが起きれば…

 

(想像するのも嫌になる…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様、一護」

 

「おう」

 

その後ポイントへと到着した一護達は何とかかんとか制限時間内に倒せていたらしく合格を貰った、だが実践レベルとは行かないらしく更なる精進を求められた。その後は直ぐ解散となり全員がそれぞれの目的を持って解散となった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜アリーナ付近〜

 

 

「…」

 

その後、入浴と晩御飯を済ませた一護は人気が少なくなった基地を歩いていた。死覇装を身に纏い斬月を背中に掛けており今からアリーナに行くぞと言わんばかりの見た目だった

 

(あの2人、なんでセラフ部隊に入ったんだよ…隊長の指示も聞けねぇで滅茶苦茶邪眼じゃねぇか、傷だって微妙にいてぇしよ)

 

半ばほぼ八つ当たり……鬱憤ばらしだった

 

 

ドスドスと歩きアリーナの中に入ると、誰かが戦っている音がした。剣や銃から放たれる音では無い、もっと鈍い音だった

 

(誰だこんな時間に…)

 

ちらっと覗く様にして見ると其処には蒼井の姿があった、1人で盾を縦横無尽に駆け巡らせまるで攻守一体の様な動きをさせていた

 

実際に小さなキャンサーの集団を相手に引けを取らぬ戦いをしていた。防ぎ叩きを繰り返して数を減らしていく

 

「すげぇ…」

 

「えっあっ……__ひゃっ…」

 

一護が無意識に声を漏らし、蒼井が其れに気付いて意識をそっちに持って行ってしまった

 

「っ…!!」

 

躓いた事に気付いた一護は瞬歩で移動し後ろに倒れた蒼井を抱き寄せて事無きを得た

 

「大丈夫か?蒼井」

 

「は、はい!大丈夫です!」

 

だが気付けば蒼井と一護の周りを約3桁のキャンサーがうろついていた。

 

「このモード、1番難しく設定してあるんです。キャンサーの動きや能力、そして数も…」

 

「それを1人でやってたのか?」

 

「はい、2時間程ですけど…」

 

(この数と一匹一匹の強さ、蒼井はただモンじゃねぇ)

 

「あ、あの…立っても良いですか?」

 

「ああ…」

 

立ち上がった蒼井が少し顔を赤くしながらスカートを払う。一護は周りのキャンサーを見ながらも何処かにアリーナの制御装置的な物が無いか探していた。いくらバーチャルと言う物であれど精神的にも数がキツい、ある意味死にそうである

 

「止めらんねぇのか?このモードは」

 

斬魄刀を抜き放ち肩に担いだ一護が同じく戦闘態勢に入った蒼井に問い掛ける。戦闘態勢に入ったと言う事は……

 

「いえ、このキャンサー全部倒さないとクリアにはなりません。その…ごめんなさい」

 

ペコペコと頭を下げる蒼井をなんとか抑え、一護が口を開いた。

 

「いや、気にすんなって…元はと言えば俺が撒いた種だからな__其れに今の作戦の連携にもなりそうだろ?」

 

「はい!そうですね!__一緒に頑張りましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ…_____”卍解”ッ!!!」

 

斬月よりも此処は天鎖斬月で戦った方がまだ役に立てると判断した一護は即座に卍解。虚化まで使用を考えたが今は戦える確証が持てる卍解だけに留めておく…

 

其れに蒼井がこの顔を見れば…性格上必ず何かしらに影響しそうだったからだ…

 

 

 

 

 

 

 

(此が卍解…茅森さん達が言ってたのは本当だったんだ…)

 

 

目の前で起こるエネルギーの奔流を見ながら蒼井が何処か感動を交えた瞳で見ていた。

 

 

「来るぜ、蒼井…!」

 

「はい!黒崎さんはその刀でキャンサーの隙を作って下さい!その隙を私が突いてデフレクタを破壊します!」

 

「あ、ああ…!!」

 

先程までとは検討も付かない指示の速度、一護も何とか全てを1回で拾い戦闘態勢に入った

 

 

 

構える2人に___大量のキャンサーが押し寄せて来た

 

 

 





スイッチが入った蒼井は必ず強いと思ってます!
そして最近ストーリーをさらさらっと見ながら思ったんですけど、今んとこ一護が来て何かしら変わった運命…なくね??



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