ちなみに俺は因幡影狼佐戦の「この時を待ってたんだ…!」からの虚化月牙天衝が大好きです()
そして今回は俺個人的に勝手な解釈が入り込んだ話となっています!
なんかおかしい点があれば言ってください…!
(今日も作戦に向けても訓練か…ったく、俺はまだしもアイツらは育ち盛りだろ…)
世界の情勢がこんなだとは言え遊びっぽい遊びはしないのだろうか、第一この基地にそんな物は存在しているのだろうか…
(そういやあったな)
何も無いと言う理由からある意味のゴミ置き場にされてしまった自身の部屋、其処に置いてある数々のゴミ達は何処で手に入れて来たのだろうか。
(仕方ねぇ…合流時間まで周り歩くか)
空を飛んで一気に移動するのも有りだが、あの司令官曰く其れをすると防衛システム的な物が四方八方から飛んで来る様で致し方なく諦めている
捌こうと思えば捌けるが彼女達を巻き込みたくは無いと言う思いがあるからだ
「一護?何処行くんだ?」
「あ、ちょっと散歩だよ」
「俺様も連れて行け!!」
「……ったく、しゃーねーな」
外に出ようとした瞬間、貰った棺桶の中からコンが覗いて話し掛けて来た。外に出たいと言うコンに一護は最初こそダメだと言い掛けたが…
もうほぼほぼ外に出てないコンの事を思うと少しばかり後ろめたさが有り、一護が抱いておくと言う同意の元外に出る事にした
(ぬいぐるみが歩いてたりしたら31Bのアイツとかの餌食になりかねねぇ…)
そんな事を思いながら脳内で31Bに居る樋口の事を浮かべる、アイツは未だに電子軍事手帳に
『お前のその斬れ味の良い刀を見せてくれ』
と迷惑メールのレベルで送られてくる、しかも同じ被害にあっている茅森は素直に見せているらしく一護に対する催促が酷くなりつつあるのだ
セラフの研究者とはいえ斬月、そして天鎖斬月が何かの役に立つとは言い難い
「行くぞ、コン 」
「おうよ」
コンを抱え部屋の扉を開け廊下を暫く歩く、近くには白哉の部屋も有るみたいだが本人は全く使ってはいない様だった
(またアイツにも話、聞いてみっか)
30Gと未だに過ごしているみたく、白哉の優秀さが垣間見えていた
「おい一護、彼処見ろよ」
「んだよ…」
外に出て暫く歩くと、沢山の人物の名が刻まれた場所に出てきた。やけに綺麗なその場所は一瞬でセラフ部隊の隊員として戦いそして散っていった者達への墓標だと言う事を理解させた
だが今はそれよりも、その近くで泣いている少女に目がいった
「セラフ部隊にこんな少女なんていたか…?」
「バカ言え一護…!よく見ろよ!」
見覚えの無い顔に少しばかり警戒をするが、取り敢えず泣いているのを見逃せない一護は近付く
だがその少女、良く見れば身体が少しばかり透けているのだ
「まさか…コイツ、霊なのか…?」
「今更気付いたのかよ…!」
霊なら尚更放って置く事は出来ずに話し掛けようとすると、先に少女が声を掛けて来た
「お兄ちゃん…私の事見えるの?」
泣き過ぎた為か頬を赤くさせて一護を見つめる
「ん、ああ…。ってかお前こんなとこで何してんだ?」
「気が付いたら此処に居て…お母さんもお父さんも居なくて…お姉ちゃんもまだ来ないし……うわあああん!!」
「ああっ…!ちょ、おい…!泣くなって…!」
必死に宥めようとする一護とは反対にその泣き声を強めていく少女、この声量で周りには聴こえていなさそうなのはやはりこの子が霊だという確証を持たせている
「ごめんね…心配だったよね、今戻った________よ………………?」
その時だった、後ろからおずおずとした声が聞こえ振り返る。
「お前…、見えてんのか?」
「え、ええぇ…!?く、、く、黒崎さん…、何でその子見えて…っ、てか何で泣かせてるんですか!?」
「人聞き悪ぃなおい!!」
其処には31Bの柊木梢が居た。彼女は両手に色々な物を持ち其れがこの子に渡そうとしている物だと言うのが分かる
「死神代行…ですか」
「ああ、俺の街には霊が沢山居てよ…魂葬して回ってた時があったんだ」
「そうなん…ですね、だから黒崎さんの周りにはそんなに大量の…いえ、何でもありません!」
「今なんつった…?クソ怖ぇんだけど…?」
「最初は目付きが怖くって周りの子達も怖く見えましたけど、今なら全然怖くないです」
「…」
人と話す照れ笑いをしながら背筋が凍りそうな事を言う柊木に苦笑いをしながら一護は話を聞く
聞けば柊木も似た様な事をしているらしく、このセラフ基地に迷い込む悪い霊を封じる結界や其れを作る札、成仏させる左目など…
「だからお前は眼帯はめてんのか」
話が分かる人物では無いと只の厨二病と化してしまう内容だった。一護は一応は信じる事としている
「はい、もし常に外していると無差別成仏になりかねないので…もしかしたら死神状態の一護さんも…」
「やっぱりおめぇ怖ぇな…」
此処に来て最大の天敵が現れたかもしれないと思う。しかも何処となく剣八を彷彿とさせるようなしないような…
「取り敢えずこの子を成仏させようと思ってるんですけど、中々きっかけが分からなくて……」
「その左眼で成仏させれば良いんじゃねぇの?」
「其れはそうなんですけど…できれば左眼は、その…使いたくないんです」
過去に何かあったのか、突然しどろもどろになる柊木。それを詮索する程の仲でも無い為何も聞かないでおく
「そうか」
「…黒崎さん?」
代行証を取り出し死神の姿になる。死神化する瞬間を初めて見た柊木は少しばかり戸惑ったか黙って見ていた
「ほら、泣きやめよ」
「うぇ…ひぐっ…、」
(俺が何とかしようと思っては見たが、無理矢理魂葬ってのも俺の性にあわねぇ。何とか納得させて魂葬させねぇと…)
少女の頭に手を置き撫でて宥めようとする、取り敢えず手掛かりが無いかと思いつつ少女に質問をする
「お前、名前は?」
「私?私はね…”佐原ヒユ”って…」
落ち着いてきていた少女が名前を言った瞬間、死覇装の中に隠れていたコンが一瞬だけ大きな声で叫んだ
「んだよコン…」
「その名前、その上の石碑で見たぞ…真ん中辺りに書いてあった…!」
「っ!?」
コンの発言に咄嗟に上の石碑__コンが言っていた場所を見る
_______23A”佐原ヒユ”
確かに其処には書いてあった、死んだセラフ部隊隊員の1人だった
「どうしたんですか?黒崎さん…」
「石碑を見てくれ、コイツは元々第23A部隊に居た”人間の1人”だ」
「そんな事が…!?」
「あっからコイツは此処に居るんだ、多分…死んで記憶を亡くしたとしても、姿が幼くなってたとしても…多分此処で見届けようとしたんじゃないのかって…」
「そんな…」
「お兄ちゃん達…セラフ部隊…、聞き覚えある…」
さっきまで黙っていた佐原ヒユと言う少女は何か思ったのか一護達の言葉に覚えがあるのか唸っていた
「23A部隊だったんだよな、お前も…」
「23A…そうだ、皆…!」
「なっ…!?」
「え、えぇ…!?」
少女__いやどんどんと姿が大人びていく佐原ヒユ、一護も柊木も後ずさる様にして驚いていた
「…こんなに増えて、今は31まで…」
後ろの墓標を見て、悔しさに涙を浮かばせ手は血が滲むほど握られていた
「お兄さん、そしてお姉さん…迷惑を掛けてすみません」
さっきとは打って変わって落ち着いた声音で礼を言う佐原ヒユに一護も柊木も途端に敬語になっていた
「其れにお姉さん、貴方はセラフ部隊の隊員さんですよね?」
「は、はい…!」
「みっともない私なのに、諦めずに色々と有難う御座います_そしてお兄さん」
「お兄さんは止めろ…俺は黒崎一護だ」
「ふふっ…じゃあ黒崎さんで____私の名前を、彼処から見つけ出してくれて有難う御座います。私みたいな人をあれだけの中から見つけ出してくれるって…何だか恥ずかしいですけど」
「見つけたのは俺じゃねぇけど、ソイツも今は喜んでるよ」
事実である、実際死覇装の中がうるさい。黙らせたい
「見ただけで分かります、今の日本は貴方達や私達の後の代で沢山の領土を取り戻したって…。」
其処でまた涙を滲ませる、だが其れはさっきとは違う印象を持てた
「私達の死はきっと、無駄じゃなかったって…何だか可笑しいですけれど…良かった…。皆…無駄じゃ無かったよって…伝えてあげないと」
「ああ、何時までも其処に居ると。仲間に置き去りにされちまうぜ」
「あはは…、其れはそうですね…!___私が見えてるって事は、2人とも成仏はさせてくれるんですか?」
「…柊木、お前に任せて良いか?」
「えっ…!?わ、私ですか…!?」
「ああ、こう言うのは同じセラフ部隊の人間がやるってもんだろ」
「あ、は、はい…!分かりました…」
一護と変わり、柊木がその人物の前に立つ
「2人とも、優しい人ですね」
「えっ…、あはい…有難う御座います…!」
「最後に、名前を教えて貰っても良いですか?」
「はい…!__柊木梢です!」
「柊木さん…良い名前ですね、仲間にも伝えておきます。」
「はい…!」
「黒崎さんも有難う御座いました。この恩は何時か」
「おう」
礼儀正しい態度を取るヒユ、拳を突き出して来たのでなんやかんや一護も拳をコツンとぶつける
「その大きな刀…少し触らせて貰えませんか?___何だか私のセラフに似てて…」
「其れくらいなら別に良いぜ」
そう言いながら背中にある斬月を手渡すと「おっとっと…」
と言いながら受け取り柄から馴染み深く触ってく
「ふふ…有難う御座います」
「それじゃあ…いきますね」
「はい…」
柊木が静かに左眼の眼帯を取り外すと、ヒユが1度息を吸いその後下から消えていく
『柊木さん、黒崎さん、最後に気を付けて欲しいキャンサーが居ます』
「「…!?」」
『そのキャンサーは…コンクリートを砕いて潜って、私達は其れに錯乱させられ___全滅しました』
「嘘…だろ?」
「そんなキャンサーが…?」
『でも、大丈夫…貴方達ならきっと…』
其処まで言った瞬間に完全に消えていくヒユ。最後までその顔は…少女の時よりずっと、穏やかだった
「もうちょっとでフェーズ2の訓練ですね」
「ああ…」
ヒユを静かに見送った2人は、気が付けば訓練の時間が近付いており少々早歩きをしながらアリーナへ向かっていた
「でも意外でした…、黒崎さんが優しい人だったなんて…」
「俺はどう言う風に見られてたんだよ…」
「あ、あはは…目付きが悪くて男の人で怖いって…」
「生まれつきだ悪かったな!?」
「す、すいません…!!」
「ったく…」
「ヒユさん、ちゃんと逝けたでしょうか」
「さあな、でもちゃんとしたとこに逝けたんじゃねぇか?」
「そうですね、そう思いましょう!」
「…其れにアイツが言ってたキャンサーも気になるな」
「そうですね」
「取り敢えず考えても仕方ねぇ、今はお前らんとこの姉妹を何とか止める方法を考えねぇと」
「あはは…」
そうして訓練は幕を開けようとしていた。
「…此処は?」
さっきまで確か、優しい2人に見送られて仲間の場所へ逝こうと思ってた筈何だけど…
「何でこんなとこおんねんこの女………待て待て待て…!!」
「えっ…!?」
「何でお前から”一護の霊圧”を感じんねや!?」
これ書いてて思いました、3章知ってる人からするとただの悪魔じゃないすか??俺…()
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