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〜セラフ部隊基地〜
「白哉、お前んとこで分かった事は有ったか?」
「兄が期待する様な情報など持ってはおらぬ、兄こそ何か情報は有るのか?」
「俺もさっぱりだ、此処んとこずっと次の作戦の訓練ばっかでよ。変に外にも出れねぇし…」
「…そうか」
フェーズ2の訓練を全て終え1日ばかりの休暇を貰った黒崎一護はたまたま帰って来ていた白哉をとっ捕まえ話をしていた
「霊圧も白哉以外に感じる奴がいねぇ、31Bの柊木って奴は別だがな」
「…」
「第一俺もお前も何に引っかかってこの場所に来たってのが分かんねぇんだよな」
此処に来てまあそれなりに日は経っている、だが一向にこの世界から脱出する方法が見当たらない。最初は長い夢でも見ている様な感覚だったが白哉が此処に居ると言う事は自分だけの夢では無いと言う事
「私には空間が歪んでいる様に見えたが…」
「俺は分からなかった、潰される様になったからな…此処まで長ぇと石田もチャドも井上も心配してるだろうな…」
「黒崎一護、また会おう」
「え…?あっお前!?」
次の瞬間、コーヒーカップを置いた白哉が代金だけを置いて瞬歩を使い何処かへ消えた
「あれ!?さっきまで此処に確かにお弟子さんの声が…」
(…アイツは30Gの)
消えた2秒後、小さな身体を精一杯伸ばしながら白哉が消えた辺りをキョロキョロして______瞬歩を使ったかの様にして消えた。突如の事でビクッとなる一護だった
「…何だったんだ」
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〜セラフ部隊基地・フレーバー通り〜
「あ、黒崎さん!」
「一護!とうとうお買い物デビュー?」
「蒼井、其れと茅森じゃねぇか____後うるせぇよ」
2人の距離は今までよりずっと近くにある様な感じを察知して少しばかりホッとする
「そう言うお前らは何してんだ?」
「蒼井の楽器探し」
「へぇ〜、蒼井もあのバンドやんのか?」
「はい」
「もう我慢出来なくてあの二人に言っちゃって…今こうやってデート中」
「い、いえーい?」
横に居る蒼井の手を繋いでピースする月歌、蒼井も便乗して横で小さくピースをする。こんなとこユキが見たら絶叫もんだなと思いながら口を開いた
「おし分かったおめぇ無理矢理連れてんだろ」
「何でそうなるの!?」
「む、無理矢理じゃないですよ…!?」
「わーってるわーってる」
2人に手を振って笑顔で答える
「じゃまた!明日からまた頑張ろう!」
「黒崎さん、それでは…!」
「おう、お前らもな」
ポケットに手を突っ込んで歩いて行く一護を見る月歌と蒼井、一護に話を聞かれない場所まで行ってから月歌は蒼井にボソッと言った
「良かったじゃん、一護に会えて」
「…」
その一言に、蒼井は小さく頷いた
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〜ナービィ広場〜
フレーバー通りの店を粗方見回った一護は、ナービィが大量に居る広場へとやって来た。ある意味公園に近い場所では隊員達がベンチに座ったり、1本だけ生えている大きな木に凭れ掛かったりなどリラックス出来る場所だった
「はぁ…」
芝生の場所に寝転び溜め息をつく
(此処んとこ、悩んでしかいねぇな…)
今まで悩みが無かったと言う訳では無い、様々な事に悩まされて来た。だが今回ばかりは異性の…しかも本人でさえ抱えきれてない問題と来た
(井上ならどうっすかな…卯ノ花さんなら…)
個人的にそう言うのに長けている人達の顔を思い浮かべてみるがやはりヒントは何も無かった
第一水瀬姉妹の行動も謎ばかりだ、セラフ部隊が嫌なら無理矢理にでも抜ければいい
なのに何故其れをせずにしかも蒼井にばかりに固執しているのだろうか…
「あっ!一護さん!」
「…?_____お前ら、元気してっか?」
後ろから声を掛けられ振り向く、其処には31Eの6人が立っていた。相変わらず四ツ葉だけは眼を擦っており眠たそうだ
「ラフな一護さん初めて見た…」
「あのなぁ…俺を何だと思ってんだ」
「いっつも大剣背負ってる気がします…」
そう言えば31Eと行動してる時は大半死神の姿で居る事が多かった気がする
「お前らはオペレーションプレアデス…やんのか?」
確かにあれは合計8部隊で行う大掛かりな作戦と聞いていた、その中にも31Eは入っているのかと思って聞いてみる。一千子達は頷いて答えた
「でも私達は支援役です。私達は一護さん達みたいに強くないですから…」
「後方支援か、なら良かった」
何処か恥ずかしげに答える一千子達に対し一護は胸を撫で下ろすかの様にして言った
「良かった…?」
「ああ、お前らが後ろに着いてるなら後ろを振り返る必要はねぇ。思いっきり前に進めるってもんだ」
全員が、思った事と全く別の事を言われて驚いていた
(なーんか一護って時折ドキッとさせてくれる…)
五十鈴がそんな事を思いながら頬をポリポリと掻く
「…ふふっ、一護さんなら大丈夫だとは思いますが、無茶だけはしないで下さいね」
一千子がそう言い二以奈や三野里、四ツ葉や五十鈴や六宇亜が頷いた
「ああ、おめぇらもな」
「まぁ黒崎さんなら何とかして下さるでしょう?」
「俺だけの力じゃどうにも出来ねぇよ、だからこそ俺達で力を合わせなきゃならねぇんだ」
「あはは、一護らしい意見だね!」
「私達はこれで…、無事に作戦を終わらせましょう」
「ああ、頑張ろうな」
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〜尸魂界・五番隊隊舎〜
「おぉ、似合っとるやんけ」
平子が何処となくフラッと逃げて戻って来た時にはヒユは死覇装姿となっており、雛森とも打ち解けたのかワイワイ話し合っていた
「隊長!!」
雛森が平子に歩み寄りまた再びチクチクと小言を飛ばす。一見しっかり話を聞いている様に見えた平子だが顔を見れば話を聞いていない事は一目瞭然だった
「話聞いてるんですか!?」
「わったわーった…ほら、んな事よりも」
そう言いながらヒユに鞘に納められた刀をホイっと投げる
「わわっと…!」
其れを受け取り、重さに一瞬戸惑ったが何の問題も無く持つ
「こ、これって…?」
「見たら分かるやろ、ほんもんや」
「…」
鞘から刀を抜くと、白く綺麗に研がれた刀身がヒユを映す
「これは浅打つってな、俺ら死神は絶対に持つ物やねん。一護の霊圧感じんねんからお前やったら浅打、変えられるんやないんか?」
「一護さん…」
ずっと胸にひっかかるその名前、誰かに見送り出された
でも何処で…?
誰に…?
忘れた訳では無い筈なのに、分からない…
ドロっとした液体で先が見えないかの様に…
顔も…今じゃ完璧に見えなくなってしまった。寧ろ顔なんてあったのだろうかと思えるくらい…
服は1人が黒くて、もう1人は…スカートを履いていた…?
「おーい、聞いてんのか?」
「あっ…!?はい!!」
何時の間にか目の前まで迫っていた平子に驚き後ずさるヒユ、そんなヒユを平子は真っ直ぐな瞳で見つめた
「焦る必要ないねん、無理矢理記憶を呼び戻したりしても何の良い事も無いからな。ゆっくりでええから少しずつ思い出してき。」
「分かりました…」
まだ、焦らないでおこう…
_____でも、誰だっけ…何を…考えてたんだっけ
抜かせばいいんだろうけど大切で、なのにあまり長いとグダってしまう…。
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