このままの勢いで色んな作品が生まれてきてくれないかなぁ…
ヘブバン二次創作盛り上がって…()
46.新章開幕__一護と仲間
『目的地まで後120秒、降下準備をしてください』
「ああ…」
無線から聞き慣れた七瀬の声が聴こえ、ヘリの安全装置を解除する。
(霊力も霊圧ももう大丈夫そうだな…)
周りには1人しかおらず、その人物も大して話す人間では無い為、無言の時間が続いていた
死神代行、そして今はセラフ部隊となって戦っている黒崎一護。RedCrimsonとの戦いから1週間が経った今日___一護は戦線復帰を果たしていた
31Aも既に戦える状態だったが基地で休暇と言うスケジュールになっている
31Bは部隊長である蒼井とそして蒼井のセラフが直るまで部隊は休止と言う扱いだそうだ。 蒼井本人こそ意識は既にあるものの未だリハビリ等で毎日騒がしい様だ
〜数時間前〜
「富士山…?」
「ええ」
まだ日が昇りきっていない早朝、黒崎一護は電子軍事手帳の手塚司令官からの呼び出しにより司令官室へと出向いていた。其処で言い渡されたのは富士山の麓および山頂の偵察…
「また、RedCrimsonとかが居る訳じゃねぇよな?」
「そんな脅威はまだ確認されてないわ、其れにあんな物が頻繁に出てしまう羽目になれば…人類はとっくの昔に滅んでる」
「そうか…」
「話を戻すわよ、最新の哨戒部隊の報告によれば麓付近のキャンサーが減っているとの報告が入ったの」
「偶々重ならなかったってだけじゃねぇのか?」
「…その可能性も有る。だから戦闘準備だけはお願いね」
「…」
「仮面を被った貴方の戦い、見たわ」
「っ…」
触れられたくは無かったのか、一護の肩が震えた
「その事が今上の方で問題になってるの、セラフ部隊にその力を奮った事…怪我を負わせあのままでは殺していた事もね」
「ああ…分かってる」
意識がハッキリしている訳では無いが、身体が覚えている…彼女達を斬ろうと刀を奮った事を…虚閃を放とうとした事を…そして蒼井に救われた事を
「だから本来ならこの作戦を31Aに任せるのを、私が独断で貴方に任せる事にした 」
「なんで…そんな事を?」
「貴方の強さは此までの戦いで嫌と言う程証明されている、そんな戦力を失って…セラフ部隊に余裕が有ると思う?」
「アイツらも充分強いさ」
「貴方…分かっていないみたいね」
「なんだよ…その言い方」
「…まぁ良いわ。兎に角今は貴方の信頼を得る事が大切よ」
其処で司令官がソファーへ腰かけ、資料の様な物を机に置く。其処には空座町や黒崎一護、そのような単語が散りばめられていた
「…そして貴方と朽木白哉、空座町から来たって聞いたけどそんな街はこの日本にも世界にも存在しなかった」
「…」
「…貴方達が別の世界から来た、そんな非合理的な噂も経ち始めてる。このままじゃ事が公になる事を防げはしないわ」
「貴方達…一体何者なの?」
__________________________
「…」
結局その問いに答える事は無かった、正直一護自身自分がどうやって元の世界へ戻るのか…そしてどうやって此処に来たと説明して良いのか分からずに、そして忙しさの中で忘れようとしていた。只一言言えたのは…
『まだ其れに俺は答えられねぇ、何て言うかこう…説明の仕方が分からねぇんだ。でも此だけは信じてくれ』
『俺は…お前達を護る為に戦う。その気持ちに嘘偽りはねぇ』
〜セラフ部隊基地・31Aの部屋〜
「…さて、休暇だし何処か行こっか!」
1人何時もの服へと着替えた月歌が何処かへ行こうと誘いにかける、月歌も今日までは案外大人しくしていたのだがとうとう我慢が出来なくなったのか
「偶にはのんびりさせてくれ…まだ疲れが取れて無いんだよ…」
「私も…お肌が荒れそう…」
「あんな事があったし、あたしもパス…」
「ウチもパスで」
「私は…もう少し休みたいです」
「ええー!?皆同意見!?_____ちぇ…」
こうなれば1人で出ようと歩き出そうとした月歌を國見タマが止める
「月歌さんは…!あんな事があっても一護さんを信じられるんですか?」
この数日、31A全員が個人で考えてはいた。だがそれぞれ余り触れずにいた問題だった
「私は…信じたいです…、でも、あの時」
セラフを持ち味方に其れを向ける、其れだけでも國見タマと言う1人の少女の心は張り裂けそうになっていた。でも目の前で叩き伏せエネルギーをぶつけられそうになった時
恐怖が生まれた
自分の事を大切にしてくれて…自分も一護自身を大切に思っていた。だが其れを急速に塗り潰す程の恐怖を襲ったのだ
「まぁ無理も無いわな…あんな殺意向けられたん生まれて初めてやわ」
ゴロンと寝っ転がっていためぐみが胡座をかき言う。其れに続く様に全員がそれぞれ言葉を放つ
「ええ…私もどうすれば良いのか、其れに朝倉さんの肌に傷残しちゃって…」
「あの時…カレンちゃんのお陰で大丈夫だったけど、私だったらとっくに死んでた…」
1番一護と剣を交えた可憐、彼女の傷はまだ残っており東城が綺麗な肌があーだのこーだのと言う羽目になった
「あたしも正直恐怖が勝っちまったな…もし彼処で運が無ければ、あのまま皆皆殺しだぞ」
「「……」」
暫くして、その静寂を打ち破るかの様に月歌が口を開いた
「それでもあたしは一護を信じる」
「……茅森さん」
「だって一護の背中を見てた全員なら分かるだろ?何時もの一護を…一護が言った言葉を」
「……」
「皆を護る為に身体ボロボロにして戦ってるじゃん。デススラッグの時も…ロータリーモールの時も、RedCrimsonの時も」
紛れもなく何度も命を助けられた
「一護のあの力はきっと望んで手に入れた力じゃない、あたしはそう思ってる」
「…そんな根拠有るんかいな」
「仮面を初めて見せた時の一護、覚えてるだろ?」
デススラッグとの戦いで初めて仮面の姿を見せた一護、戦ってる最中も…仮面を解く時も一護の月歌達を見る目線は何処か恐怖を交えていた様な気がして仕方が無かった
___ガタッ
「「っ!?」」
その時だった、不意に月歌達の扉が変な音を立てた
「誰だ!?」
扉の前に立っていた月歌が凄まじい速度で扉を開けた
「あっやべ!?」
「え…??」
扉を開けた先に居たのは、小さな1つのぬいぐるみだった。しかも立って喋った……