死神の幻想   作:エヌラス

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新章が始まってここからは本格的に色々とやっていこうかなと思います。それに伴い3章は少しばかり長くなるかもです…、ちゃんと回収しきれるかどうかはその時の俺に任せますがもし設定上おかしいなぁ…とかあったらその時は遠慮なくお願いします!!

これからもお付き合い下さい!


47.語られた過去__1つの結論

 

 

 

よぉ!!俺様の名前はコン!!一護と一緒に空座町から此処の場所に来ちまったキュートなぬいぐるみだ!!

 

なのに最近と来たら、俺を置いて話は滅茶苦茶進むわ、一護怪我しまくるわ。挙句の果てには俺の存在が忘れられちまった!!!

 

なので俺はアイツが居ねぇ間にこっそり抜け出してやった。正直マップもクソも無いからこうやって迷子った訳だけどな!!

 

バレないでそそくさと歩いていたら扉越しに一護の名前が聞こえたもんで聞き耳立ててたらなんかバレちまったぜ!!

 

 

 

 

 

「喋る…ぬいぐるみ!?」

 

「あぁ……まぁ……」

 

「嘘つけ月歌、そんなんおるわけないや________おった!?!?」

 

逢川がそんなの居ないと、何かの見間違いだろうとベットから降りて覗く___いた

 

「クマ…??…でも可愛い」

 

「クマじゃねー!!どっからどう見てもライオンだ!」

 

「ほんとだ…!可愛い!」

 

「え、あ…」

 

奥からどんどん現れる美少女に、コンは最早クマでもライオンでもどっちでも良いやと思い始めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「取り敢えずお前が一護と一緒に来たぬいぐるみって事は分かった」

 

ひとまず騒ぎが大きくならない様にと31Aの部屋へとコンを入れ話を進める。余りにも非科学的すぎる事にユキまでもが頭を抱えていたが、取り敢えず黒崎一護の物と分かれば何となく持ってても違和感が無いなぁと言う結論に至った

 

(…やわらけぇ〜!!)

 

「ほんとにぬいぐるみだ…」

朝倉可憐と言う少女に異様に気に入られ膝の上に乗せられているコン、取り敢えず美少女と触れられてるので、何でも良いやと思いつつ堪能しておく

 

「中身もしっかりぬいぐるみか斬り裂いて確かめて見ようかのォ?」

 

「ッ!?!?」

 

一瞬、ほんの一瞬だったが朝倉カレンが居た方向から途轍もない殺意を感じた。驚いて振り返るが目に映ったのは、不思議そうな顔で此方を見る可愛い可憐の顔だった

 

(はぁ…ビックリした、だよな…こんな可愛い奴がそんな物騒な事言う訳無いよな)

 

 

「でも1番最初から一護と一緒に居るならさ、一護の話とか聞かせてよ!」

 

「そうですね!一護さんの事聞かせて下さい。何時も一護さんに聞いても答えてくれないんですよ…!」

 

「え?あー…まぁ良いぜ!」

 

別に言ったとしても、大して何も変わらないだろうと思い、自分が一護と出会った時から話し始めた。どうして一護はああなったのか…

 

護る為に死神の力を手に入れ、死神として活動し始めた事。

 

ルキアを助け出す為に自らの斬魄刀の魂を引き出し隊長達と渡りあった事。

 

 

井上織姫を助け出す為に虚圏へ乗り込み破面と戦ったこと。尚此処にコンは居ない

 

 

藍染惣右介を止める為に最後の月牙天衝を会得し、漸く互角に渡り合い___死神の力を失った事。此処にもコンは居ない

 

 

1度は失った力を取り戻すべく完現術へと手を伸ばした事。漸く会得したと思えば全てを奪われ、其れでも諦めず手を伸ばし続け____

 

 

そして再び死神の力を取り戻し、初代死神代行を倒す為に刀を振るった事。

 

 

 

 

 

 

「うーん…余りに非現実的と言うか何と言うか、この世界でそんな事が起きてるとは…」

 

全てを話終わった後に月歌が最初に言ったのはその一言だった

 

「あれだけだけ強いと納得せざるを得ない…」

 

「でも待ってくれ、この日本には過去に空座町なんて存在してない…」

 

電子軍事手帳を見ていたユキがそう言う

 

「て事は…外国?」

 

「いや、空座町を漢字で書くなら日本しか無い筈だ…だが…」

 

「うーん…?どう言う事だ…?」

 

「オレも分かんねーんだよ…ある日部屋でボケーッとしてたら気が付いたら一護と一緒に荒廃した場所に立っててよ…」

 

「何それ…まるで異世界転生みたい…!」

 

突然、黙って話を聞いていた東城が目を輝かせた

 

「ああ、東城は最近そう言うの読んでるんだっけか」

 

「ええ…!!まさか其れを本場で体験してるなんて…!」

 

「本場の異世界転生って何だよ…」

 

「兎も角、オレ様も何で一護が自分の事を話したがらねぇのか良く分からねーんだよなぁ」

 

コンが腕を組む、月歌達も首を傾げていた。だがユキだけは違っていた。なんなら納得している節も有った

 

「当たり前だろ…こんな話されてもあたしらで信じる奴は少ねぇぞ?」

 

「確かに…、そしてあの仮面の力も望んで手に入れた物じゃなかったのね」

 

「あんなデタラメな力、元々普通の人間が持って良い物じゃない筈…其れを1人抱えているって、どんな気持ちなんだろう…」

 

可憐がそう言い、指先を合わせる

「取り敢えず、其れが分かっただけでも良しとしようぜ。あたしらも一護の仲間だし一緒に寄り添えば良いじゃん」

 

「まぁ…そう言うもんなんやろな」

 

ひとまず一護の過去、そして悩みの種となっていた仮面の力…其れら全てが知れた事に安堵し、同時に一護への恐怖が消えた31Aだった

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________________

 

 

 

 

 

〜浦原商店〜

 

 

(黒崎サンも朽木サンも消えた…霊圧の痕跡も此処まで日が経てばもう分からなくなってしまった)

 

大型機械に囲まれながら様々な資料を手に取る男___浦原喜助。彼もまた今回の事件の解決に尸魂界と共に解決しようとしていた___尚涅マユリからは猛反対されたが総隊長のある意味のゴリ押しである

 

(其れにあのヒユさんと言い…、そのDNAがこの世でも尸魂界でも…なんなら虚圏の物とも一致しない。今じゃ彼女の中の黒崎サンの霊圧も小さな光になった)

 

山積みになる問題、だが其れを解決する術が今は全くもって浮かばない。一種のお手上げ状態だった

 

 

だが空座町が何者かの大型生物により破壊された事は確か、今でもニュースになっておりマスコミやオカルト好きが騒いでいたりする

 

(あの日に黒崎サンは死神で外に出ていた…つまりその生物が黒崎サンを連れ去った。だがどうやって…)

 

そもそも破面だとしても今の黒崎一護を連れ去るなんて到底出来そうには無い、其処まで強くなった彼を連れ去るレベルの敵…

 

今の尸魂界が対処出来るレベルなのだろうか

 

(此はもう1つの世界がどうこう言ってる暇じゃない)

 

この世界の隅々まで居ないとなれば、其処で辿り着く結論は1つだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐らく黒崎一護と朽木白哉は何らかの手段により別世界へ飛ばされ_________

 

 

 

そしてその鍵を握るのは何者の成分も一致しないヒユと言う少女

 

 

 

 

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