これからそのつまらなさを消せるような、そんな感じのものをかけたらいいなと思う今日この頃です()
ヘブバンすら終わってないので最終回はまだまだ先かもですねぇ…
それともヘブバンという世界に一瞬だけ存在していた存在なんてことも……
〜ナービィ広場・ベンチ〜
「最近どうだ?」
「蒼井はまだまだ先になるかもですが、皆さんはもう復帰出来そうですよ!」
ベンチに腰をかけ座る黒崎一護とその横に杖を抱えながら座る蒼井えりか、恐らくここ数日で特に回復が著しいのは蒼井だった
(あの薬まだなんかあんのかよ…)
内心そう思いつつもあるが、蒼井自身の力だとも思える。今の蒼井からは、嘗ての暗さは全て消え去り、年相応の感情を見せるようになっていた。いちごやすももとも上手くいっている様で彼女の空白の時間を埋めていってくれそうだった
「今回の作戦は、前にも同じ様な作戦が出された事が有ったんです」
「そうなのか?」
突如話題を変えてきた蒼井が言ったのは、現在軍が総出であげている作戦だった。
「はい、前も様々な部隊が出撃しましたが…」
そこで押し黙る、一護も今も取り返せてはいないと言われた時点で察してはいたが…
「全滅、若しくは退却し放棄したと…」
「やっぱりかよ…」
「その途中にあるイージスタワーと呼ばれる物も廃棄されました」
「イージスタワー…、なんだよそれ」
「私も其処までは分からないんです、噂話では今ではセキュリティが作動し誰も入れない場所になっているとか…今回の作戦の中には恐らく其れを取り返す名目も有る筈です…」
耳打ちするかの様に言った蒼井に特に違和感を抱かなかったが少ししてハッとなる
「お前…もしかして俺達がコソコソしてるの知ってるのか…?」
「ふふっ…茅森さんのせいでバレバレですよ」
何となく予想が付き頭を抱える、蒼井にはプライベート時に話してしまっているらしい
「大丈夫ですよ、考える時間は蒼井にもありました。そして今まで亡くなった人達を思えば…なんだか違和感が有った様な気がして」
「そうか…」
「もし上の人達が何かをしているなら蒼井には許せないです…、なので蒼井達も協力する事にしました。いちごさんとすももさんは一護さんに恩があるって」
「更に広がった…」
最早このままにしておけば31全ての部隊がこの暗躍に関わり兼ねない…
「この事は内密に頼む…、本来ならお前達も巻き込む訳にはいかねぇんだけどな…」
「今更何を言ってるんですか、蒼井達は仲間を見捨てないって言ってるんです。早速此処で見捨てられない状況があるんですよ」
笑ってそう答える蒼井。
「お前…なんか変わったな」
「そうでしょうか…?____だったらそれは茅森さんと一護さんのおかげです!」
「俺ァなんにもしてねぇよ…」
「そういう訳でもありません、一護さんのおかげで今まで多くの方が変わられました。蒼井もいちごさんもすももさんも…きっとこれからも多くの人や運命も変えてしまうんだろうなって蒼井には思えます」
「……」
「だから今回もきっと大丈夫です、皆さんと力を合わせれば上手く行きますよ!」
「有難う、蒼井」
そう言ってお互い他愛も無い話を続けていく、彼女達にとっても一護自身にしてもこう言う時が一番の幸せになる事が多かった
(俺が向こうの世界に帰るまでにどれだけの奴らと話せるんだろな…)
ふとそんな事を思い、心がぽっかりとする様な気に襲われた
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〜数時間後〜
「て事で始まりました!!31Aと30Gの親睦会!!」
「「おー!」」
「…」
蒼井と話て数時間が経った。特にやる事も無い為に近い作戦の事を考えていると月歌から連絡が掛かり今に至る
(まァ…アイツらしいっちゃらしいか)
辺りを見回すと店には自分達以外誰一人おらず店員が此方をじっと見つめているだけだった
「こんな夜に誰もいねぇのはこの基地じゃ珍しいな」
「茅森さん達で貸切にしたんだって」
「貸切…、めちゃくちゃするじゃねぇか…」
後ろから可憐にそう言われ頭を抱えた。少し前に31Aの部隊長はかなり無茶苦茶をすると軍の人間の話がチラッと聞こえた際にはもう頭を抱えていた…
「だがこうやって作戦前に仲を深めると言うのも大事だ、その点は月歌に感謝だな」
「ユイナ先輩に感謝された…!やったね」
小さくガッツポーズを決める月歌を見ながら立っていると、ふと目線外から声を掛けられた
「貴方がセラフでも無い刀を振るう死神さんですか?」
声が聞こえる、だが周りに居る気配がしない。上を見ても右を見ても左を見ても……姿が見当たらない
「え、何ですか?絶対わざとやってますよね…!?」
「あ、下か」
下を見ると、國見タマと対等位の…もしかしたらそれより小さい女がちょこんと一人立っていた
「下かって何ですか!?初対面で失礼ですよ!!」
ムキーッと地団駄を踏みながら文句を言う少女に対し一護はどう対応しようかと困る。と言うか一体何処の部隊だろうか…
「今、此処は貸切だ。飯なら別の場所が有るぜ」
「最早、部外者扱い!?とことん失礼ですね貴方はぁ!!!」
「…??」
「よせ小笠原、黒崎一護が困っているだろう?」
そう言いながら二人の間に入ったのはまさかの白河ユイナ。其処で一護はハッとする。
「お前…30Gなのか?」
「何ですかその顔ぉ!?私登場してからずっと先輩としての威厳見せれてませんよ!?」
「彼女は小笠原緋雨、戦闘能力は部隊の中で最強とも言えるだろう。其れに……」
まだギャーギャーという小笠原に聞こえない様にしようと距離を詰め一護へと耳打ちをする
「彼女のセラフは訳あってハンドガンでな…、普段腰に着けてる刀も使う事は無いんだ…。同じ刀使いを他に見つけて嬉しいんだろう…」
「あー…」
頭を搔く、と言うより最早なんだか可哀想になってきた。セラフは本人の一番気力が湧く物に近いとか言ってなかったか?と思いつつもひとまず無礼を詫びようとする
「悪ぃ…」
「同じ刀使いとして最悪のファーストコンタクトですよ全く…」
「んで、何で俺に声掛けたんだよ…?」
「切り替え早くないですか…?___まぁ良いでしょう」
コホンと咳払いして一呼吸、腰に掛けてある刀…その刀身を少しだけ見せる。
「っ!?」
「えっ…なになに!?」
「やはり始まるか…」
突如店の空気が冷え、全身が殺意に貫かれたような感覚に襲われ反射的に代行証を取り出す。月歌達も驚き身構えたが月城達はやれやれと言わんばかりに溜息を吐いた
「ふっ…!!」
目を見開いた小笠原が一護の代行証を手から弾き落とす。
「っ…、てめ…っ!」
「わたしと少しだけ、手合わせしませんか?」